くろんど池往復

1週間後におんたけウルトラトレイルを控えて、どういう練習をするか迷ったのだが、疲労を残さないギリギリと考えて、くろんど池往復へ行くことにした。
家を出たのは暑い盛りの午後2時前。枚方では光化学スモッグ注意報が出ていたようだが、日射しはそれほど強くはなかった。
あまりチンタラにはならないように、穂谷川沿いのフラットな部分はキロ5分台で行くようにした。
津田サイエンスヒルズを越えて山道に入ると、いつものように爽やかな空気でほっとさせられる。白旗池畔の休憩所では後頭部の冷却アタッチメントに水を補給して、1時間6分ほどで交野山に到着。もう少し良いタイムを期待していたのだが、もうこれくらいのレベルなのだろう。
塩熱サプリと水分補給をして、早々に先へ進む。
今日は少しだけ大回りをして、くろんど池の南側の展望台を廻るコースへ行くことにする。ここはかつて何度か通ったが、ここ2年ほどは行っていないと思う。
くろんど園地の休憩所を越えてゴルフ場に出たところで山道に入るのだが、何と立ち入り禁止のテープが張られている。が、いつものように無視して入る。
さすがにほとんど人が入っていないようで、またもや蜘蛛の巣の歓迎を受ける。ランパンで来たので、生足に笹やアザミなどが擦れて不快だが、もう行くしかない。
かつての記憶で左への分かれ道には入らないようにして進んだら、予定通りくろんど池の展望台に出た。ここからは木の階段を下ってくろんど池畔へ出る。ここまで2時間弱。
ベンチに腰を下ろしてゼリーを補給して、走り慣れたコースで帰路に向かう。
穂谷川に出てからはおおむねキロ5分半くらいのペースで、そこそこの手応えを感じて家にゴールした。約 29km を3時間20分だった。
なかなかいい感じの練習になったと思うが、帰路の下りで右股関節の違和感が少し出た。このところ治まっていたので安心していたのだが、この時期にこれはちょっと不安を感じる。明日の山田池の練習会はあまりムリをしないようにしようと思う。

淀川ペース走

昨日のナイター練習会が思いがけない結果に終わってしまったので、今日はその鬱憤を晴らしたいと思った。
競技場へ行って一人でインターバルをやるというアイディアも浮かんだが、冷静に考えるとインターバルやレペティションなどのスピード練習の成果は実際のレースではまったく感じられないので、このところ個人練習ではやっていないくらいの速いペースでのペース走をやってみることにした。
幸い、今日は曇り時々雨という天候だったので、久しぶりに淀川のフラットなコースへ出かけることにした。
最初から少し速めでスタートする。とは言っても街中なのでキロ5分半くらい。淀川の河川敷に入るとキロ5分くらいのペースになった。わりと快調。
いつもは 10km 少々の往復コースなのだが、今日は 2.5km ほど長めのコースを行くことにした。
中盤からはキロ4分台になったが、体感的にはわりと楽で、リズムに乗って気持ち良く走ることができた。
後半はずっとキロ4分台で、心拍数も 150 台。ピッチも 200 弱で、個人練習としてはそこそこの走りができた。
おんたけウルトラトレイルまであと 10 日。今度の週末はどうするか、悩ましいところである。

危なかった?

