淀川ジョグ

左足首の調子がなかなかすっきりしないので、このところはフラットな淀川に出かけるようにしている。登り坂があまりよろしくないのだ。
2時間少々、20km 以上というつもりで3時半頃に家を出た。出かけた頃はまだ日射しも強く、日焼け止めを塗って帽子をかぶって出かけた。
ペースを上げると左足首に負担がかかるが、チンタラジョグにはしたくなかったので、キロ6分を切るくらいのペースで走り始めた。
リズムに乗ってくると自然とペースアップして、キロ5分台の前半くらいまで上がってきた。気分は上々。
樟葉に近いあたりでクラブの会長さんにばったり。ご自宅がこの近くで、このコースはずっと昔からのマイコースなので、私がクラブに入るずっと前から私のことはご存じだったようだ。
片道 4.5km くらいのコースを2往復して、家からの往復などでトータル約 26km。2時間半ほどのジョグだった。
個人練習でロードをこれだけ走ったのはかなり久しぶりだ。かなり気分が良かった。
それにしても驚いたのは御嶽山の噴火。この3ヶ月は毎月御嶽山方面に出かけていたので、噴火に出会わなかったのは本当に幸いだった。特に今月の王滝ダートマラソンの直前は地震が増えていたようで、警戒されていたとのこと。
好天の休日の真っ昼間だったので、犠牲者はかなり増えるのではないだろうか。活火山とは言え、普段は焼岳のように噴煙が上がっているわけではないので、噴火に出会われた登山者の方々はびっくりされたことと思う。
岐阜県側の濁河温泉はつい先日下山したところなので、テレビに映っている光景はまだはっきりと記憶にある場所ばかり。何とも言えない気分だ。

山田池練習会

今日は山田池の練習会に参加してきた。ナイター練習会は何度か参加したが、正規の練習会の参加はおそらく3ヶ月ぶりくらいだった。
集合場所へ行ったら、好天なのに何故か普段より少なめ。実はホームページでの予定表が以前は競技場になっていて、競技場へ行っている人も何人かいたらしい。今さら場所を移動するのも時間のムダなので、それぞれの場所でそのままやろうということになった。
左足首の不調があるのでゆっくりめのジョグにしようかと思っていたのだが、せっかく久しぶりの練習会なので、やはり練習会でしかできない強度でやろうと思い直した。
ただししばらくスピード練習をやっていない状態であまり突っ込むのは危険なので、しゃべれるくらいのペースでスタートした。
1周目は 12’22″。体感よりはいいタイムだったが、早くも左足首に痛みが出てきた。特に登り坂は具合が悪い。
3人のグループのようになったので、少ししゃべりながら走る。が、2周目は 11’55” で、キロ4分台のペースに上がっていた。体感的にはまだ余裕がある。
しかし3周目に入ると左足首がさらに悪化してきた感じで、せめて4周くらいはと思っていたが、この先のことを考えて、3周で終わることにした。3周目は 11’48” だった。体感的にはまだ余裕があると思っていたが、心拍数は平均で 162 まで上がっていたので、かなり目一杯に近い状態だったようだ。
家からの往復を入れても 15km くらいで、3周はそれなりの強度だったとは言え、やはり不完全燃焼。
次の練習会は日曜日なので、土曜日をどうするか迷っている。天気が良ければ六甲にでも行きたい気分だが、そうなると日曜日の練習会がただのジョグになってしまう。
このところレースはロングトレイルばかりで、スピードを上げた走りがしばらくまったくできていないので、そろそろそういう走りの感覚も取り戻していきたいと思っている。

