一徳防山、編笠山

9/12(日)は講座で一徳防山と編笠山を歩いてきた。9/8に続いてまたもやほぼ終日雨だった。

*GPSバッテリー切れのため途中まで。

一徳防山と編笠山はこれまで講座個人でそれぞれ一回づつ行っているが、あまり記憶には残っていない。

以前に講座で来た時はマイクロバスで来たが、2年ほど前から講座ではマイクロバスを使わなくなったために、今日は河内長野駅からバスで中日野まで行ってそこから歩き出した。

しばらく車道を歩いて、小さな道標で登山道に向かう。

そしてこの先でようやく山道へ入る。

前回来た時とは別のルートなのだろうと思っていたが、帰ってから gps のトラックを見たら前回と同じルートだった。

急な階段を上がったりしながら山道に入ってから1時間45分で一徳防山の山頂(541m)に到着した。

山頂からは何も見えず。

稜線を辿って三角点(544.1m)へ。ここの方が少し標高が高い。

南の方に岩湧山が見える。ここで昼食にした。

さらに稜線を辿って、東タツガ岩。ここも何も見えず。

三角点から小一時間で編笠山(635m)へ到着した。本日の最高峰。

このあと一気に下って林道に出た。

ほどなく岩湧寺へ。

あたり一面シュウカイドウが満開。

シュウカイドウにまじってキンミズヒキ(黄)とミズヒキ(赤)。

巨大な杉の木。

そばの四季菜館でトイレ休憩にした。

あとは車道で神納のバス停に向かう。

早くもヒガンバナ。

シュウカイドウだらけ。

1時間以上歩いてようやくバス停に到着した。

しかし次のバスまではまだ1時間以上あるので、さらに先の住宅街まで歩いて、一部の人たちはそこからバスで。私を含めた残りはさらに南海の美加の台駅まで歩いた。

最後の車道歩きは雨が止んだが、ほぼ終日雨の一日だった。

奥比叡

9/8(水)は京都一周トレイルの講座で奥比叡を歩いてきた。この講座は前回も雨だったが、またもやほぼ雨の一日だった。

朝、家を出た時は晴れていた。天気予報では午前中は持ちそうだったので、集合のケーブル比叡駅までは八瀬から歩いて行くことにした。

この道は久しぶりなので一瞬とまどう場所もあったけれど、無事に山道に入った。

序盤はつづら折れを登って、浄刹結界跡。

前回ロストした場所はわかったので、今回は注意して進んだ。

予想外に早く雨がパラついてきた。展望場所からの京都市街はうっすらと。

スキー場跡に出る踏み跡を左に見送って右のショートカットルートを行く。

八瀬から1時間20分ほどでケーブル比叡駅に到着した。

出発と同時に雨が本降りになってきた。

唯一の展望場所も今日は何も見えない。

最澄の御廟。

西塔の釈迦堂。

いつもと同じく峰道レストランのエリアで昼食にしたが、ここは雨をしのげる場所が無いので木の下に避難した。おかげでヒルを発見!!

玉体杉。ここからは御所が見えるのだけれど。

少し下ってせりあい地蔵に出た。京都一周トレイルのルートはこのまま横高山へ登るのだけれど、今日は横川のバスターミナルへ向かう。

午後2時過ぎ、横川に到着して解散した。

幸い、雨はほぼ止んでいたので私はせりあい地蔵まで戻って八瀬側に下る。

この道は歩く人が少なくてわりと荒れていたのだが、比叡山でトレランのレースが行われるようになってここがコースの一部になってからは多少歩きやすくなっていた。しかし昨年と今年はコロナの影響で大会が中止になってしまって、そのせいかまた荒れた状態になっていた。

クモの巣にからまりながら横川から1時間ほどで登山口のバス停まで下りてきた。

雨のせいもあって人とあまり出会わずに静かな歩きが楽しめたが、家に帰ってから足をヒルにやられていたことに気がついた。

鍋蓋山、菊水山

9/6(月)は2ヶ月ぶりの講座で六甲の鍋蓋山、菊水山へ行ってきた。一昔前は年に何度も六甲全山縦走をやっていたけれど、トレランレースを辞めてからはこのところすっかりご無沙汰。

神戸駅からバスで鈴蘭台の水源地前へ。

しばらく車道の登り坂。今日は暑くなりそう。

25分ほどでようやく登山道に入った。

それからさらに25分ほどで全山縦走路に出た。

それからほんの数分で鍋蓋山(486.1m)に到着した。ここで昼食。

神戸港方面。遠くには紀泉山地も見える。

右に次なる菊水山。左は高取山や須磨アルプス方面。

昼食後はひたすら下って天王吊橋を渡る。

そのあと小一時間の登り返しでようやく菊水山(458.8m)に到着した。

写真ではよくわからないが、小豆島も見えていた。

またまた激下りで水環境センターまで下りてきた。

午後3時前、鵯越駅に到着して解散した。

暑い一日だったが、それでも酷暑は過ぎて秋が近づいていることを感じられた。

高見山、国見山

コロナ感染はまだまだ収まる気配は見えず、不要不急の外出は極力控えるようにと言われている。登山なんてまさに不要不急そのものであろう。

しかしながら人間は生命を維持するための最低限度の行為だけで生きていけるものではない。外出を控えたせいで体力が低下して亡くなられた高齢者も少なくないと言われている。

