西方ヶ岳・蠑螺ヶ岳

今日は登山教室の随行で敦賀の西方ヶ岳(さいほうがだけ 764m)と蠑螺ヶ岳(さざえがだけ 685m)を縦走してきた。敦賀湾と若狭湾の間の半島で、北端には敦賀原発、西側には三浜原発のある原発銀座だ。

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貸し切りバスで京都駅を7時半に出発したが、歩き始めたのは 10 時。標高は 1000m にもまったく満たない山だが、海抜ゼロメートルから上り下りするので、見た目よりも歩き甲斐のあるルートだ。
それにしても暑い。もう少し涼しくなるのではないかと思っていたが、まったくの無風で、しかも結構な急登だ。
所々にある展望台で休憩しながら登って行くと、リンドウがたくさん出てきた。
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さらに進むとブナ林に。
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こんな海のすぐそばにこんな林が広がっているなんて不思議な感じがする。
12 時半頃に西方ガ岳に到着。
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山頂には避難小屋がある。そのあたりで昼食。
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三角点は少し離れた所だが、展望はまったく無し。
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山頂から少し離れた展望岩から蠑螺ヶ岳を望む。
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1時過ぎに蠑螺ヶ岳へ向けて出発。途中、オウム岩に寄り道してまた展望を楽しむ。
三浜原発の全貌が見える。
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2時過ぎに蠑螺ヶ岳に到着。
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この後も所々で眺望を楽しみながら、4時過ぎに敦賀原発のすぐ南側に下山した。
すぐにバスに乗って、登り口のすぐそばにあった常宮神社(じょうぐうじんじゃ)に寄って行く。
ここには国宝の朝鮮鐘(ちょうせんしょう)があるそうだが、現在は一般公開はされていないとのこと。朝鮮から持ち帰ったものだそうで、韓国人からの返還要求が増加している関係のようだ。
遠路はるばる出かけたわりには距離もしっかり歩けて、なかなか満足の山行だった。しかし自分の意志でまた来るかと言うと、それはないだろうという感じ。また随行で来るようなことがあればうれしいと思うが。