またもやトレイルランナーの事故

稲葉実さんと言ってもご存じの方はほとんどおられないと思う。かく言う私もたった1回、インターネットのライブストリーミングに出演(?)されていたのを見ただけだ。

※右端の方
東京在住で 50 歳のトレイルランナーだが、私よりははるかにハイレベルとは言え、大きなレースで上位にからむほどのレベルではない方。ランナーとしての実力よりも、トレイルランニングの普及のような文化的な活動の方で、一部の方々では有名な存在だったらしい。
私が王滝ダートマラソンを走った連休は天気が良くて、山ではずいぶん事故の情報がテレビなどで伝わっていた。北アルプスの鹿島槍でも滑落死亡事故があったのをかすかに記憶していたのだが、これが稲葉実さんだった。
私が鹿島槍を歩いたのはもう何十年も前のことで、唯一の記憶は稜線の西側斜面の少し下の方にクマがいたことくらいで、滑落するような岩場があったのかどうか、まったく思い出せない。少なくともマッターホルンのような緊張感の中での登山では無かったことだけは間違い無い。
昨日、上州武尊山スカイビューウルトラトレイルという大会が開催されたが、このコースの試走に行かれた方が試走中に亡くなる(心臓麻痺か何か?)という事故も少し前にあった。
これらは非常にまれなケースだと思うが、トレイルランナーというのは山ではどちらかと言うと疎まれる存在で、特にアルプスの稜線などをランニングシューズで軽装で走っていると、一般登山者からのキビシイ視線を受けることが少なくない。
事故でも起こせば『バカモノが。ざまぁ見ろ!!』と思われることは間違い無い。
だから、私自身は特にアルプスのような高山では事故を起こさないように非常に注意している。六甲や生駒程度であればケガをしてもまぁ何とかなりそうだが、アルプスではそうはいかない。
とは言っても注意しただけで事故が無くなる訳ではないので、非常用のブランケットや最低限度の救急用具などは持っておいて、できる範囲でのセルフレスキューはできるようにしている。
保険に入ったからと言って、油断しないように十分注意したい。

ごろごろ岳

今日は登山教室の随行で六甲のごろごろ岳へ行ってきた。このところ涼しい日が続いていたが、今日は天気も良くて予想以上に暑かった。

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スタートは鷲林寺のバス停。ここからしっかりした道を登って、修道院の前の通って鷲林寺に向かう。
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寺を過ぎると風化した花崗岩のやや急な登山道になる。このコースは登山者が少ないようで、好天の日曜日にも関わらず、出会ったのは数人の学生と覚しきグループのみ。
しばらく登って観音山(526m。ただし本当の 526m 地点はもう少し西側のピーク)へ到着。
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どういう訳か頂上にネコがいる。腹を空かせていそうなので、一口ドーナッツをやった。
ここからはずっと稜線歩きになるが、展望はほとんど無い。たまに少し横にそれて展望台のような場所があって、そこで神戸や大阪の街並みや瀬戸内海の展望を楽しむ。
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12時前にごろごろ岳に到着して、ここで小一時間の昼食休憩にした。
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ここはすぐそばに民家が迫っている。家のフェンスのすぐそばに三角点があるというのも珍しい光景だ。
ごろごろ岳という名前の由来かどうかわからないが、このあたりには大阪城築城の時に石垣の石を切り出したと言われる石がたくさんころがっている。ノミを打ち込んだ跡の残っている岩や石がたくさんある。
住宅街に近づくとハギの花が咲いていた。
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下りてきたところは芦屋の超高級住宅街。城の石垣のような造りの豪邸が並んでいて、止まっている車はほとんどがベンツやアウディ、ポルシェと言ったところ。あまりお逢いしたくないようなタイプの人が出てこないかちょっと不安も感じるが、あまりの豪華さに見とれながら坂道を下る。
3時頃には阪急芦屋川駅に到着して、今日の行程を無事終了した。
私はここから梅田に出て、久しぶりに IBS 石井スポーツへ向かった。例の折れたトレランポールを修理しようと思ったのだ。
折れたポールはもう捨てるしかないと思っていたのだが、ふと思いついて販売元に問い合わせてみたところ、折れた部分のパーツ交換で修理できるという。費用は数千円程度とのこと。
が、修理するかどうかは迷った。一度折れているので、強度に対して不安がある。どうせお金を出すなら金属製の折れないタイプのものに買い換えた方がいいのではないかとも思った。金属なら曲がることはあってもポッキリと折れてしまうことは滅多に無い。
軽量のトレランポールはおおむね2本で1万数円から2万円くらいなのだが、ヘリテイジが8千円台の軽量ポールを出しているのを見つけた。これなら修理代より少し高いくらいだ。今持っているブラックダイアモンドのウルトラディスタンスよりこちらを勧める人もいる。
ただ、いくつかの使用感を読んでみると、軽くて細いのでかなりしなるようだ。体重をかけた時にしなるというのは、折れるよりはマシだがあまり気持ちが良くない。
私は気持ちとしてはポールはあまり好きではないし、できることなら使わずに済ませたい。しかし歩きもヘタだし、バランスも悪いので、本当ならポールを積極的に使った方が良いタイプなのだ。
それはわかってはいるのだが、あまりいつも道具に頼っていると、行動中にその道具が損傷した時の精神的、肉体的ショックが大きいので、できるだけ頼らなくても大丈夫なようにしておきたい。
ということで、迷った挙げ句、結局修理に出すことにした。来月のキャノンボールまでには戻ってくるだろう。