というような大そうな弁解はさておいて、やましい気持ちも多少はあるものの、人の少なそうなエリアで平日であればまぁいいだろうと勝手に判断して、以前から歩いておきたいと思っていた台高山脈北部へ出かけることにした。

台高山脈北部は薊岳や明神平を中心に何度も出かけているけれど、高見峠から伊勢辻の間はまだ歩いたことがない。

うまい周回ルートがとれないかと眺めてみてもいいアイディアが浮かばず、さりとて高見峠と伊勢辻の往復だけでは芸が無さすぎる。ヤブばかりの不明瞭なムリやりルートも気が進まない。

最終的に、高見峠に車を置いて、まずは高見山を往復して、それから南へ向かって国見山まで往復するというルート設定にした。

9/1(水)の朝4時半に家を出て、途中で朝食とコンビニコーヒーをとって7時前に高見峠の駐車場に到着した。1台だけ奈良ナンバーの車が停まっていた。

そばに本居宣長の歌碑があった。

準備を整えて7時15分に出発した。

熊の目撃情報がいくつか表示されているが、こういう時に限って熊スプレーを忘れてきてしまった。さすがにちょっと心配。

お寺の手入れされた庭園を見てもあまり心を動かされないのだが、こういうのは本当に美しいと思う。

高見山は見ての通りの三角錐の山で、上部は急な登りが続く。とは言っても峠からは標高差 300m 足らずなので、30分少々で山頂が見えてきた。

7時50分、山頂(1248.4m)に到着した。7年前に講座で来ていらい。

展望台からの南の方の眺め。真ん中奥が薊岳で左が国見山。右奥は大峰方面。

駐車場に戻って、これからが今日の本番。駐車場の奥から登山道に入る。

しばらく行くとしっかりした道標が出てきた。

しばらく登って雲ヶ瀬山を通過。

このあとど〜んと下る。帰りが憂鬱。そしてハッピノタワ。

足下はすっきりしていて白山に比べるとはるかに歩きやすい。小走りで行けるようなところも所々ある。

しかし次第に天候があやしくなってきた。天気予報では午後は下り坂と言っていたが、早くも悪化してきている様子。いつ雨が降り出してもおかしくないような空気だ。最悪、伊勢辻から引き返すということも考えて、とにかく伊勢辻までは何としても行きたい。

10時9分、高見峠から1時間45分で伊勢辻まで来た。

ここから国見山までは4年前に歩いている。とは言ってももはや記憶はほとんど無いが、一箇所でロストしてずいぶん苦労したことだけははっきりと覚えている。

雨が降り出したら戻ることにして先へ進む。5分ほどで伊勢辻山(1290m)。

雨が降り出したら面倒なのでこの先で腰を下ろしておにぎり休憩にした。薊岳は上部は霧の中。

この先で若いカップルに出会った。向こうもびっくりしていたようだが、私もこのあたりで平日に人に出会うとは思っていなかった。

かわいい池。

いつの間にやら赤ゾレ山を過ぎていた。前回は間違いなく通ったのだけれど。

11時6分、国見山(1418.9m)に到着した。本日の最高峰。昔はきっと展望が開けていたのだろうが、今は木が茂っていて何も見えない。

まだ天気はもっているので、石に腰掛けて凍らせて持ってきたパックのカルピスを飲み干した。

あとはひたすら来た道を戻るだけだが、赤ゾレ山が気になる。

あの小さな池の向こうにちょっとしたピークが見えた。あれが赤ゾレ山かも。

来た時はこの麓あたりをトラバースしてきたのだが、池のそばから適当に上の方に行ったところ、踏み跡に出会った。前回来た時のトレースを見るとこの道を歩いていた。

無事、赤ゾレ山に到着した。前回来ているのでそれほどこだわる必要な無いのだけれど、やはり登っておかないとやり残し感が残る。

天候は少し持ち直していて、薊岳や大峰が見えていた。

国見山を振り返る。

前回はここの下りでロストしたということがわかった。山頂の写真の木の後ろあたりに行かなければならないのだけれど、少し右の方に下ってしまったようだ。

さてこれでもう思い残すことは無い。あとは淡々と下るだけだが、実はちょっとしたアップダウンが何度もあって意外と疲れる。

こんなところはジョグで。

ヤマホトトギス? ヤマジノホトトギス? どっち? きれいに写っていなかった。

ずっと樹林帯で展望がほとんど無いのだが、たまたま木の間から高見山。

さすがに高見峠から伊勢辻の間では誰にも会わないだろうと思っていたのだが、何と高齢の女性が一人で登ってくるのに出会った。散策して楽しいような場所とは思えないけれど、どこまで行かれるつもりなのだろうか。

