競技場練習会

今日は久しぶりの練習会で競技場へ行ってきた。5月とは思えない猛暑で、おまけに人も多く、気持ちは盛り上がらなかった。
予定のメニューは 3000m + 2000m + 1000m のレペティション。しかし私はもはやこういうスピード練習に本気で取り組む意欲は無く、キロ4分半くらいでお茶をにごそうと思っていた。これでもきついかも知れない。
いよいよスタートという時、ベテランの方が3人ほどでペース走のような感じで出て行かれるのが目に入った。一瞬迷ったが、これ幸いとこのグループに入れてもらうことにした。
最初はキロ5分くらいでスタートしたが、ほどなくキロ5分半くらいで落ち着く。暑さのせいか、個人練習でこれくらいのペースで走っている時よりも負担が大きい感じ。通常なら練習会の方が体感的に楽に感じるのだが。
みんながレペティションを消化する間、我々はずっとペース走のような感じでトラックを廻って、ラスト 1km くらいはキロ5分を切るくらいまでペースアップして、みんなとほぼ同じくらいの時間で 10000m を走り終えた。
最後の方は体感的にはそれほど追い込んでいる感じは無かったが、心拍数は 160 を越えるくらいまで上がっていた。こういう心拍数はこれまでならインターバルで 1000m を4分ちょっとくらいで走った時の値だ。
最近の練習の狙いは、『頑張る』というレベルの一歩手前のレベルで楽に長く走れるようになることなのだが、体感とは裏腹に実は肉体的にはそれなりの負荷になっているのかも知れない。
気温も高かったので、その影響もあったかも知れない。
明日は京都一周トレイルを一日で走りきる予定。二日ほど前までは天候の都合で今日行くつもりだったのだが、実は今日は比叡山でトレイルレースが開催されている。さすがにそんな日にその中に一人で入っていく勇気は無いので、明日にやることにした。
UTMF に向けた準備としては、まずは 10 時間以上、できれば 12 時間以上行動を続けるようなコースを行かないとダメと思うので、余計なことに気を遣わなくて済むように、よく知ったコースへ行くことにした。
70km くらいあるので、おそらく 14 時間くらいはかかるだろうと思う。

取立山

昨日は登山教室の随行で、福井石川県境の取立山へ行ってきた。今年の2月に山スキーで行った山で、山スキーではこれまで何度も訪れているが、無雪期は初めてだった。

ここは山頂付近に水芭蕉の群生地があるそうで、この時期はそれを求めて多くの登山者が訪れるらしい。山スキーの時は国道横の駐車スペースに車を止めて、そこから登り出すのだが、無雪期はかなり上部まで車で上がれる。
遠路はるばる京都から出かけたので、上の駐車場に着いたのは 11 時前。駐車場はほぼ満車という状態だった。
駐車場の電話ボックスは残っていたが、中はカラ。その横から登山道に入る。
まずは大滝を目指す。かわいらしい花がいろいろと現れるが、あまりにも次々に現れるので名前を聞いたしりから忘れてしまう。
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ほどなく大滝が現れる。
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ひと登りして稜線近くに来ると取立山がすぐそばに望める。
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上部にはイワウチワ。
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そしてタムシバ。
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1時前にこつぶり山(1264m)へ到着して、ここで昼食。
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白山は目の前。
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昼食を終えたら取立平の水芭蕉群生地へ。
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まぁこんなもんかなという感じ。
避難小屋を経て少し登って、取立山山頂(1307m)へ到着。
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白山を望めるのはこれが最後。
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これまで山スキーでしか来たことが無かったので、山頂にこういう標識が立っているのは知らなかった。
下山は山スキーでの滑降ライン。ただしつづら折れを道通りに下りる。
予定よりも少し早く、午後3時過ぎに駐車場に戻ってきた。
天候も思ったよりは良くて、白山を間近に眺められて気持ち良かった。

