大正池マラニック

昨日(7/28)は今月最後の日曜日なので、月イチのロングトレイルで伏見稲荷から京都トレイルを鞍馬まで行こうと考えていた。

ところが土曜日の練習会で、この日にクラブのマラニックがあるということを知った。マラニックがあることは知っていたけれど、行くつもりがなかったのでこの日ということをまったく意識していなかった。

コースは3年前に行ったマラニックとほぼ同じ。今年のクラブの合宿は井手町の大正池でやるので、その下見をかねてという企画。

みんなと一緒に走るのはもうしんどいので辞めていたけれど、練習という位置づけならいいかも知れないと思った。距離がちょっと短いけれど、前回と同様にスタートのJR三山木駅まで走れば15kmほどになるし、アップダウンもそれなりにあって、一人なら走れないような道も走って追い込めるかもと思って、久しぶりに集団走に参加することにした。

家からJR三山木駅までは約14km、1時間40分ほどかかった。氷室の峠越えは結構しんどかった。

総勢13名が集まった。

8時40分くらいに出発した。今日は暑くなりそう。私は家からここまで走っているので、すでに汗びっしょり。

木津川を渡って、ちょっと川沿いを行ってからしばらく車道を走って、勤労者福祉会館でトイレ休憩。

そして万灯呂山(まんどろやま)展望台を目指す。

何とか走れるくらいの登りがずっと続く。一人ならくじけそう。途中の展望箇所から西側の生駒方面。

さっきの分岐から25分ほどで展望台に到着した。

宇治田原方面の展望。

少し戻って、大正池に向かう。

このあとすぐに下りの未舗装路になったように思っていたけれど、実はまだしばらく車道の登りだった。

15分ほど走ってようやく未舗装路。

展望台から1時間以上かかって、ようやく大正池グリーンパークに到着した。

コーラで水分補給して、その後、合宿の時の練習コースの下見をして、さらにまた炭酸飲料の水分補給をして、一休温泉への山道に向かった。

いよいよ艮山(うしとらやま)への山道に入る。

ところがこの道に入るととんでもない障害物群が現れた。

昨秋の台風の影響に違い無い。しかし行くしかない。

道が完全に消失していて、gps のおかげで何とか踏み跡に合流できた。

12時53分、艮山(443.7m)に到着した。

しかしこれから先も甘くはなかった。下るにつれて次第に踏み跡が怪しくなってきて、古いテープは残っているものの、もはやほとんど人が歩いていない。

ヤブをかきわけて、ようやく沢筋に下り立った。

何度か沢を渡る。ジャブジャブ行くしかない。

最後は荒れた林道を走って、2時20分、ようやくR307に出た。

ここはちょうど上方温泉一休の真ん前。ようやくのゴールでした。

その後、バスで京田辺駅に出て、いつもの王将で打ち上げ。私はだいたいはビールは1本しか飲まないのだけれど、さすがに今日は2本飲みました。

総距離は37kmくらいだったけれど、一人では走れないような所も走れたので、練習にはなったように思う。

伊吹山

日曜日(7/21)は講座で伊吹山へ行ってきた。

JR近江長岡駅からバスで伊吹山登山口へ。バスは通勤ラッシュ並みの混雑だった。天候は今ひとつとは言え、このあたりでは唯一の百名山なので休日は混雑する。

三之宮神社から出発。

「ケカチの水」は水量少なし。

30分ほどで旧ゲレンデ下に到着。一合目。

旧ゲレンデ斜面を登って三合目へ。

ハクサンフウロ(ヒメフウロ?)。

五合目から上部を眺める。六合目の避難小屋の上はガス。

足元には琵琶湖。

六合目の避難小屋。はたしてどういう人が利用しているのだろう。

イブキジャコウソウ。

カワラナデシコ。

次第に傾斜が強くなってきて、しかも濡れていて滑りやすいので要注意。あと一息。

神社から4時間近くかかってようやく山頂直下に到着した。

イブキトラノオ。

ヤマトタケルの像。

午後1時15分、山頂(1377.3m)に到着した。

だいぶ時間がかかったので、往路を下るのは止めてスカイテラスからバスで下山にする。最短コースでスカイテラスへ。

シモツケソウ。

イブキボウフウ。

ホタルブクロ。

その後、スカイテラス2時半発のバスで関ヶ原に下山した。

白山三峰

この三連休は天気が良ければテント泊で遠出しようと楽しみにしていた。しかしながら生憎の連日雨予報。しかしせっかくの三連休にどこも行かないというわけにはいかないし、生駒の日帰りで終わらせるわけにもいかない。

土曜日は陸上クラブの練習会に行って、少し天気が回復しそうな月曜日(7/15)の一日に賭けることにした。

行き先に困った時はやっぱり白山。ここ何年かは毎年白山に行っているが、今年はまだ行っていない。それどころか今年はまだ大きな山に一度も行っていない。ゴールデンウィーク前半に白馬乗鞍岳に行ってはいるけれど、あれは行ったうちには入らない。

と言うことで、久しぶりに行きたいと思っていた平瀬道を登ることにした。そして天気が悪くなければ三峰の周回。

中学生の時に学校のワンダーフォーゲルクラブに入って、最初に行った大きな山が白山だった。中学2年の夏で、別当出合から登って室堂に泊まって、翌朝御前峰に登ってから平瀬道を下った。ほとんど雨だった。

山スキーでは白山東面は何度か行っているけれど、平瀬道は中学以来なのでほとんど50年ぶり。記憶などあろうはずも無い。

その頃は大遠征の気分だったけれど、今や車で4時間くらいで登山口まで行けてしまう。

平瀬から林道に入る。ここは山スキーの時はザックとスキーをかついでマウンテンバイクで2時間近くかけて登った道。山スキーの時期はまだ林道は車では入れない。車でも30分くらいかかった。あんなことはもう二度とできない。以外と下りてくる車が多くて、すれ違いに難儀した。今度の車は車幅が広くて、こういう時は困る。

5時過ぎに大白川ダムの駐車場に着いた。小雨。

一人宴会で夕食を済ませて、8時前にはシュラフにもぐった。以外と暖かい。外は雨。

朝は3時に起きた。雨は止んでいた。しかしここで心配していたことが起こった。ライターの火が点かない。ライターは2個用意していたのだけれど、いずれも同じくらいの時期に買ったもので、ガスの残量が乏しかった。

