加古川マラソン

2年ぶりに加古川マラソンを走ってきた。
絶好のコンディションで風もおだやかで、タイムは3時間43分44秒(ネットタイムは3時間43分02秒)ながら、内容的には 50 歳を越えてからではベストの走りができた。
とにかく体感を最重視して、エイドでは 5km ごとに立ち止まってしっかりと補給という戦略で望んだ。これは6月の武庫川月例マラソンでこういう走りをして、練習モードながらフルの距離を4時間ちょっとで走った時の再現を願ったから。
そうは言ってもやはりペースがどれくらいかは気になるし、気分良いペースがキロ6分ではいくら何でも淋しすぎる。
今年は陸協登録していないので一般でエントリーしたが、予想以上にスムーズにスタートできて、1キロも行かないうちに自分のリズムで走れるようになった。
で、ペースをチェックしてみるとキロ5分15秒くらい。期待通りで気分が良くなる。まだスタート直後なのに今日はうまく走れるのではないかという期待感が胸に湧いてきた。
心拍センサーを着けるのを忘れてしまったが、おそらく 140 台だろう。これなら最後まで行けるのではないかと感じられるペースだ。
最初の 5km は 26’40″。スタート直後のスローペースを考慮すればちょうどいいくらい。
時々ペースをチェックして、キロ 5’20” 台に落ちていたら少し気持ちを引き締める。ただしペースアップという対応にはならないように注意する。
約 10km で折り返して南下すると向かい風になった。ただ、走りに大きく影響するというほどではない。ペースをチェックするが、それまでとほとんど変わらない。
水門を渡って右岸を南下する。どこまで行っても代わり映えのしない風景に、気持ちが疲れてくる。これが加古川の欠点だろう。しかしこのコース設定では致し方ない。
10km がはっきりわからなかったので、15km でタイムチェック。この 10km が 52 分台だったので、当初のペースを維持している。
20km からはエイドで食べ物が出てくる。ここでは小さく切ったあんパンをスポーツドリンクで流し込む。
折り返しは 25km の手前あたり。一昨年はこのあたりではすでに気力も無くしてリタイアすら考えていたのだが、今日はまだまだ余裕がある。しかしこのあたりはちょうど対岸がスタートゴールの会場で、会場のアナウンスの声がはっきりと聞こえてくるし、アーチも見える。これは気分的にはちょっとこたえる。
30km のエイドではバナナを一切れ。そして 33km あたりでトイレに寄った。これですっきりして、気持ちもリフレッシュされた。
また水門を渡って左岸に戻る。また南下方向になるが、幸い向かい風は気になるほどではない。
35km を過ぎるとさすがに疲れを感じてきたが、ペースは落ちていない。ここまで来れば最後までいけるだろうという気持ちになってきた。
マラソンの終盤をこういう状態で走っているのは本当に久しぶりだ。最後にこういう走りをしたのは奇しくもちょうど 10 年前の加古川マラソン。49 歳の時で、結果的に最後のサブスリーになった大会だった。
2年前には苦痛だった荒れた路面も、今日はあまり気にならない。
ラスト 5km ではスイッチを入れ替えようと思っていたが、残念ながらスイッチが変わったのは気持ちだけで、ペースアップにはなっていなかった。
40km を通過したらギアチェンジと思ったが、これも身体が反応せず。
しかしラストは久しぶりに、肉体的な苦痛の中での至福感を味わうことができた。
ゴールのタイマーが3時間43分を表示しているのが目に入った時はちょっとがっかりしたが、そんな邪念はすぐに消えた。
ロードレースでこういう走りができたのは 10 年ぶりで、自分のマラソンというものをようやく取り戻したと感じた。
100% 満足のレースだった。