UTMF へ

いよいよ UTMF 2016 のスタートが金曜日に迫ってきた。
こういうビッグレースに緊張感を持って参加するのは、おそらくこれが最後になるだろうと思っている。
昨年は直前で体調を崩してスタートすらできなかったので、今年は練習不足にもかかわらず直前にはムリをしないことにした。おかげで体調は悪くない。
唯一の不安と言えばこのところ違和感のある右足の股関節くらい。走れなくなるほどの痛みが出ることはないけれど、長時間になるとどうなるかわからない。
私がビッグレースに参加するとしばしば天候が悪くなるというジンクスは今年も引き継いでいるようで、金曜日の山梨県の降水確率は 80%。
台風 16 号の影響もあって、早々と2カ所のコース変更が発表された。
序盤の竜ヶ岳がカットされて麓の車道を迂回することに。この影響で標高差 500m ほどの登りが無くなる代わりに距離が 1km ほど増えることになった。
終盤の杓子山からの下りはコース変更で距離も標高差も若干増えることになった。
序盤の変更は私にとっては若干のプラス材料かも知れない。
今回は装備を極力減らすことにした。
昨年はいつも使っているザックでは荷物が入りきらないので、事前に少し大きめのザックを購入したが、今年は使うザックをまず決めて(Ultimate Direction PB Adventure Vest 11L)、それに入る分だけを持って行くということにした。
昨年は必携になっていた保温用のウエアが今年は「特に勧める」ということになったので、不必要と思われるものは思い切って割愛することにした。
持参する食料はジェルや粉末だけにして、固形物はエイドに頼る。
戦略は序盤からある程度突っ込むこと。
こどもの国の関門(約100km、22時間20分)までが私にとっては厳しいので、ここがゴールくらいのペースで押していかなければならない。
その先まで考えてペース配分している余裕は無い。
明日は昨年よりは早めに出て、夕方には河口湖に着く予定。
昨年は、序盤の関門閉鎖時刻の延長を知らせる携帯メールを病院のベッドの上で点滴を受けている時にもらって寂しい思いをしたけれど、今年はそれだけは避けられるだろうと思っている。
とにかく、スタート地点に立って、ゲートをくぐること。それが果たせればこの1年間の悔しさが半分は晴らせると思っている。