鯖街道所感

鯖街道は初めてだった。まだ残りが10km以上あるとは言え、後はおおむね下り基調の車道と河川敷なので、距離はさておいて地形的にポイントになるような所は無いので、おおむねコース全体のイメージを得たと言っても良いだろう。
まだ本番を迎えていないのにこんなことを言うのも何だが、正直言ってあまり楽しくないコースである。
コースの半分以上は車道。トレイルの部分もかつては林道で、別に良い道ができたために車が走らなくなって、かと言って雰囲気が良いという訳でもないので歩く人もあまりいなくて荒れているというような部分が多い。
試走したのは土曜日だったにも関わらず、トレイル部分では最後までただの一人も出会うことが無かった。
八丁平も保護のためかいたるところにネットが張られており、せっかくの湿原の景観を著しく損ねている。
そこそこ気持ちが良かったのは前半部分だけだった。後半は八丁平周辺以外は道も荒れていて、杉峠手前は廃車や大型ゴミがいたるところに散乱していて、目を背けたくなるような状態だ。
鯖街道という歴史的な意味が無ければほとんど存在意義が見いだせないようなコースだと感じた。
大会そのものはかなり評判が良い。エイドが充実していて、総合的に見て参加費1万円は現在では他の大会に較べると割安ということらしい。
そんな評判に惹かれて今回エントリーしたのだが、コースそのものに関して言えば何度も走りたいと思えるようなものではないと感じた。