横山

16日から登山講座が再開になって、月初の講座だけが日程をずらせて23日(月)に行われた。

行き先は滋賀県の横山。山城跡である。

長浜駅からバスに乗って、石田で下車した。このあたりはかの石田三成の出身地。

石田三成ゆかりの場所を訪ねる。まずは屋敷跡。建物は残っていない。

少し離れたところに供養等。

道を戻って、横山城址へのハイキング道に入る。

日吉神社に参拝。

ここから山道に入る。30分少々登ると山城跡が出てくる。

12時前に横山山頂(312m)に到着した。後ろは伊吹山。

マキノ方面。高島トレイルの山並みがはっきり見える。

ここで昼食をとって、急な道を少し下る。梵鐘のある広場でコーヒータイムをとった。

鐘は誰でもつくことができます。

西国三十三箇所ミニ巡礼路を下る。

スミレ。

ショウジョウバカマ。

観音寺に下山した。

境内にリュウキンカ。

バスの時刻がかなり余裕があるので、車道を歩いて三島池へ。マガモがたくさんいます。

ここのそばのバス停で解散した。

天候に恵まれて気持ちのいい一日だった。

吉野三山再訪

先日の吉野三山は今一つすっきりしなかったので、早めに再訪しようと思っていた。記憶が鮮明なうちの方がいい。

しかし同じコースでは同じような結果になってしまう可能性が高いので、先日のコースの逆回りにすることにした。そうすれば栃原岳から銀峯山に向かう所もよりはっきりするだろう。

3/20 は天気も良さそうだったので、さっそく実行に移すことにした。

出発点は長谷の丹生川上神社下社にした。広橋峠より標高は 100m ほど低いけれど、ここからなら早めに山道に入れる。

この鳥居の右側にある駐車場に車を置いて、6時55分に出発した。

栃ヶ山への道は前半は前回と違うルートにした。ガイドブックに紹介されていたルートで、先日下りてきた車道をそのまま辿っていく。八幡神社。

車道から見た櫃ヶ岳。

先日下った道は道標が整備されていたけれど、今日の道はそういうものはまったく無い。2箇所ほどネットがあったけれど、いずれもハイキング道によくあるような開け閉めしやすい作りではないので通過に時間がかかる。

玉泉寺というお寺があるそうだけれど、よくわからないうちに通り過ぎてしまっていた。

この道もあまり歩かれていない感じ。登山道になって15分くらいで先日下った尾根道に合流した。この近くに神社があるらしいけれど、それもどこかわからなかった。

先日下った直登ルートで8時8分に栃ヶ山(809.2m)に到着した。本日の最高峰。

このあたりはまだ記憶が鮮明なので気分的に余裕がある。しばらく進むと林道のような道になって、櫃ヶ岳への登山道に入って、8時45分に櫃ヶ岳八幡神社に到着した。祭神は誉田別命。

先日行きそこねた山頂はこの左側すぐだった。なぜこれを見落としたのか不思議なくらい。

神社から1分で山頂(781m)に到着した。

南側の展望がすぐれていたので、腰を下ろして甘納豆休憩にした。左の突起が大普賢岳。行者還岳は松の葉に隠れている。右は八経ヶ岳。

少し林道を下ってから松茸山の山道に入る。先日間違えた箇所がわかった。左のテープ沿いに行かなければならないところを右に行っていた。しかし道の状態としては右が本道に見える。

車道に出て、十日市に向かって下る。左に銀峯山。右奥に栃原岳。

サンシュユ(?)とサクラ。

十日市へ下りてきた。ちょうど移動販売車が来ていた。丹生川を渡る。

そして銀峯山への上りに入る。しばらく車道を行く。先日はこの右側の斜面を下ってきた。

ほぼずっとコンクリートの敷かれた登山道で、波宝(はほう)神社の鳥居に出た。

10時27分、波宝神社の本殿に到着した。左右二殿あって、祭神は住吉大神と神功皇后。

念のためにと本殿の裏に回ってみたら、ありました。標高 614m。

先日と同じベンチで同じようにおにぎり休憩にした。

しばらく林道のような道を進む。真ん中に金剛山。右が大和葛城山。

先日ウロウロさせられた六叉路。放飼の犬が吠えてきた。

しばらく進むといよいよ未知の道になる。はたしてどこに出るのだろうか。と思いながら地図のルートに沿って進んでいたら、急に道が不明になってきて、ついに消えてしまった。ひどいヤブ。

gps では車道はもうすぐそこ。しかしヤブが濃いし、おまけにイバラなどがたくさんあって、とてもこのまま突っ込む気にはなれない。

先日、このあたりの車道は注意しながら歩いていたので、結構な高さの側壁がずっと続いていたことを記憶している。このまま進んでも車道に下りられない可能性が高い。

畑のネットがすぐ近くにあるので、何とか超えられないかと試してみたけれど、網の柔らかいネットというのは意外と超えにくい。支柱も柔らかいので体重を支えてくれないので、上に上がることができないのだ。