わかっていたので来る時に買おうと思っていたのが、すっかり忘れてしまっていた。昨夜はかろうじて点いてくれて、そのまま消さずに夕食を終えた。

昨秋の白山でもコンロの不調で朝にお湯が沸かせなかった。原因は違うとは言え、またまた白山での不覚。致し方なく、おにぎりと行動食のドライマンゴーで朝食を終えた。

3時43分、駐車場を出発した。まずは登山口へ。

最初は木の階段が多くてあまり楽しくない。

歩き出して1時間もしたらすっかり明るくなった。登山道がしっかりと整備されていて助かる。

展望の開けた場所から御前峰(左)と剣ヶ峰(右)が望めた。行きまっせ。

いつものことですが、白山は活火山です。

ニッコウキスゲ。

キヌガサソウ。

真新しい鎖場。

5時半に大倉山避難小屋に到着した。標高2000mを越えた。

コイワカガミ。

ミヤマキンバイ。

標高2400mくらいになると視界が開けてきて、御前峰がすぐそこ。

バイケイソウ。

ハウサンフウロ。

ヨツバシオガマ。

室堂が見えた。ラジオ体操の音楽が流れてきて興ざめ。

6時47分、出発からほぼ3時間で室堂に到着した。ここでどら焼き休憩にして、御前峰に向かう。

クロユリ。

7時24分、御前峰(2702.1m)に到着。

雲がかかってアルプスの展望は望めない。山頂がちらっと出ているのはおそらく北岳。北アルプスは雲の中。

剣ヶ峰。

油ヶ池と大汝峰。

さて、剣ヶ峰を目指します。

7時55分、無事剣ヶ峰(2677m)に登頂。

最後の目標は大汝峰。ショートカットしようとしてハイマツ帯に阻まれて、結局ウロウロさせられることになってしまった。

8時40分、大汝峰(2684m)に到着。

大汝峰から見る御前峰(右)と剣ヶ峰(左)はいつも素晴らしい。

これで今日の課題はすべて終了したので、室堂に戻る。イワウメ。

あとはひたすら戻るだけ。室堂は雑踏なので避けて、平瀬道に入った所でおにぎり休憩にした。

帰りは花の写真を摂りながら下った。実は上の花の写真は大半が下りで摂ったものです。早朝はあまり咲いていないので。

平瀬道の下の方でギンリョウソウ。

その後、何かエンジン音が聞こえると思ったら、ブッシュ苅りをしている男性二人に出会った。本当にありがたい限りです。厚くお礼を述べておきました。おかげで朝は夜露で身体の右半分がびしょびしょに濡れたのが、快適に下りることができました。

