水曜日(11/14)は京都一周トレイルの講座で栂尾から清滝まで歩いて、解散後に保津峡まで歩いた。
本来のスケジュールでは鷹峯から沢の池を経由して栂尾まで行く予定だったのだが、9月の台風による登山路の被害が大きいため、ここを飛ばして先に進むことになった。
ちょうど高雄あたりは紅葉シーズン真っ盛りで、平日にも関わらず京都駅のバスターミナルは大混雑。臨時便まで出る始末で、おかげで途中の停留所から乗ろうとされた受講生の方が満員で乗ることができずに後の便を待たざるを得ず、全員が揃って栂尾を出発できたのは11時をかなり過ぎていた。
確かにきれいではあります。
神護寺への参道。神護寺には空海が住んだことがある。その当時は高雄山寺(または高雄寺)。
中には入らず、清滝川右岸のトレイルコースを進む。
このところあまり雨が降っていないせいか、水量が少ない。流木は残っています。
その後、左岸に渡って、また右岸に渡る橋のそばで昼食にした。
その後、少し登って、愛宕山方面からの車道に合流する。そして前回と同様、空也滝に寄り道する。
大杉谷の道は進入禁止になっている。
空也滝は前回に比べると水量はかなり少なかった。
元に戻って、愛宕山表参道の入り口へ。
清滝のバス停で解散して、私はまた一周トレイルコースに戻って清滝川右岸を進む。
六丁峠へは向かわず、保津川左岸の車道へ行く。ちょうど清滝川と保津川が合流するところ。
保津川下りの船を2回ほど見かけたけれど、いずれも岸に木が茂っている場所だったので、あまりはっきり見ることはできなかった。
その後、保津峡駅から電車で帰宅した。
たまたま紅葉のタイミングになってシーズン真っ盛りの高雄を味わうことができたけれど、個人的にはこの時期の休日にこのあたりに来るのは避けようと思った。
カテゴリー: 登山
白山御前峰
ここ何年かは毎年、白山に行っている。
そんなに白山が好きなのかと聞かれると、実はそれほどではない。単に近いから。ただそれだけの理由だ。
白山は四方に登山道があって、周回ルートもいろいろと取れるし、いろんな楽しみ方のできる山だと思う。そんなわけで今年も白山に行くことにした。ちょうど4年前のこの時期に行ったことがある。主たる目的は雪山ムードを味わうこと。しかし残念ながら先月降った雪はほとんど消えてしまっているようだ。
東面のルートは山スキーでは何度か訪れたけれど、無雪期の平瀬道は歩いたことが無いのでぜひここでと思っていたのだけれど、何とほんの数日前に林道が冬期閉鎖になってしまった。となるともはや別当出合からのルートしか選択肢が無い。
別当出合までの道はまだ開いていることを確認して、土曜日(11/10)の夕方5時半頃、すっかり暗くなった駐車場に到着した。停まっている車はほんのわずか。驚いたことに、こんな時間に下山してくる人がいた。
ディナーはすき焼き。最後はうどんを入れて、ちょっと食べ過ぎくらい。持参した酒も飲み干してシュラフにもぐり込んだ。が、少ししてから急にお腹の調子がおかしくなってきた。満天の星空の元でしゃがむ。
原因はすぐにわかった。実は持ってきたすき焼きのタレは冷蔵庫で半年以上眠っていたもの。賞味期限は切れてはいないけれど、これは開封前の場合で、ちょっと不安だったのでにおいをかいだり、ちょっとなめてみたりして確認していた。食べた時は異常は感じなかったけれど、やはりいたんでいたのだろう。幸い、それ以上ひどい症状にはならなかった。
起床は3時。朝はいつもカップ麺とおにぎり、そしてコーヒー。しかしコンロのガスがちゃんと出ない。実は昨夜も調子が悪くてあせったので、セットしたままで寝たのだけれど、何度やり直してもダメ。カセットコンロ用のガスを登山用コンロに接続できるアダプターで、購入時からあまり具合が良くなかった。あきらめておにぎり、そして出発前にテルモスに入れてきたお湯でお茶を飲んで、3時40分に出発した。