王滝ダートマラソン考察

王滝ダートマラソンの公式記録が公開された。
42km 部門は参加 227 名、完走者 222 名。私は全体で 69 位、50 台で 30 人中 12 位だった。
優勝タイムは 3:01:40。女性で私より前は一人だけだったが、この人は 3:41:44 で、全体でも 21 位という快足ランナーだった。
私より年上で私より早くゴールされたのは、私の数分前に 64 歳の方のみ。50 台で私より前の人はみんな 50 台前半だった。
この数字を見る限りでは結果は悪くないと思うが、定員 500 人に対して 300 人以下しか集まらない不人気大会なので、招待されていると思われる一握りの選手以外はそれなりのレベルということなのだろう。
一昨年と詳しく較べてみると、約 20km の中間あたりで前回より約2分の遅れ。後半の登りが終わったあたりで約4分、下って 32km あたりのロードに出たところで5分くらいの遅れだった。
何と残りの下りロード約 8km の間で数分もタイムを落としてしまっていた。キロ1分近い遅れだ。右足の不調があったとは言え、ここまで落ちているとは思わなかった。細かく見てみると、キロ6分より落ちている部分も少しあった。
しかし冷静に考えると、このところはロードのフルでも最後の 5km は 30 分以上かかっていることが多いので、それに較べればまだマシかも知れない。
ロードレースは引退気分だが、レース参加を辞めてしまうとさらに落ち込みに拍車がかかると思って、年末には2年ぶりに加古川のフルを走ることにした。
王滝ダートマラソンの翌日は信越五岳が開催されていた。絶好のコンディションだったようで、原良和さんが大会記録を大幅に更新して優勝された(これまでの記録保持者は相馬剛さん)。『UTMB で結果を出したかったので、気持ちは複雑』という弁だった。
このレースは 110km だが、トレイルレースの中ではかなり走れるコースのようで、写真を見るとトップグループの人たちはほとんどが手ぶらで走っている。エイドステーションも充実しているようで、上位3人はキロ6分を上回るペースだった。
平地のウルトラのスペシャリストの原さんは、こういうタイプのレースではめっぽう強い。おんたけウルトラの 100km でも7時間台の驚異的な記録を持たれているが、本格的なトレイルの 100 マイルになるとまだ経験値が足りないとおっしゃっていた。
レースのタイプによる適性というのは、努力だけではどうしても越えられない何かがあるような気がしてならない。
条件が厳しくなればなるほど強さを発揮されるのが鏑木さんで、鏑木さんの練習のハードさはつとに有名だが、やはり何か持って生まれた適性のようなものがあるのではないかと思えてしまう。ご本人はそう思われたくは無いだろうが。
相馬さんもトレイルの 100 マイルでは目立った成績を残せていないので、原さんもひょっとしたら同じようなタイプなのかもと思ったりもする(昨年の UTMF で優勝されているが)。
次元が違うが、実は私もこのタイプなんだろうとな感じているのだ。

