唐櫃越えを何とか歩ききって、やってきたのは四条寺町のライブハウス「都雅都雅(とがとが)」。
まるで磔磔のパクリのような名前の都雅都雅というライブハウスが磔磔から歩いてほんの数分の所にあるのはつい先日までまったく知らなかった。
先日の磔磔での Leyona のライブ情報を調べているときにたまたまこのライブのことを知って、またまた勢いで買ってしまった。女性5人のロックバンドで、ブルージーなサウンドを期待した。
バンドとは言っても固定メンバーのバンドではなくて、みんなのスケジュールが合った時に一緒に演奏するセッションバンドのようなもの。
今日の主役はギターの安達久美だけれど、個人的には大久保初夏のシカゴブルースナンバーを楽しみにしていた。
早めに着いたせいでステージ真ん前のかぶりつき席に座った。お客さんは Leyona の時と同じの数十人くらい。
安達久美が近々誕生日ということで(40 歳になるそうです)、「安達久美 Birthday Live Tour !」というツアーになっていて、昨年リリースされた「Luck of Blue」のライブ版という内容でした。
安達久美と大久保初夏以外のメンバーは名前の知らない人ばかりだったのだけれど、みんななかなかの実力派で、特にドラムの GRACE(日本女性です)はかなりのもの。
しょっちゅうドラムを壊すというパワーの持ち主で(そりゃそうだろうという体型)、John Bohnam と並んで演奏しても引けを取らないのではないか思えるくらいだった。
実はもう 20 年近く沢田研二のバックをやっているそうで、私とは 10 歳くらいしか違わないベテラン(もちろん年下ですが)。
大久保初夏の Otis Rush なんかを期待していたのだけれど、Eric Clapton や Jeff Beck、Jimi Hendrix、Santana のカバーとオリジナルのナンバーで、シカゴブルースのカバーは聴けなかった。
でも久しぶりに上質のロックを生で聴けて良かった。
「Little Wing」では安達久美がソロでステージの真ん前まで出てきて、手を伸ばせばストラトに届きそうなくらいでした。
十分楽しませてもらえました。