生駒山往復

昨日は久しぶりの生駒。
朝は雨で、この時期に雨の中を山に向かうというのはどうも気分が乗らなかったが、スケジュール的にこの日を逃すともうしばらくゆっくり走る日が取れないので、天候が回復方向という予報に期待して出かけることにした。
ウエアは上はドライの長袖シャツの上に長袖ジップシャツ、下はさんざん迷って、ロングタイツの上にウルトラライトのパンツをはいた。出かける時にはさらにこの上にゴアテックスの雨具上下と、ゴアテックスのオーバーグローブの完全装備。
8時前に自宅を出て、穂谷川沿いを交野へ向かう。雨はさほど強くはないが、しっかりとした本降り。
しかし 30 分ほどすると少し暑くなってきた。これから山へ入ることを考えると、できる限り汗はかきたくない。
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津田のアルプラを過ぎると登りになる。そして津田サイエンスヒルズを過ぎてようやく山道へ。相変わらず通行止めになっているが、横を抜ける踏み跡もしっかりある。
重機が入って道を整備しているようだが、雨の日曜日なので仕事はしていない。
いつの間にか雨はほとんど止んでいた。
白旗池の休憩所で雨具を脱いだ。出発からすでに1時間以上経っている。ずいぶんなスローペースだ。
1時間半ほどかかってようやく交野山山頂へ到着。
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写真を1枚撮っただけで早々に先を目指す。普段ならこのあたりでは結構な人に出会うのだが、さすがに今日の天候では誰にも会わない。
傍示を抜けてくろんど園地に入り、未舗装車道をぐんぐん下る。下りきった所に休憩所がある。今日はここはパスしようと思っていたのだが、やはりこういうスローペースの日こそ適宜休憩して補給した方が良いと思い直して、あんこの和菓子を半分食べる。
ゴルフ場の道路をぐんぐん下って、ほしだ園地へ。それにしてもこんな天気でもゴルフ場の駐車場はほぼ満車だ。おそらく予約しているので仕方ないのだろう。よくやるなぁと思ったが、向こうもこちらを見て同じように思っているのかも知れない。
ほしだ園地の山道を越えると飯森霊園。
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飯森霊園の車道をぐんぐん下る。復路ではここから長い登り三連チャンになるつらいパートだ。
住宅街を抜けて少し登って、堂尾池へ。
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時折小雨がぱらつくが、雨具を羽織るほどではない。もうほとんど3時間が経っている。かなり遅い。
室池を越えて、ようやく阪奈道路に出た。
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もうほぼ4時間で、これまでより1時間近く遅い。しかしいつもの生駒のハイキング道路入り口の休憩エリアでおにぎり休憩にした。
ここから先、2年前のこの時期に来た時は予想外の雪で、特に生駒山からの下りが結構苦労したので、今回はスパイクを持ってきたのだが、今回は雪の気配はまったく無い。
最後は遊園地への長い階段を上がる。
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スタートからほぼ5時間かかって、ようやく遊園地に到着した。いつもは遊園地に入ったところの展望休憩エリアを往路ゴールにしているのだが、遊園地の中にはまだ少し高い場所があるので、今日はそこまで行ってみた。
そのあたりにはお寺がある。
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もう時刻は1時近いので、早々に下る。この様子ではヘタをすると帰るのが5時を過ぎそうだ。
さきほどおにぎり休憩した場所では再度ベンチに腰掛けて、あんこ和菓子の残り半分を食べた。
室池まで戻ってくると何となく随分戻ったような気分になるのだが、実際には復路の3分の1も来ていない。
少し暑くなってきたので、ベンチに腰掛けてライトパンツを脱いだ。
そばの道標を眺めていると、何となく最寄りの駅へ向かってしまいたい衝動にかられる。
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気持ちを引き締めて、先を急ぐ。が、ペースはまったく上がらない。
ようやく飯森霊園まで戻ってきた。いよいよ登り三連チャンの始まり。
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車道を過ぎて、ほしだ園地に入るところまでおおむね 15 分くらい。
少し空腹感を感じてきたので、山道を下った所で総菜パンを食べた。持参した食料はこれでお終い。あとはパワージェルが1個あるだけだ。
そしてゴルフ場道路の長い登りに入る。このあたりで距離的にはおおむね半分くらい。
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また 15 分くらいで登り切って、くろんど園地の休憩所はパスして最後の登りに入る。
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ここも一番上までは 15 分くらい。これでようやく登りがほぼ終了した。しかし帰るのは5時を過ぎそうだ。
昨秋に新聞で見かけた、生駒の毒キノコの警告看板があった。
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交野のゴルフ場まで来ると少しほっとできる。
工事している場所を抜けて、ようやく津田サイエンスヒルズへ。
穂谷川沿いを走って、家に帰り着いたのは5時間半だった。
2年前は今回とほぼ同じ時刻に出発して午後4時に戻っているので、その時より1時間半ほど余分にかかったことになる。しかし疲労感はさほどひどいものではなかった。このところの傾向は、長い時間行動できるが、そんなに疲労困憊という状態になることはない。しかし余裕があってもペースは上がらないという感じだ。
3年ほど前に初めてこのコースをやり遂げた時は何とも言えない充実感を味わうことができたのだが、何度もやっているとそういう新鮮味はまったく無くなってしまう。
このコースは生駒のメインストリートなので、良い季節で天気の良い日はたくさんの人に出会う。もうこのコースは卒業にして、人の少ない静かなコースを開拓したいと思っている。