有馬三山から五助山

六甲は全山縦走路はおそらく 20 回くらいは行っていると思うけれど、全山縦走路以外は、随行で何度か歩いた以外は個人的にはほとんど行ったことが無い。
先月のキャノンボールが片道で終わった後、全山縦走路以外も歩いてみたいと思った。
そこで思いついたのが、有馬三山。まだ行ったことが無い。
ハイカーにはポピュラーな山のようだけれど、はたしてどんな山容なのか、ここから南側に下山して、六甲を縦断しようと企てた。

このコースは距離は短いということはわかっていたので、朝は乗り換えの面倒の無い梅田から有馬へのバスにした。
梅田を定刻の8時 10 分に出発した時は乗客は私を含めて3人くらい。新大阪で数人が乗ってきたが、それでもガラ空き。
少し走って、その理由がわかった。そして、これは大失敗だったことに気が付いた。
以前に有馬に車で行った時(複数回)、高速が渋滞していて下道で行ったことを思い出した。
「しまった!!」と思ったけれど時すでに遅し。
中国道に入る前からずっと渋滞で、渋滞が解消したのはインターチェンジを下りるちょっと手前だった。
定刻1時間のところを2時間 20 分かかって、10 時半にようやく有馬に到着した。
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有馬三山への登山口はすぐに見つかった。バスターミナルのすぐそばで、妙見寺への石段が見えた。
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石段の参道のそばには西国三十三ヶ寺の石仏がずらりと並んでいる。
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なかなかの登りで、本堂下まで来ると有馬の街並みが足元に眺められる。
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本堂の裏から登山道に入る。
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すぐに落葉山(533m)。
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前に見えるのは湯槽谷山(ゆぶねだにやま)。
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ミツバツツジ(たぶん?)。
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このあたりからちょっとした岩場が出てきて、なかなかの道の様相を呈してきた。
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お次は灰形山(619m)。
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六甲アルプスほどではないけれど、岩の急登などがあって、体力的にも結構厳しいコースだ。
前方はドライブウェイの走る主稜線。
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歩き出して1時間少々で湯槽谷山(801m)に到着した。
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これで有馬三山は終了して、極楽茶屋を目指す。
主稜線の南側と違って登山者は少ない。これまでに出会ったのは数人程度。
静かな極上トレイルが気持ちいい。
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12 時 20 分に極楽茶屋跡に到着した。
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ここから少し全山縦走路を西へ行く。
このあたり、以前は木が茂っていてあまり展望が無かったのだけれど、先月のキャノンボールの時に木が伐採されているのを知った。
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展望が得られるのはいいけれど、全山縦走路は展望箇所は随所にあるので、もし虫の被害などで無いのであれば樹林帯は残しておいてほしいと思う。
さて、後半のハイライトは五助山へのルート。
これまでこの標識は何度も目にして、一度行ってみたいと思っていた。
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いきなり笹藪に突入する。
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踏み跡が次第に不明瞭になってきて、これでいいのだろうかと思っていたら、少し離れた稜線を登って行く人影が見えた。
やはりルートを外していた。
さすがの荒れた道で、それも下りなのでなかなか面倒だ。
下りに入って 40 分ほどで五助山(636.6m)に到着。ほとんど登った感覚が無い。
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gps に入れてきたルートからはかなりはずれて、住吉川の河原に下り立った。
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道は無く、何とか飛び石伝いに片足を少し濡らしたくらいで左岸に渡って、しっかりした道に合流した。
このあたりから天気予報通り、小雨が降ってきた。
ここからは昨年、随行で西お多福山へ行った時に下山に使ったルートを下ることにする。
時間があればロックガーデンの方へ行ってみようかと思ったりもしていたけれど、雨が降ってきたのでそれは却下した。
記憶が曖昧な打越峠。
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この後の道もイメージと少し違っていたけれど、実はその時とまったく同じルートを歩いていて、はっきりした記憶の残る登山口に下り立った。
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空は明るくなってきたけれど、小雨が降り続いている。
急な車道を下って、JR の摂津本山駅に向かった。
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距離にして 11km 少々。4時間ちょっとの行程だったけれど、そのわりには充実感のあるコースだった。
今となってはレースよりもこういうスタイルの方がずっと楽しくて充実感があるということを再認識した。

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