朝になると駐車場はほぼ満車状態になっていた。快晴で、乗鞍に向かうであろうスキーを持ったパーティも見うけられた。
天気がいいので乗鞍へ向かいたい気持ちもあったけれど、やはりここは安全第一で乗鞍高原の HOK スキーを楽しむことにした。
7時20分、休暇村の前の駐車場を出発した。
道がわかるかどうか不安だったけれど、このすぐそばに標識が見つかった。
期待通りの HOK スキー向きのフラットな道を進む。
しかし滝に近づくと手摺りのある急な下りになったので、スキーを脱いで歩いて下りた。
出発して 25 分ほどで善五郎の滝。左の方は水が流れている。落差約 30m。
このあと少し急登があった。アイゼンの跡があったけれど、アイゼンがほしいくらいの急斜面だった。上りでよかった。
そこを過ぎるとまた平坦な道になって、少し行くと車道に出た。
宿泊施設がいくつか並んでいたけれど、営業しているのは半分くらい? あまり繁盛しているようには見えない。暑くなってきたので上着のジャケットを脱いだ。
ほどなく除雪された車道は終わって、またハイキング道に入る。少し進むと乗鞍岳が見えてきた。一瞬、行けば良かったかなと思った。
8時50分、ネイチャープラザ一の瀬に到着。
ここからは一般的なハイキングコースをはずれて南の方に向かう。ちょっとした丘から乗鞍岳を望む。
よく見たら上部は雪煙が舞っている。相当な強風だろう。やはり行かなくて良かった。
またしばらく車道を行く。真新しいスキーのトレースがあった。
そして車道から分かれて真っ白な雪面に入る。トレースはまったく無し。HOK スキーのためにあるような場所だ。
しかし次第にヤブがうるさくなってきて、沢を渡る手前で少しだけスキーを脱いだ。
今年は暖冬なので沢は水が流れているかもしれないので、うまく渡れるかどうか心配だったけれど、うまい具合にちょうど橋の所に出た。
もう一つの沢も橋を渡ることができた。
少し進むとトレースが現れて、あざみ池のそばで大福休憩にした。池は完全に凍っていて、歩いた跡がある。10時10分。
休暇村に向かう道の入り口がよくわからなくて少し行き過ぎて、先ほどのネイチャープラザ一の瀬まで行ってしまったけれど、戻って道標に従って上り斜面に入る。
気温が上がってきたせいか、スキーのシールの部分に雪がまとわりつくようになってきた。今日はワックスは持ってきていない。
しばらく上りが続く。あざみ池から1時間少々で牛留池のそばまで来た。こんな木が。
さすがにシールの雪のゲタがたまらず、スキーを脱ぐことにした。
牛留池も完全に凍結していた。
ここは休暇村のすぐそば。当初はもう少し先のルートも予定していたのだけれど、スキーがこの状態ではツボ足で歩くしかない。
それではあまりにつまらないので、ここで切り上げて駐車場に戻ることにした。
4時間少々のスノーハイクでした。
帰りは久しぶりに平湯の森に寄ることにした。安房トンネルを越えて長野側に来ることは滅多に無いので、こちら側の温泉に寄ってみたい気持ちもあったけれど、事前に調べてこなかったので、勝手知った平湯の森へ行くことにした。
ここは10年以上、消費税が 8% に上がった時も 500 円のままだったので、今はいくらになっているか楽しみだったけれど、やはり 600 円に値上がりしていた。鍵付きロッカーは 100 円なので、実質 700 円。しかし温泉としての設備の質が非常に高いので、これくらいなら納得できる。
ただ、今日は全般的にお湯の温度が低かった。露天風呂が5カ所ほどあるけれど、いつものような温度だったのは1カ所のみで、後はすべてかなり低かった。
ここの唯一の欠点はお湯の温度管理があまりしっかりしていないという点で、これまでも逆にかなり熱めだったこともあった。
源泉掛け流しなので温度管理が難しいのかも知れないけれど。
いつもと同じく冷たい牛乳を飲んで、家に向かう。
このところ東の方から高速で家に向かった時は二回続けて事故渋滞のために草津田上で高速を下りている。
三連休の三日目の夕方なので渋滞を心配したけれど、案の定、時間が経つにつれて八日市から先の渋滞が長くなってきた。
結局たまらず、今日も草津田上で下りて R307 で帰ってきた。