今日はナイター練習会。先週末は法事があって競技場の練習会に参加できなかったので、トラックを走るのは 10 日ぶりだ。
台風の影響で日中は異様な蒸し暑さだったが、午後に一時強い雨が降って、不快指数はぐっと下がった。
アップの流しをやっているあたりから体調も気分も上がってきて、今日はいい練習ができるだろうと思っていた。
メニューはインターバル 1000m x 5。ワンランク上が3人いるので、彼(と彼女)らを追いかけるつもりで行こうと思った。
1本目をスタートして、3人の少し後ろを行く。差が開かないのでいい感じと思った。
ところが1周を過ぎたあたりで体調に異変を感じた。心臓の動きがちょっとおかしい。何と表現していいのかわからないが、肉体的な負荷に対して心臓の動きが順応していない感じ。
ムリをしないようにして(と言うか、ムリができない)、1本目は 4’06″。
2本目になれば慣れてくるだろうと思ってスタートしたが、100m を越えたあたりで同じ状態に。しかもどんどんひどくなって、200m を過ぎたところで危険を感じてレーンを外れた。
ジョグなら問題無いのだが、今日はこれで終了することにした。
帰ってから心拍数のデータを確認したところ、1本目は 500m を越えたあたりから 180 以上に上がっていた。2本目は 200m の手前から一気に上がって、レーンを外れたあたりでは何と 240 ほどになっていた。
スポーツ用の心拍計は医療器具ではないので、精度に関してはほどほどというレベルだ。とんでもない値を示すこともしばしばある。
しかしこれまでの経験では、とんでもない値を示すのは一時的で、体感的にはそんなはずはないという時ばかりで、いわば誤動作というものだった。
しかし今日のデータは極めてスムーズなカーブを描いており、体感的な違和感とも完全に一致している。おそらくこの値はかなり正確だったと思われる。
なぜ突然、このような症状になったのかは今はわからない。一つ、これまでとは違うことをやったのは、練習前に bcaa のタブレットを服用したこと。
bcaa はロング走の途中や、練習会から帰ってからが服用のタイミングだったのだが、運動前の服用も効果があるというような文章を読んで、今日はそれを試してみたのだ。
ただ、私自身これまで心電図検査では常に何らかの異常を指摘されており、異常なしという評価を得たためしが無いので、心臓の動きが一般的な正常の範囲からは若干はずれているということは認識している。しかし不整脈と言われたことは無いのだが。
今日のところは自分の体感が正常に働いていたということに満足しておくことにしようと思う。

甘南備山、サンドイッチ山

今日はクラブのメンバーの大半は七夕駅伝に出場する。私もこれまで都合のつく時は参加してきたが、駅伝での 3km というのはもはや自分が納得できる走りのできる場ではないので、今年はエントリーしなかった。
今日は時期的におんたけウルトラに備えてロング走のできる最後のタイミングで、昨日は法事で練習会も参加できなかったので、再度生駒往復へ行く予定をしていた。
しかし昨夜からどうも気分が今ひとつで、朝も身体がだるくて、起きる気になれなかった。
とは言っても完全休養という訳にはいかないし、山田池周回は気持ちが持たなさそうだし、生駒の通い慣れたコースではこれも途中で飽きてしまいそうと言うことで、先月登り損ねた甘南備山を目指してみることにした。
ちょうど先週末のマラニックの時に少し話をした人が京田辺の人で、その時に甘南備山の情報を少し得ることができた。