午後1時25分、高見峠に戻ってきた。

片付けをして、宇陀の「大宇陀温泉あきののゆ」へ。宇陀と言えば森野旧薬園。薬草湯が楽しめます。

午後5時半には家に帰り着くことができた。やはりこういうマイナーなあまり人に出会わないコースはいい。それも平日ならなおさらです。

白山 転法輪の窟敗退

今月(8月)中旬はずっと天気が悪くて、山へ出かける気分ではなかった。

そうこうするうちにコロナ感染も一段と悪化してきて緊急事態宣言地域も広がる一方で、不用意な遠出は憚られる状態にもなってきているが、ようやく天候が回復してきて、そろそろストレスも満杯。

来週はまた天候が不安定とも伝えられているので、このチャンスを逃してはならないと思って、白山に向かうことにした。まだまだ残暑が厳しいので近場の低山に向かう気にはなれない。

白山最高峰の御前峰のそばに「転法輪の窟(てんぽうりんのいわや)」と呼ばれる窟があるということを知ったのはわりと最近のことで、たまたま図書館で借りた修験道の本に記載されていた。

登山地図の拡大図には記載されているが道は無いとのことで、いくつかの情報を検索してみたが確かに踏み跡すらない模様。しかも結構危ない斜面を経由していかなければならないようだ。

白山を開山した泰澄(たいちょう)がここで修行をしたと伝えられている。もう 1300 年以上前のことだ。写真で見ると大峰の「笙の窟」くらいの大きさがありそう。

これはぜひ訪れてみなければということで、ここ数年恒例となっている白山詣でに出かけることにした。

週末は別当出合まで車で入れないので平日に出かけることにした。いずれにしてもこの時期の週末の白山は大混雑する。

8/26(木)の午後に家を出た。福井に入ったあたりから雨が降り出して、一時は本降りになった。ちょっと不安になったが、天気予報では明日は晴れることになっている。

別当出合に着いた時は雨はほぼ止んでいた。平日だが駐車場には車がいっぱい。やはりこの時期の白山は人が多い。

車中泊の準備を整えて夕食の準備に入ったところ、何とコンロを間違って持ってきていたことが発覚!! 先月の北海道行きに購入したカセットコンロ用のものを持ってきたつもりが登山用の方を持ってきてしまっていた。外箱の形状がほぼ同じなのだが北海道から帰ったあとに片付けておいたものをそのまま確認せずに持ってきたのが間違いだった。

一瞬青ざめたが、冷静に考えたら今日は火を通さなくても食べられる惣菜や寿司などばかりで、朝食もパンとジュースにしている。胸をなでおろした。白山では以前、朝にコンロが使えなくてカップ麺が食べられなかったことがある。

朝のコーヒーが飲めなかったのがちょっと残念だが、4時 45 分、まだ暗い中をヘッドランプで出発した。

休憩舎ではすでに多くの人が準備をしていた。

いよいよ山道へ。今日は久しぶりに吊り橋を渡って砂防新道へ行く。

出発して 30 分くらいでほぼ明るくなって、まずは中飯場に到着。ここも休憩している人がたくさんいた。

休憩場所で人が多いわりには登山道ではあまり人と出会わない。おかげで自分のペースでじっくり歩ける。

サラシナショウマ。

やはり出てきました。

シモツケソウ。

出発して1時間半少々で甚之助避難小屋に到着した。休憩している人はわずかだった。

ノリウツギ。

右奥に別山。

トリカブトの群生。

昨日の雨のせいで登山道も所々水が流れているのだが、なぜか延命水は枯渇している。

きっと人が多いだろうと思っていたのだが、甚之助避難小屋を越えてからはまったく人に出会わずに黒ボコ岩まで来た。

弥陀ヶ原もまるでオフシーズンのよう。

このあと下山者に少し出会ったが、7時 36 分、出発して2時間 50 分ほどで室堂に到着した。

誰もいないベンチに腰を下ろしてジェルを補給した。

ようやくスタート地点についた感じ。

イワギキョウ。

ハクサンフウロ。

高天ヶ原。

御前峰の手前で登山道をそれる。

適当に進んでみたが、ハイマツ帯が多くてなかなかすんなりと進めない。

ちょっとした目印のように思える小石が積まれているものがあったりして、そのあたりの斜面を下ってみた。

かなり際どい下りだが、いよいよ行き詰まってしまった。

この下あたりにあると思われるが、ここは下れない。危なすぎる。もっと手前から回り込むルートがあるのかも知れないが、このあたりは横はハイマツに覆われていてちょっと入る気にならない。