駐車場から別当出合の休憩所までは数分くらい土道を上がる。標高 1260m。これは帰りに撮ったもの。
薄い手袋だけでは手が冷たかったので休憩所でテムレスを出していたら、後ろから数人のパーティがやってきた。まさかこんな時間に他のパーティと出会うとは。
看板などもほとんどブルーシートに覆われて冬支度となっているけれど、さすがにこれはそのままありました。
鳥居をくぐる。
写真を撮っているうちに後続パーティが先に観光新道の方に向かってくれたのでほっとした。私は砂防新道を行く予定。しかし、
何と、吊り橋が通行止めになっていた。この吊り橋は積雪期は板がはずされてしまうのだけれど(すでにはずされていた)、これまでは危険覚悟で渡ることはできた。これまで積雪期にこの橋で事故が起こったということは聞いたことが無いのだけれど、これも最近の過剰安全対策ということだろうか。
このくらいのロープなら越えられないことは無いけれど、そんなことをして万が一事故でも起こしたら私のような高齢、単独、弾丸登山という危険三重奏のような者は世間がタダでは許してくれないだろう。あきらめて観光新道に行くことにした。
せっかくあのパーティと離れられると思ったのに彼ら(女性もいた)は案内板の前で立ち止まっていたので、その横を先に行った。するとすぐさま彼らも歩き出して、わずかな距離で後を追われる形になってしまった。最悪のパターン。
深夜の山道を一人で歩くというのは独特の雰囲気があって、何となく不気味なところが何とも魅力的なのだ。
健脚パーティならさっさと道をゆずって先に行ってもらうのだけれど、それほどではなさそうで、中途半端でやりきれない。次第に距離は離れてはきたけれど、それでもヘットランプの明かりがちらちらと目に入る。しかし登山道に入って20分くらいしたら完全に離れてしまった。やれやれ。
今日は雪を想定してトレランシューズではなくて、半年ほど前に新調した登山靴で来ている。それにしてもこの道は歩きにくい。おそらく火山の噴火で飛ばされたのであろう、大きな石がゴロゴロしていて、しかもなかなかの急登。急登は嫌いではないけれど、こういう歩きにくい道はうれしくない。日帰り荷物だから何とかなっているけれど、泊まりで10kg以上あるような荷物なら音を上げるかも。
左手に山スキー用のポール、右手にはピック付きのポールを持っていて、これも重い。
そんなことを考えながら歩いていたら、観光新道に入って1時間足らずで稜線に出た。昨年は白山禅定道を市ノ瀬に下った。
白山は活火山です。
稜線に出てから1時間ちょっとかかってようやく殿ヶ池避難小屋に到着した。
小屋の前でジェルを補給していたら、下にヘッドランプが見えた。あんな近くにいたのかと思ったが、ランプは一つしか見えない。後から来た単独行者だろう。
道にはいたるところに霜柱。気温は結構下がっているのだろう。
黒ボコ岩が見えてきた。
避難小屋から50分で黒ボコ岩に到着。ここで後ろから来た単独行者が先に行かれた。
やはり別山は格好いい。
早朝の弥陀ヶ原は本当に神か仏がいるのではないかという空気が漂っている。
ちょうど朝日が差し込んでいた。
ひと登りして、7時7分に室堂に到着した。
ここのベンチでパウンドケーキを一切れ食べて、いよいよ御前峰への最後の登り。
ここにもあります、高天ヶ原。神様がいらっしゃるのはこちらかな。
7時55分、ようやく御前峰(2702.2m)に到着した。
雲海の向こうに北アルプス。
南には御嶽山。
それにしても雪が無い。
さて、これからどうしようかとちょっと悩んだ。期待していた雪の剣ヶ峰はまったくダメで、このまま下りてしまうのはちょっともったいないという気はするけれど、池めぐりを楽しむようなガラでもない。
今回はお腹をこわしたり、朝に暖かいものを食べられなかったり、予定のコースに取り付けなかったりと、どうも流れがあまり良くない。そんなせいもあってか気力もいまひとつ湧いてこない。こういう時は腹八分目くらいで終えた方が安全だろう。
