山歩きが好きな人なら「果無山脈(はてなしさんみゃく)」なんて名前を聞いたらほとんどの人が興味をそそられるだろう。
昨年、小辺路で果無峠を越えた時、いつかこの稜線を歩いてみたいと思った。
標高は 1000m を少し越えるくらい、稜線そのものの距離は 20km にも満たないくらいで、1日で十分歩けるくらいのスケールなのだけれど、いかんせん、交通の便が悪い。
西端の小森から入って東に向かって、果無峠からは十津川、もしくは熊野本宮大社に下りるというのが一般的なのだけれど、小森へのアプローチが難点で、通常の路線バスは走っておらず、龍神バスの停留所から 12 〜 13km をコミュニティバスのようなバスが週に3日だけ運行している。しかもその3日がすべて平日ときている。
さらに登山口になる「ヤマセミ温泉」に到着するのは午後で、夜間歩行をやるのでなければ稜線でテント泊しなければならない。当然、水は運び上げなければならない。
こういうルートで稜線上でのテント泊はそれはそれで魅力的とは思うけれど、バス便が平日しかないというのがネックだ。
軽装のトレラン装備なら走れない距離ではないけれど、さすがにもうテント、シュラフを担いでは走れない。
十津川をスタートにすれば果無峠手前の観音堂で水が得られるので、稜線テント泊もそれほどの負担ではなさそうだけれど、ヤマセミ温泉に下山してからは車道を歩くしかない。
いろいろ調べてみると、小森に自転車をデポして、十津川から登って自転車で戻ってきたという記録があった。しかしこの県道は 30km 以上あって、しかも標高 700m くらいの峠がある。自転車でも楽ではない。
何とかうまい方法はないものだろうかと考えたあげく、ヤマセミ温泉から果無峠まで1日で往復するというアイディアを思いついた。十津川から熊野本宮大社までは昨年、小辺路で歩いている。
本当はもっと暖かく、日が長くなってからの季節の方がいいのだけれど、思いついたら我慢できなくなった。
標高的には先週の金剛山とほぼ同じくらいで、ここ数日、寒波が襲っているので雪は降っているだろうけれど、金剛山よりもだいぶ南なので、まさかラッセルなんてことは無いだろうと思った。
地形的に稜線はわりと走れる部分があるんじゃないかと思って、特に復路は走り主体という軽い気持ちで出かけた。
土曜日(1/27)の昼過ぎに家を出て、3時間半でヤマセミ温泉に到着した。
久しぶりに車中のナベで一人宴会して、日曜日は朝4時に出発した。
しばらく小森の集落の車道を歩いて、登山口に到着。
いきなり雪が出てきた。これほど早く雪が出てくるとは想定外。早々にスパイクを装着する。
今日のスパイクはピンが6本ついているだけの簡易なものなので、まともな雪道ではほとんど役に立たない。ポールを持ってくれば良かったと思ったけれど、後の祭り。
5時 22 分に和田ノ森(1049m)に到着した。標高的にはこのあとはそれほど大きなアップダウンは無いはずなので、雪もこの程度だろうと思った。
林道と交差。林道でも行けるようだけれど、夜間に雪でルートがよく見えないので、忠実に稜線を辿る。
ウサギの足跡に導かれて進むが、予想外に積雪量が増えてきた。果無峠まで行くのはムリかもという気持ちが出てきた。ボトルのストローの部分が凍ってしまった。
一部、ルートがよくわからず、ウロウロさせられたりしたけれど、6時半に安堵山(1181.1m)に到着した。まだ暗い。
安堵山を下ったあたりからようやく夜が明けてきた。林道を歩く部分もあるけれど、このあたりは吹きだまりがたくさんあって、ペースはまったく上がらない。
ようやく展望の得られる場所に出た。これは南側。
これから果無山脈最高峰の冷水山(1262.3m)に向かうのだけれど、部分的に結構な急傾斜が出てきた。このスパイクではあまりにも心許ない。しかもピッケルはおろか、ポールすら持っていない。
登りは何とかなるかも知れないけれど、問題は下り。
おまけに、今回は走ることを主眼にしてきたので防水機能の無い普通のトレランシューズで来ている。防水ゲイターを着けているので雪は入ってはきていないけれど、少しずつ足が冷たくなってきている。
昨年、山上ヶ岳を敗退した時よりも状況は悪い。出発してちょうど3時間だけれど、まだ半分も来ていない。
せめて冷水山までという気持ちはあったけれど、どうせ戻るなら早い方がいいだろう。
ここで戻ることにした。まさかご来光を眺めながら敗退することになるとは思ってもみなかった。
来る時にすぐそばに林道があるのを何度か見ていたので、帰りは林道を利用することにした。部分的に吹きだまりがあるけれど、余計なアップダウンが無いのが助かる。
安堵山は林道で巻いて、ちょうど作業小屋のようなものがあって、中に入れたので、ぼたもち休憩にした。
ずっと奥は大峰?