葛城山

昨日の随行は葛城山だった。ハイシーズンで人が多くて閉口したが、天気が良かったのが幸いだった。

当初の予定ではバスでロープウェイの乗り場まで行くつもりだったが、ロープウェイへ向かう道が大渋滞でバスがどれくらい時間がかかるかわからないとのこと。バスを諦めて約 3km の道のりを歩いて行くことにした。
バス道を避けて直線的に行くが、細い道にもかかわらず乗用車が多く、おまけに歩くハイカーも多いので車がすれ違いに苦労している。申し訳無いが仕方無い。
天気がいいので葛城山頂はすぐ近くに見える。
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登りは櫛羅の滝を経由して行く。
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ほどなくダイトレ名物の階段が現れる。
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なかなかの急登が続くので徐々に遅れる人も出てきたが、道が混雑して渋滞したりするので思ったほどは大きく離れない。ただ、我々は受講生 24 人の大パーティで、おまけに今日初めて会った人もいて、ちゃんと全員が揃っているのかどうかしっかり確認できない。
近鉄御所駅を歩き出したのが9時45分くらいで、小休止は取っているとは言うものの歩き出して3時間くらいになるとたまらず腰を下ろす人も出てきたりしたが、何とか全員ロープウェイ山頂駅までたどり着くことができた。
山頂直下の芝生エリアで昼食。
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今日の目的の一つはツツジなのだが、時期的にもう終わりかけという感じ。今年は例年よりは早めに季節が進んでいるようだ。
昼食後は山頂へ向かう。
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葛城山はダイトレでこれまで何度となく訪れているが、実はこれまで山頂には立ち寄ったことが無かった。
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下山は北尾根を下る。こちらは上部は気持ちの良い林で、急傾斜部分も少ないので、気楽に下山できる。
ロープウェイまであとわずかという場所に展望場所がある。台高や大峰が望める。
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ロープウェイ駅に3時 40 分頃に到着して解散し、私を含めた数人は駅まで歩いて帰った。

山田池クロカン走

明日は登山教室の随行なので、今日は手近な山田池でクロカン走をやった。
2月に一度だけ走ったコースで、1周目は記憶が曖昧な場所が2箇所ほどあったが、1周8km弱のコースを予定通り4周した。
目的はロングトレイルのためのペース走なので、ノンストップというのは意識せずに、適宜補給を入れながら一定のペースで走ることを目指した。
家から山田池まではほぼキロ6分ペース。クロカンコースは小さなアップダウンが多いので、下りではキロ5分台前半、登りはキロ6分くらいのペースで進んだ。
1周目は 45’13″。体感的にはちょうどいいくらい。登り下りで足のダメージを極力少なくすることを意識して走る。曇り時々小雨で、ロングジョグには絶好のコンディションだ。
2周目は 43’51″。平均キロ5分半くらいで、絶好のペース。
3周目の途中で少し疲れを感じてきて、水道で立ち止まってアミノバイタルを補給した。3周目は 42’46″(補給時間含まず)。
4周目に入るとさすがに脚筋の疲れを感じてきて、気持ちを引き締めないと苦しくなってきた。おまけに右足小指外側がシューズに締めつけられて痛くなってきた。
実はこのシューズ(NIKE)は何故か長い距離を走ると何時間か経ってからここが痛くなる。半年ほど前に買って、ソールがやや厚めで柔らかいシューズなので、あまりスピードを出さずに長い距離を走る時に履いているのだが、これまでもいつもこうなのだ。先月の淀川 80km 走の時も 60km あたりからこの痛みが出てきた。
痛みに耐えて走り続ける必要も無いので、一旦立ち止まってヒモを締め直した。
そろそろガス欠になりそうな気配を感じたので、3周目に補給したのと同じ場所で、今度はもみじ饅頭を食べた。
再スタートするとペースはこれまでとほぼ同じスピードを維持できたが、またまた右足が痛くなって再度ヒモを締め直す。
ようやく足の痛みがおさまって、4周目は 42’56″(補給時間含まず)で走り終えた。
家までの往復を含めてトータル 37km、3:27 だった。おおむねキロ5分半のペースで、ほぼ予定通りの練習がこなせた。
これからは山田池の周回のような時でも適宜補給を取りながら走るようにしようと思う。ロードレースはフルの距離までなら途中で止まったり歩いたりしたらもうお終いという感じだが、ロングトレイルはいかにうまく休憩を入れてトータルのタイムを縮めるかがポイントになる。
筋肉疲労の回復にはやはり短時間でも完全に休むことがいいようなので、ペースを落としてムリに走り続けるよりは、そこそこのペースで走って、エイドなどではきっちり休憩を取るということの方が結果は良さそうな気がする。
特に最近はガス欠が急激にやってくることがしばしばあるので、このあたりは自分のパターンをしっかりと認識して適切に対応していきたいと思う。

