六甲アルプスから新穂高へ

昨日の登山教室はまたまた六甲だった。
メインは『六甲アルプス』と呼ばれるプチヴァリエーションルートで、六甲山牧場で早めの解散という予定だった。
六甲山牧場は昨夏に家族で訪れたばかりなので、私はこの後、これまで行ったことの無い新穂高へ向かうことにした。

神戸電鉄の大池駅に集合して、しばらく車道を歩く。
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ドライブウェイからはこれから目指す六甲アルプスの尾根が望める。
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No.37 のカーブから山道に入って、ちょうど六甲山トンネルの上あたりを行く。
いきなりなかなかの急登。足元は落ち葉で滑りやすい。
しばらく登ると岩場が出てきた。
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ところどころでスリングを張って慎重に通過して、尾根の取り付きから1時間半ほどで地獄谷東尾根に合流した。
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これで今日のメインイベントは終了だ。
昼前で随所から『おなかが空いた』という声が聞こえてきたけれど、昼食はダイアモンドポイントまでお預けらしい。
シュラインロードは車が走れるような道。
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ノースロードをしばらく歩いて、12時半にダイアモンドポイントに到着して昼食となった。
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昼食後は三国池へ。
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このあとしばらくドライブウェイを歩いて、13時半に今日のゴールの六甲山牧場に到着した。
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私にとってのメインイベントはこれから。
解散したら挨拶も早々にドライブウェイを穂高湖の方に向かう。
登山地図では破線のショートカットがあったが、これは見あたらず、自然の家のそばから山道に入った。
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穂高湖に到着したのはちょうど午後2時だった。
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なかなか幻想的な池だと感じたが、実は堰堤でせき止められた堰止め湖だったようだ。
湖岸の道を進むとシェール槍への道標が立っていた。
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確かになかなかの岩の急登だ。
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ほんの3分ほどで頂上に到着。午後2時5分。
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六甲山牧場方向は木が茂っていて、ほんのわずかに望める程度だった。
西の方向はおそらく新穂高。
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元に戻って、堰堤の下の橋を渡って進んだが、どうもこのまま進むと東の方向に行ってしまいそうだったので、橋のあたりをじっくり眺めたところ、橋の下のヤブに赤テープがあるのを発見した。
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しばらくこの赤テープを辿ったが、踏み跡すら無いようなとんでもない道で、gps のルートを頼りにヤブを強引に這い上がったところ、しっかりした道に出ることができた。
道なりに進んで徳川道へ。
徳川道に入って少ししたら右側の笹藪に上に上がる踏み跡が目に入った。標識はおろかテープマークすら見あたらなかったが、おそらくこれだろうとあたりをつけて上がって行った。
gps の表示で確認するとこれで正しそうだ。
六甲の山上エリアでもこんなに静かなところがあるのかと思うくらいの静寂さで、人に出会いそうな気配がまったく無い。
道なりに進んで2時40分に新穂高(648m)に到着した。
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下りで尾根を間違えそうになったが、gps のおかげですぐに戻って、午後3時過ぎに徳川道に合流した。ここには小さな標識が付けられていた。
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ここまで来ればもうあとは消化試合のようなもの。とは言ってもここから先の道も大半は未体験のルートだが。
しっかりした、おかげで退屈な道をしばらく進んで、トエンティクロスに入る。
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河童橋もあります。
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ようやく摩耶山の天狗道への道に出会った。来週もおそらくここを通ることになるだろう。
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いつも素通りする桜茶屋を4時前に通過。
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ここからはまた未知の道を行く。
少し車道を進むと沢沿いの遊歩道のような道に入りそうな分かれがあったのだが、標識が何も無かったのでそのまま車道を進んだ。ひょっとしたらあちらだったかもと思ったが、車道を歩いている人もしばしば見かける。
布引貯水池を見下ろすあたりに車道から下に下る標識があったので、そこを下ってダムに降り立った。やはりあの分かれに入るべきだった。
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ダムの横には滝と断層がある。
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さらに下って布引の滝。雄滝か雌滝かどちらかわからなかったが、市街地からこんな近いところにこんな立派な滝があるというのはちょっと驚きだ。ダムができる前からあったのだろうか。
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ここから新神戸駅まではほんの数分で、おおむね予定通りの4時半に新神戸駅に到着。ついでなので三宮まで歩いて、そこから電車で帰ってきた。
序盤の六甲アルプスも距離は短いながらもなかなか充実感のあるルートで、後半は未知のエリアをたっぷり歩けて、非常に充実した一日だった。