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9時過ぎに家を出て、今日は先日の逆コースを辿って藤阪を経由して R307 を目指す。甘南備山へは立体交差のあるあたりでお墓のあるところと聞いていたので、立体交差を過ぎて少し行ったあたりで左に入る道へ入った。しかしお墓は見あたらない。
すぐに畑のあぜ道のような所になって、先を見るとヤブに入るあたりに立ち入り禁止の看板とフェンスが立っている。近くにおられた畑仕事をしている人に尋ねたが、その人は地元の方ではないそうで、ご存じ無いらしい。
また R307 に戻ってもう少し東へ行くと、信号のある交差点で左側に墓地のあるところが見えた。ここに違い無い。
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しばらく道なりに行くと、道標は無いが左側に赤テープがあって山に入って行く道があった。おそらくこれだろう。
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道はしっかりしていて、少し行くと看板が出てきた。しかし看板の地図はこのあたりですべて同じデザインを使っているようで、立地場所と地図の方向がまったく合っていない。頭の中で位置関係を修正するのがなかなか難しい。
少し行くと三角点と展望台があった。八幡方向が開けている。
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さらに進むと神南備神社に出た。
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来た道を引き返すが、途中で氷室への小さな道標のある分かれがあったので、そこへ行ってみることにする。
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あまり人が通っていないようで、蜘蛛の巣の洗礼を受ける。しかしすぐにコンクリートの溝が現れて、R307 をくぐるトンネルがあった。トンネルを越えて西方向を見上げると、行きに横を通った墓地の看板がすぐそばに見えたので、その方向に R307 に上がった。
先ほど北へ向かった交差点を今度は南へ向かう。しばらくは住宅地で、尊延寺に入ると道が上り坂になってくる。前回は通っていない道だが、高い方へ向かうと自然に国見山の方向へ行く。
途中、はっきりしない分岐で畑方向へ入ってしまったりしたが、ほどなく気付いて正規のルートに戻って、あの荒れた登山道に入ってきた。またもや蜘蛛の巣の歓迎を受ける。
最後に急な木の階段を上がって、いつもの道に出る。
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今日はどういうコースにするかはっきりとは決めてこなかったが、練習と言うよりは探検気分なので、サンドイッチ山から前回行かなかった方向へ行ってみようと思う。
前回下った道を上る。白旗池へ向かっていると思った道に入ってみたが、これはすぐに消えてしまったので、頂上へ向かう。
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頂上からは東側へ向かってみた。古い小さな道標には向かう方向は甘南備山となっている。少し行くと未舗装の車道に出た。左へ行くと穂谷野外活動センターに行くようで、こちらに行ってしまうとあとはすんなり帰るしかなくなってしまうので、右へ行く。
このあたりは牧場があるようで、地図を見たら畜産団地となっていた。地図ではゴルフ場へ向かう道があるようだったが、注意していたが右への分かれはすべてチェーンで通行止めになっていた。
どんどん下ると広い車道に出た。これを左へ行くと尊延寺の方へ行ってしまうので、右へ向かう。右側は京阪奈墓地公園。手元の地図はこのあたりで下が切れてしまっているのだが、このまま行くとくろんど池へ出ると思う。交通量は少なく、歩道も広いので、こういう道なら車道でも苦にならない。
しばらく行くと右に入る細い道があって、この先が細くなっているという看板が出ていた。地図ではどこなのかよくわからないが、時間の余裕もあるので取りあえず行ってみることにした。
少し行くと三叉路。右側がやや登りになっているので、こちらを選んだ。
少し行くとやや広い道に出た。ひょっとしたらこれはくろんど池から交野のゴルフ場へ向かう道ではないかと思った。電柱にゴルフ場の看板があったので、間違い無いと確信した。
このまま帰ってしまうのではちょっと欲求不満という感じではあるが、ここからくろんど池へ向かってまた戻ってくるだけのモチベーションが湧いてこない。今日は一汗かいてもどうも気分が上向かない。どんよりした天気のせいもあるのかも知れないが。
さほどの迷いも無く、ゴルフ場の道を交野山へ向かった。すると駐車場のあたりで、クラブの知り合いにばったり。あまり練習会に来ない人で、七夕駅伝は申し込みに間に合わなかったとのこと。
昨年は私は七夕駅伝に参加したのだが、会場の大阪城公園まで淀川を走って行った。実はその時、河川敷でこの人に出会ったのだ。まったく同じ状況で昨年は淀川、今年は交野山で出会うというのは偶然にしては出来過ぎのような感じだ。
このコースではいつも帰りは交野山をパスして行くのだが、今日は頂上経由で帰ることにする。
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頂上エリアは人が多かったので、白旗池で今日初めて腰を下ろして大福餅を食べた。
交野山から津田サイエンスヒルズまでの間では、これでもかと言うくらいたくさんのトレイルランナーに出会った。こんなことは初めてだ。ちょうど昼過ぎという時間帯のせいだろうか。これからはこういう時間帯にこのエリアは避けようと思う。
穂谷川まで戻ると小雨が降ってきた。厚い雲が垂れこめて、どうにも気分がすっきりしない。
結局、約 30km を 4時間25分で終了した。