朽木から鞍馬

昨日、先月ルートミスで序盤で終わってしまったコースに再挑戦してきた。
好天に恵まれて、快適なトレイルが楽しめた。

先日と同じ電車でまずは安曇川へ。
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バスの待ち時間が 20 分ほどあるので、できるだけ出発の準備をしておく。
バスの乗客は高齢の女性と私の二人だけ。この女性が途中で降りて私だけになったが、その先の集落で学生が何人か乗ってきた。
先月同様、好天の休日だと言うのに、ハイカーのような人は誰もいない。蛇谷ヶ峰は結構登山者が多いのだが、みんな車で来ているのだろう。
朽木学校前の終点で降りて準備をして、前回より少し早い8時20分に出発した。
快晴だが、すぐに樹林帯に入ることがわかっているので、帽子はかぶらない。
ザックは最近新たに購入した Ultimate Direction の PB Adventure。Salomon の Skin Pro とよく似たベストタイプだが、ショルダーハーネスにちょっとした小物入れがついているのと、サイドポケットにジッパーがついているのが少し違う。実はこれがなかなか便利なのだ。
ボトルホルダーが前面に2個ついていて、600ml ボトルも2本付属しているが、今回は1本はこのボトルにスポーツドリンクを入れて、もう片方は Salomon のソフトフラスクに水を入れてきた。前回のようにボトルが揺れないので快適だ。
序盤はコースもはっきりわかっているので、登山道入り口のフェンスを開けて入って行く。
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明護坂を上がって、8時50分に東山を通過。
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行者山は9時1分。
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雲洞谷山は9時20分だった。
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木の間から蛇谷ヶ峰。
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ここから数分で、前回間違えた箇所にさしかかった。
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登山地図を見ると前回間違えた方も一応ルートにはなっているようで、鉄塔に出る前に左へ曲がっているのだが、前回確認のために戻ってきて見回した限りではそういう分岐は見あたらなかった。
9時40分に大彦峠。前回の終了地点までわずか1時間20分だった。
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ここから先は未知のルートなので、地図を手に進むことにする。
稜線は開けた植林で、まだ植えられてあまり年数が経っていない感じ。
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このあたりで林業の仕事をしている人に出会って、わざわざこんなところまで大変だなぁと思っていたら、林道がすぐそばまできていた。
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地図をしっかり確認せずにこの林道を進んでしまったが、少し行ってこれはおかしいと感じた。稜線からどんどん離れてくるのだ。
林道に出たところまで戻ったところ、案の定、道をわたった反対側に登山道があった。
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また鉄塔に出会ったところで道がよくわからなくなったが、道標を発見して一安心。
人手の入った植林をしばらく進んでいたら、次第に雰囲気がおかしくなってきた。道には違い無いが、しばしば現れるテープが出てこないし、稜線をトラバースするようになっている。結構な傾斜の斜面で、トレイルのレースが行われたとは思えない感じだ。
古い木の橋があったりするので道には違い無いと思うが、やはりここは稜線を目指してヤブを這い上がることにしよう。
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5分ほど上がると稜線の道に出会った。
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ここも後から登山地図で見ると一応はルートになっているようだ。gps のトラックを見るとちょうどこのルートを辿ったように見えるが、私は最後はヤブを這い上がってきた。
少し行くと鷹ケ峯の標識が現れたが、登山地図とは位置が合わない。
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しばらく行くと村井への分岐。ここも地図の位置より少し南にずれている。
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烏帽子岳を10時50分に通過。
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そして小川へ下りる分岐。ここを下ると鯖街道ウルトラマラソンでエイドがあった箇所に出る。
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もうあとわずかで白倉岳というところで今日初めて二人の女性登山者が下りてくるのに出会った。
白倉岳の到着は11時ちょうどだった。
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今日初めて腰を下ろしてジェルを補給する。しかしまだまだ先が長いので、数分程度で出発する。
数分で中岳。
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そして南岳。
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東尾根はまさにトレランのためにあるような快適な道で、どんどん攻めて11時52分に栃生に下りた。出発して3時間半だった。
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ここからはしばらくR367の車道を行く。今回はロードをしっかり走るということも大きな狙いなので、気持ちを引き締めて走る。登り以外はおおむねキロ5分台後半なので、これなら上々だ。
