山田池ジョグ

今日は走り納めということで、午前中に山田池へ行った。普段の休日よりも人が多く、クラブの仲間も数人出会った。
今年の総走行距離は約4200km。昨年、一昨年は 5000km を越えていたのと較べると、1000km ほど減っている。主たる要因は故障。昨年の 11 月末にやったダイトレ全山縦走以来、ヒザや足首、股関節など、いろんなところに次々と不調が出てきて、梅雨の時期に一時調子よく走れたものの、志賀高原エクストリームトライアングル以降はずっとどこか不調という状態だった。
しかしながら成果で言えば4月に初めての 100km ウルトラを完走して、7月にはおんたけウルトラトレイル 100K。そして年末の加古川では 10 年ぶりにフルで納得のいく走りができた。この何年かでは一番結果の出た一年だった。
そういう意味では今後の自分の走り方が少しつかめた年だったとは思う。
今のところエントリーしている大会は枚方新春ハーフと3月の篠山だけ。この1年の結果から考えると、私はハードなトレイルレースよりもそこそこ走れる大会の方が向いていると思う。
UTMF はエントリーはするつもりだが、以前ほどどうしても出たいという気持ちは無くなってきている。
大会出場はほどほどにして、自分で設定したロングトレイルをいろいろとやっていきたいと思っている。久しぶりにテントを担いでの泊まり山行もやるつもりだ。

唐櫃越え、烏ガ岳、嵐山

加古川マラソン、そしてこの1年の疲れをリフレッシュするために、京都西山のトレイルを気楽に走ってきた。
今日のコースは亀岡の馬堀から唐櫃越え(からとごえ)、そして上桂から松尾林道を遡上して、烏ガ岳から嵐山、そして松尾山からまた上桂へ戻るというジグザグコースを取った。おおむね 23km くらい。
※なぜか gps のトラックデータが残っておらず、地図は無し。
唐櫃越えは先週の登山教室で歩いた明智越え、そして老の坂と並んで、明智光秀が京都へ出るのに使ったと言われている道。京都縦貫道を通ったときに見えた山並みが気になって、近いうちに行きたいと思っていた。
唐櫃越えだけではちょっと物足りないので、先週の登山教室で眺めた烏ガ岳や嵐山など、これまで訪れたことのない山をついでにトレースしようと考えた。
亀岡駅の一つ手前の馬堀駅で下車して、スタートしたのは8時50分くらい。電車に乗っている時はいい天気だったのに、走り出したら急に空が曇ってきた。気温は低そうだ。
住宅街で一度ロストしかけたが、gps のおかげですぐに修正できて、小さな橋を渡って唐櫃越えに入った。
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少し車道が続くが、なかなかの傾斜だ。当然歩き。
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ほどなく山道になり、落ち葉を踏みしめて行く。小雪が舞って寒い。
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しばらく結構な登りが続く。こんな道を馬に乗った大軍が歩いたとはちょっと考えにくい。
スタートしてから30分ほどで稜線に出る。稜線に出ると傾斜は緩く、気持ち良く走れる。
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ほどなくみすぎ山(430m)に到着。
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上部が雪の愛宕山。
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天候が回復してきて、気持ち良く進んでいたら、林道に出てしまった。
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しばらく行くと舗装道路になり、軽トラとすれ違う。
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興ざめというところだが仕方ない。しばらく行ってまた山道に入る。
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このあたりはまるでトレランのためにあるような道で、思わず歓声が出てしまう。
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快調に進んで沓掛山(416m)に到着。
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沓掛山の下りがわかりにくくて、テープに沿って下って行ったらどうもルートをはずれているようだったので、沢の源頭のような場所を強引にトラバースして正しい道に戻った。
このあとも住宅街に近い所で住宅街方面へ下りて行きそうになったが、これも gps のおかげですぐに戻って、11時過ぎに上桂の住宅街に出てきた。
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gps のルートに導かれて西芳寺への最短ルートを行く。観光客が異様に少ないと思ったら、西芳寺は閉まっていた。
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西山トレイルコースとの分かれを過ぎて、松尾林道へ入る。午後にはここに戻ってくる予定だ。
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単調な林道をスロージョグで進む。傾斜は緩いので、何とかジョグのリズムで進める。
台風の爪痕か、こんなところもあった。
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林道をずっと進んでいたら、どうも烏ガ岳への近道の分かれを過ぎてしまっていたようで、gps を頼りに元に戻る。ちょうど分かれの場所に朽ちた木の橋が架かっていた。
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標識が無かったのでうっかり通り過ぎてしまったが、本当に gps 様々である。
しばらく沢沿いに登って行くが、通行者はかなり少ない感じ。烏ガ岳への稜線へ出るあたりがよくわからず、地形を見ながら適当な場所で斜面を上がって行ったら、すぐに稜線の道に出た。
前方に烏ガ岳が見える。
道なりに進んで行ったら、どうも烏ガ岳の頂上をトラバースしてパスしてしまいそうになった。せっかくここまで来たので、またヤブの斜面を適当に高みを目指して上がって頂上と覚しき場所であたりを眺めてみたら、小さな標識が目に入った。12時20分だった。398m。
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ここで出発してから初めて腰を下ろして、おにぎりをほうばった。小さなテルモスに入れてきたあたたかいお茶がおいしい。
10分ほどの休憩で、出発。強引に登ってきた斜面とは反対側にはっきりした道があった。
今度は前方に嵐山が見える。頂上へ向かう道があったので、迷うことなくそちらへ行く。ほどなく嵐山(382m)へ到着。
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山頂の少し下の方には嵐山城趾。嵐山に城跡があるとはまったく知らなかった。香西元長とやらが1497年に築いたらしい。
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この稜線は木が多くてすっきりした展望があまり無いが、ここからは京都市内が一望できる。比叡山も上の方は雪が見られる。
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しばらく行くと京都一周トレイルの標識が現れた。
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いよいよ今日の行程も残り少なくなってきた。あとは松尾山を越えて西芳寺へ下るだけ。
今日はほとんどが初めてのコースだったが、リフレッシュ目的だったので距離も短めに設定していて、時間的な余裕があったのでめぼしい山はきっちりと山頂が踏めたし、非常に楽しいコースだった。
松尾林道に下りたのは1時20分くらいで、体力的にもまったく問題無く、3時過ぎには家に帰ることができた。
山中ではほんの数人くらいしか出会わず、静かな山歩きが楽しめた。