仕方なく戻ったらちょうど畑仕事をされている方がおられたので、車道に降りる道を教えていただいて、その方向に下った。峠よりはずいぶん西の方に下りてしまったけれど、致し方ない。やはり登山地図の道はもともと存在しないと考えざるを得ない。いったいどういう情報を元にこういう道が記載されているのだろうか。

車道を峠まで戻って、栃原岳方面の道に入った。この先は私道なので関係者以外は入るなというような表記があったが、ここも登山地図には道が記載されている。

広大な畑の畦道を行く。栃原岳はもう指呼の距離だが、すんなり行けるだろうか。

やはりネットに阻まれた。しかしここのネットは太い針金のフェンスなので、支柱がしっかりしている箇所を見つけて、そこから強引に乗り越えた。そうしたら微かな踏み跡に出会った。

ここは確かに昔は道があったようだ。ただしこのまますんなり下まで下れるのかどうかはわからない。フェンスに阻まれそうな気がする。

踏み跡を辿ったら、先日ウロウロした道の横の急斜面を這い上がっていた。地図では確かにこのあたりに記載されているけれど、まさかこんな所から下っているとは思いもよらなかった。

12時2分、無事波比売神社の本殿に到着した。祭神はミズハノメ神と誉田別命。

本殿の裏に回ってみたけれど、ここでは山頂の標識を見つけることはできなかった。

何とか栃原岳(531m)まで辿り着けたので、これで今日は終わったも同然という気分になった。展望台から高野山方面を眺めながら少し休憩して、広橋峠へのハイキング道に向かった。

北の方の展望は素晴らしかった。高見山がくっきり。

そして梨子堂(なしんど)。

足下にはフキノトウ。

先日、広橋梅林をうろうろしてようやくハイキング道に出会った箇所。

先日30分ほどかかった駐車場からの道は実はほんの5分足らずだった。さすがにもう梅はおしまいなのだろう、止まっていた車は1台だけだった。

車道を30分足らずの下りで長谷に戻ってきた。

神社には午後1時45分に戻ってきた。実は駐車場の横は神馬がいる場所だったようで、白馬が私の車に興味を示しているようだった。もちろん朝にはいなかった。

丹生川上神社下社にもお参り。祭神は闇龗神 (くらおかみのかみ)。

早く戻ってこられたので、一度立ち寄ってみたいと思っていた下市温泉のごんたの湯に行ってみた。

カルキの匂いがしてあまり温泉ぽくなかったけれど、露天も水風呂もあって、コインロッカーも実質無料で入浴料500円だったので、時間があればまた来てもいいかなという感じ。

「ごんた」というのはおそらく義経千本桜の「いがみの権太」のこと。下市にお墓がある(架空の人物なのに・・・)。

おおむね思い通りのルートで行けて満足した。国土地理院の地形図の道はすでに無くなっているものが残っているのというのはこれまでも何度も経験してきたけれど、毎年改定されている登山地図でもこんないい加減な情報が記載されている(2020年度版でも記載されている)というのはちょっと驚きでもあった。

逆に広橋峠から樺ノ木峠までのハイキング道は記載されておらず(分県登山ガイドには記載されている)、最新の正確な情報はやはりネットから得るしかないのだろう。

今回は再訪ということもあって6時間50分、約30kmでした。

吉野三山

コロナウィルスの影響で登山講座が今月前半は中止になり、おまけに今月前半は東京マラソンや琵琶湖毎日マラソンなど見逃せない大会が続いたせいもあって、陸上クラブの練習会には参加していたものの、山はすっかりご無沙汰になってしまっていた。

昨日の日曜日(3/15)は当初は登山講座。そして練習会も予定されていたけれど、土曜日が雨だったので、久しぶりに山へ行くことにした。天気予報では南の方はまぁまぁというところだったので、吉野の低山に向かうことにした。

