宝塚から六甲縦走

今日は予定通り、宝塚から六甲を縦走してきた。
5時12分の始発に乗って、宝塚到着は6時45分くらい。家を出たときはまだ暗かった。昨日までとはうって変わって、少し寒い。

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湯本台のローソンの裏で支度をして、7時前にスタートする。いきなりの急登は息が上がらない程度にじっくりと。25分ほどで塩尾寺を通過して、55分くらいで大谷乗越。次の車道から山道へ入る分岐を見落としてしまったが、すぐに道が途切れていたので少々のロスで助かった。
気温もやや低めの快晴で、樹林帯の中を快調に進む。1時間50分ほどでドライブウェイに出た。体感よりは時間がかかっているが、あせらないようにしよう。
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日射しを浴びるようになったので帽子をかぶって、少し空腹感を覚えたのでジェルを補給する。
ガーデンテラスへ向かう山道の分岐は一瞬忘れそうになった。
ガーデンテラスは一瞥しただけで通過して、前回のキャノンボールで通過してしまったアゴニー坂への分岐もしっかりと確認して、スタートから3時間半ほどで掬星台に到着した。ここで今日初めて腰を下ろして大福餅を食べる。
前回のキャノンボールの往路や試走で、須磨からここまでおおむね5時間くらいだったので、これなら今日の目標の8時間は何とかいけそうと思った。
下りのショートカットも間違えずに通って、快調に下って行く。しかしモチを食べた後に急な下りでお腹に衝撃が加わったせいか、下腹部に鈍痛を感じるようになってしまった。走りにさしさわるほどではないが、あまり気持ちのいいものではない。
下りは思ったより長かったが、前回若干の大回りをしてしまった箇所も本来のルートを辿って、市ヶ原へ下りてきた頃にはお腹の具合も回復していた。
六甲縦走は宝塚から須磨へ向かう場合、実はここからが正念場だ。細かいアップダウンの繰り返しで、これがボディブローのように効いてくる。あせらずにじっくりと歩みを進める。
鍋蓋山の下りは難渋した。ソールのすり減ったジョギングシューズできたので、細かい砂のかぶった下り坂で何度となく足を滑らせた。キャノンボールの復路ではこんなに難渋した記憶が無いのだが、あのときはトレランポールを持っていたせいかも知れない。
いずれにしてもこのジョギングシューズは今日で引退してもらうことにしよう。結構愛着を感じていて、生駒のトレイルは何度も行ったし、先週のマラニックもこれで走った。別れるのは寂しい気持ちもあるが、私のような走りのへたっぴいがいつまでもこんなシューズを履いていたら、いつか大きなケガをするだろう。
菊水山の下の迂回ルートもしっかり確認して、菊水山ではまたベンチに腰掛けてジェルを補給した。
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菊水山の下ではいつもの水場で水分補給。上部にゴルフ場があるのが気になるが、これまではお腹をこわしたことも無いし、常用するわけでもないので、まぁいいだろう。
鵯越を越えると今回の目的のハイライト、丸山の住宅街に入る。前回のキャノンボールの復路では、思いがけないルートミスに苦しめられた。
たまたま宝塚をスタートして追いついてきた人がいて、ポイントを教えてくれたので、今日は迷うことなく通過できた。
しかしこのあたりまで来るとさすがに疲れを感じてきた。高取山の登りは結構苦しかったが、キャノンボールの復路でもしっかり登っていたことを思い出して、何とか歩みを止めずに登り切った。
下りでは空腹感を覚えて、半分壊れたベンチに腰掛けておにぎりを食べた。8時間での完走はもうムリだと観念した。しかし何とか8時間半以内では走りきりたい。
妙法寺を越えたら高速のトンネルをくぐって、須磨アルプスへ向かう。ノドが渇いた。水分はまだあるが、冷たいものが飲みたい。
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須磨アルプスは馬の背の核心部を越えてからの登りが苦しかった。しかし何とか止まらずに進み続けて、例の階段を下りて、高倉台のピーコックでコーラの500mlボトルにありついた。この様子なら9時間くらいかかりそうだが、もうタイムはどうでもいい。
フラットな部分ではまだそこそこ走れている。これでこのタイムなら、本番ではどうなるのだろう。かなり不安を感じる。
旗振茶屋は大賑わいだった。しかし明石海峡大橋の遠景はやはり気持ち良かった。
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六甲縦走は須磨ゴールの方が気持ちいいと思った。終盤のアップダウンには苦しめられるが、この光景は何とも言えない。ここまでやってきたご褒美のようにも思える。
最後は石段をどんどんと下りて、9時間弱でようやく須磨浦公園駅に到着した。当初は8時間くらいで走って、そのままJR須磨駅まで走ろうと思っていたのだが、須磨浦公園駅からの電車の本数が思いのほか多かったので、ここでお終いにすることにした。
木陰で軽く着替えて、売店でビールを買って、ホームのベンチに腰を下ろした。