時間はあるので戻ってルートを探してみようかと思ったが、登り返すのも結構苦労した。もういいかなという感じ。あきらめの良さには自信がある。

このまま上に上がれそうだったので直接ピークに向かう。

ちょうど奥社の裏側に飛び出した。

8時 45 分、御前峰(2702.1m)に到着した。

翠ヶ池と大汝峰(真ん中)。

槍穂高連峰と乗鞍岳(右)。

もっと人が多いだろうと思っていたのに予想外に人が少なかったので、山頂で腰をおろしてバナナ風味饅頭で休憩した。御前峰で一人でこんなにのんびりするのは初めてのことだと思う。

さて、このあとどうする? すんなり引き返すのはあまりにももったいないし物足りない。しかしまた白山三峰では芸が無い。

そこで、このあたりの登山道ではまだ歩いたことのない、アルプス展望台を経て南竜へ行く道を行って、それから砂防新道に戻ることにしようと思った。

室堂からラジオ体操の音楽が流れてきた。9時に流しているようだが、ちょっと遅すぎるんじゃないですか?

室堂に向けて下りていくと登ってくる登山者とたくさんすれ違った。そして室堂の手前で平瀬へ向かう道へと別れた。

お花畑にはハクサンフウロが咲き乱れていた。

イブキトラノオ。

まだ少し雪が残っている。

ナナカマド。

平瀬への道を見送って南竜へ向かう。

「展望歩道」とうたっているのに視界は無し。

アルプス展望台ではアルプスが望めたけれど、御前峰で眺めてきたばかりなので感動はない。

それよりもこの白水湖の眺めの方が美しかった。

ミヤマキンバイ(ミヤマダイコンソウ?)。

10時42分、南竜山荘まで下りてきた。ここは以前に随行で来た時に泊まった。

ここのそばのベンチに腰掛けて惣菜パンを食べた。

アキノキリンソウ。

足下に甚之助避難小屋が見える。

あとは淡々とノンストップで吊り橋まで下りてきた。

白山の神様のおかげで無事に下りてくることができました。

12時50分、駐車場に戻ってきた。

白峰総湯は平日のせいかガラ空きだった。

帰ってから調べたところ、転法輪の窟へのルートはペンキのマークがあるという情報があった。さほど古い情報ではないのでしっかり探せば見つかるかも知れないが、再挑戦するかどうかはちょっと微妙。その気になれば行くし、これで最後になるかも知れない。

藻岩山、そして大阪へ

今日(7/29)はいよいよ最終日。今日までの2週間、まさかの雨天ゼロだった。そのかわりにニュースでも伝えられているように、北海道も異例の高気温の日が続いた。

すっきりと晴れたのは利尻山へ登った日だけで、あとはほとんど曇り時々晴れという天候で、遠方が望めた日はまったく無かった。おそらく気温が高かったせいだろう。利尻山へ登った日も稚内などは見えなかった。

朝食はホテルで軽いバイキングのサービスがあったのでそれをいただいた。

7時半頃にチェックアウトを済ませて駅に向かって歩いた。

今日も曇り。藻岩山は雲がかかっている。

札幌駅でコインロッカーに大ザックを預けて、まずは地下鉄で真駒内駅まで。

バスを 30 分ほど待ってから 20 分少々乗って、北の沢会館前で降りた。途中、少し小雨が降っていたが、降りた時にはやんでいた。

しばらく車道を山の方に向かってゆるく登っていく。山は見えない。

歩き出して20分ほどで北の沢ルートの登山口に着いた。

ようやく山道に入れた。25分ほどで馬の背。このあたりからチラホラと登山者とすれ違うようになった。

この先、こんなお地蔵さんがいくつも出てきた。

登山者の多いルートだそうだが意外と歩きにくい。

10時20分、歩き出して1時間10分で山頂の展望台に出た。

展望台のそばに三角点(531m)。礼文岳よりも高い。

今日も展望はまったく無し。

急いで下っても仕方がないので展望台の中の休憩室でゆっくりすることにした。ちょうど札幌や藻岩山の歴史を紹介するビデオを上映していた。

50分ほどのんびりしていたら、いつの間にやら霧が晴れていた。

外に出たら札幌市街が広がっていた。

下山はスキー場コースへ。

少し下ったら藻岩山神社があった。

この神社に祀られているのは「スキー守護神」だそうで、それは明治時代に日本にスキーを伝えたオーストリア軍人のレルヒ少佐、そして札幌オリンピック当時に IOC の会長だったブランデージ氏を祀っているとか。