加古川マラソン

2年ぶりに加古川マラソンを走ってきた。
絶好のコンディションで風もおだやかで、タイムは3時間43分44秒(ネットタイムは3時間43分02秒)ながら、内容的には 50 歳を越えてからではベストの走りができた。
とにかく体感を最重視して、エイドでは 5km ごとに立ち止まってしっかりと補給という戦略で望んだ。これは6月の武庫川月例マラソンでこういう走りをして、練習モードながらフルの距離を4時間ちょっとで走った時の再現を願ったから。
そうは言ってもやはりペースがどれくらいかは気になるし、気分良いペースがキロ6分ではいくら何でも淋しすぎる。
今年は陸協登録していないので一般でエントリーしたが、予想以上にスムーズにスタートできて、1キロも行かないうちに自分のリズムで走れるようになった。
で、ペースをチェックしてみるとキロ5分15秒くらい。期待通りで気分が良くなる。まだスタート直後なのに今日はうまく走れるのではないかという期待感が胸に湧いてきた。
心拍センサーを着けるのを忘れてしまったが、おそらく 140 台だろう。これなら最後まで行けるのではないかと感じられるペースだ。
最初の 5km は 26’40″。スタート直後のスローペースを考慮すればちょうどいいくらい。
時々ペースをチェックして、キロ 5’20” 台に落ちていたら少し気持ちを引き締める。ただしペースアップという対応にはならないように注意する。
約 10km で折り返して南下すると向かい風になった。ただ、走りに大きく影響するというほどではない。ペースをチェックするが、それまでとほとんど変わらない。
水門を渡って右岸を南下する。どこまで行っても代わり映えのしない風景に、気持ちが疲れてくる。これが加古川の欠点だろう。しかしこのコース設定では致し方ない。
10km がはっきりわからなかったので、15km でタイムチェック。この 10km が 52 分台だったので、当初のペースを維持している。
20km からはエイドで食べ物が出てくる。ここでは小さく切ったあんパンをスポーツドリンクで流し込む。
折り返しは 25km の手前あたり。一昨年はこのあたりではすでに気力も無くしてリタイアすら考えていたのだが、今日はまだまだ余裕がある。しかしこのあたりはちょうど対岸がスタートゴールの会場で、会場のアナウンスの声がはっきりと聞こえてくるし、アーチも見える。これは気分的にはちょっとこたえる。
30km のエイドではバナナを一切れ。そして 33km あたりでトイレに寄った。これですっきりして、気持ちもリフレッシュされた。
また水門を渡って左岸に戻る。また南下方向になるが、幸い向かい風は気になるほどではない。
35km を過ぎるとさすがに疲れを感じてきたが、ペースは落ちていない。ここまで来れば最後までいけるだろうという気持ちになってきた。
マラソンの終盤をこういう状態で走っているのは本当に久しぶりだ。最後にこういう走りをしたのは奇しくもちょうど 10 年前の加古川マラソン。49 歳の時で、結果的に最後のサブスリーになった大会だった。
2年前には苦痛だった荒れた路面も、今日はあまり気にならない。
ラスト 5km ではスイッチを入れ替えようと思っていたが、残念ながらスイッチが変わったのは気持ちだけで、ペースアップにはなっていなかった。
40km を通過したらギアチェンジと思ったが、これも身体が反応せず。
しかしラストは久しぶりに、肉体的な苦痛の中での至福感を味わうことができた。
ゴールのタイマーが3時間43分を表示しているのが目に入った時はちょっとがっかりしたが、そんな邪念はすぐに消えた。
ロードレースでこういう走りができたのは 10 年ぶりで、自分のマラソンというものをようやく取り戻したと感じた。
100% 満足のレースだった。

