ポンポン山、小塩山、釈迦岳、天王山

今日が祝日だということに気が付いたのは昨日の昼のこと。天気も悪くなさそうなので、それならということで、高槻から京都西山のエリアをぐるっとまわってきた。

今日の一番の目的は小塩山。先月の登山教室で、深草の大岩山から眺めた小塩山が格好良く見えたので、ぜひ一度訪れてみたいと思っていた。
そこで、地図を眺めて決めたのがこのコース。ポンポン山と釈迦岳は何度も行っているが、せっかくなのでこれまで行ったことの無い天王山まで足を延ばそうと思った。
しかしこのあたりのエリアは枚方からは以外と交通の便が悪い。淀川の対岸にすぐ近く見えるのだが、枚方と高槻はバス便しか無い。これが時間帯によっては非常に渋滞する(らしい)のだ。
そこで、高槻駅に自転車を置いて、山崎から電車で戻ってこようと考えた。カシミールでルートを作成すると、走る部分は 30km 少々ということで、ちょうど適当な距離だ。実際はもう少し増えるだろうが。
ウルトラライトのジャケットとパンツを羽織って自転車で高槻に向かって、駅のそばの駐輪場に預けてスタートしたのは8時26分だった。あまり寒くない。
JRを越える地下道がよくわからずに少しウロウロしたが、車で何度も走ってよく覚えている亀岡への道に出る。
徐々に登りがきつくなって、9時ちょっと過ぎに上の口。その後脇道にそれて、神峰山寺には9時17分に到着した。
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結構な登りの車道がまだまだ続く。『南無妙法蓮華経』と唱えながら歩く集団も。
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9時52分にようやく本山寺の山門に到着した。このあたりまで来ると気温も低くなってきた。
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ここからようやく山道になる。昔はトレランというよりはロードのトレーニングという位置づけで、何度も走りに来たが、随分久しぶりだ。
この季節はハイカーも少なく、静かで快適だ。
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徐々に雪が出てきて、滑りやすいところもたまにある。かなり踏み固められていて、滑りやすくなっている。
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スパイクは持ってきているが、着けずに行く。
スタートしてちょうど2時間でポンポン山(678m)の山頂に着いた。
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枚方方面はあまりよく見えない。
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そろそろ少しエネルギーを補給したいところだが、寒いので補給は下ってからにする。
ここから先は未知のルートだ。道標は出灰(いずりは)を示しているが、こちらへ進む。予想通り北面の下りは雪が残っていたが、頂上付近だけのようなので、スパイクは着けずに行く。
少し下るとまた出灰への道標が出たが、右の尾根に道がある。こちらへの道標は無いが、方向的にはこちらのはずだ。
しばらく下るとリョウブの丘に出た。
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展望の開けた場所では正面に小塩山が望める。
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下りきると出灰川沿いの道になった。なかなか気分の良い道だ。
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ほどなく森の案内所へ。
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ここで腰掛けておにぎり休憩にした。11時過ぎ。
次は今日二つ目のピークの小塩山を目指す。森林公園を出たところの車道の反対側が小塩山への登り口だった。案内板はずいぶん古くて小さい。
ちょっと行くと丸木橋で小さな沢を渡る。木が細くてずいぶんしなる。体重の重い人だと結構渡りにくいだろうと思う。まぁ落ちても足が濡れるくらいだが。
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小塩山に向かって登っていたら、上からマウンテンバイクの大集団が下りてきた。鬱陶しいが仕方ない。マナーは悪くなかったので、適当に挨拶をして通り過ぎる。
彼らが下ってきた道は案の定、所々道が荒れていた。トレランのレースの後も同じようなものだが。
このあたりの道もなかなか気分が良い。マウンテンバイクで走りたくなるのもわからなくはない。
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山頂(642m)エリアには11時50分頃に到着した。ピークには淳和天皇稜がある。
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京都側からは車道がずっとついているが、車道を何度か横切るように山道を下って、金蔵寺へ向かう。
このあたりのモミ林は本当に気持ちが良かった。
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12時10分に金蔵寺に到着。
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ここからは東海自然歩道を行く。しばらく行くと無縁墓の墓?
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このあと舗装された車道をしばらく行って、また山道に入ってポンポン山への稜線に向かう。ここでどら焼き休憩。
しっかりした登り道だが、以外とあっさり25分ほどで稜線に出て、東海自然歩道から分かれて釈迦岳へ向かう。
釈迦岳(631m)へは13時10分に到着。
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今日三つ目の 600m 峰で、これで大きな山はおしまい。あとはほぼ下りになる。しかし距離的にはまだ 10km くらいはあるだろう。
整備された道をぐんぐん下る。今日のコースは全般的に展望の開けた場所は少ないが、京都の市街や比叡山が望める場所があった。
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この道は西山古道と呼ばれているようで、林道と何度も交差しながら道標に導かれて気持ち良く下って行く。
柳谷観音の手前でフェンス(鹿よけ?)を避けて少し横道にそれてしまったが、gps のおかげでロスはわずかで済んだ。
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このあとの車道で、ヘアピンの部分を登山道でショートカットしている部分がわからずに大回りしてしまったが、無事天王山のハイキング道路に入れた。
この道も緩い傾斜でトレラン向きのコースだ。
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そろそろ天王山というあたりで道標の無い場所で右側の斜面から下ってくる人がいたので、これはきっと天王山山頂への道に違い無いと思って登ったところ、ほどなく天王山の山頂に到着した。14時37分。
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木が茂っていて展望はすっきりしない。
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自玉手祭来酒解神社(たまでよりまつりきたるさかとけじんじゃ)の神輿庫は重要文化財とのこと。
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もう少し下りた展望台からは京都方面がすっきりと眺められた。
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枚方方向は木がじゃまして今ひとつ。
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最後は宝積寺。
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JR山崎駅は改札が南側しか無く、最初北側へ行ってまた踏み切りまで戻らされてしまったが、15時10分に予定のコースを完了することができた。おおむね 34km だった。
今日のコースは序盤の車道を除けば自然度がかなり高く、アップダウンもそれなりにあって、満足感の大きい一日だった。
季節がらハイカーも少なくて、静かで楽しいコースだった。これからもこういうコースを開拓して行きたい。