このあたりはスキー場のコース。

上から 50 分ほどで車道まで下りてきた。

車道を 20 分ほど歩いてバス停に到着した。札幌駅行きのバスはたくさんあって、ほんの数分の待ち時間で乗ることができた。

最後にラーメンを食べて帰りたいと思って札幌駅のそばの店を物色してみたけれど、今一つ惹かれる店が見当たらず、実のところまだあまりお腹が空いていなかったので、新千歳空港へ行ってしまうことにした。

新千歳空港は思いのほか立派な空港だった。行きの到着時はすでに夕刻で、早くホテルに入らなければと思っていて、速攻で電車に乗ったために空港の店などは目に触れることもなく通過してしまったが、多くの店が閉まっていた関空よりもはるかに賑わっている。

ラーメン街があって 10 店くらいの店がかたまっていて、どこにするか迷ったが、若干ビールが安めだった店でチャーシュー麺をいただいた。おいしかったです。

デザートは別の店でソフトクリーム。

そして5時半くらいの飛行機で関空に戻ってきた。帰りの便もほぼ満席だった。

帰りは南海の特急を奮発して、10時頃には家に帰り着くことができた。午前中に藻岩山に登って夜の 10 時には枚方の家に帰れるなんて、藻岩山日帰りも不可能ではないんじゃないかと思えるくらいだ。

ただ、片道ほぼ1日かけてフェリーで行った前回に比べると、利尻や礼文、宗谷岬まで行ったわりには遠出をしたという感覚は少なめだった。2回目というせいもあるだろうけれど。

前回、フェリーで苫小牧に向かっている時、陸地が近いのかスマホの電波がつながる時があった。時刻から考えるとおそらく津軽海峡を通過しているのだろうと思った。この時、何とも言えないワクワク感が心の底に湧いてきたのだが、今回はフェリーで利尻島へ向かっている時もそれほどの感慨は感じられなかった。ただ、島に近づいて上部に雲のかかった利尻山が見えた時はさすがに心ときめくものがあったけれど。

今年二度目で人生でも二度目の北海道。山らしい山は利尻山だけだったけれど、その唯一の目的が唯一の快晴の日に実現できたのは本当に運が良かった。

全般的に天候は今ひとつだったけれど、雨の日が無かったというのも幸運だった。おかげで停滞日が無く、事前に予定していたすべての行先をやり遂げることができて、おまけに温泉まで楽しむことができた。

おそらく次は冬になるだろう。今度は今年よりは早い時期にしてパウダーを味わいたいと思うが、そのかわり激寒になるので車中泊は相当厳しいだろう。

パウダー用のファットスキーも買ったし、中綿入りのアウターウエアも安くなったタイミングで購入したので、今から冬の到来を心待ちにしている。

札幌散策

朝にまた温泉に入って、朝食はバイキング。今日もごはんとパンの両方をいただいた。

明日の午後の飛行機で大阪へ帰るので、今日(7/28)は事前に札幌のビジネスホテルを予約している。到着した日に泊まったのと同じホテル。

宿が札幌駅へのシャトルバスを運行してくれていたので、それに乗せてもらうことにした。午前 10 時に宿を出発する。

利用客は意外と多かった。車窓から八剣山。ちょっと興味をそそられる。

11時頃に札幌駅のバスターミナルに到着した。

前回来た時はすすきのしか歩いていないので、今日はちょっと市内観光をするつもり。と言うか、スケジュールの関係でそれくらいしかできることが無い。

駅のコインロッカーにザックを預けて、まずは赤レンガに向かった。ここは北海道庁旧本庁舎で、重要文化財に指定されている。

この前の道はオリンピックのマラソンコースになっていた。

そばの池にはハスの花が咲いていた。

それにしても暑い!! 利尻や礼文も予想以上に暑かったが、札幌はそれどころではない。35 度くらいあるんじゃないかと思うくらい。

こんなところでマラソンなんかやったら死人が出てもおかしくない(結果的にはそこまで悲惨ではなかったが、途中棄権のランナーが多数出た)。

とても外を散策しているような天気ではないと感じて、近くにある北海道大学の植物園へ行ってみることにした。

420円払って中に入る。散策コースの案内に従って歩くと温室があった。こんな日に温室に入るか?