○○三山というのは随所にあるけれど、吉野三山のことを知ったのはわりと最近のことだった。

西吉野は前登志夫氏の「吉野紀行」で多少は興味を持っていて、このあたりの山々もいずれはと思っていたけれど、これらが吉野三山と呼ばれていることは山のガイドブックを読むまでは知らなかった。

栃原岳(とちはらだけ。531m)、銀峯山(ぎんぷせん。614m。白銀山ーしろがねやまーとも言う)、櫃ヶ岳(ひつがだけ。781m)の三山で、山頂へ行くだけなら栃原岳と銀峯山は車で行ける。櫃ヶ岳もかなり上部まで林道が延びている。

ガイドブックの案内と登山地図から判断して、広橋峠に車を置いて周回すれば 30km 弱くらいで行けそうだった。

6時半過ぎに広橋梅林の駐車場に車を止めた。準備を整えて出発したが、サングラスをかけるのを忘れてあわてて取りに戻って、再出発は6時50分になった。とりあえず梅林に入る。

梅林の散策路からハイキング道に入るのだろうと思っていたが、どうも余計な大回りをしている感じ。

もう梅の季節を過ぎているのか、まだ朝が早いせいか、梅の花はぼちぼちという程度。

高峯稲荷神社。このあたりは広橋城跡。南朝に尽力した広橋氏の居城だった。この神社は広橋氏とは無関係。

それにしてもハイキング道がわからない。うろうろして変な斜面に入り込んだりして、gps を頼りにようやく看板に出会うことができた。何だかんだで出発してから 30 分くらい歩き回った。

実は駐車場の少し下にこのハイキング道の入り口があることに帰りに気がついた。

ハイキング道は道標がしっかりしている。ただしそれほど多くの人が歩いているわけではなさそう。

正面に金剛山。右が大和葛城山。

梨子堂(なしんど)の集落。このあたりはずっと車道。

このあとしばらく車道脇のハイキング道を辿って、樺ノ木峠に出た。

この車道を少し北に行って、波比賣(はひめ)神社の参道に入る。

山頂手前には NHK の巨大な電波塔。

展望台から高野山方面を望む。弘法大師の道も見えているはず。

8時28分、波比賣神社に到着した。ここが栃原岳の山頂。

さて、これから南へ向かうのだけれど、登山地図と地形図、そして gps を駆使してもそれらしい道を見つけることができない。強引に突っ込めるようなヤブでもないので、諦めて来た道を戻って、車道経由で当初のルートに合流することにした。

何とか当初予定の道のあたりに来たけれど、ここでもこれから進む道を見つけることができない。ここはちょうど峠で、左からの道は栃原岳方面からのもの。

峠に上がってくる時も注意して見ていたけれど、南に向かう道は見つからなかった。ちょうどここの反対側に畑に上がる畦道があったので、それを上がってみることにした。

しかしここもほどなく進めなくなり、畑のフェンスに沿ってヤブを無理やり這い上がったところ、おそらく畑のためであろう道に出会った。たぶんこれが当初の予定のルートだと思うけれど、どこから始まっているのだろうか?

道標も何もなく、畑のための分岐が随所にある。適当に進んでいたら畑仕事をしている方がおられて、本来の道を教えて下さった。銀峯山まで道は続いているらしい。

織田信長に命じられてこのあたりを攻めた筒井順慶軍と戦ってこのあたりで討死したという堀小五郎の碑。

しばらく林道を進んでいたが、登山地図ではあるところから西に向かっている。面倒なフェンスを開け閉めしたり、別の場所ではフェンスが切れた場所から急斜面を強引に下ったりしたけれど、いずれもその先の進む方向が変なので戻ってきた。

これまでの何度もの道迷いにうんざりして、今日はもう栃原岳だけで終わりにしようと思った。地図では今いる林道をそのまま進むと来た車道の途中に出るはずなので、樺ノ木峠から来た道を戻ろうと思った。それにしても先ほど出会った方のお話はどの道のことだったのだろうか。

そういう気分で林道を進んでいたが、東に折れるはずの道がそのままずっと南に進んでいる。これはひょっとしたらこのまま南に向かうのではないか。だんだんと予定のルートに近づいてきている。

帰ってから地形図をよく見てみたらこの道は地形図には書かれていて、登山地図の道と分岐して先でまた合流している。どう見てもこの道の方が本道に思えるけれど、登山地図では別の方がルートになっている。地形図の道はあまり信用しないようにしているけれど、登山地図の道もあまり信用し過ぎない方が良さそうだ。