明智越え、高瀬山

今日は登山教室の随行で、亀岡から明智越え、高瀬山へ行ってきた。

日曜日は初心者向きのコースなので朝もゆっくりで、亀岡駅をスタートしたのは9時40分くらいだった。天気も良くて暖かくなりそう。
しばらく車道を歩いて、いよいよ山道へ。
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しっかりした道標に導かれてのんびり歩く。
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旧跡のような場所には案内板が設置されている。ここは峰の堂(むねんどう)。
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見晴らしの良い場所で昼食。京都市内も望める。
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水尾へ向かう道から分かれて、少し行くと高瀬山(341m)。三角点があるが、山の頂上という感じはしない。
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このあとは尾根を忠実に南下して、保津川左岸の車道に出た。
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昼頃から寒くなってきたが、3時前には保津峡駅に到着した。
これで今年の登山教室はすべて終了となった。

山田池練習会

今日の練習会も山田池。陸上競技場が改装工事をしているので、来年3月まで使えない。
加古川が 23 日なので、ポイント練習としては最後になるのである程度の距離は踏んでおきたいと思って、ムリのないペースで8周というつもりでスタートした。
1周目は体感的にはちょうどいい感じだったが、タイムは 13’17″。思ったよりはるかに遅い。
2周目以降は 12 分台の後半くらいで推移したが、4周目あたりから右膝や右股関節に違和感が出てきたので、5周で終わりにした。
心拍数は 140 台だったので、まだまだ余裕のあるペースのはずだが、体感的にはそれほどの余裕は感じられなかった。ただ、その後の体調から言えば5周で止めておいて良かったと感じた。
これで加古川の戦略は決定した。
キロ5分前半くらいでスタートして、給水ポイントでは必ず立ち止まって給水。バナナなどが置いてある所では必ず補給すること。
これを最初からしっかり守って4時間以内での完走が目標だ。
昔の感覚で言えば、たとえ給水ポイントでも一度でも立ち止まれば本当の完走とは言えないのだが、もうそんなことにこだわっても仕方ない。
今の力を出し切るベストの方法はこれしか無い。