王滝ダートマラソン無事完走

王滝ダートマラソンは無事完走できた。
正直、ほっとした。タイムは 4:25 で、一昨年より 12 分ほど遅くなったが、今の力は出し切れたと思う。

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このところなかなかモチベーションが上がらず、今回の大会は内容的にアクシデントさえなければ完走はできるという安心感が逆に変なプレッシャーになって、気持ちを持って行くことが難しかった。
久しぶりに天候の不安のない大会で、朝は寒かったが着替えようとしているうちに日射しが強くなってきて、ノースリープのシャツで走ることにした。
最近はレース前にモチベーションが上がるということはあまり無くて、だいたいは走り出してしばらくしてから気持ちが乗ってくる。今回もそれを期待して、ムリのないペースで走ろうと思った。
前回は序盤で格好のペースメーカーを見つけて、後半の登りまでずっとその人の後ろを走り続けた。その人が今回も参加されていたので、また同じようなパターンにならないかと期待したのだが、スタートしてしばらくしてもまったく見える気配は無い。おまけに早くも左足首に痛みが出てきた。
前回は序盤の登りをこのペースメーカーのおかげで心拍数 160 弱という絶好の強度で何も考えずに上がることができたのだが、今回は自分でペースメイクしなければならない。気分的に焦りがあるのか、心拍数はずっと 160 を越えている。しかしそれほどムリをしているという感覚は無いので、若干抑える感覚を持ちながらそのまま進む。
1時間ほどで最初のピークへ上がり、少し下ってまた少し登る。ここでジェルを補給する。今回のテーマの一つは、1時間ごとにきっちりとジェルを補給すること。いつも思ってはいてもどうしても疲れを感じるまであまり補給しないクセがついていて、これが中盤以降に粘れない要因の一つになっているのではないかと思って、今回のレースはたかだか4時間半くらいだが、まずはその習慣を付けるようにしようと思った。
下りはいつもよりは攻める。ただし転倒によるケガだけは避けなければならないので、足元には細心の注意を払う。左足首の痛みは消えていたが、今度は右股関節の不調が少し出てきた。
しばらく下ると車道に出て、ここから数キロロードを下る。そしてゴール地点の横を通り過ぎる。ここでほぼ半分。2時間3分で通過した。ちなみに前回は2時間1分台だったので、結構いいタイムだった。
ここからしばらくまた林道の登りになる。この登りは前半よりも全体的に傾斜が強く、標高差も大きい。2個目のジェルを補給して、気持ちを引き締め治す。幸い、両足の不調はこの時は消えていた。
前回はこの登りも最後までジョグのリズムで上がったので、今回も何とかそうしたいと思っている。ただし今回はペースメーカーは無く、自力で登り切らなければならない。
私と同レベルの人たちはほとんど歩いていて、たまに少し走って私を追い抜いて、少し行くと歩きになってまた抜き返すということを何度も繰り返す。うっとうしいが、そのうちに走れなくなるだろう思って気にしないようにする。心拍数は 150 台。
この登りもそろそろ終盤にさしかかってきたと思った頃、前の方に見覚えのあるフォームのランナーを見つけた。前回ペースメーカーにさせてもらった女性だった。今回はこの女性をまったく見かけることが無かったので、おそらく私のペースが随分遅くなっていたのだろうと思っていたのだが、この時、それほど悪いペースではなかったのだとうれしくなった。
この女性は今 57 歳。OSJ の大会にはほとんど出場されているようで、OSJ のポイントランキングで毎年のように女子トップになられている。メーカーのサポートも得られているようだ。
前回のこの大会では終盤に私が前に出て、そのまま数分差で先にゴールできたが、今年のおんたけウルトラ 100K では1時間以上の差で負けた。
こういう人を抜くのははやり躊躇する部分がある。一度並んで少し前に出たが、ちょうどタイミング的に最後の緩い登りでジェルを補給する時間だったので、また後ろに下がった。