和田ノ森も巻けそうな道があった。ただしこの道は地図には載っていない。
gps で見ると登った時の稜線のすぐそばをほぼ並行しているのだけれど、なかなか合流しないのでちょっとあせってきた。斜面を削って造られている道なので、山側が削られていて斜面に登っていけない。
この道がもし稜線からはずれてきたらどうしようかと不安になった頃、鞍部で稜線の道に合流できた。ほっとした。
傾斜のきつい下りは難渋したけれど、林道をうまく利用したおかげで2時間で下りてくることができた。
まだ9時。まぁ仕方無い。得るものは多かったので、次回のための下調べと思えばムダではなかった。
もっと暖かくなってから再挑戦しようと思う。
カテゴリー: 登山
唐櫃越え
日曜日(1/14)は随行で「唐櫃越え」を歩いてきた。
唐櫃越えはほんの2ヶ月ほど前に一人で歩いたのだけれど、この時はわりと道が荒れていた。はたして今日はどうなることか。
集合は苔寺のバス停。私は阪急の上桂駅から歩いて行った。
このところ冷え込みの厳しい日が続いていて、地蔵院の前もうっすらと雪。
竹林を抜ける。
お墓を過ぎて山道へ。
南の方には小塩山。
2ヶ月前に歩いた時は落ち葉に覆われていて道がわかりにくかったのだけれど、今日は随分様変わりしている。
11 時半頃、沓掛山(416m)に到着して、昼食にした。出発してからほぼ2時間。
前回、ひどい倒木のあった所は横に踏み跡ができていた。
ほどなく林道へ。
朝方は好天だったのだけれど、次第に雲がかかってきて、愛宕山の上部は雲に覆われている。
みすぎ山手前の倒木も横に踏み跡ができていた。
午後1時 45 分、みすぎ山(430.1m)に到着。
このあとの谷筋の下りは前回は小雨と暗闇でずいぶん歩きにくかったのだけれど、今日はどうということも無い。
あっさりと住宅街へ出た。
このあと住宅街を歩いて、3時頃に馬堀駅で解散となった。
私は二条で地下鉄に乗り換えて、奇しくも前回このコースで折れた傘を修理してもらうべく、新京極のモンベルに向かった。
伏見稲荷から太閤担
昨日(1/10)は京都一周トレイル講座で伏見稲荷から太閤担まで歩いてきた。
午前中は予想外の好天だったけれど、天気予報通り午後には雨がぱらついてきて、終盤は傘をさしてのハイクとなった。
朝 10 時に京阪伏見稲荷駅を出発。かつてはここが一周トレイルコースの起点だった。
売店の並ぶ裏参道から本殿へ。平日だけれどすでに観光客でごったがえしている。
本殿でお参り。
千本鳥居を通って奥社へ。
奥社を過ぎるとひざ松さん。
四ツ辻から西山の山並み。山の眺めはずっと変わらないけれど、市街地は高速道路がずいぶん増えた。自分自身、京都市街の高速道路を走ることはまったく無いので、どれが何なのかまったくわからない。
四ツ辻もごったがえしている。
参道をはずれて一周トレイルコースに入って、見晴台で昼食。
荒神峰にも立ち寄っておく。
その後、少し住宅街を歩いて、泉涌寺へ。
そして今熊野観音寺でトイレ休憩。
このあたりから小雨がぱらついてきた。
醍醐道に出て、ちょっと剣神社へ寄り道。
今日、初めての山道らしい山道の京女鳥部の森では本降りに。
今日はここから太閤担に下りる。
阿弥陀ヶ峰への登り口。
京都女子大前のバス停で解散して、私は京都駅まで歩く人達と一緒に歩いて、京阪七条駅から電車に乗って帰った。
摩耶山から記念碑台
年末、クリスマスあたりからくすぶっていた風邪が 30 日になって爆発して、31 日にかけてずっと 38 度台後半、一時は 39.2 度まで体温が上がって、久しぶりに寝込んだ。
自己判断でインフルエンザではないと考えて、正月でもあったので医者には行かなかった(行けなかった?)。
