八ガ岳スーパートレイルを終えて

八ガ岳スーパートレイルは自分としては微妙な結末だった。
完走はかなり難しいとは感じていたが、六甲縦走キャノンボールの時のように、中盤以降粘ってあわよくば完走という気持ちも少しはあった。しかし現実は厳しかった。
が、冷静に振り返ると、97km まで行けただけでも得るものはあったように思う。最後の方は気持ちは諦めムードだったけれど、肉体的な疲労感は極限状態ではなかったし、まだ多少の余裕はあった。
相変わらず苦しくなると弱気になって止める口実を考え出すのはいつも通りだったけれど、第2関門手前のエイドで本降りの雨の中、気持ちを切らさずに走り出せたのは明らかに進歩だった。
今回の結果にはまったく満足していないが、今年になってからロングトレイルを目指して経験を積んできたことは、少しずつ成果として現れていると思う。
走っている最中は、もうこういうことは辞めてもう少し短い距離でうまく走れる大会を目標にしようと考えていたが、のど元を過ぎると再挑戦しようという気持ちになってくるのは昔とまったく変わらない。
幸い、来月末の六甲縦走キャノンボールに往復でエントリーしているので、次はこれを目標にしてまた頑張ってみたいと思っている。