これなら銀峯山に行けそうと思っていたら、お地蔵さんのある分かれ道に出た。

ここは何と、来た道を含めて六叉路になっている。最初に向かった道は民家で突き当たり。次に入った道は畑の中で、たまたま作業をされている方がおられた。その方に尋ねたところ、正しい道まで案内して下さって、フェンスの開け閉めまでいただいた。

山道を少し進むと祠があった。

ここもいくつか道が交錯していて、来た方向と真っ直ぐに進むようにと先ほどの方からのアドバイスをいただいていたので、その方向に進んだ。

先ほどの分岐から30分ほどで、銀峯山の波宝(はほう)神社の入り口に着いた。

急な参道の車道を5分ほどで11時5分、波宝神社の境内に到着した。

雪がちらついてきた。風も出てきて寒いけれど、風の当たらないベンチに腰掛けておにぎり休憩にした。熱いお茶がおいしい。

先ほどの鳥居まで戻って、このすぐそばから十日市に向かって下る。しかし集落に出たあたりからまた道があやしくなって、無駄な回り道をしたりしてしまった。おまけにみぞれが降ってきて、仕方なくジャケットを羽織って帽子をかぶった。

足下に十日市の集落が見える。かなりの急な下りになりそう。

大回りの車道をショートカットしようと畑の斜面に入ったところ、またもや道が無くなってヤブをかき分けることに。急斜面をずり落ちるように林道に降り立った。

下に降りてからも自分の進む方向がわからなくなってウロウロしたりしたが、何とか丹生川にかかる橋までたどり着くことができた。みぞれは止んで暑くなってきたのでジャケットを脱いだ。

左岸の車道を登っていく。十日市の標高が約 250m。櫃ヶ岳が 781m なので、標高差で 500m 少々登らなければならない。この車道に入って 25 分ほどで川岸十日市の分岐(標高約 450m)まできた。

林道からは展望の開けた場所が所々ある。右に百貝山

真ん中遠くに栃原岳。ずいぶん遠くに見える。

左には銀峯山。

しばらく進むと林道から分かれて登山道になった。このあたりは松茸山らしい。

そのうちに道がトラバース気味になって稜線から離れてきた。これはおかしいと思って横の斜面を強引に這い上がって、無事に本来の道に戻った。

櫃ヶ岳にだいぶ近づいてきたあたりで林道に合流した。

そして林道から分かれて午後1時22分、山頂(と思っていた)の神社に到着した。

ここの神社はこれまでの二つと違って、もう管理されていないのではないかという感じ。ここの拝殿でぼた餅休憩にした。

これで吉野三山完了と思っていたのだが、帰ってからガイドブックを読み返してみたら、何と櫃ヶ岳の山頂はこの神社の裏をまだ少し登らなければならなかったのだ。

これまでの二山がいずれも山頂が神社だったのでここも同じと思い込んでしまっていた。里山の低山では山頂を間違えることは時々ある。山頂がそれほど顕著でなかったり、木が繁っていて眺望がなかったりするとはっきりわからない事がある。

そんなことはつゆ知らずに最後の栃ヶ山に向かっていた。栃ヶ山はオマケのようなものなのだけれど、実は今日のルートの中では最高峰。

遠方に雪山が見える。大天井ヶ岳?

午後2時2分、栃ヶ山(809.2m)に到着した。

あとは下るだけ。櫃ヶ岳以降は道標がしっかりしていたので、わりと安心して歩くことができた。

午後2時50分、長谷の集落まで下りてきた。

山はこれで終わったけれど、これから車道を広橋まで戻らなければならない。標高差にして 100m 少々ある。

何とか走れる程度の上りなので、スロージョグで進む。何度も車で通った登石トンネルの手前で旧道に入る。

長谷から 50 分足らずのジョグで広橋峠まで戻ってきた。

午後3時 36 分、駐車場まで戻ってきた。

道が不明で何度もウロウロしたりしたせいもあって、8時間40分、約 35km の行程になった。

結果的にはほぼ当初の予定のルートを行くことができたけれど、今一つすっきり感が無いというのが正直なところだった。さらに帰ってから櫃ヶ岳の件が判明して、やり残した感が強い。