京都からジョグ

今日は京都市内に住む母親に用事があったので、行きは出町柳から 3km ほど、帰りは家まで 31km ほどのジョグで戻ってきた。
主に賀茂川の河川敷なのでペースは上がらないが、できれば平均でキロ6分少々くらいで走りたいと思った。
賀茂川の河川敷は会社員時代に通勤ジョグで毎日朝夕走った道で、私のマラソン人生の根幹となっているコースだ。ここを走り始めてから 30 年。景観は変わったとも言えるし、さほど変わらないとも言える。
約 400m 間隔の橋でインターバルをやったのも懐かしい思い出だ。
今はまじめに走ってもその当時の軽いジョグくらいのスピードしか出せないが、その頃は 100km など絶対に走れなかったと思う。
帰りは、序盤はおおむね予定のペースで進んだが、徐々に冷たい向かい風が強くなって、竹田街道から鴨川に入るとまともに強風を受けることになった。
もはやキロ6分半が精一杯で、おまけに風が冷たくて寒い。
桂川になってからは一時風も弱くなったが、八幡から淀川に入るとまたもや強い向かい風に苦しめられた。
たとえ遅いペースでも最後まで歩かずに走りきりたいと思っていたが、トイレ休憩や水分補給で何度か歩いた。
ただ、そのせいかペースは落ちたものの最後まで潰れるという状態にはならず、まあまあしっかり走りきることができた。平均キロ6分半少々というところだった。
今日の走りと、最近のレースの内容などを考察すると、もはやフルマラソンの距離をノンストップで走りきる体力は無いと言わざるを得ない。むしろ適度に休憩を入れた方が良い結果につながりそうに思える。
ウルトラではエイドステーションでは立ち止まって補給しているし、武庫川で走った時も 5km 毎のエイドステーションで止まって補給していた。
家に帰ったら加古川の参加資料が送られてきていたが、加古川もその戦略で行った方が良さそうな気がする。
給水ポイントでは立ち止まってきっちり給水して、食べ物のある所ではきっちりと補給するという方法でやった方が良さそうだ。
かつての自分のイメージを払拭すること、それが今は一番大切なことなのだろう。

雪彦山

今日は登山教室の随行で播州の雪彦山へ行ってきた。かつてクライミングをやっていた頃は何度も通った山だが、一般ルートを歩くのは初めてだった。

7時半に京都を出発して、歩き始めたのは10時過ぎ。少し登るとかつて足跡を残した不行岳や地蔵岳が望めた。
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登山道は思いのほか岩場が多い。
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狭い隙間をずりずりとすり抜けながら、ちょうど12時頃に大天井岳に到着して昼食。
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ここからはほぼ歩きやすい道で、1時15分に雪彦山三角点に到着。このあたりから雪がちらついてきた。
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展望台の鉾立山ではほとんど展望がきかずに残念。
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夢前川の源流に入るとナメ滝が次々と現れる。
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最後は展望台へちょっと寄り道。
昔はここから地蔵や不行の正面が眺められたような記憶があるのだが、スギの木に邪魔されて地蔵は見えず。
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3時40分頃、予定のルートを完徒して登山口に戻ってきた。
最後におまけでバスを停めてもらって岩場を振り返る。
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なつかしの岩場を前にして、またあの気持ちが蘇ったりすると困るなと思っていたが、幸いなことにそういう気持ちにはならなかった。
このあたりの家はもうすべて空き家になっているようで、かつてはいつも下山後にビールを買っていた店ももう営業していなかった。
あの頃は遠い昔のことになってしまったという気持ちと、それでもいまだに山を続けているという気持ちが交錯して、不思議な感覚の一日だった。

淀川ペース走

八幡市民マラソンが予想以上に走れなかったので、昨日と今日の夕方は淀川でペース走をやった。アップダウンのある山田池よりもフラットな淀川でペース感覚を取り戻したいと思ったから。
コースまでの往復は市街地を約 5km。練習コースは片道 2.5km を1往復で、トータル 10km。
キロ4分台のリズムは少しは戻ってきたかなという気はするが、ペースの維持は4分台終盤が精一杯という感じ。
今さらタイムにこだわる必要は無いという気持ちの反面、そういう気持ちを無くすと一気に体力が落ちてしまうという危機感もあって、悟りの境地にはほど遠い状態だ。