奇妙なことに温室の近くには高山植物のエリア。ほとんどまともに咲いていなかった。

植物園なら暑さも多少はマシかと期待したが、それは期待外れでした。

もうたまらんと思って早々に出て地下街に逃げ込んで、休憩スポットでしばし休憩した。

札幌の地下街は大阪の梅田や難波なみのスケールで、広々としていて気持ちがいい。大阪の地下街にはこういう休憩スポットはほとんど無いと思う。

一休みしてからちょっと外へ出て時計台に行った。

また地下街に戻って、大通公園へ。外へ出てみたらこの通り。

そう言えばニュースで、マラソンの観客が密集しないようにするために公園をフェンスで囲っているというようなことを言っていたのを思い出した。

これはテレビ塔。

市内観光はもうこれで十分という感じで、ホテルは3時からチェックインできるので早々に向かうことにした。

クーラーの効いたホテルの部屋でのんびりしていたらようやく気分が楽になってきた。

夕食は前回と同じ店に行って、念願のジンギスカンを味わうことができた。

稚内から4日間、大浴場でゆったりと温泉を楽しんできたので小さなユニットバスは窮屈だけれど、安いビジネスホテルなので仕方ない。

明日はいよいよ最終日。飛行機は夕方なので昼過ぎまで時間がある。この天気で観光地めぐりをするつもりは毛頭ないので、夜景で有名な藻岩(もいわ)山へ行くことにした。

豊富温泉から定山渓温泉へ

7/27 は札幌郊外の定山渓(じょうざんけい)温泉に宿を取っていた。ここもほんの二日ほど前に予約したもの。豊富温泉とは違って予約できる宿はいくらでもあったが、豊富温泉と同様に1泊2食で1万円少々という宿にした。

豊富から札幌までは特急列車でも4時間以上かかるうえに、列車の本数が非常に少ない。

そのあたりのことをあまりよく調べずに定山渓温泉を予約してしまったので、交通機関を後から悩むはめになってしまった。

定山渓温泉は札幌からバスで1時間くらいかかるので、夕方のあまり遅くない時間帯には札幌に着かなければならないのだが、そうしようとすると朝7時台の特急列車に乗らなければならない。

頼めば宿の車で送ってもらえると思うが、おそらく朝食は取れないだろう。

どうしたものかと探っていたら、豊富から札幌への高速バスがあるということを発見した。出発時間も 10 時台で、札幌には午後4時前に着き、うまい具合に豊富温泉にも停留所がある。

予約が必要だったので定山渓の宿を取った翌日に電話してみたところ、席を取ることができた。

ということでこの日の朝は一転してのんびりできることになった。

温泉宿に泊まった時のいつものパターンで、まずは朝風呂を楽しんだ。

朝食は大皿に数点のおかずがのっていて、パンとバター、牛乳。そしてごはんと味噌汁というめずらしい取り合わせ。

バターがちょっと変わっていて、味噌やブルーベリー、山椒などのまぜられたものが4種類、それぞれ小さじに一杯分くらいが並んでいた。

説明書きに「ごはんにも合う」と書かれて、ごはんにのせてちょっと醤油をたらすといいということだったが、ちょっと抵抗があったので口の中で味噌味のバターとごはんをまぜてみた。

合わなくはないけれど、白ごはんにバター風味というのは個人的にはやはりイマイチという感じ。ピラフなら違和感無いのだろうけれど。

チェックアウトが 10 時なのでその少し前に宿を出た。バスの時刻までまだ 30 分以上ある。

地図に「豊富温泉弘法大師堂」というのがあったのでそちらに向かったが、それらしいものは見当たらない。それよりもアブがさかんに足にまとわりついて、チクチクと刺してくる。今日はバス移動だけなので短パンにしたのでたまらない。

すぐそばに「湯の杜ぽっけ」という土産物店があって、すでに開いていたので、そこに逃げ込んだ。

お店の人のお話しによるとこのあたりは放牧場がたくさんあるのでアブが多いとのこと。

ほぼ定刻の 10 時 40 分過ぎにバスがやってきた。乗っていた人は一人だけだった。

その後ずっと海岸沿いを走る。天塩町、羽幌町、留萌市などを通ると次第に乗客が増えて、それなりに埋まってきた。

イルムケップ山?

砂川のサービスエリアでトイレ休憩。

定刻の午後3時 40 分過ぎに札幌駅のバスターミナルに到着した。うまい具合にここから午後4時に定山渓行きの快速バスが出る。

定山渓温泉はちょうど大阪から見て有馬温泉のような位置づけで、3月に札幌岳に向かう時に車で通過したので覚えている。

札幌駅から1時間少々、温泉街の中心の停留所で降りた。わりとメジャーな温泉地のはずだが利尻島や礼文島よりはるかに閑散としている。

「鹿の湯」という宿はずいぶん立派な旅館だった。有馬温泉なら1泊2万円は下らない。

部屋も立派でした。

大浴場は脱衣場から中に入ると階段で階下に下りる構造になっていて、浴槽部分の天井が非常に高く造られている。

露天はもちろん、温度の高い浴槽、低めの浴槽、水風呂とゆっくり楽しめる。お湯も良かった。

夕食は大部屋だったがスペースはゆったりしていて、品数も豊富温泉の宿の倍くらいあった。宿泊客はそれなりの数はおられた模様。

部屋に戻って一服してから、腹ごなしと酔い覚ましをかねて外に出てみた。近くの公園でライティングパフォーマンスとやらをやっているそうで、チェックインの時に入場券をくれた。

宿のそばにそれらしいライトアップの光景が見えたのでそちらへ行ってみたが、入場ゲートのようなものは無い。

19世紀に定山渓温泉の礎を築いた僧侶の美泉定山の像。

公園からは宿が見える。大浴場が見えているのでは?