当初は梅の木の自動販売機でコーラ休憩にしようと思っていたのだが、さほど汗もかいていないので坊村まで行くことにする。
道ばたにはいたるところにシャガ(たぶん?)が咲いている。
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坊村には12時30分に到着した。鎌倉山登山口の手前の神社でおにぎり休憩にした。
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神社の水で顔を洗って、10分ほどの休憩で後半戦のスタートだ。最後の登りだが標高差が 650m くらいあって、なかなかのアルバイトになりそうだ。
休憩後にいきなりの急登はなかなかこたえる。林道と交差してさらに高度を稼いで、ようやく少し傾斜が緩くなってきたと思ったらぶな平という場所だった。
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だいぶ上まで上がってきたあたりに、今日初めての山での花で、ミワカガミがあった。
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今日は、山で出会った花はこれだけだった。ほんの二日前の横山岳とは大きな違いだ。そんなに遠く離れている山域でもないのだが。
必死で登っていると、上から子供の大軍のような声が聞こえてきた。30人か40人くらいの大軍が下りてきた。挨拶してくれるのはいいが、こちらは一人で、おまけに登りなので、本音はわずらわしい。指導者と覚しき大人が数人いたが、下りが道を譲るというマナーにはまったく無頓着の大人ばかりだった。
もうあとわずかで鎌倉山というあたりで、かなり疲労感が強くなってきた。少し頭がぼうっとしてきて、このところたまに起こる低血糖状態だ。しかし何とか頂上までは持ちこたえて、坊村を出発してちょうど1時間で鎌倉山の頂上に到着した。
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腰を下ろしてどら焼き休憩にする。随分涼しくなってきた。
もう大きな登りは無く、八丁平を過ぎるとあとはほとんど車道だ。
オグロ坂峠を目指して下って行くと、千年杉というのがあった。
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ちょっとした登りが何度かあったが、何度も通ったオグロ坂峠に到着した。このルートでオグロ坂峠に来るのは初めて。
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1年ぶりの八丁平。
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中学や高校の頃の秘境のイメージはもはやまったく無い。
しばらく林道を下って、懸案のフジ坂へ向かう。分岐に通行不可の案内が出ていたが、何とかなるのではないかと思って向かったところ、予想をはるかに超える悲惨な状況に唖然とした。
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さすがにこれは戻るしかないかと思ったが、地図で元の道を見るとこの谷の左岸を下りているので、何とかなるのではないかと思って、とにかく突入してみることにした。
上部では所々道の痕跡が残っていたが、そのうちそれも無くなってしまい、ヤブの斜面を強引に下りるしか無くなった。もはやここからまた戻る気にはなれないので、崩れた部分から若干の距離を取りながら、急なヤブ斜面を強引に下った。
ほぼ下りきって小さな沢を渡ってからは、おおむね崩れた部分を行った。少しは踏み跡のような痕跡も伺える。
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流木の上を行ったりしながら、何とか下の林道まで下ることができた。
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いやはや、とんでもないところだった。登山地図の 2014 年版にはこのルートが残っているが、この崩壊は 2013 年秋の台風の影響なので、2015 年版では訂正されるだろう。
もうあとは車道のみ。このあとのロードをしっかりと走りたいところだ。
尾越の集落を越える。
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この後、前坂峠への急登が待っていた。ここは鯖街道ウルトラでも走れなかった箇所。今日は何とかと頑張ったが、最後の方は歩いてしまった。
しばらく下って、今日は百井へ向かう。大見尾根の道はもう何度も通っているし、さほど気持ちの良い道ではない。今日は課題のロード走のためにあえて車道を選んだ。
百井への分岐に道標がまったく無かったので少し大見方向へ行ってしまったが、gps のおかげで大きなロスにはならずに済んだ。
ここからヒノコまでは緩い下りなので、キロ5分半から6分以内のペースで進む。ここまで来てのこのペースは自分としては悪くない。
ヒノコは15時40分。当初はできれば出町柳までランと考えたりしていたが、時間的にも体力的にも鞍馬がゴールだ。
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ここから百井峠へは登りが続く。百井の集落はたくさんの人が畑仕事だった。
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ここで鞍馬まで 8.7km という標識が現れる。あと 5km くらいかなと思っていたので、予想外の距離にちょっとがっかりする。鞍馬は17時くらいになりそうだ。
16時20分にようやく百井峠に到着。このあたりから鞍馬温泉の手前まで、山道を歩いて下ったことが以前にあったので、その分かれがないかどうか注意しながら下ったが、結局見つからなかった。よく考えたら天が岳の方に少し入ってからだったかも知れない。
花脊街道に合流してからの下りはおおむねキロ4分台のペースで走った。翌日に大腿四頭筋の筋肉痛が出るくらいの気持ちで攻めた。
ここからが以外と長くて、鞍馬駅にゴールしたのはちょうど17時だった。
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gps の表示では 50km、帰ってからカシミールで確認したら 48km ほどだった。
鞍馬ゴールに日和ったのが多少心残りだったが、おかげで最後までロードの走りをしっかりできたので、おおむね満足の一日だった。
一晩明けたが、期待した筋肉痛はほとんど無し。まだまだ頑張りが足りないということだろうか。