櫃ヶ岳の件だけならもういいという感じだけれど、ルート全体としてはもう一度すっきりとトレースしてみたいと感じている。

乗鞍高原 HOK スキー

朝になると駐車場はほぼ満車状態になっていた。快晴で、乗鞍に向かうであろうスキーを持ったパーティも見うけられた。

天気がいいので乗鞍へ向かいたい気持ちもあったけれど、やはりここは安全第一で乗鞍高原の HOK スキーを楽しむことにした。

7時20分、休暇村の前の駐車場を出発した。

道がわかるかどうか不安だったけれど、このすぐそばに標識が見つかった。

期待通りの HOK スキー向きのフラットな道を進む。

しかし滝に近づくと手摺りのある急な下りになったので、スキーを脱いで歩いて下りた。

出発して 25 分ほどで善五郎の滝。左の方は水が流れている。落差約 30m。

このあと少し急登があった。アイゼンの跡があったけれど、アイゼンがほしいくらいの急斜面だった。上りでよかった。

そこを過ぎるとまた平坦な道になって、少し行くと車道に出た。

宿泊施設がいくつか並んでいたけれど、営業しているのは半分くらい? あまり繁盛しているようには見えない。暑くなってきたので上着のジャケットを脱いだ。

ほどなく除雪された車道は終わって、またハイキング道に入る。少し進むと乗鞍岳が見えてきた。一瞬、行けば良かったかなと思った。

8時50分、ネイチャープラザ一の瀬に到着。

ここからは一般的なハイキングコースをはずれて南の方に向かう。ちょっとした丘から乗鞍岳を望む。

よく見たら上部は雪煙が舞っている。相当な強風だろう。やはり行かなくて良かった。

またしばらく車道を行く。真新しいスキーのトレースがあった。

そして車道から分かれて真っ白な雪面に入る。トレースはまったく無し。HOK スキーのためにあるような場所だ。

しかし次第にヤブがうるさくなってきて、沢を渡る手前で少しだけスキーを脱いだ。

今年は暖冬なので沢は水が流れているかもしれないので、うまく渡れるかどうか心配だったけれど、うまい具合にちょうど橋の所に出た。

もう一つの沢も橋を渡ることができた。

少し進むとトレースが現れて、あざみ池のそばで大福休憩にした。池は完全に凍っていて、歩いた跡がある。10時10分。

休暇村に向かう道の入り口がよくわからなくて少し行き過ぎて、先ほどのネイチャープラザ一の瀬まで行ってしまったけれど、戻って道標に従って上り斜面に入る。

気温が上がってきたせいか、スキーのシールの部分に雪がまとわりつくようになってきた。今日はワックスは持ってきていない。

しばらく上りが続く。あざみ池から1時間少々で牛留池のそばまで来た。こんな木が。

さすがにシールの雪のゲタがたまらず、スキーを脱ぐことにした。

牛留池も完全に凍結していた。

ここは休暇村のすぐそば。当初はもう少し先のルートも予定していたのだけれど、スキーがこの状態ではツボ足で歩くしかない。

それではあまりにつまらないので、ここで切り上げて駐車場に戻ることにした。

4時間少々のスノーハイクでした。

帰りは久しぶりに平湯の森に寄ることにした。安房トンネルを越えて長野側に来ることは滅多に無いので、こちら側の温泉に寄ってみたい気持ちもあったけれど、事前に調べてこなかったので、勝手知った平湯の森へ行くことにした。

ここは10年以上、消費税が 8% に上がった時も 500 円のままだったので、今はいくらになっているか楽しみだったけれど、やはり 600 円に値上がりしていた。鍵付きロッカーは 100 円なので、実質 700 円。しかし温泉としての設備の質が非常に高いので、これくらいなら納得できる。

ただ、今日は全般的にお湯の温度が低かった。露天風呂が5カ所ほどあるけれど、いつものような温度だったのは1カ所のみで、後はすべてかなり低かった。

ここの唯一の欠点はお湯の温度管理があまりしっかりしていないという点で、これまでも逆にかなり熱めだったこともあった。

源泉掛け流しなので温度管理が難しいのかも知れないけれど。

いつもと同じく冷たい牛乳を飲んで、家に向かう。

このところ東の方から高速で家に向かった時は二回続けて事故渋滞のために草津田上で高速を下りている。

三連休の三日目の夕方なので渋滞を心配したけれど、案の定、時間が経つにつれて八日市から先の渋滞が長くなってきた。

結局たまらず、今日も草津田上で下りて R307 で帰ってきた。