ということで、来た道をそのまま帰ることにした。室堂でおにぎり休憩にして、あとはノンストップで下りる。
少し上から眺める弥陀ヶ原も美しい。
黒ボコ岩のそばの道標。別当出合の橋が通行止めということはここにも書いておかなければならないのではないか。
またまた別山。
白山禅定道との分岐を過ぎて歩きにくい下りに入ってから、左足の内くるぶしに痛みが出てきた。まだ馴染んでいない靴なので靴擦れになってきたのだろうか。普通に下ればあと1時間もかからないくらいだけれど、とても歩き続けられないくらい痛みが強くなってきた。
腰を下ろしてヒモをほどいて確認してみたら、ちょうどくるぶしの所に小石が挟まっていた。靴擦れでなくてほっとした。
別当出合の少し手前では工事用の車道がすぐそばを通っていた。
11時5分、駐車場に戻ってきた。出会った登山者の数に比べると車がずいぶん少ないと思ったが、実は上の車道の脇の駐車スペースにたくさんの車が停められていた。おそらく駐車場からの登りを避けるためだろう。
温泉は白峰の総湯に行ってみる。ここは午後になると駐車場が一杯になっていることが多くて、入れるチャンスが少ない。しかし幸い、今日はまだスペースがあった。露天風呂からの山肌の紅葉は素晴らしかった。
ゆっくり帰れそうなので、高速代節約のために敦賀で下りて湖西道路経由で帰ろうとしたところ、思いがけず高島あたりの R161 で大渋滞に出くわしてしまった。その後も随所に渋滞があって、家に帰り着いたのは7時前だった。山以上に疲れました。
荒神山
月曜日(11/5)の随行はびわ湖湖東の荒神山(こうじんやま)だった。もちろん私は行ったことも聞いたことも無い山。
集合は東海道線の河瀬駅。季節外れとも言えるような暖かさ。
しばらく舗装道路を歩く。正面に目指す荒神山。
このまま直行すると時間的に早すぎるので、山崎山城跡に寄り道する。
織田信長の時代の築城らしい。
またしばらく車道を歩いて、いよいよ登山口の荒神山神社里宮へ。
昔は参拝者で賑わったのだろう。石畳が敷き詰められている。
足元にセンブリ。
石段を上がって山頂(284m)の荒神山神社へ。
到着しました。ここで昼食。
ここからはマキノ方面の展望が開けている。
すぐ下にパラグライダーの飛び立つ場所があるので寄ってみる。亀岡の三郎ヶ岳のそれとは違って出発場所は板きれが設置されているだけ。
ここからは比良山系が望める。1000m 以上は雲がかかっていた。
それから北に向かって、荒神山古墳。4世紀末の前方後円墳ということで、息長(おきなが)氏関連かも? 後円部には他人のお墓が並んでいた。
三角点(261.5m)は少し北東に離れた場所にある。
ここからは彦根の市街地が足元に見える。左の雲にかかっているのが伊吹山。
ここにはシャクナゲの狂い咲き?
車道を少し下って千手寺(せんじゅじ)。行基が開いた寺で、元は天台宗と書いてあったけれど、最澄より前の時代の僧なのに天台宗?
川沿いをしばらく歩いてから往路の道に戻って、河瀬駅で解散した。
ぽかぽか陽気で気持ちのいい一日だった。
白滝山
日曜日(10/28)は随行で比良の白滝山へ行ってきた。
私にとっては初めての山。当初、講師の先生は西側の坊村からのルートを予定されていたのだが、先月の台風の被害でルートが随分荒れているということで、打見山からの往復になった。
びわ湖バレイロープウェイで上がって、スタート地点は山頂駅。ここの標高がほぼ 1108m で、目的の白滝山の標高が 1022m。目的地の方が標高が低いという変わった行程だった。
天気が良いので武奈ガ岳がはっきり見える。
まずはスキー場のゲレンデをどんどん下る。
標高差で 200m ほど下ってゲレンデの下に着いて、そこからは白滝谷を下る。ロープウェイ山頂駅のそばにはこの道は橋が壊れているのでお勧めしないという案内が出ていた。
