淀川市民マラソン Did Not Start

朝、5時半に目覚ましで起きた。
新聞を取って、朝食の用意を始めたが、身体がレースを走ることを嫌がっていることがはっきりとわかる。しかし故障も無いので、止める口実が見つからない。空は曇天だが、天気予報では雨は午後から。
初マラソン以来、マラソンの前はモチと決めていたのだが、今回はあえていつも通りのパンにした。ただしいつもより1枚多い、6枚切り3枚。コーヒーを飲んで、少しゆっくりして、7時過ぎに家を出た。
乗り換え無しで守口まで行って、会場まで人波より少し遅れてゆっくり歩く。河川敷の堤防へ上がる階段で、これは今日はダメだと感じた。はやり超回復は起こらなかった。
まずは参加賞をもらおうと交換場所へ行ったところ、何かとんでもない列になっている。一瞬、走り終わってからにしようかと思ったのだが、まだスタートまで時間もあるので、蒸しパンを食べながら列に並ぶことにした。昨年はこんなことは無かったと思う。
トイレの列はそれほどでも無かったが、荷物預け用のビニール袋をもらおうと思ったところ、今度は参加賞よりもはるかに長い行列になっている。あまりの長さに、並ぶ気力が湧いてこない。こんなことも昨年はなかった。
私は人混みが嫌いなので繁華街などは滅多に行かないし、特に行列に並ぶというのは大嫌いだ。参加賞とトイレの列で、今日の行列待ち忍耐力はもう使い果たした。
どうしようかと一旦縁石に腰を下ろしていたら、少し小雨が落ちてきた。荷物は別に預けなくても走ることはできるが、今日は次第に雨になる。雨を防げるものは持ってきていないので、そのあたりに置いておくと戻ってきた頃には着替えが雨で濡れている可能性がある。
何とかギリギリで持ちこたえていた気持ちが、ここでついに切れてしまった。今日は走るのは止めよう。走り出したら調子が出てくるなんてことは、今日は絶対にあり得ない。折り返して戻ってきて、ちょうど会場のあたりがハーフ地点になるが、多分ハーフまですらまともに行けないだろう。こんなに参加人数の多い大会で、序盤からとぼとぼ歩いているのを抜かされていくのはあまりに忍びない。
最初から4時間以上のつもりで行けば走れるかも知れないが、ロードのフルマラソンではまだそれだけはやりたくない。とにかくスタートするだけはして、行けるところまで行くべきという気持ちも無くはなかったが、このところの数レースは結果はさておき、歩かずに完走するということだけはやり遂げてきたので、そこには拘りたいと思った。
会場に向かう人波がほとんど無くなるくらいの時間になって、早々に帰路についた。ちょうど守口駅のホームに上がった時に、9時40分のスタートの花火が上がったが、悔しいとか後悔とかの気持ちはほとんど湧いてこなかった。