ぺーサー

トレイルの長距離レースでは『ぺーサー』をつけられる大会がある。『ぺーサー』というのは自分専属のペースメーカーで、レース終盤の決められた区間ではこのぺーサーと併走することができる。
海外の大きな大会ではめずらしくないようだが(有名なレースでは Western States)、国内では信越五岳くらいだろうか。
トップ選手はほとんどがぺーサーをつけるようで、鏑木選手が昨年優勝されたアメリカの大会も、勝てたのはぺーサーのおかげというようなことをおっしゃっていた。
が、個人的には、本来個人競技であるべきレースで、こういう明らかな他人のサポートが得られるシステムがあるというのはまったくもって信じがたい。
どうしてこのようなシステムが出てきたのかはわからない。
今年の Western States を不本意な結果で終わられた原良和選手も、何とか完走できたのはぺーサーがいたおかげというようなコメントをされていた。
私はマラソンの男女混合のレースで、女子選手に男子のペースメーカーがついて好記録を狙うということに関しては極めて否定的な考えを持っている。もっと言えば、ペースメーカーという存在そのものがおかしいと思う。
しかしこれはかなり以前から行われていたことで、昔は『ラビット』と呼ばれていて、選手はわかっているが、テレビ解説では触れられない話題だった。
いつの間にか公然の事実となって、今やペースメーカーはそれを表示する別ナンバーカードを着けているくらいだ。
世界選手権やオリンピックでは採用されないので、こういうことが本当は正しいことではないということはみんなわかっているはずなのに、なぜか当たり前のことになってしまっている。
こういうシステムに頼って好結果を得たとしても、本当に満足できるのだろうか。
今やエベレスト登山もシェルパが張ったロープを辿って、自分はただ歩くだけに成り下がってしまっていることなども同じ流れの現象なのだろう。
私は例えレベルが違っても、気持ちとしては山野井泰史のようにありたいと思っている。

伊賀忍者武術大会山城編

今日は私のお気に入りの京和トライアスロンクラブの『伊賀忍者武術大会山城編』へ参加してきた。

より大きな地図で 伊賀忍者武術大会山城編 を表示
案内のハガキではナンバーカードで時差スタートになっていて、私は 9:15 のスタートとのことだったので、8:50 くらいに集合場所へ行ったところ、どうも 9:00 に一斉スタートするような案内。
ここの大会はいつも土壇場で何が起こるかわからないことが多く、コースも当日にならないと正確なところはわからない。地図をもらったが、準備があるのでしっかり確認している時間が無い。
何とかギリギリ準備がスタートに間に合って、みんなと一緒に出発した。
昨年は暑さで終盤つらい目にあったが、今日も同じような天気になりそうだ。雨の場合に備えて帽子を持ってきたが、昨年のコースは 30 分くらいで山道に入って行ったので、帽子をかぶらずに出発した。
最初のうちは昨年と同じコースだったが、昨年入った山道の方向へは行かずに、まだしばらく車道を行く。帽子をかぶっておけば良かった。
7km ほど行ってちょうど踏み切りを渡る時に列車通過の待ち時間ができたので、そこで帽子を出してかぶった。
が、ほどなく山道に入って行った。
昨年とはまったく違うコースのようで、gps の地図はまったく無意味だった。
山道に入るとほとんど歩きになる。おまけにかなりの集団で、何も考えずに付いて行ったら、前の方から戻ってくる人たちが。どうもコースをはずしたようなのだが、ここの大会の特色で、里山の普段はほとんど人の入らないケモノ路のようなところがルートになっているので、どこが正しいルートなのか非常にわかりにくい。
やれやれと思いながらも『いつものこと』と諦めて、しばらくみんなでウロウロして何とか正しいルートを見つけた。
突然、神童寺に出た。重要文化財らしいが、スルーする。
また山道に入って、しばしば不安を感じながらも大きなロストは無く海住山寺に到着。しかしここも『ここから先は入山料が必要です』というような立て札に恐れながら、少しウロウロさせられた。
ここからしばらくは車道をぐんぐん下る。
しばらく行くと木津川を渡る橋にさしかかった。ここの大会は京都スタートの場合は木津川の北側のエリアを行くことが多いので、以外なコース設定に少しとまどう。地図をしっかり見ていないので、今日のコースをまったく把握していない。
車道を左折して急な登りをしばらく行くと、前で何人かが地図を見て立ち止まっている。このあたりにエイドがあるはずなのだが、なかなか出てこないので不安になったようだ。
私も同じような気分だったので、地図を見せてもらって一緒にルートを確認する(自分の地図はザックの中に入れたまま)。
すると、地図に記載されたルートでは先ほど左折した所を直進するようになっている。ということで、せっかく登った坂を下って行って、地図のルートに戻った。
しかしここから地図のルートをしばらく行っても、地図に記載されている山への分かれがわからない。30 人くらいの大集団であたりをウロウロするが、地図のルートはまったく見つからない。
先ほどの上り坂ルートはショートカットしてゴールに向かうことができるので、最悪それでいいかと思って、集団から離れてまたそこへ戻ることにした。急に天気が崩れて、雨が降ってきた。
で、先ほどの曲がり角に戻ったところ、スタッフの人がコース案内に立っている。何と、最初に行った上り坂が正しいルートで、地図に記載されたルートが間違っているとのこと!!。
ここの大会はある程度のユルさが魅力ではあるのだが、いくら何でもそれはないだろうと、さすがの私もちょっとキレかかった。
ようやくエイドに到着したが、配給されたサイドイッチはザックに入れて、早々に先を急ぐことにした。が、気分的にはちょっとモチベーションが落ちている。雨は止んできた。
前後のランナーが少なくなってきて、単独走になると不安を感じる。おまけにそろそろ登りも苦しくなってきた。
先行していた二人が『道が途絶えている』と言って戻ってきて、またロストかと思ったが、私が行ったところ、単に雑草が生い茂っているだけと思われたので、強行突破したところ、やはり正規ルートだった。
しばらく行くと車道に出たが、これがまたルートがよくわからない。
最終的には柳生を通って東海自然歩道を笠置山に向けて北上するルートだったのだが、ここももらった地図と案内のラインとはかなり違うルートだった。
さんざんウロウロさせられて、40km 少々に6時間ほどかかってしまった。
順位やタイムを競う大会ではないので、多少のトラブルはそれも楽しみのうちと割り切ってはいるが、今日はちょっと『いくら何でも』というのが正直な気持ち。
いつもの笠置の温泉はタオルサービスが無くなっていて、小さなタオルハンカチで済ませることになってしまったが、私より少し遅れて到着した人が『ルートがほとんどわからず、ほとんどずっと車道を走ってきた』と言っていた。
でもまぁ、また秋には何か参加することになるのだろうと思っている。