イルミネーションはこんな感じ。

なんかショボいなと思ったが、もともとこういうイルミネーションやライトアップにはあまり興味が無い。

早々に部屋に戻ったが、あとからよく調べるとメインの会場はちょと別の場所にあったようだ。

遅くなってからまた温泉に入って、そしてベッドにもぐり込んだ。

サロベツ原野、豊富温泉

今日(7/26)は稚内を発ってサロベツ原野に向かう。今回の旅で辿っている地域は「利尻礼文サロベツ国立公園」となっている。

サロベツ原野に行くには豊富(とよとみ)駅が起点になる。ここでレンタサイクルを借りるつもり。

宗谷本線は本数が少なくて、朝の電車では早く着き過ぎるので、南稚内駅 10 時 32 分の普通列車に乗ることにした。

豊富駅には 11 時 16 分に到着した。

駅のすぐ横に観光案内所があって、ここで自転車を借りることができる。

6段変則のクロスバイクを借りることができた。大きなザックも 200 円で預かってもらえた。

「最近、ヒグマの目撃情報があるので注意して下さい」という言葉に送られて、11時半に駅を出発した。

道路標識に従って車道を進む。向こうは海ではありません。

昨日のダメージがまだ残っていて、最初からお尻が痛い。意外と遠くて、30分ほどかかってようやくサロベツ湿原センターに到着した。

まずはセンターの中に入って展示物などをざっと見回ってみたが、ここもクーラーは入っていなかった。

そして案内板に従って散策路に出た。

エゾカンゾウ(ゼンティカ)。

「ナガボノシロワレモコウ」というのだそうです。

タチギボウシ?

展望台もあります。

地平線まで見えそう。

ここを逃すと食事のとれるところが無さそうなので、ラーメンとチャーハンのセットをいただいた。何の変哲もない普通の味でした。クーラーが無いので汗をかいた。

出発した時間がすでに昼前だったのでどういうコースを走るか決めかねていたのだが、大回りコースを散策してからお昼を食べても1時間もかからずに終わってしまったので、海の方まで走ってみることにした。

