交野山

今日は久しぶりに交野山へ行ってきた。
実は今日は早朝発で生駒山往復60kmへ行くつもりだった。
UTMFまであと3週間足らずで、週末にまとまって走れるのは今日が最後だったので、何とか距離を踏んで自己満足感を少しくらいは得ておきたいと思っていた。
朝5時に目覚ましで起きたが、思った以上に暑い。これだけで意欲が少し落ちた。
いつも通りのパンの朝食だが、暑いせいかノドの通りが悪い。
食後のコーヒーを煎れようとしたけれど、ここで気持ちが切れた。
早朝発で、特に暗いうちから出かけなくてはならないような時はなかなか気持ちが乗ってこないことが少なくないけれど、食事を終えてから出発を止めたのは初めてだった。
UTMFはコースが発表され、エントリーリストも公表されて、本来ならいやでもモチベーションが上がるはずなのに、今回は上がるどころか下がる一方だ。
原因は自分ではわかっている。
この夏の酷暑のせいなのだ。
私は真夏の生まれにもかかわらず、夏が苦手だ。
20代の頃は毎年のように夏バテで食欲が落ちて、体重が47kgくらいまで落ちることもめずらしくなかった。
29歳で初めてマラソンを走って、それ以降ランニングが日課になってからは、それほどひどい夏バテに陥ることはなかったけれど、それでも夏は嫌いだ。
この夏の酷暑はつらかった。先日の台風10号で少しましになったかと思ったが、新たな台風12号がまた熱気を呼び込んでいるのだと思う。
酷暑のおかげで8月の月間走距離はわずか210kmで終わってしまった。
登山の随行などで走れない日が10日ほどあったとは言うものの、UTMFの前月にこの距離では話にならない。
とは言っても酷暑でムリに走っても心身ともダメージを蓄積するばかりで、あまりメリットは無いだろうと思った。
今日はそれが少しだけ取り戻せる日だったのだが、結果的にはまた暑さに負けてしまった。
で、結局午後3時過ぎに家を出て、久しぶりに交野山を目指すことにした。
暑さ対策で首筋を冷やすアタッチメントを帽子に着けて出たが、何と走り出して数分くらいで雨が降ってきた。
本降りにさえならなければ、この時期の適度な雨はむしろありがたい。
いつもの経路で穂谷川から津田のアルプラ、スパバレイを通過して、お気に入りの登山道へ入ったところ、フェンスで通行止めになっていた。
乗り越えようと思えば乗り越えられるくらいのフェンスだったけれど、地元で問題を起こすのもよろしくないし、ひょっとしたら道が雑草で覆われているかも知れないと思って、おとなしく戻って、国見山への道標のある道に入った。
実はここから登るのは初めてなのだが、おそらくサイエンスヒルズの上のいつもの道に合流するのに違い無いと思っていた。
予想通りいつもの道に入って、通行止めになっていた道の上部がどうなっているのか確かめようと思って、すぐにこの道に合流する分かれに入った。
ほどなく尾根に出たけれど、ここから先には通行止めはどこにも無かった。上から下ったら最後でフェンスが出てきてびっくりするだろう。
国見山の直前では細い道に大の字に寝ている登山者がいて、あまりのマナーの悪さに驚いた。少なくとも私よりは高齢だったと思うが、最近はこういう高齢者に出会うことがめずらしくない。
ここからはいつもの道で交野山の山頂(341m)へ。
山頂からは南側に下って、いつもの鳥居に出る手前の峠のような所から東に下っている道に入ってみた。予想通りゴルフ場の車道に出た。
白旗池からはこれも初めての道で「さわがにの道」というのを下った。
地図を持っていなかったのでどこに出るのだろうと思ったが、あっと言う間にゴルフ場へ上がる車道に出た。
ここからは車道を適当に下って第二京阪の側道に出て、スパバレイから往路を帰ってきた。
約21km、2時間35分くらいだった。
帰ってシャワーを浴びて体重を量ったら、47.9kgだった。減ったのはほとんど水分だと思うが。