下りもほぼ同じペースで、10m くらい後を私が追う感じ。30km 地点を越えて少し行くとエイドステーションがあって、ロードに出た。ここからは緩い下りのロードがゴールまで続く。
しばらくこの女性を先頭にして私を含めて4人ほどの集団になったのだが、ペースメーカーにされているのを嫌がられたのかこの女性が少しペースを落とされたように感じたので、仕方なく私が前に出た。
少しするとおそらくこの集団にいたであろう男性二人が私を抜いて行って、そこからは単独走になった。あの女性とどのくらい離れているのか少し気になるが、後ろを振り返るのはためらわれた。
ペースはキロ5分台の前半くらい。たまにキロ5分ちょうどくらいまで上がることもあるが、前回途中で息切れした記憶があるので、常に少しは余裕を感じるくらいにしておいた。
残りが 5km を切って少し行った頃、右膝に違和感が出てきた。奥熊野いだ天や鯖街道で出現したヒザ痛の気配だ。あとわずかなので、何とか持ちこたえてほしい。
右膝を気にしながら走っていたら、今度は右の股関節に痛みが出てきた。いずれも爆発しないように祈りながら走り続ける。後ろの女性の位置が気になる。彼女と競争しているわけではないが、ここまで来たらやはり抜き返されたくはない。
会場のマイクの声が聞こえてきて、行きに登ったループを下る。ここで後ろを確認したところ、目に見える位置にはランナーは誰もいなかった。残りはもう 500m もないくらいだ。
ゴール直前でなぜか少しだけトレイルに入って、またロードに戻って 360 度ターンをしてゴールに向かう。最後はこのところの決まりポーズで、帽子とサングラスを取って両手を挙げてゴールした。
4 時間 25 分 42 秒、総合 69 位、年代別 12 位だった。参加者はおそらく 250 人くらい。42km の部となっているが、実際はコース上の表示から考えると 40.5km くらい。gps の計測では 40km 弱というところだ。
すべての成績で一昨年を下回っているが、内容的には今の力は出し切れたと思う。全コース走りきったし、下りもいつもよりは攻めた。足の不調で多少抑える部分はあったが、それがなくてもタイムはほとんど変わらなかっただろうと思う。
やはり私にはこういうコース設定の大会がもっとも合っていると感じた。アップダウンは大きいが、基本的には走れるコースということだ。
かつての成績を見ても、良い結果が残せているのは六甲全山縦走で、このコースはトップレベルであれば全コース走れる。私も摩耶山の登りの一部や岩を越えるような箇所以外はすべて走っていた。
それに対して富士登山競争やハセツネなどは、その当時のマラソンのタイムから考えるとあまり良くなかった。
近年で言えば生駒チャレンジはわりと走れるコースなので納得できる走りができるが、ダイトレは階段が多くていまひとつしっくりこない。
となると、どう考えても UTMF は私には向いていない。
冷静に考えれば考えるほどこの大会への参加は止めるべきだと思うのだが、どうしても一度は出てみたいという欲求が抑えきれない。
王滝が完走できたので一応これでエントリーポイントの資格は得たことになる。UTMF の大会要項が発表されるのは 10 月以降だそうだが、とにかくエントリーはしてみようと思っている。
一時はまず STY(UTMF のほぼ半分のコース)を経験してから UTMF ということも考えたのだが(STY は関門がわりと緩いらしい)、年々体力が低下していることを考えると、1年でも早く経験しておいた方がいいだろう。
たとえ出場しても途中の関門でつかまる可能性が高いが、それでもトライせずに諦めるよりは、実際にその難しさを身体で感じられた方が諦めもつくだろう。
三浦雄一郎さんは 65 歳の時に一念発起して 70 歳でエベレストという目標設定をされたが、大会への参加の場合はその大会のルールがあり、自分の体力に合わせてスケジュールを立てるということができないので、そういうステップを踏むことはできない。
チャンスがあるうちに挑戦してみたいと思っている。