元旦には 37 度台前半あたりまで下がって、二日にはほぼ平熱に戻ったけれど、二日間の高熱の影響か、しばらく頭痛が残って、せっかくの好天にも関わらずどこにも行けない正月となってしまった。
そんなわけで初出動は昨日(1/5)の随行での六甲ということになった。
6回で六甲全山縦走路を歩く講座の第4回目。前回は菊星台で解散したので、今回はまずは菊星台を目指す。
集合は護国神社。私はリハビリを兼ねて JR の六甲道駅から歩いて行った。
今日の予定ルートの山寺尾根は奥の方の尾根。
しばらく高級住宅街の急坂を上がって、ようやく取り付きへ。
なかなかの急登が続いて、おかげであまり寒さを感じない。
取り付きから1時間半ほどで菊星台に到着した。
空模様は今ひとつというところ。止まっていると風が冷たくて寒い。
東屋のあたりで昼食。
キャノンボールの時は深夜のカレーエイドのビューテラス 702。あのカレーを食べることはもう無いのだろうと思うとちょっと淋しい。
北面斜面になるアゴニー坂のあたりは少し雪が残っていた。
しばらく山道を登って、またドライブウェイへ。
キャノンボールや個人で行く時はいつもここからドライブウェイを行くのだけれど、今日は正しく三国池の方に向かう。部分的には残雪も。
丁字が辻でドライブウェイに合流して、ハイカーのオアシス、藤原商店。
藤原商店の少し先に展望場所がある。ここを通る時はいつも道の反対側を行くので、こんな所、知らんかった。ケーブルの駅舎の左側に堡塁岩が見える。四半世紀前にはクライミングに何度も通った。
そして六甲阪神稲荷大神。阪神タイガースのための神社だそうだけれど、ここもまったく知りませんでした。
六甲山ホテルは閉業していた。昨年、前を2度通っているのだけれど、開いていたのかどうか思い出せない。どこかの会社が買収していて、再建するらしい。
そして記念碑台へ。ここも上がるのは初めて。
その後、ゴルフ場のネットの所で今日の縦走ルートはお終い。
油コブシを下る。ここを歩くのも初めて。
3時 45 分、住宅街に下り立った。
その後、住宅街をしばらく下って、六甲ケーブルの駅で解散となった。
私はまたここから歩いて JR 六甲道駅に向かった。
上醍醐から天下峰
日曜日(12/17)は今年最後の随行で醍醐の山を歩いてきた。
このあたりの山を歩いた記憶はまったく無く、醍醐寺のエリアも入るのは初めてだったと思う。
地下鉄の醍醐駅に集合して、しばらく車道を歩く。今日は寒い。
上醍醐の入山料を払って山道に入る。
道は整備されているけれど、それなりの登りの道がずっと続く。
薬師堂。
実は国宝だそうです。
五大堂。
醍醐山の山頂はこの奥の方向なのだけれど、奥はフェンスで行けなくなっているので、山頂はあきらめる。
さらに進んで開山堂。
この先から修験道に入る。
千頭岳を望む。
覗きの岩場。岩の向こう側は垂直のガケ。
今日の最高峰、本宮ノ峰(476m)で昼食にした。かなり寒い。
その後、志津川に向かって下る。沢に出会う手前にはちょっとした鎖場もあります。
車道に出会った所から西側の沢筋に入って、ユウレイ峠へ。峠名の由来はわからず。
稜線を南下して、パノラマ岩から眺める京都南部と西山の山並み。
日野山(373m)。
供水峠。
さらに南下して天下峰(348m)。展望無し。随分たいそうな山名だけれど、ここもその由来はわからず。
供水峠まで戻って、西側に下山する。
街に出るちょっと手前でちょっと横道にそれて、鴨長明の方丈石。
今でこそ住宅街まで歩いて十数分程度だけれど、その時代(平安末期?)ならかなりの山奥だったと思う。山寺ならいざ知らず、よくこんな所に一人で住めたなという感じ。
本道に戻って、ほんのわずかで車道に出た。
地下鉄の石田駅に向かって歩いていると、サクラ?