競技場インターバル

今日の練習会は競技場でインターバル 1000m x 5。目標タイムは5本すべて3分台だが、はたしてどうなるか。
このところ競技場は混むことが多いが、今日は一段と多い。特に小学生や中学生のような年代が多く、この世代はまだまだマナーがわかっていないので、トラックをのんびり歩いたり、トラックの内側でたまっている時に何気なしにトラックに出てきたりすることがよくあって、非常に危ない。
アップの時は、このままでは本練習がまともにできるだろうかと不安を感じるほどだったが、こちらもハイレベルのランナーが数人くらいいるので、彼らが前でコースを整備してくれることを期待して、本練習を開始する。
結構たくさんの仲間がいるのだが、何故かスタートしてわずかの間に単独走になってしまう。1本目は 3’54″。
2本目は 3’55” だったが、この後どうなるか、ちょっと不安を感じる。完全に単独走になってしまって、伴走者や目標がまったく無い。
3本目は何とか 3’58″。しかしもう目一杯という感じ。
4本目は案の定、4’02” で、何とか最後は3分台でという気持ちで臨んだラストも 4’01” だった。
ジリ貧になったのはやはり単独走になってしまったせいだと思うが、これは仕方ない。2本目以降は心拍数も 170 を越えていて、ピッチも 210 を少し越えるくらいだったので、これが限界だと思う。

