釧路湿原1日目

天気予報では 10/19(日)は悪くなさそうなので、西別岳に向かうことにした。

真ん中のどれかが西別岳で、右がカムイヌプリ(摩周岳)だと思う。

西別小屋に行く林道に入ると、ニセイカウシュッペの時のような未舗装の細い道で、しばらく進むとロープが張られてそれ以上進めなくなっていた。

落ちていたフダを見ると、林道決壊の恐れがあるので通行止めとのこと。

仕方なく諦めて、明日の予定だった釧路湿原へ向かうことにした。

1時間半ほど走って、鶴居村のタンチョウサンクチュアリへ行った。

もっと立派な施設を想定していたのだが、思いの外小さな建物で、展示室は一部屋だけ。それもあまり細かな解説などはなく、土産物がいくつか並んでいる程度。

他には誰もいないので職員の方がいろいろと説明して下さった。

タンチョウというのは冬場にどこかから飛んでくるのかと思っていたのだが、そうではなくて、おおむねこのあたりのエリアで一生を過ごすらしい。

冬場はエサが取れないので給餌していて、それに寄ってくるシーンが有名なのだが、それ以外の季節は畑の雑穀や川魚などを自身で食べている。

運が良ければ今でもこのあたりで見ることができるらしい。

釧路湿原のパンフレットをいただいたのでそれを見て、キラコタン岬に行ってみようと思った。

農道のような道をしばらく走っていたら、広大な畑のようなところにタンチョウの群れがいた。

のんびり道路を渡ったりして、いたって平和な感じ。

さらに先に進んだところではこんな光景も。

キラコタン岬の入り口はわかりにくかったのだが、ようやく見つけたところ、

許可を取らないと中には入れないとのこと。

おそらく勝手に入っても見つからないだろう。しかしこんな歳になって恥ずかしいことはしたくない。大きな山の山頂の手前で引き返すわけではないので、あっさり諦める。

タンチョウサンクチュアリで教えていただいた、湿原を散策できるという「温根内(おんねない)ビジターセンター」に向かう。

その途中で音羽橋に立ち寄り。

今、釧路湿原のメガソーラー開発の事案が問題になっている。鶴居村では新規開発を阻止するために、このあたりの土地を村で買収しようとして基金を募っている。私もわずかながら募金した。

橋の上から雪裡川を見下ろす。

メガソーラーの件は業者と北海道庁に何らかのつながりがあるのではないかと疑われていて、鈴木知事やめろデモが連日のように行われている。

ビジターセンターに到着した。

こちらは立派な建物で、中の展示なども充実していた。

暖かい建屋の中でビデオを見たりしてのんびりしてから散策路に出た。

ほとんど木道になっているが、一部土道の大回りコースを歩いた。

この土道の部分は鶴居村営軌道というもので、大正時代から1968年まで運行されていた簡易軌道の跡。

ガマの穂。

その後、鶴居村の HOTEL TAITO へ。

ここは pH 9.19 という強アルカリ性の、いわゆる「美人の湯」。いいお湯でした。入浴料700円なり。

道の駅で検索したらこの近くに一箇所ヒットしたのだが、行ってみたら土産物とレストランのような施設で、夜にトイレが使えるような場所ではない。

結局、釧路から少し西に行った「道の駅しらぬか恋問館(読み方不明)」に行った。わりと新しい施設のようで、トイレも立派できれいだった。