その後、石田駅で解散となった。もう5時近くで、一段と冷えてきた。寒い一日だった。
伏見桃山から伏見稲荷
水曜日(12/13)は京都一周トレイルの講座で伏見桃山から伏見稲荷まで歩いてきた。
この講座は京都一周トレイルを深草からぐるっと反時計回りに廻って西芳寺までを 16 回に分けてゆっくり歩くというもので、コースとしてはこの日が初日ということになる。
最初に京都一周トレイルが設定された頃は伏見稲荷がスタート地点だったのだけれど、何年か前から深草ルートが追加された。しかしここは大半が住宅街で、トレイルという風情はほとんど無い。
元々、地元でハイキングコースとして設定されたいたものを流用したようである。
私が担当している講座ではこの日がもっとも楽チンな日で、家を出たのは9時だった。
※出発時に GPS の電源を入れるのを忘れたために途中から。
深草ルートの起点の標柱が京阪の伏見桃山駅のそばにあるので、そこからスタートした。
まずは御香宮へ。ただし中までは入らず。
それから乃木神社のそばを通って伏見桃山城へ。
ここには昔、遊園地があって、私も子供の頃に来た記憶がある。天守閣はその時に造られたもので、秀吉・家康の伏見城とはまったく関係の無い近代のもの。
外堀のあとは公園になっている。
車の多い、歩道の無い狭い道路を通って、八科峠。
住宅街を抜けてようやく土道へ入る。
しかしこの道は土木関係の会社の私有地(?)で、大きなダンプがひっきりなしに通る。これまで2回ほど来た時はそれほどでは無かったのだけれど。
いつも通り、大岩山の展望台で昼食にした。
この日は空気が澄んでいて、遠くまで見通せた。アベノハルカスが見えているのだけれど。
ど真ん中、愛宕山の左やや下のあたりに一昨日登った山上ヶ峰が望めた。
昼食後、ようやく山道に入る。
大岩神社は結核に御利益があるとかで、かつては随分たくさんの人が訪れたらしい。
ここの見物は堂本印象画伯が寄進した鳥居が二つ。本殿横は小型版。
参道を下ると大型版。
このあとまた住宅街から笹藪を歩いて、ようやく伏見稲荷に近づいてきた。
伏見稲荷のエリアなのだけれど、伏見稲荷のはまったく関係の無い神寶神社。天照大神が奉られているとか。
この先で一周トレイルの東山ルートに合流する。ここまで来ると平日でも人だらけ。
千本鳥居を通って、本殿前で解散となった。
まだ2時半くらいなのだけれど、適当な寄り道先も無いので、そのまますんなり帰った。
明智越え、のち山上ヶ峰
昨日(12/11)は随行で亀岡から明智越えを歩いた。
「明智越え」は明智光秀が愛宕山へ参拝する時に辿った道だそうで、亀岡から水尾までがハイキングコースとして整備されている。ちょうど3年前に随行で途中まで歩いている。
今日は初心者向き講座のため、集合は亀岡からバスで1停留所分乗ったバス停。3年前の講座では亀岡から歩いた。私は当然、亀岡駅から歩いて行った。
保津橋のたもとは保津川下りの出発地点になっている。
保津橋から眺める愛宕山。こういうアングルで愛宕山を望むことはあまり無い。
集合して、しばらく車道を歩く。
ようやく山道に入る。
山道に入ってすぐに保津城跡。誰の築城かわかっていないらしい。
ちょっとした峠で一休み。
峯ん堂(むねんどう)。56代清和天皇を祀ると伝わっている塚。
こんなハイキングコースも台風の影響で道はかなり荒れている。杉の木が根こそぎ倒れるとこんな土塀が現れる。
至る所に倒木。
ハイキングコースからちょっとはずれて眺めのいい鉄塔で昼食。正面に山上ヶ峰。
本来のコースに戻ってしばらく下ると水尾の集落が見えてくる。
ほどなく車道脇の林道に合流した。
