今年最初の講座で7日(月)に奈良の畝傍山へ行ってきた。畝傍山はちょうど2年前に個人的に大和三山へ行って以来の2度目。
橿原神宮西口に集合して、橿原神宮には寄らずに畝火山口神社に向かう。
まずは懿徳(いとく)天皇陵。第四代天皇。欠史八代の一人。
次に安寧(あんねい)天皇陵。第三代天皇。欠史八代の一人。
そして畝火山口神社へ。気長足姫命(おきながたらしひめのみこと。神功皇后)などが祭られている。神功皇后が応神天皇を出産した伝承により、安産の神として信仰されている。
元々は畝傍山の西側にあったのが、いつからか畝傍山山頂に移されて、その後の橿原神宮の拡張工事の時に橿原神宮や神武天皇陵を見下ろすのは良くないということで今の場所に移された。
ここから登山道に入る。
畝傍山山頂(198.8m)で昼食にした。
山頂から耳成山。
反対側には葛城金剛山系。
畝火山口神社の跡。
山を下りて、神武(じんむ)天皇陵。言わずと知れた初代天皇。
北に歩いて、綏靖(すいぜい)天皇陵。第二代天皇。欠史八代の一人。
さらに北に歩いて、今井町の街並みを散策する。環濠の跡。
古い街並みを残そうとしているのは良くわかりけれど、整然とし過ぎていて若干違和感を感じる。
入鹿神社に立ち寄る。古代史では悪役の蘇我家だけれど、どういう経緯で祭られるようになったのだろう。ただ個人的には日本国家の近代化の礎を築いたのは本当は蘇我氏ではないかと考えている。天智天皇、天武天皇、そして藤原氏がその成果を横取りしただけなのではないかと感じる。
その後、近鉄の大和八木駅で解散となった。このあたりは好きなエリアで、一人なら行けなかったような場所にも立ち寄れて、楽しい一日だった。