薊岳

昨日は登山教室で台高山脈の薊岳(あざみだけ)へ行ってきた。この山も行くのはもちろん、山名を聞いたのも初めてだった。

昨日は夜に、中学高校時代の山の仲間と数年ぶりに4人で再会する予定があったので、できれば近い山が望ましかったのだが、こういう日に限って非常に遠方の行き先になってしまった。
貸し切りバスで、ドライバーがかなり高速で走ってくれた感じがしたけれど、往路は渋滞無しでも休憩を入れて2時間半ほどかかった。
登山口の笹野神社を出たのは 10 時 20 分くらいだった。
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いきなりなかなかの急登が続く。
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しかしこのルートは標高差 1000m くらい登らなければならないので、私としては急登で一気に登ってくれた方がありがたい。
しかし今日もかなりの猛暑で、先が思いやられる。
マツカゼソウ。
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前日、六甲の高山植物園でも見たヤマジノホトトギス。
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2時間ほどかかってようやく大鏡池へ到着して、ここで昼食。池はほとんど干上がっていた。
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ちょっとしたピーク。ただし展望はまったく無し。
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なかなかいい感じの樹林帯。すでに標高 1000m を越えているので、風は多少は爽やかだ。
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2時過ぎにようやく薊岳(1406m)へ到着した。
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大台ヶ原方面の眺め。
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反対側には高見山(写真では見えない)。
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このあと1時間ほどで明神平。
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当初は穂高明神まで行く予定だったけれど、時間切れで最短コースで下山する。
このあたり、上高地あたりの名前がいくつか見受けられるけれど、どういう由来なのだろうか。六甲にもそういう地名のエリアがあるけれど。
少し下ると無人の山小屋。
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このあたりはかつてはスキー場だったとかいう話だけれど、車では来られないし、リフトも無し。斜面も六甲の人工スキー場程度の大きさしか無いので、わざわざ板を担いでここまでスキーに来る人がいたとは思えない。
下山は明神沢沿いのルート。
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沢で湧き水を飲んだりしながら1時間ほど下って、ようやく林道に出てきた。
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もうすでに4時半を過ぎている。みんなで集まる6時半には最初から間に合わないとは思っていたけれど、ここまで遅くなるとは。こでまで随行は何十回かやってきたけれど、おそらくこれまでで最も遅くなる。よりによってこんな日に・・・・。
ようやくバスに乗れたと思ったら、途中で「七滝八壺」という名所があるので寄っていくとのこと。本当は早く帰りたいのだけれど。
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小さな橋を渡るとちょっとした滝。
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名水とあったのでボトルを持ってきたけれど、ここでは汲めなさそう。しかし沢沿いの道を少し上がると七滝八壺が現れた。
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ここで水を汲んだけれど、あまり冷たくなくて、とても名水とは思えなかった。山小屋の下で飲んだ湧き水の方がよっぽどおいしかった。
結局、京都に帰り着いたのは8時半に近かった。
祇園の店に入ったのは9時前だったけれど、まともな料亭だったのでその時間からでもコースを順番にちゃんと出してくれて、懐かしい友人達としばしの楽しい時間を過ごすことができた。