木津川マラソン

昨日は木津川マラソンを走ってきた。今シーズン初めてのフルで、フルを走るのは昨年3月の篠山以来だった。
天気予報では午前中は雨模様とのことだったが、何となく止むのではないかと感じていた。
前回(一昨年)初めて参加した時は、駅から会場まで時間がかかるのがうっとうしくて、家から会場まで自転車で行ったのだが、途中にちょっとした峠が3カ所ほどあってとてもアップとは言えないくらい疲れたので、今回は自転車は長尾までにした。
長尾までの間は少し小雨が降っていたが、京田辺についた時にはすっかり止んでいた。
橋の下の濡れない場所に荷物を置いて、少しアップ。最近はフルではほとんどアップ無しでスタートするのだが、今日はチームのユニフォームのランパン、ランシャツで走ろうと思っているので、少し身体を温めておきたかった。
ランパン、ランシャツにアームウォーマーと手袋でスタート地点に並んでいたら、突然雨が!!。そばにいた人が『早くスタートしてくれ!!』とぼやいている。同感。
今日の戦略は心拍数を基本にして走ること。これまではフルでも心拍数が160くらいまで上がっていて、結局終盤大きく失速するというパターンを繰り返してきたので、ペースは気にせずに心拍数が150台の前半くらいで走ることを心がけることにした。そのまま最後までというのが目標だ。
結構前の方からスタートしたが、道が狭くて渋滞して、最初の1kmは6分近くかかってしまった。自分のリズムで走れるようになったのは3kmあたりで3時間半のペースランナー集団を抜いてからだった。
最初の5kmは24’14″。スタート直後の渋滞で1分くらいはロスしているので、まぁこんなところだろう。心拍数はおおむね目標値で推移している。
10kmあたりで折り返してから少し向かい風気味になったが、そんなに気になるほどではない。ペースはおおむねキロ4’40″前後というところ。体感的にもそんな感じだ。この5kmは23’31″。
道が狭くなると折り返しへ向かう集団と交錯してわずらわしいが、これは如何ともしがたい。雨上がりなので所々おおきな水たまりがあったりして、横の芝生を走らなければならない場所もたくさんある。
時々心拍数が160近くまで上がることがあるが、それを確認すると少しペースを落としてムリをしないようにした。たまにキロ4’30″くらいまで上がっている時もあるが、きつさを感じていなくても心拍数を落とすようにした。
15kmまでの5kmは23’30″。調子は上々だ。
20kmの手前で会場の場所に一旦戻ってくる。応援らしい応援があるのはここだけ。クラブのベテランの方がボランティアをされているのに出会う。
ペースダウンをした感じはまったく無かったのに、何故か20kmまでの5kmが24’08″。あれっと思った瞬間、前回のことを思い出した。前回は1kmごとにペースをチェックしていたのだが、15kmから20kmの間のどこかで、異様にペースの遅い所があって、その時もここの5kmのタイムが非常に悪かった。
その時は、その後ペースアップもしていないのに、20kmから25kmのタイムがずいぶん上がって、これは距離表示がおかしいに違いないと感じていた。それを思い出したので、ここでペースを乱さないようにした。
帰ってからGPSの距離を見てみたら、この5kmは5.17kmあった。GPSでも誤差はあるとは言え、河川敷のフラットな場所で5kmで170mの誤差というのはあり得ない。いくら未公認の大会とは言え、この誤差は大きすぎるだろう。
案の定、今回も25kmまでの5kmは23’14″で、普通なら意識してペースアップしないと上がらないくらいのタイムだ。体感的にはむしろペースダウンしかけている感じだったのに。
20kmを過ぎたあたりから、このところ違和感のある股関節右側の痛みが少し出てきた。せっかくこれまで思惑通りの走りができているのに、こんなことでペースダウンということだけは勘弁してほしい。
25kmを過ぎたあたりまではいい感じで、今日はこのまま最後までいけるのではないかと感じていたが、30km手前あたりからいつもの状態になってきた。そのせいか、股関節の痛みは消えていたのだが。
30km過ぎの折り返しを過ぎたあたりでクラブの快足ランナーが失速しているのを追い抜いて、一時はこの程度のペースダウンで最後まで行けるかと思ったが、35kmあたりではついにキロ6分近くまで落ちてしまった。
こうなるともう挽回は不可能なので、給水ポイントではバナナやパンを取って、少し歩きながらしっかり補給ということを繰り返した。昔なら一度止まるとリズムが崩れてペースが落ちてしまっていたが、今はむしろ少し歩いてもしっかり補給した方が、その後少しまともに走れるようになるので、トータルではタイム短縮になる。
3時間半のペースランナーにも抜かれて、もはやタイムを縮めたいという気持ちはまったく喪失している。
あと1kmくらいになるとゴールの橋がはっきり見えてくる。しかし今日はずいぶん遠くに見える。
橋をくぐる手前で声をかけてもらったクラブのベテランの方に何とか手を挙げて反応して、ようやくゴールにたどり着いた。30kmを過ぎてからは時計はほとんど見ていなかったので、どれくらいのタイムでゴールしたのかその時はわからなかったが、いずれにしても3時間半は越えているだろうと思った。
結果的には3:32:38。結局いつも通りのタイムという結果になった。心拍数も終盤は130台まで落ちて、最後までしっかり走るという目標はまたしてもお預けとなった。

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