いやらしい飛び石で沢を渡って(ポールを借りて何とかしのいだ)、倒木を越えて行く。
夫婦滝の手前で左の沢に入って白滝山への稜線を目指す。
ここも滑りやすい斜面のトラバースなど、ルートがわりと荒れていたけれど、10 分ほどでオトワ池に出た。幻想的な雰囲気の池。
稜線を北東に辿って白滝山に向かう。紅葉が美しい。
11時35分、白滝山(1022m)に到着して昼食にした。
昼食後はまずはオトワ池に戻って、さらに南へ向かって池めぐり。いくつかの池は「池」というよりは水たまり程度。
複雑な地形で薄い踏み跡を辿って、このあたりで一番大きい長池に到着した。
このあと長池をぐるっと回った。途中、送電線の鉄塔のある展望場所で北山の展望を楽しんだ。真ん中の一番高い山が峰床山。
来た道を戻って、夫婦滝に立ち寄る。
往路で飛び石伝いに渡った所は別の場所から渡った。左の方の浅瀬のあたりが往路で渡った箇所。
最後にゲレンデを登り返す。
振り返ると真ん中に白滝山。
3時過ぎに山頂駅で解散となった。せっかくなので山頂テラスへ寄っておく。
今年、北側にも新しいテラスができたそうだけれど、あまりの人混みに立ち寄る気にならず、長蛇のロープウェイ待ち行列の横を通って、キタダカ道を歩いて下りる。
キタダカ道は歩いたことが無い(はず)。登山道の入り口を知らなかったのだけれど、リフト乗り場のそばということは聞いていたのでそのあたりを見渡したところ、標識が出ていた。
台風の影響で道が荒れているという話を聞いていたのでちょっと心配だった。ちょうど入り口にロープが張ってあったので、やはり通行禁止かと思ったところ、よく読んだら登山道なので軽装では入らないようにという注意書きだった。ちょうど3時半に下山開始。
道はまったく問題無く、快調に下りる。クロトノハゲまで15分。何カ所かあった倒木もきれいに切られて整備されていた。
天狗杉。案内版が出ていたので立ち止まったけれど、これが無ければ通り過ぎていただろう。
だいぶ下りて道が広くなってから gps で確認したところ、もっと手前に分岐があって、少し遠回りの方に入ってしまっていた。分岐らしきものにはまったく気がつかなかった。それほどの大回りではないのでそのまま下った。
キタダカ道の入り口は4時33分だった。ここには通行困難の案内版があったけれど、実際はまったく問題無し。
湖西道路をトンネルでくぐって、ほどなく住宅街に入った。びわ湖が目の前に近づいてきた。
だいぶ駅に近くなってきたので電車の時刻を確認したところ、次の列車まであと10分足らず。走れば間に合うかもと思って少し小走りで進んだけれど、ちょっとムリではないかと思って次の電車を調べたところ、次の列車の15分後くらいに来るようだった。
それならもうそれでいいかと思って歩いて行ったら、駅はもうすぐそこだった。これなら間に合うかもと思ってまたもや走って、改札前でザックから財布を取り出していたらホームの案内が聞こえてきた。
頭の上に列車が入ってくるのを聞きながら階段を必死で駆け上って、ドアが開いている列車に飛び乗った。びわ湖バレイから1時間25分だった。
杉阪から鷹峯
水曜日(10/10)は京都一周トレイルの講座で杉阪から鷹峯を歩いてきた。
実は杉阪は一周トレイルコースではない。先月の台風21号の被害で一周トレイルコースは随所で土砂崩れや倒木があって、現在公式にはコース閉鎖状態になっている。
先月は強引に歩いたけれど、山幸橋から氷室への道も大きく損傷しているようで、ルートを変更して杉阪から車道を歩いて京見峠の手前で一周トレイルコースに合流することになった。
バスの杉阪口から杉阪の集落に向けて歩く。
これは台杉。
台杉とは?
桃源山地蔵院に立ち寄る。杉阪地区の菩提寺。
地蔵院はこの先の道風神社境内にあった明王寺の不動堂が移されたと言われている。異様に新しい感じ?
種田山頭火の歌碑。読めません。
このあたりからパラパラと雨が降ってきた。
道風神社で昼食にする。
本堂?