このあと車道を歩いて、午後2時 20 分に保津峡駅で解散となった。
私はここから一人で、昼食時に真ん前に眺めた山上ヶ峰に向かう。嵐山から保津峡への道はもう何度も歩いているのだけれど、山上ヶ峰はこの道からちょっとはずれていて、おまけにはっきりとした道が無いので、まだ一度しか登ったことが無い。
以前に登った時は傘をさしながらのヤブ漕ぎを強いられたのだけれど、北西の尾根を辿るとわりとすんなり登れるという情報を得たので、そこを行ってみることにした。
しかし保津川からの急登部分はこれまでに無い荒れ方。
保津川岸から 27 分ほどで林道出合まで登り切った。そこから数分で北西稜線との出合に出た。
道らしい道は無いけれど、所々にテープマークがあって、取り付きから 12 分ほどで山頂(482.2m)に到着した。標識は何も無し。ひょっとしたらこのあたりはマツタケ山なのかも。
今日はおとなしく取り付きまで戻って、あとはひたすら嵐山を目指す。
烏ガ岳(398m)だけは寄っておく。
嵐山の山頂はカットして、足元には渡月橋。
午後4時 41 分に阪急嵐山駅にゴールした。
摩耶山のちマヤ遺跡
土曜日(12/2)は登山講座の六甲全山縦走シリーズ第3回で、鍋蓋山直下から摩耶山までを歩いてきた。
前回は鍋蓋山から北へ下山したので、今回は南側から鍋蓋山を目指す。
集合は地下鉄の大倉山駅。ここからしばらく車道を歩いて平野谷に向かう。
祥福寺の境内で一休み。
ようやく山道へ。
サザンカ。
紅葉もきれいです。
真新しい林道に合流した。
ほどなく登山道に戻って、ようやく鍋蓋山が見えてきた。
七三峠。このあたりは道がたくさんあってややこしい。
11 時半頃、ようやく鍋蓋山山頂すぐ東の全山縦走路に合流した。
大竜寺の広場で昼食。
市ヶ原の桜茶屋はめずらしく閉まっていた。
いよいよ摩耶山の登りにさしかかって、前方に黒岩尾根。
市ヶ原から1時間半ほど登ってようやく摩耶山の電波施設にたどり着いた。
掬星台から六甲アイランド、大阪方面。
ここからの北東方向の眺めはこれまで見たことが無い。
今回はここで解散となった。
私は予定通り、上野道へ向かうことにした。
神戸の「マヤ遺跡」というのがちまたで話題になっているらしい。廃墟ファンに人気で、有料のガイドツアーは毎回満員になるとか。
私は随行で青谷道を下ったことがあるのだけれど、今日は「マヤカン」を訪れるべく、上野道を下ることにした。
まずは前回も通った天上寺跡。
火災を逃れた仁王門。
この下の分岐で上野道に入る。
摩耶花壇跡。
そしてケーブルの虹の駅から摩耶観光ホテル跡(マヤカン)。
これより先は入ってはいけないことになっている。
少し下にまたボロボロの廃墟。何かわからん。
多少は興味があったけれど、わざわざそのために来ようとまでは思わない「マヤ遺跡」。ついでに訪れることができて良かった。
その後、住宅街を下って、JR の灘駅から帰路についた。
佐和山
月曜日(11/27)は先月が雨予報で中止になった講座のリターンマッチで、彦根の佐和山へ行った。
ここはテレビドラマの影響で観光客が増えているそうだけれど、私はテレビはニュースしか見ないのでよく知らない。
快晴のもと、彦根駅からしばらく車道を行く。
井伊家菩提寺の清凉寺(せいりょうじ)。
観光客がタクシーでやってくる。
石田三成の銅像。
入山許可証(個人の場合は不要)をもらって井伊神社へ。
天井の絵が素晴らしいそうだけれど、普段は非公開。
紅葉が素晴らしい。
大洞弁財天へ向かう。
ここから山道に入って、急登をひと登りして弁天山(196m)へ。
