サンドイッチ山

このところハードな週末が続いていたので、今週は少しゆっくりしたいと思っていた。幸いなことに天候も今ひとつだったので、のんびり過ごすことができた。
サンドイッチ山のことを知ったのはつい最近のことで、たまたまネットで枚方市最高峰が『サンドイッチ山』ということを知った。山と言っても三角点があるわけではなく、厳密には山ではなくて『最高標高地点』ということになるのだろう。
交野の山へ行くときはいつも交野山が最高峰だが、山名からわかるようにこれは交野市の山である。枚方市の最高地点が実はこのコースのすぐそばにあるということを知って、それならということで気楽な気持ちで出かけた。
せっかくなので、このあたりの低山ハイクの定番、甘南備山(かんなびやま)をつなげようと思った。ここもまだ行ったことが無い。

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午前中は雨だったので、雨が止んでしばらくして2時半くらいに家を出た。
サンドイッチ山の手前までは定番ルート。スパバレイを越えてサイエンスヒルズから国見山の登山道へ。しかし白旗池へ出る少し手前で穂谷野外活動センターに入る。
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少し行くと舗装道になって、また少し行くと右側に登山道が分かれていた。オリエンテーリングの道標があって、ここからサンドイッチ山へ向かう。しかしサンドイッチ山という名前は道標にはまったく出てこない。
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すぐに分かれが現れる。ネットの情報で左がいいと書いてあったのを記憶していたので、迷わず左へ行く。あまり人が通っていない感じ。
少し登ると峠になっていて、直進すると下って細い車道が見えている。右の稜線に道が伸びているので、ここを登る。走れないほど急になって少し行くと、ネットで見た『サンドイッチ山(313m)』の標識が現れた。ここまで1時間少々。
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展望はまったく無いので、早々に先へ進む。同じ道を戻るのもおもしろくないので、先ほどの分かれの右側の道だろうと推測して頂上から右の道を下りる。ここも最初は結構な急斜面。雨で濡れているので慎重に下る。
途中でT字路に出て、左へ行くと白旗池へ行けそうだったが、今日のところは素直に右へ行く。予想通りの分かれに出て、いつもの道に戻る。
尊延寺への道は立ち入り禁止になっているが、まぁ何とかなるだろうという気持ちでテープをまたいで入る。
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急な木の階段を下る。蜘蛛の巣にしばしばひっかかる。あまり人が入っていないのだろう。うっそうとした樹林で、薄暗くてあまり気持ちの良い場所ではない。おまけに雨が降ってきた。
急な階段が終わると沢筋に出て、道が荒れてきた。沢が崩れている場所がいくつもあるが、通るのに苦労するほどの箇所は無い。
しばらく行くと開けた田圃が現れた。傍示のあたりとよく似た雰囲気だが、これなら歩く人が少ないのも仕方ないと思った。
思ったより下りの距離が長かったので、変な所に降りてしまったのではないだろうかという不安が少しあったが、住宅街に入って住所を確認したら尊延寺だった。すっかり本降りになってしまった。
今日はルートを入れた gps は持ってきていないが、尊延寺あたりの地図は印刷して持ってきている。関西外大の建物を目印にしばらく車道を行く。
R307 へ向かう分かれで一度ウロウロしてしまったが、無事 R307 の合流地点まで来た。ここから甘南備山への登山道が今日最大の不安箇所。
甘南備山方面はずっとフェンスが立っていて、山側へ入れる箇所が見あたらない。ヤマレコのレポートで京田辺方面へ少し行った所から山側へ入っているものがあったので、それを探してみる。
フェンスが終わって少し行ってから山側へ入れそうな場所があったが、川を渡れそうな場所が見つからない。あやしげなコンクリートの斜面をうろうろしていたら足を滑らせてしまって、危うく川までずり落ちそうになった。
このあたりから渡るのは諦めて、枚方方面へ向かってみる。しかしこちらも行けども行けどもフェンスやヤブで、登山道らしきものはまったく見あたらない。
しばらく行くと右側の斜面に上がる階段があったので、これかと思って上がってみたが、上は小さな田圃で、その先はため池の周りを半分ほど行くと道が消えてしまった。
半分諦めムードで R307 を枚方方面へ向かう。随分行ってから右へ行けそうな道があったが、もうすでに5時近かったので、今日はもうこれで諦めることにした。
R307 を離れて藤阪駅を経由して、穂谷川沿いの馴染みの道で帰ってきた。気楽な気分で出かけたが、甘くは無かった。甘南備山にはぜひ再挑戦しなければならない。