昨日(2/22)は今年3回目のスキーにびわ湖バレイに行った。
無雪期の山歩きでは何度も訪れているけれど、スキーで来るのは一体何十年ぶりだろうか。もはやまったく記憶が無い。
何度か来たことは間違い無いのだけれど、おそらくスキーブームの頃で、確か混雑ぶりがひどかったはずで、いい印象が無い。そんなこともあって、山スキーをやっている頃に練習でゲレンデへ行く時もここは対象外だった。
今シーズンは雪不足で国境は3月を待たずしてほぼ賞味期限切れ。となると多少なりとも標高の高い所となると箱館山かびわ湖バレイしか無い。
シニア割引のある箱館山か、平日割引のあるびわ湖バレイかで天秤にかけて、少し高いけれど30分ほど近いびわ湖バレイに行くことにした。平日なら混雑もそれほどひどくないだろう。
家から1時間半ほどで到着して、一番のゴンドラに乗って8時半過ぎに打見山に下り立った。そして一旦小さな緩斜面を滑って、リフトに乗って蓬莱山へ。
遠方には武奈ガ岳。やはり雪が少ない。
今回も午前券で1時半まで。ゴンドラで上がらなければならないゲレンデは休憩に車に戻るということができないのが難点で、一度トイレ休憩のあとに5分ほど腰を腰を下ろした以外は時間ぎりぎりまで滑り続けた。
昔は金曜日の夜に出発して土日の2日間まるまる滑ったりしたけれど、もはやそういう気力も体力も無い。半日で十分だ。
基本練習を繰り返した成果かどうかわからないけれど、後半の2時間くらいは以前の滑りの8割くらいまでは感覚が戻ってきたように感じた。と言ってももともと万年2級スキーヤーというレベルなのだけれど。
もう山スキーを再開するのはムリなのではないかと恐れていたけれど、これなら初心者ルートなら何とかまた行けそうな気がしてきた。
そろそろ取立あたりでもと思ったりするけれど、新しい車はまだスタッドレスタイヤを履いていない。懐事情を考えると今シーズン中にタイヤを購入するのはちょっと厳しい。何せサイズが大きいのでタイヤも高い。
取りあえずスキー用のヘルメットを買っておこうと思う。以前に山スキーをやっていた頃はゲレンデはもちろん、山スキーでもヘルメットを被っている人など見たことが無かったけれど、最近はゲレンデでは半分くらいの人はヘルメットを被っている。山もアルプスに行くとそんな感じ(無雪期も)。
私がヘルメットを被ったのは以前に岩登りやアイスクライミングをやっていた時くらいで、帽子もわずらわしくて嫌いなので、真夏の炎天下や真冬、雨の日以外はほとんど被らないのだけれど、安全のためには被った方がいいということは十分認識している。
こういうのは慣れの問題なので、慣れれば被っていない方が落ち着かないということになるのだろうと思う。
月: 2019年2月
御破裂山
日曜日(2/17)は講座で奈良の御破裂山へ行ってきた。このあたりはもう何度も歩いているけれど、何度来ても楽しい。
桜井駅に集合してバスで談山神社へ。バス停の駐車場からの音羽三山。
談山神社には入らずにしばらく車道を歩いて、裏道から登山道(と言っても林道に近い)に入る。
早々と御破裂山(607.4m)に到着した。
元、展望台から。
ピカピカの藤原家の墓。
また車道に戻って、増賀(そうが)上人墓。このあたりは以前に歩いた道の逆コース。
万葉展望台で昼食にした。
展望台からの二上山、大和葛城山、金剛山。(右から)
小原に向かって下る。
大原神社から御破裂山を振り返る。
大原神社へ。
鎌足産湯の井戸。
そして飛鳥坐神社へ参拝。
ロウバイ。この近くの八釣地区のロウバイは有名。
定番の入鹿の首塚。
甘樫の丘に上がって展望台から、手前に畝傍山。その後ろに二上山。
ここに三角点があるということで探し回ったら、鉄の蓋で隠されていた。
南側に下りて、小山田古墳の発掘跡。
孝元天皇陵。欠史八代の一人。
橿原神宮前駅で解散した。
明日香村は久しぶりだったので、ちょっと懐かしい感じがした。と言っても昨年の10月に来ているのだけれど。
京都一周トレイル 松尾山
昨日(2/13)は京都一周トレイルの講座で松尾山を歩いてきた。
集合は阪急の嵐山駅。
今日は時間的に余裕があるので、まずは嵐山公園へ。愛宕山の山頂部分は雪。
いつものように一ノ井堰を歩く。
昨秋の台風で木が倒れたせいで展望がきくようになった場所から比叡山。
もう少し上の展望台から北山の山並み。そして足元には岩田山のモンキーパーク。
松尾山(275.6m)に到着して、ここで昼食にした。
少し南に下ったあたりにある古墳。おそらく秦氏の誰か。
京都市内の全景。
急坂を下って西芳寺川に下りて、登山路は終了。
いつもひっそりしている西芳寺。予約しないと入れないそうで、私は入ったことが無い。