ここから稜線を南に向かって、塩硝櫓跡。
絶景の佐和山山頂(232.6m)で昼食。
伊吹山と手前にフジテックの工場。
彦根城と琵琶湖。
このあたりも紅葉がきれい。
昼食後は少し南へ下って、城跡めぐり。佐和山城は人為的にかなり激しく壊されたらしい。
石垣の残骸。
井戸の跡。
「ここから先は私有地なので戻れ」という立て札の所で引き返して、東の鳥居本方向に下山した。
佐和山城の大手口。
中仙道鳥居本の街を歩いて鳥居本駅へ。
近江鉄道の鳥居本駅で解散した。
この路線は1時間に1本しかないのだけれど、時間調整をして歩いてきたのであと数分で電車が来る。しかし彦根までは一駅。まだ2時半前で、一駅くらいなら近江鉄道には乗りたくないので、私は歩いて彦根に戻ることにした。
佐和山から下山してきた道に戻って稜線の峠を越えて、山の西側の石田三成像の所に出て、その後は JR の線路沿いの道を辿って彦根まで歩いた。45 分くらいだった。
大又から薊岳、国見山周回
昨日(11/25)は台高山脈の薊岳(あざみだけ)から国見山(くにみやま)を周回してきた。
薊岳と国見山は共に随行で行ったことがある。
11/23 に予定していたのだけれど、朝方の天候が怪しげだったので、好天予報の土曜日にした。
随行の時はマイクロバスで登山口まで送ってもらったけれど、自分の車だと駐車場所をあらかじめ確認しておかなければならない。
大又には県道から少し入った登山口のあたりに少しスペースがあるとのことで、細い林道を上がったところ、ターンできないくらいの急カーブが出てきた。少し上に民家があるようで、よくわからない分岐もある。
間違って民家の方に少し上がってしまって、道幅が車幅ギリギリくらいの坂道をバックで戻るという緊張を強いられて、結局そのままバックで登山口のスペースに停めた。
他には車は無かったけれど、もし後から車が来たら、ヘタをすると下りられなくなってしまうんじゃないかと心配だったけれど、ここに置いておくしか無さそう。
随行の時は県道脇の笹野神社から登山道に入って、ちょうどここに出てきた。
しばらく緩い登りで、ちょっと厚着し過ぎだったかもと思った。と言っても上は登山用の長袖下着と薄いフリースだけなのだけれど。
ほどなく急登になるのは記憶していた。おかげで1時間足らずで標高差数百メートル上がって 1000m くらいになると雪景色になってきた。
気温はぐっと下がってきて、風が当たると寒いくらい。好天を期待していたのだけれど、樹林帯のせいもあって日射しはまったく届かない。
出発して1時間少々で大鏡池(1183m)まで来た。池の水面はよくわからない。このあたりまで来ると登り傾斜は緩やかにになる。
いよいよ山頂エリアの岩稜帯へ。雪がうっすらとかぶってなかなかデリケートだ。木が茂っているとは言うもののこのあたりは両側ともわりと切れていて、滑って落ちるとタダでは済まない。
出発して1時間 50 分で薊岳(1406m)に到着した。遠景中央の鋭峰は大峰の大普賢岳。その右に山上ヶ岳。
上部は雪はあるだろうとは思っていたけれど、こんなきれいな霧氷に出会えるとは思わなかった。
さすがに寒いのでライトジャケットと、耳を覆えるヴィーニーを着用した。
下りになると足元が滑りやすくて緊張する。ポールを持ってくれば良かったと思ったけれどもはや後の祭り。
しばらく登ったり下ったりで、薊岳から 50 分ほどで明神平を望める場所まで来た。
今日は穂高明神まで足を延ばすので、明神平へは下りずに稜線をそのまま進む。
これまで誰にも会わず、足跡すら動物(ウサギ?)のものしか無かったのだけれど、明神平からの道と合流すると突然たくさんの足跡が出てきた。