三草山、多田銀銅山跡

昨日は登山教室の随行で、北摂の三草山、そして多田銀銅山跡を歩いてきた。

今日のコースは午前中は三草山の登山、午後はハイキングというメニューで、気分的には楽だ。本当はこういう時こそ注意が必要なのだが、天気も良いのでどうしても気持ちが緩む。
いつものように京都駅からバスで、亀岡経由で三草山登山口の長谷へ向かう。このあたりは日本の棚田百選に選ばれているとか。
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登山口にあたる慈眼寺のそばで準備をしていたら、近所の人であろうお年寄りが三草山の歴史などを蕩々と解説してくれた。
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予備知識をたっぷり入れて(私は半分くらいしか聞いていなかったが)出発。
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ゼフィルスの森を通って1時間ほどで三草山(564m)に到着。頂上からの眺めは素晴らしい。
大阪市内はあべのハルカスや南港のATCなどが見える(携帯のカメラでは識別できないが)。
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六甲もほぼ全景が眺められる。
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下山は西の方へ。サイノカミ峠は8本の道が交差している。
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南の方へ下りて、稲が刈られた後のような棚田で昼食。
そのすぐ下までバスが来てくれて、次の目的地の多田銀銅山跡へのハイキング道へ向かう。
途中で猪名川の屏風岩に立ち寄る。
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かつては名勝だったようだが、今は訪れる人もあまりいないようだ。
後半戦は、南田原から多田銀銅山跡を目指す。途中、『ずり(採掘された残石が捨てられたところ)』で落ち穂拾いに励む。
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私の収穫は孔雀石。
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多田銀銅山跡を一通りめぐる。
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立派な神社も残っている。
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最後は『多田銀銅山悠久の館』で展示物を見学。係の女性が丁寧に説明してくれた。
ここは奈良の大仏のための銅を寄進したという伝承があるくらい古くから採掘されていた鉱山で、そういう時代にどうやって鉱脈を見つけていたのか不思議だったが、鉱脈のある地上は植生が独特だそうで、そういう場所にしか生えない植物、そういう植物にしか卵を産まない蝶などがあるそうで、それらを見つける専門の人たち(ヤマ師?)がいたとのこと。
文化度の低い私にはなかなか貴重な一日だった。

八幡市民マラソン

ロードレースらしいロードレースに参加するのは、先日の駅伝を除けば3月の長居公園周回コースのフル以来。ハーフの大会は今年1月の枚方新春ハーフ以来だった。
枚方新春ハーフは1時間35分台だったので、今日はキロ5分を切るくらいのペースで入って、できれば1時間40分くらいでまとめたいと思っていた。
家から会場までは自転車で。気温は低いが天気は快晴。風もほとんど無いので、走り出せば以外と暖かくなるかも知れない。
ウエアは上は薄い長袖ジップシャツ(鯖街道の参加賞)、下は最近新調したサポートタイプのハーフスパッツにした。
1時間40分以内というグループの後ろの方に入って、スタートはスムーズだった。
スタート直後はしばらく細くて曲がり角の多い住宅街のような場所を通るが、1km ほど行くと木津川の河川敷に出る。後は木津川マラソンと同じ河川敷を走って戻ってくる。
体感的には思惑通りという感じで走り出したが、時計を見ると予想外にスピードが遅い。おおむねキロ5分前後だ。しかしスタミナに不安があるので、これ以上のペースアップは危険だ。
10km の通過は49分台(正確には49分14秒)。これでは1時間45分以上かかってしまう。それはいくら何でも・・・と思ってはみても、今日の体調ではそうそうペースアップするわけにはいかない。
15km の通過は1時間13分台で、この 5km は何とか 23 分台。わずかだがペースアップしていた。
しかし 16km を過ぎたあたりから脚筋に疲れを感じてきて、このままのペースを維持するのは難しいと思った。ちょっと抑えないとラストでボロボロになりかねない。
恐ろしくて時計を見る気分になれない。明らかにキロ5分以上のペースに落ちている。
ちょっとした路面の盛り上がりでバランスを崩して、思っている以上に疲れていることを実感する。
中盤以降はたくさん抜いてきたが、ラストの 2km くらいは随分抜かれた。順位へのこだわりはまったく無いが、終盤にペースが落ちていることを実感させられるのはあまりうれしくない。
結局1時間43分36秒でゴール。何とか平均でキロ5分を切れたのがせめてもの幸いだった。
この歳でこれだけ練習のブランクがあると、これだけ力が落ちるということを再認識させられた。いい休養になったのではないかと思ったりもしていたが、とんでもない考え違いだった。
心拍数は終盤でも 160 を越えていたので、走りそのものはボロボロにはなっていない。にも関わらずキロ5分以上かかるようなペースまで落ちているので、これは自力が落ちたとしか言いようが無い。
2週間後には加古川を控えている。目標をサブ4くらいに設定した方が良いかも知れない。