運命の日

今日は昨秋から半年間待ち焦がれた運命の日だった。
これまで3回のウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)は春の開催で、前年秋にエントリーと選考が行われてきた。
私もトレイルランナーの端くれと思っているので、UTMF は一度は参加してみたいと思って、昨年はその参加資格を得ることを第一目標に大会に参加していた(本当はそういう動機での大会参加は好ましいことではないのだが・・・)。
何とか期限ぎりぎりの9月で必要ポイントをクリアしたのだが、10 月になると何と 2015 年の UTMF は9月の開催で、エントリーは3月になると発表された。
それ以来ずっと、頭の隅にはこのことがどんよりと淀んでいて、何をやるにもすっきりできない精神状態が続いていた。しかも昨秋から故障が続いて、モチベーションは下がる一方だった。
3月のエントリーになって、一年前のような前向きな気持ちはすっかり影を潜めてしまっていたが、せっかく資格をクリアしたのにここでエントリーしなければ将来きっと後悔すると思って、エントリーだけはしておくことにした。
そしてようやくやってきたのが今日の抽選発表。
キャノンボールランのリタイアの精神的ダメージは大きく、本心で抽選にはずれてほしいと願っていた。
結果発表のメールが送られてきたのは今朝の 10 時過ぎ。
恐る恐るランナーズのページを開いてみたら、何と『当選』という文字!!!!!!!!!
一瞬、とまどいの気持ちが頭を過ぎったが、次の瞬間には参加を決心していた。そしてすぐに、大会に向けた準備のスケジュールを考え始めた。
発表から半日近くが経過した今、もはや迷いはまったく無い。
こういう気持ちで大会に臨むことは 40 歳を過ぎてからは無かったので、おそらくこれが人生最後になるだろう。
これからのほぼ半年、どんな結果になっても悔いがないと思えるような準備をやって行きたいと思う。