積翠池(しゃくすいいけ)。ここの水を硯の水にすると書道が上達するとか。持って帰りたい。
雨が強くなってきた。狭い車道にダンプがしばしば通る。
こういうのが道ばたにいくつかあった。
「はせがわ」でトイレ休憩。ハンバーグで有名な店だけれど私は入ったことは無い。
この店の脇から沢の池に向けて一周トレイルコースが設定されているのだけれど、今のマツタケシーズンは入山禁止で、迂回ルートが設定されている。この講座ではそちらに向かう。
氷室からのルートに合流。
その先で迂回ルートへの分岐。今日はここには向かわない。実はこのルートも台風の被害で歩けない常態になっているようで、来月も代替ルートを設定するようだ。
京見峠の茶屋。もう営業していない。
長坂道の古道に入る。
首の取れたお地蔵さん。
千束で一応解散ということになった。
解散後、多くの人は御土居へ。豊臣秀吉が京都の周辺に何カ所か築いたもの。
前のお餅屋さんでカギを借りて中に入る。
御土居餅は1個140円なり(税込み)。私は買わなかったけれど、買われた方が「たくさんあるので一つどうぞ」と言われるのでいただいた。正直なところ「これで1個140円?」という感想でした。
ほとんどの方はこの近くからバスで帰られたけれど、私はもう一人の方と歩いて出町柳へ向かう。
実は私が通った高校(紫野高校)はこのすぐ近くで、台風の被害にあったという話を聞いた今宮神社に寄ってみた。
名物のあぶり餅の店は営業していなかったけれど、被害らしきものは見あたらなかった。
賀茂川の河原に出るとカモが。
御土居からほぼ1時間で出町柳について、電車で帰宅した。
神於山
三連休最後の月曜日(10/8)は随行で岸和田の神於山(こうのやま)へ行ってきた。古代には「神のおられる山」として崇められた山。
当初の予定は1週間前だったのだけれど、台風25号通過の直後だったので、交通機関に不安があったので1週間延びた。
東岸和田駅からコミュニティバスに乗って、意賀美(おがみ)神社の前の停留所で下車。
水と雨の神様が祀られている。式内社。
枚方にも同名の神社があるけれど(こちらも式内社)、関係は不明。
ちょっとした滝があります。
車道を渡って、神於山へ向かう。
舗装された道が続く。今日も暑い。
南の方に和泉葛城山。
神於山(296m)の展望台に到着して、ここで昼食にした。
展望台からの眺めはなかなかのもの。北西に六甲。
西には淡路島。このあたりから見るとさすがに大きい。
下山路の途中に大クスノキ。
ほどなく車道に出た。
足元に大きな道の駅。
このあたりからは二上山から岩橋山のあたりが望める。左には生駒山系も。
その後、この道の駅で大休止。祝日なので人が多かった。
その後は蜻蛉池公園へ。
公園を横切って、そばのバス停からコミュニティバスで下松駅に向かった。
鳥見山、貝ヶ平山
日曜日(9/16)は講座で奈良の鳥見山(とりみやま)、貝ヶ平山(かいがひらやま)へ行ってきた。
ほぼ同じコースを別の講座で3年ほど前に歩いている。
前回は鳥見山公園までタクシーに分乗して行ったのだけれど、今日は榛原駅から歩く。
昨年、講座で行った額井岳(左)と戒場山。
道ばたにヒガンバナとコスモス。もう秋です。
車道脇にヤマジノホトトギス。
公園手前の展望台から龍門岳(中央やや右の雲のかかった峰)とその南の稜線。
公園の上の展望台からは肉眼では大和葛城山、金剛山が見えていたのだけれど・・・。
ツリフネソウ。
まずは鳥見山(734.4m)に到着。
貝ヶ平山への急登。所々ロープが張ってある。
12時ちょっと過ぎに貝ヶ平山(821.7m)に到着して昼食となった。麓は蒸し暑かったけれどここは涼しい。カップラーメンにして良かった。
今日は香酔山へは寄らずに R370 方面に下りる。
貝の化石が出るという場所。しかしその筋の人たちには有名な場所のようで、おそらく目に付くような所には残っていない。
無事、段々畑の所に下りてきた。
車道から振り返ると右に香酔山。貝ヶ平山はその左奥。
その後、榛原の街中をぶらぶらして、榛原駅で解散した。
朝方は今にも雨が降り出してきそうな怪しげな空模様だったけれど、幸い雨に降られることは無かった。
京都一周トレイル・向山
水曜日(9/12)は京都一周トレイル講座の随行で向山(むかいやま)へ行ってきた。
叡電の二ノ瀬駅に集合の予定だったのだけれど、二日ほど前になって市原から先は叡電が運休しているということがわかった。先週の台風で線路の至る所が倒木でふさがれているらしい。
幸い、鞍馬行きのバスは運行しているとのことだったので、二ノ瀬のバス停に集合した。
バス停から鞍馬川の方に向かう。
