南葛城山

このところ白馬や UTMF などで不完全燃焼が続いていて、そろそろ気分をすっきりさせたいと思っていた。
三連休の3日目は好天に恵まれそうで、これはやるしかない。
しかし UTMF などで結構散財しているので、近場の日帰りで満足できそうなコースを探した。
そこで設定したのが紀泉高原。ダイトレはもう卒業したので、その南側の未踏のエリア。
紀見峠をスタートして岩湧山への道を上がって、少しだけダイトレを行ってそこから南葛城山へ。蔵王峠を経て和泉葛城山。そしてさらに西へ向かって犬鳴山温泉を越えて JR 阪和線の山中渓までという 45km 超のコースを設定したのだが・・・。

今回の最大の不安要素ははたしてちゃんとルート通りに行けるかということだった。
地図を見ても細かい道がたくさんあって、おそらく現地に行けばさらに細かい道が入り組んでいることが予想される。
ダイトレのようなメインストリートなら道標もしっかりしているし、トレースもはっきりしているけれど、そういうコースから少し離れた場所では訳のわからない道がいっぱいあって、道標もあまり無いということが多い。
アルプスのような高山であればそういう道はあまり無いけれど、里山で、特に植林ですでに人があまり入っていないような場所はどれが登山道でどれが山仕事の道だったのかなかなかわからない。
おまけにこのコースは山が深くて、途中でリタイアするにしても電車の駅までは非常に遠く、バスも日に数本というコミュニティバスのような路線ばかりだ。
しかし日帰りエリアですっきりしたロングルートで残っているのはこれくらいしか思いつかない。
ということで、暗い中を始発電車で出かけて、紀見峠駅を7時前にスタートした。
駅の改札を出たら岩湧山への道標があって、まずはほっとした。道標に従って線路を渡って北へ向かう。
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しかしこの後すぐに道標の無い十字路に出た。山へ入って行く登り坂を行ってみたが、どうも違うようで、引き返してさらに北に向かった。
ほどなく案内板が出てきて、しばらく舗装道路を進む。
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傾斜は緩く、スロージョグで上がれるくらい。しばらく行くと右に岩湧山という道標が現れた。
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しかしここは gps に入れてきたルートとは違う。地図を見てみると、予定のルートの手前に岩湧山への稜線に上がる道があるようで、おそらくこれだろう思った。
予定のルートを目指して舗装道路をさらに進む。しかしこの分岐を過ぎると道が荒れてきた。
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分岐があったが道なりに進んだ。
ようやく登山道に入るが、かなり不明瞭だ。
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少し登ると古い道標が現れて、「三石山」と書かれていた。あわてて gps で確認すると、ルートを大きくはずれて南へ向かっていた。
さっそく大きくロスト。
舗装道路を下って、先ほどあった分岐の方へ入ってみた。どうもこれが正しいルートだったようだ。
しかしここも少し行ったら沢の合流点で行き止まり。右の沢を少し登ってみたがどう考えても道ではない。
強引に真っ直ぐ行ったら道を補修したような痕跡があって、やはりここかと安心したのもつかの間。すぐに道は消えて、深いヤブに行く手を阻まれた。
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ルートには乗っているようだが、いくら何でもこれでは進めない。戻るしかない。
敗北感が襲ってきた。しかしまだ8時半。とにかくさっきの岩湧山への道を行こうと思った。
分岐まではほんの数分だった。
登りに入るとダイトレ名物の木道が登場した。
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しかしリズミカルに登れるので、少し気分が回復してきた。
分岐から 20 分少々で稜線に出た。
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この稜線はあまり傾斜がきつくないので、だいたい走れる。気分が乗ってきた。
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稜線に出てから 20 分ほどでまた舗装道路に出た。ここは以前のかすかな記憶がある。
舗装道路をどちらに進んだらいいのかちょっと迷って、少し下ってから登り返して南葛城山への分岐の道標に出会った。
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ここからしばらく舗装道路を行く。このあたりもだいたい走れる。快調だ。
しばらく行ってトレイルに入る。このあたりは極上トレイル。
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ルンルン気分で一本杉に到着。
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このあたりからヤブが深くなってきたが、南葛城山の山頂(922m)に 10 時 10 分に到着した。
本当はここで軽く給食したかったけれど、一人いた登山者がタバコを吸っていたので、写真を1枚撮っただけで早々に退散した。
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山頂エリアはヤブが深かった。
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しばらく順調に下ったけれど、次第にルートが不明瞭になってきた。道はあるけれど、結構分岐があって、道標がまったく無い。
行っては戻るというようなことを何度か繰り返して、gps とにらめっこしながら下ったが、しばらく下った道が次第にルートからはずれてきて、カーブしてとんでもない方向に向き出した。
しかし手前に不明瞭な分岐は記憶がなかったので、もう登り返す気力は無かった。
地図を見るとさらに下るとまた舗装道路のような道があって、そこを辿ると蔵王峠へ行けるので、その道に出ることを期待して先へ進んだ。
少し下でバイクのエンジン音を聞こえて、細い舗装道路に出ると建物が現れた。
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紀ノ川が望める。対岸は九度山あたりだろうか。
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細い舗装道路を西に向かって進んだが、また突然道が途切れた。少し戻ってみたが行けそうな分岐は見あたらない。しかし gps で見ると行き止まりから本来のルートまでは距離的にはわずかだ。
行き止まりの先はそれほど深いヤブではなかったので、ここを適当に進めば本来のルートに出会えると思った。
目論見通り、不明瞭だが道に出会うことができた。古い道標。
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ほどなく葛城蔵王権現社。時間が無いので素通り。
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蔵王峠に着いたのは 11 時 35 分だった。
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ここは車道で車が通るので、もう少し落ち着ける場所で給食にしようと思って、この標識のそばのトレイルを西に向かった。
もっとしっかりした道を期待していたのだが、どうもほとんど人が通っていない感じ。蜘蛛の巣がいっぱいある。
gps のルートには沿っているようだが、どうも様子がおかしい。
さらに進むと本来のルートからどんどんはずれてきた。またロストだ!!。
さすがにもう気力が萎えた。とにかく蔵王峠に戻る。そして正しい道を見つけて、そこでおにぎり休憩にした。
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もう 12 時近いので、予定のルートを行くのはまったく不可能だ。犬鳴山温泉まで行ければバスの本数もありそうだが、おそらく遅くなって、最悪バスの時間に間に合わないということにもなりかねない。
北側はどこも山が深くて、バス便は極めて不便で本数も少ない。それにこういうバスは高い。
登山地図も持ってきたので大エリアで見てみたら、南の和歌山側へ下ると和歌山線の駅に出られそうだ。ずっと車道を下ることになるけれど、走ればゆっくりでも1時間少々くらいで着けそうだ。
下山するには時間は早いけれど、これ以上先に進むのは時間的に危ないので、今日はここから車道を下ることにした。
紀ノ川の眺めはきれいだった。
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和歌山線の妙寺駅には1時 15 分くらいに到着した。電車まで 30 分ほどあるので、きれいなトイレでゆっくり着替えをした。
ビールの自動販売機が無いかと探してみたが見あたらず。コンビニも無い。
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乗り換えの橋本駅の売店でようやくビールにありついて、ゆっくり帰ってきた。
走行約 29.5km だった。

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