王滝ダートマラソン

土曜日の王滝ダートマラソンは、せっかくなので行くことにした。手続きは土曜日の朝なので、明日の夜に出かける予定。
ただ、このところ左足首に痛みがある。走り始めに痛みが出ても次第に何ともなくなるというタイプではなくて、最初は大丈夫だが少しすると痛みが出てきて、それがそのままずっと続くというタイプで、多少不安を感じる。
原因はわかっている。
志賀高原のコースは路面が急な斜面になっている箇所が多く、それも右側に非常に傾いた滑りやすいドロドロの道を必死で支えながら進むということが多かったので、その後遺症であることは間違い無い。
レースが終わってからもしばらく不調だったのだが、この月曜日に山田池で少しペースを上げて走ってから(と言ってもたかがキロ5分少々というレベルなのだが)、少し痛みが強くなってしまった。
昨日はクラブの最後のナイター練習会だったので、直前の刺激のために行きたかったのだが、ここでムリをすると致命傷になりかねないと思って、完全休養日にした。
しかし今朝のジョグでは期待したほどには改善していなかったので、もう本番までは走らないつもり。
今度の大会は距離は約 42km で、制限時間は8時間。ほとんどが林道で、終盤はロードの下りというイージーなコースなので、故障やケガさえなければ完走はできるだろう。
しかし油断は禁物だ。そういう時に限って思いがけないアクシデントに見舞われたりするので、気持ちを引き締めて、チャレンジする気持ちで臨まなければならないと思う。
下りでの転倒と捻挫だけは十分に注意したい。

プロの仕事

志賀高原エクストリームトライアングルは悪天が予想されたにも関わらず、白地のポリエステルの長袖ジップシャツで走った(歩いた?)。上半身が地面に着くようなハデな転倒は一度しか無かったはずだが、終わってみるとシャツが泥まみれになっていた。
帰ってからお湯につけたりして二回ほど入念に洗ったが、ひどい汚れはほとんど落ちなかった。お気に入りのシャツだったのでひどくがっかりして、困った時の最後の手段で YAHOO 知恵袋で尋ねてみたところ、『クリーニング店に相談してみたら』という回答が返ってきた。
目から鱗だった!!。さっそく近所で自家洗いしている店に持って行ったところ、信じられないくらい真っ白になって返ってきた。しかも通常の長袖シャツ料金だけだった。
せめて離れて見た時に汚れが目立たない程度になってくれればと思っていたのだが、近くで目をこらしてみたら少し汚れが残っている部分があるというレベルまできれいになっていた。
店にとってどの程度のレベルの仕事だったのかはわからないが、やはり困ったときはプロにまかせるべきだと再認識した。
それで気分が良くなったのか、久しぶりにロードレースにエントリーした。12/7 の八幡市民マラソンのハーフ。
参加費 1,000 円という今時あり得ない大会で、これまでは知らないうちにエントリーが終わっていたのだが、今日たまたま思い出して調べたところ、今日からエントリーが始まっていた。
ロードレースはもうほぼ引退気分なのだが、たまには走っておかないとタイムの劣化に一段と拍車がかかってしまう。
ちょうどいい大会にエントリーできて、今日はハッピーな気分だ。

八淵の滝

昨日は登山教室の随行で比良の八淵の滝へ行ってきた。
このところずっと天候が不安定で、高島へ向かう電車から眺める比良連邦は半分より上はすべてガスがかかっており、好天は期待できないコンディションだった。
当初の予定では八淵の滝を最下流から登る予定だったが、下部の鎖場が崩壊しているという情報があったため、大擂鉢までは普通の登山道を行くことにした。