室堂から2時間少々、11時半に登山口に下り立った。

その後は大白川露天風呂で汗を流して、気分良く帰ってきた。

満足の一日でした。

大文字山

水曜日(7/10)は京都一周トレイルの講座で大文字山に登ってきた。

地下鉄の蹴上駅に集合して、ねじりマンボをくぐる。

義経地蔵。今回初めて気がついた。

道ばたにキツリフネ。

日向大神宮へ。

そして天の岩戸をくぐる。

思案処で休憩。

展望場所から山科方面を望む。

大文字山の山頂(465.3m)で昼食にした。

山頂からの京都市内と西山の眺め。



実は大文字山の山頂は京都一周トレイルコースには含まれておらず、山頂の手前で鹿ヶ谷を下る。

これまでも取りあえず山頂までは来て、少し戻って鹿ヶ谷を下ったのだけれど、昨秋の台風の影響で沢筋はわりと荒れている。

そこで今回はこのまま火床を経由して銀閣寺へ下りることにした。

火床から眺める京都市街。真ん中奥は愛宕山。

そして大の字の左のはらいの部分を下る。

数分くらいで正規ルートに合流した。

銀閣寺。

参道の商店街を抜けて、公衆トイレの所で解散した。

今日はそのまますんなり出町柳まで歩いて帰った。

高塚山

月曜日(7/8)は講座で醍醐の高塚山へ行ってきた。本当は1週間前の予定だったけれど、天気予報の降水確率が高かったので延期になった。

こういう里山の低山は交野周辺を除いてはあまり知らないのだけれど、実はこの山は個人的に来たことがある。

地下鉄の醍醐駅に集合して、しばらく車道を歩く。

醍醐寺の裏のあたり。

右に行くと有料エリアの上醍醐。以前に講座で行った

登山道になると結構な登りが続く。

山道に入ってから1時間少々で横嶺峠に到着した。

お地蔵さんがあります。

醍醐山の方に寄り道する。

10分ほどで醍醐山の山頂(454m)に到着した。

電柱に標識が置かれている。前回来た時はまったく気付かずに通り過ぎた。

横嶺峠に戻って昼食にして、車道を北に向かう。

展望場所から山科や京都南部を望む。真ん中の低い山々は大岩山や伏見桃山城のあたり。

そして高塚山への山道に入る。

ほどなく高塚山の山頂(485m)に到着した。

展望場所から山科の北の方を望む。

そして長尾天満宮に下山した。

来し方を振り返る。左が高塚山。右が醍醐山。

醍醐寺の山門。

その後、醍醐駅に戻って解散した。

たかだか400m程度の山でも上と市街では随分空気が違うことを実感した。

高島トレイル 乗鞍岳から大谷山

野坂山地はあまり歩いたことが無い。記憶にあるのは講座で行った大谷山くらい。

高島トレイルは中央分水嶺に位置していて、ここの北側に降った雨は日本海に流れて、南側に降った雨は太平洋に出る。

7/6は好天は期待できないけれど、本降りの雨が続くということは無さそう。南の方は天候が悪そうなので、北に向かうことにした。

メタセコイアの並木道を抜けて、マキノの登山者用駐車場に車を置く。ここは初めて。まだ1台も停まっていない。

準備を整えて、7時15分に出発した。しばらくは車道の緩い登りで、途中から林道に入る。