まだまだ時間があるので、今日は松尾大社まで歩く。途中の家にロウバイ。
鈴虫寺はここでした。
そして月読神社にお参り。
松尾大社の前で解散した。
阪急の松尾大社駅のホームから今日歩いた稜線を望む。
今日の行程は元々距離が短いので、これまでは途中でコーヒータイムを設けて時間つぶしをして、鈴虫寺のバス停で解散していた。なのでその後、山上ヶ峰や唐櫃越えなどに行ったりしたけれど、今日は松尾大社まで来てしまったので、そのままおとなしく帰ることにした。3時半には家に帰れた。
新車到来
13年ぶりに車を乗り換えた。
13年で7万キロしか走っていないしまだ何の問題も無いけれど、死ぬまでにはあと一回は乗り換えないといけないだろうし、今年は消費税が上がる。おそらく車の購入に関しては何らかの軽減措置が取られるだろうけれど、自分の年齢と乗り続ける年数を考えるとそろそろ人生最後の車に乗り換えるタイミングかなと思った。
13年間乗ったのはレガシィのツーリングワゴン。
13年間一度の故障も無かった。こすりキズが何カ所かあるけれどへこみのようなものは無く、車検以外でディーラーに預けることは一度も無かった。
これまでに乗った車の中では一番のお気に入りだったので、手放すのはちょっと淋しい気持ちもあった。
私は車の運転を楽しむ趣味はまったく無い。単に移動のための道具にしか過ぎない。しかしそうは言っても動けば何でもいいというものではなく、求める要求条件はいくつかある。
まず、車中泊ができること。もちろん軽自動車でシートを倒して寝る人もいるけれど、中で食事もとなるとちょっと厳しいだろう。
それからスキーはもちろん、マウンテンバイクが積めること。
林道や雪道を走ることがしばしばあると思うので、4WD。
これくらいなら候補になる車はたくさんあるけれど、最後の要求条件のせいで一気に対象車種が限られてくる。
それは、マニュアル車であること。
マニュアル車に乗っていると言うと(今まで乗っていたレガシイもマニュアル車)すごい車好きのように思われてしまうけれど、そんなことはまったく無い。
実はレガシイの前に、これも13年ほど乗ったのは日産のプリメーラで、これは AT 車だった。特に何も意識すること無く乗っていたのだけれど、山スキーをやるようになってからしばしば同行させてもらった山岳会の方がマニュアル車に乗っておられて、運転を交代して久しぶりにマニュアル車に乗ったとき、「やはり車はこれでなくては」という感覚を覚えた。
何となく AT 車は車の方が主人公のような感じで、それに対してマニュアル車は自分で車を運転しているという感覚がはっきり感じられる。
そんなわけで今回も自分の要求条件に合って、なおかつ価格が妥当で、あまり車体の大きすぎない車ということで選んだのがこれ。
マツダ CX-5 2.2L ディーゼルターボ 4WD 6MT というやつ。昨年秋からラインナップされたモデル。
マニュアル車というのはもはや絶滅危惧種のようなものだけれど、何とマツダはわざわざマニュアルモデルを追加投入した。フォレスターのマニュアルモデルが無くなってしまったので、もはや選択肢はこれしか無い。
ディーゼル車に乗るのは初めて。我々の世代は車好きの人でなければディーゼルに対するイメージは決して良くないと思う。私もその一人で、詳しく調べてみるまでは「何で今さらディーゼル?」という印象を持っていたのだけれど、マツダのクリーンディーゼルというのはエコカーの対象車種で、今回も購入時の税金が免税になった。別にディーゼル車を選択したわけではなくて、マニュアルモデルはディーゼルしかなかったというだけのことだけれど。
それにしても最近の車の電子化はすさまじく、ボタンの操作方法など、必要最低限度のことは事前に知っておかないととても運転できない。
エンジンの起動もボタンで、サイドブレーキまでスイッチになっている。坂道発進はどうするのかと思ったら、オートホールドというボタンがあって、これを押すとニュートラルでクラッチを踏んだ状態でブレーキから足を離しても、アクセルを踏むまでは動かないようになっている。
マニュアルのあまりの分厚さに驚くばかりだ。とても車のマニュアルとは思えないけれど、今時は多分これが普通なのだろう。
あまり大きすぎない車ということで選んだのだけれど、それでもかなりゴツい。車幅のせいで3ナンバーだったレガシィよりもさらに 10 センチ以上幅が広い。ただし長さはレガシィより少し短い。
なので安全のために唯一オプションで 360 度ビューモニターというのを付けた。ただ、これも操作がなかなか複雑で、車での後部のカメラ映像には慣れていないので、慣れるまでは少し時間がかかりそうだ。
さて、いつまで無傷でいられるだろうか・・・。
釣鐘山、石切山