ナイター練習会

今日はナイター練習会だった。
先週末は練習会が無かったので、強度の高い練習は10日ぶり。しばらくのんびりして、身体全体の疲れは取れた感じがするが、右股関節や左アキレス腱などの不調は期待したほどすっきりしなかった。
練習メニューは 2000m x 2。メンバーはめずらしく若手のスピードランナーと、私よりワンランク上が二人。総勢で 10 人未満というやや寂しげな集まり具合だった。
若手は練習相手にはならないので、ワンランク上の二人を目標に走ろうと思った。
が、若手は予想通り飛び出して行ったものの、ワンランク上の二人は出ない。このままではあまりにも遅すぎるので、仕方なく一人で出る。ほどなく二人のうちの一人とおぼしき足音がすぐ後ろに来た。
少し上げすぎたかと思ったが、出た以上はこのまま行くしかない。1000m は4分は切っているだろうと思ったが、時計をしっかり見る余裕が無い。帰ってから確認したら 3’56” だった。
後半は少しペースが落ちてきたと感じたが、ずるずる落ちるというほどでは無かった。予想通り、ワンランク上の二人が最後の1周ですんなり前に行かれて、4分を越えたかと思ったが、何とかギリギリの 3’59” だった。
2本目もほぼ同じ展開になった。1000m は 3’58″。後半も何とか粘ってまたもやギリギリの 3’59” で、すべて4分を切って走ることができた。
ちょうど1ヶ月前のナイターではすべて4分以上。1本目は 4’10” くらいのペースだったので、やればまだできるということが確認できてうれしかった。
しかしこういう練習結果が本番の結果に結びつかないのが悲しいところ。来月には今年最大の目標のおんたけウルトラトレイル 100k を控えているが、ロードレースはまったく予定無し。
こういう練習がおんたけウルトラのようなレースの結果にどれほどの効果があるのかはわからないが、やる気があるうちは続けて行きたいと思う。

サンドイッチ山

このところハードな週末が続いていたので、今週は少しゆっくりしたいと思っていた。幸いなことに天候も今ひとつだったので、のんびり過ごすことができた。
サンドイッチ山のことを知ったのはつい最近のことで、たまたまネットで枚方市最高峰が『サンドイッチ山』ということを知った。山と言っても三角点があるわけではなく、厳密には山ではなくて『最高標高地点』ということになるのだろう。
交野の山へ行くときはいつも交野山が最高峰だが、山名からわかるようにこれは交野市の山である。枚方市の最高地点が実はこのコースのすぐそばにあるということを知って、それならということで気楽な気持ちで出かけた。
せっかくなので、このあたりの低山ハイクの定番、甘南備山(かんなびやま)をつなげようと思った。ここもまだ行ったことが無い。

より大きな地図で サンドイッチ山 を表示
午前中は雨だったので、雨が止んでしばらくして2時半くらいに家を出た。
サンドイッチ山の手前までは定番ルート。スパバレイを越えてサイエンスヒルズから国見山の登山道へ。しかし白旗池へ出る少し手前で穂谷野外活動センターに入る。
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少し行くと舗装道になって、また少し行くと右側に登山道が分かれていた。オリエンテーリングの道標があって、ここからサンドイッチ山へ向かう。しかしサンドイッチ山という名前は道標にはまったく出てこない。
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すぐに分かれが現れる。ネットの情報で左がいいと書いてあったのを記憶していたので、迷わず左へ行く。あまり人が通っていない感じ。
少し登ると峠になっていて、直進すると下って細い車道が見えている。右の稜線に道が伸びているので、ここを登る。走れないほど急になって少し行くと、ネットで見た『サンドイッチ山(313m)』の標識が現れた。ここまで1時間少々。
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展望はまったく無いので、早々に先へ進む。同じ道を戻るのもおもしろくないので、先ほどの分かれの右側の道だろうと推測して頂上から右の道を下りる。ここも最初は結構な急斜面。雨で濡れているので慎重に下る。
途中でT字路に出て、左へ行くと白旗池へ行けそうだったが、今日のところは素直に右へ行く。予想通りの分かれに出て、いつもの道に戻る。
尊延寺への道は立ち入り禁止になっているが、まぁ何とかなるだろうという気持ちでテープをまたいで入る。
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急な木の階段を下る。蜘蛛の巣にしばしばひっかかる。あまり人が入っていないのだろう。うっそうとした樹林で、薄暗くてあまり気持ちの良い場所ではない。おまけに雨が降ってきた。
急な階段が終わると沢筋に出て、道が荒れてきた。沢が崩れている場所がいくつもあるが、通るのに苦労するほどの箇所は無い。
しばらく行くと開けた田圃が現れた。傍示のあたりとよく似た雰囲気だが、これなら歩く人が少ないのも仕方ないと思った。
思ったより下りの距離が長かったので、変な所に降りてしまったのではないだろうかという不安が少しあったが、住宅街に入って住所を確認したら尊延寺だった。すっかり本降りになってしまった。
今日はルートを入れた gps は持ってきていないが、尊延寺あたりの地図は印刷して持ってきている。関西外大の建物を目印にしばらく車道を行く。
R307 へ向かう分かれで一度ウロウロしてしまったが、無事 R307 の合流地点まで来た。ここから甘南備山への登山道が今日最大の不安箇所。
甘南備山方面はずっとフェンスが立っていて、山側へ入れる箇所が見あたらない。ヤマレコのレポートで京田辺方面へ少し行った所から山側へ入っているものがあったので、それを探してみる。
フェンスが終わって少し行ってから山側へ入れそうな場所があったが、川を渡れそうな場所が見つからない。あやしげなコンクリートの斜面をうろうろしていたら足を滑らせてしまって、危うく川までずり落ちそうになった。
このあたりから渡るのは諦めて、枚方方面へ向かってみる。しかしこちらも行けども行けどもフェンスやヤブで、登山道らしきものはまったく見あたらない。
しばらく行くと右側の斜面に上がる階段があったので、これかと思って上がってみたが、上は小さな田圃で、その先はため池の周りを半分ほど行くと道が消えてしまった。
半分諦めムードで R307 を枚方方面へ向かう。随分行ってから右へ行けそうな道があったが、もうすでに5時近かったので、今日はもうこれで諦めることにした。
R307 を離れて藤阪駅を経由して、穂谷川沿いの馴染みの道で帰ってきた。気楽な気分で出かけたが、甘くは無かった。甘南備山にはぜひ再挑戦しなければならない。

