京都一周トレイル嵐山、のち烏ヶ岳から保津峡

今月から文化センターの新しい講座を担当することになった。
京都一周トレイルコースを分割して歩くというもので、実はこの文化センターの登山教室では最も古い講座で、始まってから数年が経過していて、すでに何周も繰り返しているらしい。当然、受講者は入れ替わっているのだが。
今日のコースは嵐山界隈で、登山というよりはほとんど嵐山観光めぐり。
前回が清滝から鳥居本だったので、今日は JR の嵯峨嵐山駅から嵐山の観光コースを歩いて鳥居本まで行って、そこからトレイルコースを辿って阪急の嵐山駅までという設定だった。

スタートはゆっくりで、嵯峨嵐山駅を 10 時過ぎにスタートした。
今日はほぼ街歩きということで、足馴らしのために新調した HOKA を履いてきた。
人力車の走る観光コースの雑踏を行く。平日でも外国人観光客など、観光客は多い。
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野の宮神社の鳥居は木そのままというめずらしいもの。
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清涼寺(嵯峨釈迦堂)の大門。
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小倉山を望む。
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これは大文字の鳥居。
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トレイルコースに合流して、いったん鳥居本まで行く。
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今日、唯一の花のヤマボウシ。
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二尊院はここから眺めるだけ。
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まるで観光客だ。
小倉池。
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亀山公園で昼食を取って、展望台へ行く。保津川の眺めが素晴らしい。
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亀山公園には小倉百人一首の句を刻んだ石がいたるところに置かれている。
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保津川を行く舟。
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そして嵐山と言えば渡月橋。
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法輪寺にも立ち寄る。
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このあと2時20分くらいに阪急の嵐山駅に到着して、ここで解散となった。
この時間にこのまますんなり帰るということはあり得ないので、あらかじめ予定してきた烏ヶ岳を経由して保津峡へ行くルートに向かうことにした。
まずは一周トレイルコースを松尾山方向に向かう。ここの登りは以外と苦しい。
15 分ほどでトレイルコースからはずれて西に向かう。「保津峡へは通行不能」と書いてある。
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烏ヶ岳までは以前に歩いているので問題無いと思っていたところ、いきなりロスト!!。どうも北向きの尾根に入り込んでいるようだ。
来た道を引き返したつもりだったが、間違えた箇所がわからないままいつの間にか正しいルートに戻っていた。
嵐山城趾は訪れておく。
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このあと、嵐山の頂上からの下りがはっきりわからず、またもやロスト!!。今度も北の尾根に入り込んでいた。
今度も元に戻ったつもりがいつの間にやら正しいルートに戻っていた。
烏ヶ岳(398m)もピークを行く。
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このあたりは本当に気持ちのいい道だ。
前回来た時に左の沢から這い上がってきたあたりを越えて、いよいよ未知のエリアに入る。しかし道ははっきりしている。
少し下ってからしばらく登りが続いて、峠のような箇所に出た。
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実は三角点のある山上ヶ峰(嵐山北松尾山 482.6m)がこのすぐ左側だったのだが、道がはっきりしているのでそのまま素通りしてしまった。
帰ってから残念無念と思ったが、またこういう機会があることを期待しようと思う。
道は次第に北上する。はっきりしているのでルンルンで進んだところ、にわかに不明瞭になってきた。
標識の無い分岐があって、そのあたりは黄色のペンキを何度か見かけたのでそれを信じて進んだところ、どうも様子がおかしい。
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gps のトラックで西側に進んでいる箇所で、不明瞭なままに進んでいたら下に林道が見えた。ところがその直後に道が無くなった!!。
あれっと思ったら足元に草に隠れたハシゴがチラッと見えた。これで林道に下りる。
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こんなところで林道に出るとは思ってもみなかったので、とまどってしまった。地形図を詳細に見るとこのあたりまで林道が延びているのだが、それは帰ってから冷静に見て気付いたこと。
進む方向は右のように思えるのだが、右は登っている。
2回ほど左へ行ったり右へ行ったりして gps で方向を確認して、はやり左だと判断してそちらへ向かった。
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しばらく進むと小屋のような建物があって、林道はそこで終わっていた。
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ますますわからなくなってきたが、よく見ると小屋の横に登山道のようなものが見える。右側の斜面には上がって行く登山道があって、おそらくさっきあった分岐をそのまま下るとここに下りてくるのだろう。
小屋の横の道を下ったところ、これが正しい道だと確信できた。
つづら折れを下って行って、最後の方はロープのあるなかなかしょっぱい斜面だった。
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トロッコ列車の線路をトンネルでくぐって保津川に出る。
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すぐ左にはトロッコ保津峡駅と橋が見えた。
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橋を渡って車道を水尾方向にしばらく登って、4時45分に JR の保津峡駅に到着した。
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山上ヶ峰のピークという大きな宿題を残してしまったけれど、これもまた訪れるためのきっかけになるとプラス志向に考えたいと思う。
講座ではこれまでは見向きもせずに駆け抜けていた名所をゆっくり味わうことができたし、アフターは以前から気になっていたルートをおおむねトレースできたので、大満足の一日だった。

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