先の月曜日(2/4)は講座で宝塚の釣鐘山と石切山を歩いてきた。
集合は能勢電鉄の滝山駅。妙見線は何度も乗っているけれど、ここで下りるのは初めて。
しばらく車道で八皇子神社へ。
梅が咲き誇っている。
まずは北雲雀きづきの森に向かって住宅街の急坂を登るが、以前は歩けた道が土砂崩れで通行禁止になっていた。
致し方なくぐるっとまわって、きづきの森のみはらし広場へ到着。
大阪方面の眺め。遠方は霞んでいたけれど、二上山あたりまでは見ることができた。
そしてまた住宅街を下る。
いよいよ釣鐘山に向かう。最初は急な階段、それから石段の「懺悔坂」という道を登る。
昼前に釣鐘山山頂(205m)に到着して、ここで昼食にした。
山頂から少し下って、しっかりした登りを 100m ほど上がって、山頂直下の展望台へ。なかなかの眺望で、甲山と六甲山系。
石切山山頂(283.5m)はしょぽい。
途中の展望台から、これは妙見山方面。
ミニ八十八カ所めぐりの道で満願寺を目指す。
箱に 100 円を入れて、裏側から満願寺に入る。
立派なお寺でした。
そして大日十矢不動明王。
そして締めは最明寺滝。この滝は立派でした。住宅街のほんのすぐそばにこんな立派な滝があるとはびっくり。
住宅街を歩いて、阪急の山本駅で解散となった。
こんなところにこんな山や滝があるのかと、ちょっと以外な楽しいエリアだった。
国境高原スノーパーク
ここ2年ほどまた雪のある山に出かけるようになって、もうやることは無いだろうと思っていた山スキーへの郷愁が蘇ってきた。
正月に釈迦岳を敗退した時、新雪の斜面を見て、スキーなら快適に登れるのに、と感じた。と同時に、こんなところをツボ足でラッセルするなんてあまりにもバカバカしいと思った。
しかしいざ再開するとなると不安は大きい。体力もさることながら、脚力の衰えも著しい。スキーはジョギングよりも脚力が必要と感じるし、山スキーとなるとさらに厳しい。4年前の取立山の山スキーでの失望感も脳裏に深く焼き付いている。
しかし再開するのなら一日も早い方がいいし、本当にもうダメかどうかはやってみないとわからない。道具は揃っているので、あとは出かける決心をするだけだ。やってみてやはりダメということになれば諦めもつくだろう。
と言うことで、日曜日(2/3)は天気予報も午後からは雨模様とのことだったので、午前の半日で国境(くにざかい)高原スノーパークへ久しぶりにスキーに出かけることにした。
8時のリフト運行開始に合わせて5時半に家を出て、予定通り2時間で到着。車の中でカップ麺とおにぎりの朝食をとって、8時過ぎにゲレンデに出た。
車の中に置きっぱなしになっていたリフト券ホルダーを見ると、2010年のここのナイターリフト券が入っていた。つまり9年ぶりということ。以前は土曜の夜はナイター営業をしていたのだけれど、いつの間にか無くなってしまっている。
まずは下のリフト横の緩斜面で試してみる。
スキーで雪の斜面を滑るという感触をすっかり失ってしまっているので、最初は怖々プルークボーゲンで制動しながらゆっくり下る。途中で一度休まなければならないくらい脚に力が入った。
それでも3本くらい滑ると多少は感覚も戻ってきて、最初の緊張感はほぐれて横ずれの感触が味わえるようになってきた。
予め YouTube の動画で見つけた、横ずれで制動する練習を繰り返した。昔からターンの直後が暴走気味になるクセがあるので、それを矯正するための練習。
2時間ほど滑って、一旦車に戻ってコーヒーブレークにした。
スマホで練習動画を再確認してまたゲレンデに戻ったところ、下のリフトの待ち行列が少し延びていた。と言ってもほんの2〜3分程度の行列なのだけれど、それまではスイスイ状態だったのでわずらわしい。
で、後半戦は上のリフト横の斜面に行くことにした。ここは上部は若干傾斜がきつい印象があったので、今日の練習にはどうかだろうかと思っていたのだけれど、いざ行ってみるとそれほどではなかった。
今度はこの斜面でひたすら同じ練習を時間ギリギリの午後1時直前まで繰り返した。
わずか半日の練習だったけれど、あせって昔の残像を追い求めようとせずに基礎練習に集中したせいで、いい感覚で終わることができた。こういう練習を何度か繰り返せば、ゴールデンウィークあたりにはアルプスのロングルートにも行けるのではないかと感じた。
問題はあと何日練習に行けるかということで、近場のスキー場はおおむねあと1ヶ月少々くらいしか滑れない。3月後半になると日帰りエリアはまずムリなので、時間も金もかかる。
中辺路の後半部分も早いうちに行ってしまいたいところだけれど、こちらはスキーほどはシーズンの制約が無いので、スキーシーズンが終わってからでもいいかも知れない。