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登山道の入り口には道がかなり荒れているので注意するようにという看板がいくつも見受けられたが、大擂鉢までは無事に到着した。
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この先、貴船滝などいくつかの難所がある。水量が多いと渡渉できない可能性もあるので、ここで対岸に渡って武奈ガ岳へ向かうルートを少し行って、貴船滝の上に戻るルートも考えられたが、ここの渡渉地点の鎖も崩壊しており、胸まで水につからないと対岸へ渡ることができない。
とにかく沢沿いの道をこのまま上がって、もし貴船滝が渡れなければ戻ってくるということで上部へ向かった。
貴船滝下の渡渉地点は、一旦くさり場を下ってから鎖の張られた流れを渡って、また対岸のくさり場を登って行く。
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この下りでは安全のためにロープを張って、さらに一人ずつロープで確保しながら下ってもらった。20 名ほど全員が渡り終えるのに1時間くらいかかった。
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このあともいくつかのくさり場を慎重に越えて、七遍返しのところで昼食。
その後はオガサカ道から稜線に向かって、比良明神でお参りをしておいた。
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北比良峠からはうっすらと武奈ガ岳を望むことができた。
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ここからはダケ道を経由して大山口、イン谷口と下りて行った。イン谷口についたのはちょうど4時頃だった。ここで解散ということになった。ちょうどそのタイミングで雨が降り出してきた。
ここで何と、以前に京都岳連で一緒に遭難対策委員をやっていて、その後理事長も務められた方に偶然出会った。イベントのお手伝いなどを頼まれたので、『よろこんで』と返事しておいた。
ここから比良駅までバスがあるが、本数が少ない。しかし 30 分後くらいには次のバスがあるようだ。
歩いても 30 分くらいなので歩こうと思っていて、半分以上の方は歩き出されていた。しかし私は出会った知り合いの方と少し話をしていて、そうこうするうちに雨が強くなってきた。
雨の中を歩くのが面倒になって、次のバスを待つことにしたが、ほどなく雨が非常に強くなってきた。もはやどしゃぶりだ。あっと言う間に道の脇が川のようになってきた。
ちょうど駅に着いた時、早く歩いた人たちがすでに駅に着いていたが、みなさんずぶ濡れになられたようだ。
その後の電車の乗り継ぎはスムーズで、6時半頃には家に帰ることができた。

Herbie Hancock ライブ

昨日は Herbie Hancock のライブだった。
会場の森ノ宮ピロティホールは全席 1000 名程度のやや小ぶりな会場なのだが、なぜか後方3分の1くらいはすべて空席になっている。それより前はほぼ満員状態だったが、おそらく観客は数百人くらいだったと思う。
これまでに Herbie Hancock のライブは何度も言っているが、野外のフェスティバルだったり、大きな会場ばかりだったので、この客の少なさは以外だった。それでもまだ当日券を売っているくらいだった。
今回の目玉は Hancock よりはドラムの Vinnie Colaiuta。Jeff Back のバンドで演奏しているのを見て驚いて、機会があればぜひ生で見てみたいと思っていた。
バンドメンバーはあとベースの James Genus とギターの Lionel Loueke。二人とも知らないが、James Genus は Brecker Brothers にいたらしい。
オープニングは予想通りの Actual Proof。Colaiuta のドラムは期待に違わず素晴らしい!!。私が生で見た中では Tony Williams(故人)、Jack DeJohnette に並ぶ世界最高レベルのドラマーだ。
その後は Watermelon Man や Cantalope Island など、ほぼすべて 60 年代から 70 年代の曲ばかりだった。唯一の例外はアンコールで Rockit のリフだけをやったくらい。それもすぐに Cameleon に移っていった。
Hancock はもう年も年なので(74)、あまり熱い演奏は期待していなかったのだが、予想をはるかに上回る素晴らしい演奏だった。これまでに見たのはすべてアコースティックバンドばかりで、エレクトリックは初めてだったが、これまでで一番良かったのではないかと感じた。
ただ、15,000 円はちょっと高いなという感じ。12,000 円くらいが妥当なところだ。また、個人的な好みで言えばやはり Hancock はウッドベースのアコースティックバンドの方が好きだ。
とは言え、期待が大きすぎてちょっと不完全燃焼だった Jeff Beck に較べると、予想以上に素晴らしいライブで、満足感を感じながら大阪城公園をジョグして京橋に戻った。