12/21(日)は講座で奈良の巻向山(まきむくやま)に向かったが、サポート役の私自身が途中敗退という結果に終わってしまった。
今年の始めに不整脈が発覚して、3月にカテーテルアブレーションの措置を受けたのだが、その後の体調はあまり芳しくない。
少しずつでもトレーニングすれば改善するかと期待したのだが、一時的に多少好転したものの、その後は原因もわからないままにまた悪化してきた。
ここ2ヶ月ほどは山での体調不良が顕著で、10年以上続けてきた随行の仕事も辞めることにした。
この日が最後だったのだが、朝から不安を抱えたまま近鉄の大和朝倉駅から出発した。
小雨の中、しばらく舗装路を歩く。

上り坂になってきた。

山道の登りに入ると一気に不調になって、息が上がって歩き続けることができない。
しばしば立ち止まって呼吸を整えて、遅れながら30分ほど登ったが、さすがに心配された先生から下山を勧められた。
ノーと言える状況ではなかったし、自分でもこれ以上登り続けるのは危ないという感触もあったので、ここで下山させていただくことにした。
10年以上続けてきた仕事のフィナーレにしてはあまりにも情けない終わり方だったが、万が一心不全でも起こしたらとんでもないことになる。
雨の中、傘をさして駅に戻るのは本当に情けない時間だったが、ぶっ倒れるような非常事態は避けられたので、それだけは良かったと自分を慰めながら歩いた。