北横岳、蓼科山

先の週末は恒例の夏山登山で、北八ヶ岳へ行ってきた。
八ヶ岳は赤岳などの南部は以前は何度も足を運んだけれど、北へ登山で行くのは初めてだった。
一般的に八ヶ岳は南部は岩場などがあって荒々しい山容だけれど、北部はなだらかで穏やかな山容というイメージになっている。私もそのつもりだったのだけれど・・・。

土曜日の早朝に貸し切りバスで京都を出発して、ロープウェイ乗り場に1時過ぎに到着した。
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ロープウェイで上がって、歩き出したのは2時くらい。大昔の噴火の跡の坪庭。
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途中から北横岳への登山道に入る。
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1時間ほどで今日の宿泊地の北横岳ヒュッテに到着した。
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ここは食事が立派だそうで、食事目的に泊まりに来る人もいるらしい。
翌日はスケジュールがタイトで、途中であまりゆっくりしている時間が無いので、今日のうちに北横岳の山頂を踏んでおくことにする。
空身で 15 分くらい登って、まずは南峰(2472m)。
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ほんのわずかで北峰(2480m)。台風の影響もあって、眺望はほとんど無い。
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そして小屋のそばにある七ツ池。近寄れるのは二つだけだった。
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夕食は山小屋にしてはめずらしいすき焼き!!。肉がちょっと変わった色をしていると思ったら、馬肉とのこと。
馬刺しは食べたことがあるけれど、こういうのは初めてだった。クセの無い赤身の肉で、とてもおいしかった。
冬場は鍋が出るそうで、わざわざそのために来る人がいるというのもうなずける。
日曜日は朝は弁当にしてもらって、4時半に小屋を出発した。
北横岳の山頂では前日よりは眺望が得られた。北峰ではご来光。
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ゴゼンタチバナがたくさんありました。
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次第に足元が悪くなってきて(噴火による噴石?)、6時 15 分に大岳(2382m)に到着。ここで朝食にした。
背景は赤岳と阿弥陀岳。
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ここから双子池ヒュッテまでは難渋を極めた。
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大きな噴石がゴロゴロしていて、とにかく歩きにくい!!。
今頃、シャクナゲの花が。
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大岳から2時間くらいかかってようやく双子池ヒュッテに到着した。
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正直、こんな道はもう来たくないという気持ち。いつか八ヶ岳を北から南まで一気に行きたいと思っているけれど、ここは絶対に通らないことにしようと思った。
双子池の雄池。
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ここからは道がやさしくなって、小1時間で双子山(2224.1m)に到着。
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山頂近くにはハクサンフウロ。
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30 分足らずで大河原峠。ここまで車道があって、大きな駐車場に車がたくさん停まっていた。どうも蓼科山はここからピストンする人が多いようだ。
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ここは4年前に参加した八ガ岳スーパートレイルの  132km エイドステーションがあった場所なので名前はよく覚えているのだけれど、実はこの手前の関門でタイムオーバーになって、ここにたどり着くことはできなかった。
蓼科山荘に向けてまた登る。
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12 時過ぎにようやく蓼科山荘に到着した。たくさんの登山者で賑わっている。
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さて、ここから今回のメインである蓼科山へ標高差約 200m のピストン。かなりの急登であることはわかっていたけれど、こんな岩だらけのルートとは思わなかった。
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山頂(2530m)はまったくの岩のみの世界。こんな風情の山頂は他では記憶が無い。
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蓼科山荘まで戻って、七合目に向けて下山する。
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最後の最後で傘を出すことになってしまったけれど、当初の予定より2時間半ほど遅れてようやく登山口にたどり着いた。
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待ってくれていたバスに乗り込むやいなや、豪雨になった。
遅れていた人を待って、京都に向けて出発したのは4時半くらいになっていた。
予定していた温泉は諦めて一路中央自動車道を走っていたところ、何と事故で恵那山トンネルの前後が通行止めとのこと!!
開通を待つか下道に下りるか悩ましいところで、2時間ほど待ってしびれを切らせて先に進んだところ、うまい具合にちょうど開通したようで、もはや終電には間に合わないと覚悟していたのだけれど、運転手さんがぶっ飛ばしてくれたおかげで(正直、恐かった)、何とかギリギリ終電に間に合う時間に京都に戻ってくることができた。
北八ヶ岳は予想外に難路が多くて、ちょっとびっくりした。ただ、本音を言えばもう二度と行きたくないと思った。ただ単に歩きにくいだけで、充実感というにはほど遠い。要するに「美しくない」ということ。
みなさん、お疲れ様でした。

「北横岳、蓼科山」への2件のフィードバック

  1. ほんと!! 松田さんと同じ感想でうれしいっ!
    去年の北八つといい、蓼科山といい、もう二度と行かないつもり!!

  2. 塩見さん、コメントありがとうございます。
    先生に見られていないことを祈ります(^_^)。
    立山はいいですよ!! ちょっと人が多いのが難点ですが。

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