海に向かってしばらく走るが海はまったく見えず、逆に丘のような丘陵地が近づいてきた。

ちょっとした峠を越えて下るとようやく海が見えてきた。

30分ちょっと走ってようやく海岸の道路までたどり着いた。北海道ではちょっと郊外に出ると交差点でもほとんど信号が無いのだが、めずらしくこんな所に信号が。

海岸沿いに南に向かって走る。右手には利尻山が見えるはずなのだけれど・・・。

左側は牧草地。

北緯45度の標識。

こんな店があったが営業はしていない様子だった。

お尻の痛みをごまかしながら海岸線を 40 分、ようやくまたサロベツ原野に戻る。

幌延ビジターセンターでジュースでも飲もうと楽しみにしていたのだが、自動販売機は無かった。

まずはそばにあった展望台に上がってみた。しかし見える景色はほとんど同じ。

それから長沼の周遊路に行った。

カキツバタ。

ちょっとした展望台があったけれど利尻山はまったく見えません。

お次はパンケ沼に向かう。20分ほど走ったら標識が出てきた。

パンケ沼は湖かと思うくらい大きかった。

さらに北のペンケ沼に向かうが、途中に朽ちた展望台があった。

登ろうとしたら登り口にロープが張られていて、朽ちて危険なので立入禁止とのこと。まぁ私一人 50kg くらいなら大丈夫だろうとロープをまたいで上まで上がった。

本当はペンケ沼まで行きたかったのだけれど、地図を見る限りは沼に近づける道が無い。それにすでに午後4時で、返却時刻の5時まであと1時間しかない。

豊富駅まではしばらく車道を走らなければならないので、そろそろタイムリミット。ペンケ沼はあきらめて駅に向けて帰ることにした。

地図を見て近道を行こうとしたらジャリ道に入り込んでしまった。

こういう自転車でジャリ道を走るのはパンクが怖いが、数分ほどでまた舗装路に出た。

車道へ出てからはちょっとした峠があったりして、思いのほか距離があった。お尻も痛いが時間の余裕もあまり無いので休むわけにはいかない。

午後4時半、ようやく豊富町に戻ってきた。

午後4時 40 分、やっと豊富駅に帰り着いた。結構疲れた。あとから確認したら 50km ほど走っていた。

今晩は豊富温泉に宿を取っているが、温泉は少し離れているので、宿の人にお迎えをお願いしている。

5時にお願いしていたのだが、駅の前にワゴンが停まっていて、駅舎に一人の男性が紙を持って立っておられたので尋ねてみたところ、今晩泊まる宿の方だった。

おかげでスイスイと宿に入ることができた。

部屋はビジネスホテルのような小さな洋室で、部屋にバストイレは無い。

ウエルカムサービスでいただいた冷たい牛乳と甘い梅干しがおいしかった。このあたりは酪農がさかんな地域なのだ。

一息ついたらさっそく温泉へ。ここの温泉は石油を試掘している時に湧き出したお湯だそうで、普通の温泉とはずいぶん違って石油の匂いがする。風呂場の照明がかなり暗いのだが、よく見るとわずかに油が浮いていたりする。

しかしそのお湯はなかなかいい感じだった。

料理はメインが麻婆豆腐というちょっと変わったメニューだったが、クラフトビールや北海道のおいしいお酒と共に堪能した。

実は私はこれまで食事が提供されるような宿やホテルに一人で泊まったことが無い(はず)。

山がらみで遠出する時はまずほとんど車中泊で、温泉旅館に泊まる時は嫁さんと一緒。山小屋に一人で泊まったことは無い(ヨーロッパアルプスでは何度か泊まった)。

そんなわけでこういう宿に一人で泊まるのはちょっと緊張していた。

夜にはまた温泉に入って、気持ちよく眠りについた。

宗谷岬、ノシャップ岬

今日(7/25)は自転車で宗谷岬に向かう。言わずと知れた日本の最北端。写真や映像では何度も見ているけれど、訪れるのはもちろん初めてのことだ。

自転車を借りられるのは9時半からということだったので、少し早めの9時15分くらいに行ったらすでに窓口が開いていた。

21段変則(前3段x後7段)のクロスバイクを借りて、9時20分に稚内駅を出発した。

しばらくは市街地を走る。宗谷岬まで 27km。

単調な道をひたすら走る。利尻島の時と違ってアップダウンはまったく無く、風も向い風ではないので走りやすいが、まだまだ先は長い。

出発して 45 分ほどで半分近くまで来た。

昨日のフェリーから見えていた風力発電施設。

10時40分、1808年に間宮林蔵が樺太探検に出航したと言われている場所。

10時50分、出発から1時間半であっさりと宗谷岬に着いてしまった。

さすがにここは観光客が多かった。

たまたま誰も写真を撮っていないタイミングがあった。樺太は見えなかった。

ここにも間宮林蔵の像。

道の反対側には展望エリアがある。

少し上ると広大な草原が広がっていて、モニュメントなどがいくつか置かれていた。

宗谷岬灯台。

駐車場のそばに宗谷岬神社とやらがあったが、どうも違和感がある。

時間があったのでおにぎりを食べたりして 30 分ほどゆっくりして帰路についたが、案の定、帰りは向い風になった。

そして普段、自転車で長距離を走ることが無いので、お尻が痛くなってきた。体力と脚力にはまだ余裕があるのだが、お尻が痛くて走り続けられない。

たまらず歩道に上がってしばし休憩。

ようやく稚内空港まで戻ってきた。

途中で自動販売機のペットボトルのジュースで休憩したりしながら、2時間以上かかってようやくスタートした稚内駅まで戻ってきた。

お尻は痛いが、まだ時間があるので何とかノシャップ岬にも行っておきたい。

この道路標識、拡大しなければわからないが、日本語表記の下にアルファベット表記があって、その下にはロシア語表記がある。

ノシャップ岬は意外と近くて、稚内駅から 20 分ほどで到着した。

ここからも樺太は見えず。

稚内灯台。

ちょうど午後3時に稚内駅に戻ってきた。トータル 73km のサイクリングでした。宗谷岬へ行った証明書をいただきました。

そして駅ビルの店でソフトクリームを食べた。

ホテルに戻ったら部屋でシャワーを浴びて一休みして、また南稚内駅方面に向かった。

昨日の店がおいしかったので今日は魚料理を食べようと思ったところ、何と休業していた。こういう旅をしていると曜日感覚が無くなってしまうのだが、今日は日曜日だった。

個人営業のような小さな店はどこも閉まっているようで、致し方なくチェーン店風の店に入った。

私はそれほど食べ物にはこだわらないので、それなりに満足できました。

ホテルのちょうど前にコインランドリーがあったので、帰ってから洗濯した。

明日はサロベツ原野へ行く。一時は宿が取れなくて諦めていたのだが、二日ほど前に運良く一泊だけ宿を取ることができた。

温泉に入って、クーラーの効いた畳の上の布団で寝られるのは本当にありがたい。