大阪42.195kmマラソン

今日は篠山の日だが今年は止めて、長居の周回道路を15周するという大会に参加することにした。ずいぶん以前に2回ほど参加したことがあるが、久しぶりだ。新体蓮の主催で、こぢんまりした私好みの大会。とは言ってもフルの参加者は800人くらいになっていた。かつては300人くらいだったと思うのだが。
雨の予報だったが、朝には止んでいた。おかげで傘を持ってでるのを忘れた。気温もさほど低くない感じ。ちょうど木津川と同じようなコンディションだ。
今日のテーマは、フルをきっちり走りきれるペースを見つけること。キロ5分くらいで入って、余裕があれば30kmあたりからペースアップしたいと思う。
ウエアは木津川と同じく、ランパン、ランシャツにアームウォーマー。ただしチームのユニフォームは避けた。
以前は時計台の所からスタートして、そこがゴールになっていたのだが、ゴールが第2競技場のトラックになって、その分の距離調整のためにスタート地点が時計台から少し先へ行った場所になっている。
1周を14分で行くと3時間半くらいになるので、これが基準タイム。1周目はおおむね予定通りの13’53″。しかし予想外に余裕が無い。心拍数も木津川の時より10くらい低いのに、そんな余裕はまったく感じられない。これでは終盤ペースアップどころか、このペースをキープするのも難しいのではないかと感じざるを得ない。
おおむねこのペースを維持していたが、10kmあたりから股関節の違和感が出てきた。突然、力が入らなくなって足がガクガクする症状だ。木津川でも一時症状が出たが、ほどなく消えたので、今回もそのうちに消えてくれるだろうと思っていたが、以外としつこい。もしひどくなるようであれば走り続けることはできない。
早くも意欲が減退してくるが、ペースはあまり落ちていない。ただ、このペースを最後まで維持するのはもう絶対にムリだろうと思った。となると、木津川のタイムをはるかに下回るということになる。
そんなことを考え出したら一気にモチベーションが下がって、15kmあたりからは本気でリタイアを考え出した。こういう周回コースはどこで止めても簡単に会場に戻れるのが難点で、調子が悪くなるとリタイアの誘惑との戦いが厳しくなる。
20kmでは木津川よりも5分近くも遅いのに、余裕はまったくない。最近のダメレースでも30kmくらいまでは何とかペースを維持しているのだが、目一杯遅いペースで出たはずの今日は、すでにペースダウンが始まっている。
股関節の症状はちょっと小康状態という感じ。たまに出現するが、続くことはない。ここであの症状が続けば間違い無くリタイアだが、何とかギリギリで持ちこたえている。
ただ、心の中ではロードレースはもうこれを最後にしようという気持ちが固まってきた。クラブに入ってまともな練習を再開して3年少々。いくら練習してもまったく結果が出ない。さすがに気持ちも折れてきた。
そう決めると、最後のレースがリタイアで終わるのは何とか避けたいという気持ちが出てきた。もうタイムはどうでもいいので、ゴールだけはして最後にしたい。
時々足がガクっとしてよろけそうになるが、何とか踏ん張って走り続ける。ここで転倒などしたらおそらくそこで終わってしまうだろう。
いつも通り、最後の5kmはキロ6分まで落ちて、結局3:44:34でゴールした。ここ3年で最悪タイムだった。
こんなレースばかりではまったく楽しめないし、レース前の心境ももう期待感などほどんど湧いてこない。キャノンボールの前に感じるようなわくわく感など微塵も無い。
もはやこれが潮時だと思う。レースはいつでもあるので、また走りたくなったらその時に走ればいいだろう。
今日のところは自分に『お疲れさんでした』と言ってやりたいと思う。