横山岳

昨日の登山教室は湖北の横山岳に行ってきた。
湖北の名峰だそうだが、私は初めて。確かに立派な山容で登りごたえもあり、植生も豊かでブナ林の広がる素晴らしい山だった。

遠方にもかかわらず、今日は電車で出かける。昨秋からバス代が高騰しているためだ。
朝6時に家を出て、北陸線の木ノ本駅に8時半過ぎに到着。そして手配しておいたタクシーに分乗して登山口の白谷小屋へ向かった。
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ここには20台くらいは止められそうな駐車場があるが、連休などは一杯になるらしい。
事前の情報では予定している白谷のルートはかなり荒れているらしいが、予定通りそこへ向かう。私は念のためにロープを用意してきた。
まずはイチリンソウ。
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いろんな花が出てくるが、覚えていられない。
沢を何度も渡りながらしばらく登ると林道に出る。林道を少し歩いてまたすぐに登山道に入る。そこを少し登ると経の滝。
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なかなかの急登が続く。もう一踏ん張りすると五銚子ノ滝が見えた。
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流れのそばにはヤマシャクヤク。この花は見られる機会が少なく、これほどきれいに咲いている時期はほんの数日くらいしかないため、グッドタイミングだった。
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振り返るとびわ湖が望める。
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イカリソウも随所に。
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急登をあえいで午後1時前にようやく横山岳山頂(1132m)へ到着。
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下山は東尾根ルートを行く。頂上直下の日当たりの悪い北面にはまだ雪が残っている。
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好天に恵まれて、展望の開けた気持ちの良い稜線をゆっくり下る。
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白山は見えているような見えていないような・・・。
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頂上稜線にはタムシバ。
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イワウチワも残っている。
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このあたりのブナ林は絵に描いた様に素晴らしい。
東尾根に折れる所で少し寄り道する。
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阿蘇岳は三角点のみで展望などはまったく無し。
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ここから少し下ると金居原夜叉が池。おそらく雪解け水が溜まっているのだろう。
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晴天続きで足元が渇いて滑りやすくなっている道を下って、最後は林道で午後4時15分に登山口に戻った。

競技場インターバル

今日の練習会は久しぶりの競技場。予定のメニューは 1000m x 5 のインターバルで、UTMF を目指す身ではこういう練習はもはや意味が無さそうに思えて、個人的にキロ5分弱くらいのペース走をやろうと思っていたのだが、みんながインターバルをやる雰囲気だったので、取りあえずスタートは一緒にやることにした。
一人でペース走にするつもりでスタートしたが、少し走るとせっかくなので少しペースを上げてみると、気持ちがインターバルをやってみる方向になってきた。ただしペースはそれなり。
1本目は 4’45″。とてもインターバルとは言えないペースだったが、久しぶりにトラックでペースを上げると気持ちがいい。と言うことで、このままインターバルを続けることにした。
2本目は 4’27″。4分半を切るようなペースで走るのは本当に久しぶりだ。これくらいなら心拍数も 150 くらいでまだ余裕がある。
3本目は 4’26″。ここで時計の電池が切れてしまってその後のタイムはわからないが、おそらく5本目は 4’20” くらいだったと思う。
練習としての意味があったのかどうかはわからないが、こういうペースで走るのは練習会でしかできないので、たまにはこういうのもいいのではないかと思った。