守谷神社は悲惨だった。
実は公式には現在、京都一周トレイルコースは通行禁止になっている。もちろん先日の台風による被害のためなのだけれど、7月の豪雨でもいくつかの箇所で土砂崩れが発生していて、二ノ瀬から夜泣峠まではその時の土砂崩れですでに通行禁止になっている。
しかし講師の先生が下見で、何とか行けるという判断をされて、予定通りのコースで行くことになった。ただしその下見は台風の前なので、台風での被害がどの程度なのかは行ってみないとわからない。
とにかく「通行禁止」のテープをくぐっていく。
強風で飛ばされた枝が道にちらばっているけれど、幸い道への倒木はそれほどひどくない。
それよりも問題はコイツ。
気温が高めの雨上がりということで、ヒルがそこらじゅうにいる。
シューズに2匹ほど付いていたので落として、パンツのすそをめくって足首を見たところ、靴下の端のあたりに一匹発見。あわてて引きはがしたけれど、すでに少し噛まれていた。さらに別の場所にももう一匹。こちらもすでに噛まれていた。
その後、頻繁に立ち止まってみんなヒルチェックをする。
土砂崩れの場所はエスケープルートのテープが所々に張られているけれど、非常に歩きにくいルートで急斜面で滑りやすく、みなさん苦労されていた。
このキノコは何? 高さ 50cm くらい。
通行禁止テープから 40 分くらいで無事、夜泣峠に着いた。少し涼しくなって、ヒルは少なくなってきた。
ここまで来れば危険箇所はもう無いはずだけれど、稜線の倒木がちょっと心配。しかし大きな障害物は無く、20 分くらいで向山(426m)に到着した。
もう少し進んで、ベンチのある場所で昼食にした。
下りに入って、今日最初で最後の展望場所。東山方面を望む。
急斜面をぐんぐん下りる。
どうも下の方が風の被害がひどいようだ。車道に近い場所ではこんな感じ。
まるで障害物競走。
登山道が終わって、アスファルトの上でみんなでヒルチェック。
山幸橋バス停からは少し車道を歩く。鯖街道ウルトラマラソンではここを鴨川に向かって走った。
車道を離れて散策路へ。
2時過ぎに市原駅にゴールして解散となった。
午後から雨模様という天気予報だったけれど、朝、家を出る時に雨が降っていたものの、行動中は降られずにすんで良かった。
鉢伏山、旗振山、鉄拐山
月曜日(9/3)は講座で六甲最西部の鉢伏山、旗振山、鉄拐山(てっかんやま)へ行ってきた。台風の影響で暖かい空気が南から流れ込んで、蒸し暑い一日だった。
出発は須磨浦公園。
まずは平敦盛の塚へ寄り道。こんな所へ来るのは初めて。
また元に戻って、全山縦走路の階段に入る。
最初の展望台から淡路島。
遊園地の展望台。
すぐそばが鉢伏山の山頂(260m)で、ここで早めの昼食にした。全山縦走路は 20 回くらい通っているけれど、ここに来るのは初めてかも?
少し涼しくなるかと思ってカップラーメンとホットコーヒーにしたけれど、判断ミスだった。
そして旗振山(252.6m)へ。
旗振茶屋。
今日、最後のピークの鉄拐山に向かいます。
鉄拐山(234m)。ここも全山縦走の時はパスする山頂。
今日はここから下山。途中にある毎日登山の署名所。
今日、最後の展望台。
一ノ谷に下りてきた。
2時前に須磨駅に着いて、解散となった。それにしても暑い一日だった。
夜叉ヶ丸
先の日曜日(8/19)は講座で福井岐阜県境の夜叉ヶ丸へ行ってきた。
夜叉ヶ池は龍神伝説で有名だけれど、夜叉ヶ丸はそのすぐ南にあるピーク。昨今は「夜叉ヶ池山」と呼ばれることもあるよう。
貸し切りのマイクロバスで3時間少々かかって登山口の夜叉龍神社へ到着。
鳥居をくぐって登山道に入る。
いきなり急登が始まる。
滝壺の大きな滝。
2回ほど沢を渡る。
なかなかの登りが続いて、池まであと 500m。
午後1時ころ、ようやく夜叉ヶ池に到着して昼食にした。
稜線間近にこんな大きな池があるのは不思議な感じ。ここには「ヤシャゲンゴロウ」という固有種が生息しているらしい。絶滅危惧I類。
昼食後は夜叉ヶ丸を目指す。左側が崩れたなかなかの難路。
ここを抜けると上部は深い笹藪で、山頂(1206m)はたぶんこのあたり。
中央奥に能郷白山。左端は三周ヶ岳。
いやらしい道を戻る。
目の前に夜叉壁。
午後4時過ぎ、無事登山口に戻ってきた。
夜叉ヶ池は昔から知ってはいたけれど、訪れるのは初めてだった。奥美濃の山は整備された登山道のある山が少なくて、どちらかと言うと山スキーのエリアという感じ。少し南にある土蔵岳は10年以上前に山スキーで行った。
一時の猛暑もようやく峠を越えた感じで、それほど汗まみれになることなく歩けた。