頭突き、肘撃ち

私はかつて格闘技の大ファンだった。特に好きだったのは総合格闘技で、PRIDE が流行っていた頃はさいたまスーパーアリーナなどへ 10 回以上観戦に出かけた。
総合格闘技というのは主催者によってルールが様々で、公式の統一ルールというものは存在しない。できるだけ制限を少なくした方がおもしろくなる可能性が高いが、行き過ぎるとただのケンカの凄惨な試合になってしまうので、そのあたりのさじ加減が難しい。
立ち技の場合、タイ式キックボクシングでは肘撃ちがあるが、K-1 では禁止されていた。肘撃ちは出血を伴うケガにつながりやすいので、テレビ中継を想定していた K-1 ではそういうシーンを少なくするためのルール設定だった。
総合格闘技の本家本元の UFC(Ultimate Fighting Championship)は発足当初はほとんど何でもアリで、素手で殴り合う激しいルールだったが、次第に制限が増えてきて、現在では肘撃ちは許されているが、頭突きは禁止になっている。
PRIDE では肘撃ちも頭突きも禁止だったが、グラウンドポジションでの頭部への膝蹴りは許されていた。これは当初は禁止されていたが、途中から解禁されるようになって、その頃から当時スーパースターだった桜庭和志が勝てなくなってきた。
何でこんな話題になるかと言うと、このところテレビのニュースで頭突きや肘撃ちのシーンをしばしば見かけるからである。
それはサッカーのワールドカップ。
私はサッカーには興味は無いので試合を見ることは無いし、日本代表の結果にも感心は無いのだが、テレビのニュースではワールドカップのニュースが頻繁に出てくる。
それにしてもこれほど頻繁に反則が当たり前のように繰り返されるスポーツというのは他では見たことが無い。ほとんどのスポーツでは反則を犯すと明らかなデメリットが発生するのだが、何故かサッカーでは単にその場のボールの所有権が得られるだけで、犯した選手も平然とプレーを続けている。
もちろんひどいと退場になったりするのだが、ひどくなければ何度やっても構わないらしい。
こういう点に関して言えば、日本選手はクリーンに戦っているのではないかと感じる。
随分以前に、日本代表だった選手が引退後、新聞のコラムで『ファールが必要な場合もある』というようなことを発言して物議をかもしたことがあったように思うが、それがサッカーというスポーツの本質なのだろう。
もちろんどんなスポーツでも大金のからむトップクラスになれば見えにくい不正はいろいろと行われているとは思うが、サッカーはそれが特にひどいように感じる。
正々堂々と戦った結果が負けたということであったとしても、相手のユニフォームをつかんで倒して勝つよりもよほど値打ちがあると思う。
選手は最後まで精一杯のプレーをやってほしいと思う。