枚方高槻古墳めぐり

先週の週末は自由時間が土曜日の午後しかなかったので、久しぶりに淀川のロングジョグかなと思ったりしたのだけれど、そういう単調な走りにはもはや意欲が湧かない。
このところちょっと興味を持っている飛鳥の歴史にしばしば登場する藤原鎌足(中臣鎌足)が埋葬されている可能性が高いと言われている古墳が高槻にあるということを知って、その「阿武山古墳」へ行ってみようと思った。
先月、御破裂山へ行った時に、御破裂山の山頂にあった「藤原鎌足の墓」というのは何なのかという気もするけれど。
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ずいぶん新しいお墓だった。
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今日はせっかくなので、枚方の古墳も経由していくことにした。

午後2時に家を出て、まずは家から歩いても 10 分足らずのところにある牧野車塚古墳。もう何度も来ている。
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以前は案内板が立っていたように思うのだが、見あたらなかった。
次は初めて訪れる禁野(きんや)車塚古墳。
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公園になっている。
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しばらく車道を行って、淀川の枚方大橋に向かう。
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高槻のゴルフ場横を通って、芥川へ。
堤防からは阿武山古墳方面が望める。ただし途中で今城塚古墳と闘鶏山古墳に寄って行くつもり。
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新幹線を越えて芥川から別れた細い川を遡って、阪急や JR などを越えていかなければならないのだが、JR の踏み切りになかなか出会えず、結局、摂津富田駅の地下道まで遠回りさせられてしまった。
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次の目標の今城塚古墳は駅前から車道を北上すれば出られるので、そのまま車道を行く。片側1車線の細い道だが、バスも通って交通量が多い。しかも歩道が無いという最悪の道だ。
今城塚古墳に着いた時はほとんど4時になっていた。
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ここは大きな古墳で、考古学的には継体天皇の墓という説が有力なのだが、宮内庁はここから少し南西にある古墳を継体天皇稜に治定している。
おかげでこの古墳は公園として整備されていて、墳丘も立ち入り自由になっている。
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埴輪がたくさん出土したらしい。
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これらはもちろんレプリカ。
時間的に、このまま予定のコースを行くと、帰るのは確実に暗くなる。
となると、古墳をゆっくりと見る余裕も無く、あわただしく駆け抜けることになってしまいそうだ。
せっかくここまで来たけれど、阿武山古墳は時間を取ってゆっくりしたいので、この先はまた日を改めて来ることにしようと思った。
あの交通量の多い道は摂津富田駅に向かって車が渋滞していた。止まっている車の横ギリギリをすり抜けながら(もちろん歩きで)、遠回りにならないような道を選んで芥川に向かった。
5時過ぎにようやく枚方の河川敷公園まで戻ってきた。
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家に帰り着いたのは5時 40 分。何とか暗くなる前に帰ることができた。
30km 少々、3時間 45 分の古墳めぐりでした。
次回は枚方の古墳は割愛して、継体天皇陵にも立ち寄って回ってみたいと思う。