穂高明神(1432m)には 10 時 43 分に到着した。出発してから2時間 53 分。今日の最高標高点。ここはこれまで2回の随行で予定していながら時間切れで届かなかった山だ。
明神平のエリアは思いがけず混雑していた。薊岳やこの先の国見山方面ではほとんど人に出会わなかったので、みんな大又の県道終点の駐車場から登ってくるのだろう。
そろそろエネルギー補給したかったのだけれど、人のたくさんいる明神平では落ち着けないので、ひと登りして水無山を少し越えた所で今日初めて腰を下ろしておにぎり休憩にした。
国見山(1418.9m)には 11 時 34 分に到着。
ここから先は落ち葉で道が不明瞭で、アップダウンはあまり無いものの気分が疲れる。
しばらく行くと幻想的な池。硯池と言うらしい。
池から5分で赤ゾレ山(1300m)。
振り返ると国見山。その向こうが穂高明神?。
南には薊岳。ずっと奥が大峰。
西の方には金剛葛城山系が望める。
ここから先はさらに踏み跡が不明瞭になって、沢が狭まったデリケートな地形の所に入り込んでしまった。
どう見てもルートをはずしているとしか思えないのだけれど、gps や地図のルートからははずれていない。
落ち葉にうっすらと雪が被って滑りやすくて、持てる木もほとんど無い急な斜面で、ポールがほしいところだけれどどうしようも無い。少しだけ露出した木の根や岩角などを気安めにして、何とか危険地帯を通過した。
稜線に上がったらうっすらとした踏み跡に出会った。きっともう少しマシな道があるのだろう。
悪戦苦闘していたのはおそらく 15 分程度だと思うけれど、汗ばんできたのでジャケットとヴィーニーを脱いで、ジェルを補給した。
伊勢辻山(1290m)には 12 時 43 分に到着した。
このあたりまで来ると道はかなり明瞭になってきた。
気が楽になってルンルンで下っていたら、いつの間にやらルートをはずしていた。分岐を見落としたようなのだけれど、そんな分岐は無かったような・・・。
gps を見ながら戻って、分岐のあたりにさしかかったら、テープマークがあった。gps を見ながら正しい方向に少し進んだところ、見落とした原因がわかった。
ちょうど分岐で道標が立っている場所が倒木で通れなくなっていたのだ。
しばらく下ると道は沢筋になった。明瞭ではあるけれど、土砂崩れの跡が何カ所かあった。
単調な緩い下りを淡々と足を運ぶ。歩きやすいと言えば歩きやすいのだけれど、傾斜が緩いのでなかなか標高が下がってくれない。
和佐羅滝に近づいたあたりで、gps のルートからはずれてきた。しかし道はこれしか無かったと思う。
しばらく下ると和佐羅滝への分岐の道標が現れた。ずいぶん沢から離れてしまっているように思えるけれど、おそらくもうここへ来ることは無いと思うので、滝の方へ向かってみた。
しかしやはり遠そうだったので、諦めて戻ることにした。
さらにしばらく下ると、また分岐の標識があった。
おそらく和佐羅滝まで行けばここに下りて来られたのだろう。
ほどなく県道に出た。
ここはちょうど駐車スペースへの林道の分岐の場所で、そちらに向かった。
この林道に入って橋を渡ってすぐの所にちょっとした駐車スペースがあった。朝は気が付かなかったのだけれど、ガイドブックに記載されている駐車スペースというのはここのことだったのかも知れないと思った。
車の所に戻ったのは午後2時半くらいだった。
楽しかったのかどうか、なかなか評価の難しい山行だった。ただ、久しぶりにちょっと手応えのあるコースだったとは思う。個人的に来ることはおそらくもう無いと思うけれど。