六甲縦走キャノンボールラン完走!!往路編

六甲縦走キャノンボールラン、完走した!! 往路8時間26分、復路10時間44分。トータル19時間10分でした。
夜10時のスタートということで時間の余裕があったので、交通費節約のために大江橋から阪神梅田まで歩いて、山陽電鉄に乗り継いで須磨浦公園に向かった。須磨駅ではキャノンボーラーがたくさん乗り込んできたが、みんな若そうで、ロードレースでよく見かける私と同年代のような人間はまったく見あたらない。
ナンバーカードをもらって用意をする。寒いのでスタート直前までジャケットを着ていたが、ファイントラックのノースリーブシャツの上にいつものながそでスポーツシャツで走ることにする。
そして今回の秘密兵器はストレッチストッキング。と言っても SKINS のような高価なものではなく、以前に鎖骨骨折した時に全身麻酔の手術による血栓予防のために使ったものをもらってきたやつ。これをタイツの下にはいた。
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ちょっと遅れる人がいるとのことで、スタートが10時15分になる。そんなノリの大会なのだ。
その人は何と、ランパン一丁に上半身裸で、荷物のザックをかついで改札から出てきた!! 昨年のビデオで。吹雪の中をランパン一丁、上半身裸で走っていた人だ。
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復路は宝塚スタート組と同時スタートなので明朝7時30分。自分としての制限時間は9時間30分だったが、この遅れで15分余裕が減ってしまった。できれば宝塚のローソンでカップ麺を食べるだけの時間の余裕がほしい。
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宝塚に向けていよいよ100名以上がスタート!! 結構みんな速い。最初は集団なので周りのペースに合わせて走っていたところ、旗振山を越えたところでコースミス。すぐに気が付いて戻った。
おらが茶屋のエスケープルートはみんなそちらへ行った。
不安だった須磨アルプスを無事通過すると気分が楽になったが、はたして明日、ここまで戻ってこれるのか、もし戻ってこれたらその時、心身がどんな状態になっているのか、そんなことが頭をよぎった。
横尾の住宅街に入る。このあたりに最初のエイドがあるはずだが、そういう気配はまったく無し。
妙法寺のショートカットもみんな知っている。
いろんな場所で神戸やその他、きれいな夜景が望めるが、そんな感傷にひたっている余裕はまったく無い。
菊水山の登りの手前でパワーバージェルを補給。最初のペースチェックの目安となる菊水山は、これまでの2回の試走よりも速いタイムで到着して、うれしさ半分、不安半分というところだが、今回は攻めるということでこのまま行くことにする。
大龍寺近くのエイドが見えてきた。ようやく補給できると思ったところ、ギャグ写真を撮っただけで、まともな補給食は無しでがっかり。
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前回は市ヶ原でおにぎりを食べて登りに備えたが、今回はエイドが充実していると思っていたので、軽量化のために補給食は万が一のための小豆モチ1個だけしか持ってきていない。スタート前にしっかりと食べてきたので、今日はこのままスルーして登りに入る。
後ろから追いついてきた人としばらくしゃべりながら登る。私はどちらかと言うと一人マイペースで黙々と行きたいタイプなので、しゃべりながら行くのはあまり好みではないのだが、気さくな感じの人で、なんだかんだとこの人とは最後まで付きつ離れつ、一緒にゴールすることになった。
しかしこのあたりから脚筋疲労を感じるようになってきた。私が前を走っているのでついついオーバーペースになってしまっているような気がするので、先に行ってもらう。
最後の階段のショートカットもしっかり見つけられて、掬星台に到着。この登りも試走よりも速いタイムだったが、今度こそと楽しみにしていたエイドにまた振られる。
ここで覚悟を決めてたった一つの補給食を食べることにする。そして寒いのでジャケットを着る。
一旦離れた彼氏とまった一緒になり、記憶を頼りにルートを正確にたどる。
ガーデンテラスの少し手前のところで今日、初めて、エイドらしいエイドに出会う。食べ物は無いが、あたたかいポタージュをもらって、腰を下ろしてのんびりする。これはおいしかった。
いつものショートカットもしっかり見つけられて、ほどなく一軒茶屋のエイドへ。今度はトマト味のマカロニ入りスープ。ついでに小さな稲荷寿司も一つもらう。のどにつまって戻しそうになるが、何とかこらえた。
お腹が落ち着いたところで再スタート。東六甲縦走路に入るときに4人ほどの集団になっていたが、私は下りが遅いのでみんなに先に行ってもらう。やはりすぐにみんな見えなくなってしまった。
まだ7時半のスタートまでは2時間以上余裕があるので、何とかカップ麺が食べられるくらいの時間はありそうだ。
下りなので追い抜かれるだろうと思っていたが、登ってくる人以外は誰も会わずに塩尾寺まで来た。
車道の下りになるとますます脚筋疲労を感じる。この後、何人か抜かれたが、下りで極力脚を使わないようにして、湯元台広場に到着した。8時間26分。目標の9時間以内をクリアして、試走よりも速いタイムで往路を終えることができた。
これでここで45分ほど休憩できるのが良かったが、その間に脚筋疲労がどれくらい回復できるかが大きな問題だ。しかし体感的には試走時よりも疲労感が少ないように感じる。やはりこれが大会というものなのだろう。