次第に傾斜がきつくなって歩きにして、未舗装になってしばらく登って、8時22分に黒河越に到着した。ここには公衆トイレがある。

捕虫網を持った男性が一人おられた。

ここから左が赤坂山への登山道だけれど、乗鞍岳への登山口がよくわからない。何度か行ったり来たりして、ようやく林道の少し先に右に入る道を見つけた。

急な縦溝の道を登り切ると、幻想的なブナ林が現れた。いつクマに出会っても不思議では無い雰囲気。

しばらくこんな感じで、結構走れる。

ヤマボウシ。

コアジサイがたくさんあるけれど、咲いているのはまだごく一部。

黒河越から1時間10分ほど経って、突然車道が現れた。送電鉄塔の管理道路のよう。

高島トレイルにもハシゴがあります。

あと少しで乗鞍岳という所で一株だけササユリ。ササユリはシカの好物とか。

9時49分、乗鞍岳(865.1m)に到着した。展望は無し。

来た道を戻って、黒河越に11時3分に着いて、ここでおにぎり休憩にした。そして後半戦の赤坂山へ向かう。

ここでまた捕虫網を持った別の男性に遭遇。何を捕りに来たのか尋ねてみたら、カミキリムシとのこと。カミキリムシと言っても何百種類もあるそうです。

ジグザグを上がると突然お花畑。キリンソウ?

ヤマボウシの赤花。

11時53分、三国山(876.1m)に到着した。本日の最高峰。

次なる赤坂山へ向かうが、このあたりからちょっと山の雰囲気が変わってきた。乗鞍岳からこのあたりまでは野生の動植物の世界という空気だったのが、人の気配を強く感じるようになってきた。

案の定、何人かのハイカーとすれ違って、さらに中学生のような集団が坂道を駆け下りてきた。非常に危ない。引率者に文句を言ってやろうと思ったけれど、それらしき人はいなかった。

ちょっとリトル比良のような感じになって、明王の禿。

そして12時半に赤坂山(823.6m)に到着した。

展望は今ひとつだけれど、西の方、正面真ん中奥は雲谷山。その右は若狭湾。

ここでちょっと腰を下ろそうかと思っていたけれど、やはり何人かが昼食休憩だったので、写真を撮ったら先に向かった。

粟柄越。

このあたりのブナ林もいい雰囲気。ブナ林は晴れよりも曇っている方がいい。

午後1時21分、寒風(かんぷう)に到着した。

ガスが晴れてきてびわ湖が見下ろせる。

メタセコイアの並木道もくっきり。

正面真ん中に乗鞍岳。

こちらは真ん中やや左が三国山。かぶっていてわかりにくいけれど、その手前に赤坂山。やや右の禿げた部分が明王の禿。

そして南にはこれから目指す大谷山。

一度峠に下りてから登り返して、午後1時41分、今日最後のピークの大谷山(813.7m)に到着した。

寒風まで戻って、ひたすらスキー場に向かって下る。

寒風から40分ほどで、ようやくゲレンデが近づいてきた。

午後2時43分、無事、登山口に下り立った。

あとは車道を下るだけ。「さらさ」の温泉に寄って帰りたいところだけれど、今日は買い物をして帰らなければならないので諦める。

午後2時50分、駐車場に戻ってきた。

約30kmを7時間45分。山の雰囲気も非常に良くて、会心の一日だった。