くろんど池往復

今日は久しぶりにくろんど池往復コースへ行ってきた。
このところ生駒方面へ行く時はいつももっと長いコースへ行っているので、以前は定番コースだったくろんど池往復はずいぶん久しぶりだった。
距離的には 30km に満たないくらいなので、ロードや走れるくらいの傾斜でしっかり走ることを意識しようと思った。
出かけたのは午後2時半くらい。暑い最中だ。冷やしたスポーツドリンクと雨、小さな和菓子をザックに入れていく。
序盤の穂谷川でキロ6分を少し切るくらい。まぁこれくらいでいいだろう。
山田池を越えるあたりから少しペースが上がってキロ5分半くらい。自然なペースアップだ。
今の狙いはこれ。
意識して頑張るのではなく、自然な流れで巡航速度を上げること。心拍数で言えば 140 台から 150 くらい。
津田のアルプラを過ぎると登りになる。ここもムリをしない程度にリズムで登る。
津田サイエンスヒルズの登り坂や階段もジョグのリズムで上がって、ようやくトレイルに入る。
ここは一昨年の秋の台風以来、ずっと進入禁止になっていたが、ようやく解除されていた。随分整備されている。
スタートしてちょうど1時間で白旗池を通過して、1時間6分で交野山の頂上に到着した。おそらくここ2〜3年では最速だと思う。もちろん今日は距離が短いというせいもあるけれど。
くろんど園地に入って、緩い登りもキロ6分を切るくらいでカバーして、下りに入る。くろんど園地往復の時はバーベキューエリアへ行かずに真っ直ぐ山道を行くのだが、今日は UTMF を意識して生駒へ向かう未舗装の車道を下る。
ちょうどうまく走れるくらいの下り傾斜なので、キロ4分台になる。いい感じ。
休憩所の少し手前で左に折れてくろんど池へ向かう。ここで1時間半くらい。
沢沿いの山道をおおむね早歩きで進み、いつも行く道と合流して沢を渡って、ちょっとしたでこぼこを越えてもう間もなくくろんど池という所まで来た。
今日はいい感じだと楽しんでいたら突然、左足のスネあたりになにかが引っかかった。地面から切り株のようなものが斜めに飛び出していて、それを引っかけてしまったのだ。
スネの真ん中あたりから膝下あたりまで数センチ程度、擦り傷ができている。スネのあたりはかなり痛い。ちょうど最初に当たったあたりが腫れてきた。少し立ち止まって手でさする。血がにじんでいるが、そんなにひどいケガではなさそう。打撲ではない。
せっかくいい気分で進んで来たのに、ちょうど真ん中あたり、家からもっとも離れた場所でケガをするとは。おまけに今日はお金を持ってきていない。
ちょうどくろんど池もすぐなので、少し歩いて様子を見て、ジョグでくろんど池に到着した。スタートして1時間40分くらい。
くろんど池では休憩も兼ねて小さな和菓子を食べて、スポーツドリンクのボトルでスネを冷やした。
少し腫れてはいるが、走りには影響なさそうなので、早々に帰路に向かう。
帰路はいつも通り、バーベキューエリアへ別れる所に出るショートカットルートを行く。
車止めまでの登りをしっかり上がって、下りはしっかり走る。キロ5分ちょいくらい。
傍示からの登りもジョグのリズムで上がりきって、いい感じでゴルフ場に戻ってきた。
白旗池で少し休憩してスポーツドリンクを飲んで、アメをなめながら最後のトレイルをこけないように下った。
なかなかいい感じで走れている。ちょうど狙い通りの感じだ。頑張るというのではなく、そこまでいかないレベルでリズムで走れている。
京セラミタの工場の横で穂谷川に出て、ここからどれくらいのペースで行けるかがチェックポイントだ。
頑張らずにキロ5分半くらいで行ければいいのだがと思っていたら、ほぼキロ5分くらいのペースだ。
山田池を越えて家まで 2.5km くらいにさしかかってきたら、時々キロ5分を切るくらいのペースになることもあった。そんなにペースアップしている感覚は無い。
結局トータル 28.4km を3時間8分くらいで走り切れた。休憩時間を除くと2時間58分。
はたしてこういうペースで何キロくらいまで行けるのだろうか。
もちろん UTMF の本番ではこんなペースで行くことはないが、本番のペースが余裕があると感じられるような体調にしていきたいと思う。