私は「同窓会」というのはあまり好きではなくて、学校の同窓会はこれまでほとんど参加したことが無い。
しかし同窓会好きという人もそこそこはいるようで、10 年近く前に中学校の同窓会に初めて参加した時は、いつも参加しているのであろうと思われる人たちがグループになっていて、その輪に入れなくて孤立していた。
昨日はかつて勤めていた会社のあるプロジェクトに関わったメンバーの同窓会で、京都へ行ってきた。
もちろん今は影も形も無くなってしまった古い製品の開発にたずさわったメンバーで、ちょうどバブリーな時代で予算もふんだんにあり、会社全体も毎年売り上げがどんどん伸びていた頃のプロジェクトなので、私自身も楽しかった思い出しか無い。
この同窓会はもう 10 年くらい毎年やっていて、最初の頃は毎回参加していたけれど、ここ2〜3年はちょっと疎遠になっていた。たぶんたまたま日程の都合が悪かったのだと思う。
今回はかつてお世話になった方が来られるということで、それならと久しぶりに参加することにした。
総勢 12 名くらいで、中には数年ぶりに顔を合わせたような人もいたけれど、こういう繋がりは単に同じクラスだったというのとは違う感覚があって、何の違和感も無く昔の宴会のような雰囲気になった。
私と同年代や年上の人たちは次第に来なくなってきて、大半のメンバーは私より 10 歳くらい年下でまだほとんどみんなが在職中なので、彼らの職場の話題にはついていけない。
たまたま席がお世話になった方の隣だったので、ほとんど終始その方とのプライベートな話題の会話で終わってしまったけれど、なかなか楽しい時間を過ごすことができた。
すでに会社に勤めていた期間よりも辞めてからの方が長くなってしまったけれど、それでもこういう時間が過ごせるのはいいことなのだろうと思った。
昔は宴会というものがきらいで、特に忘年会などは苦痛でしかなかった。芸をさせられるようなことは無かったけれど。
今はもう義理の宴会というものは一切無いし、たまに文化センターの歓送迎会に誘われるくらいで、自分の参加したい時だけ参加できるので、たまにはそういう場も悪くないなと感じている。