天狗山、奥守岳

この山名を聞いてすぐに場所が特定できる人はかなりの通だと思う。

先の三連休は土曜日が講座になってしまって、日曜日は天候が今ひとつだったので、月曜日(11/13)に日帰りということにした。

このところ HOK スキー目的の山行きが続いていたので、久しぶりに普通の歩きで行こうと思った。しかしながら日帰りエリアで魅力を感じられる行き先がなかなか見つけられなくなってきた。

地図を眺めながらいろいろと物色した結果、大峰の釈迦ヶ岳の南の稜線が候補にあがった。

実は昨年の4月に少し歩いている。普通ならこの季節は積雪でかなり厳しいはずだけれど、今年なら雪も少なく、トレラン装備で行けるのではないかと思った。

南奥駆道には「涅槃(ねはん)岳」とか「証誠無漏(しょじょうむろう)岳」とか、惹かれる山名の山々が点在している。

太尾登山口からは昨年二度歩いているので、ちょっと遠いけれど前鬼(ぜんき)から稜線に上がって、涅槃岳を目指してみようと思った。できれば証誠無漏岳まで行きたい。

そんな計画で13日の朝4時半頃に家を出て、一路前鬼に向かった。

途中でカップ麺とおにぎりの朝食をとって8時前にようやく前鬼に到着した。R169から分かれた道はこれまで車で走った林道の中でも最難の部類だった。道そのものはそれほどひどかったわけではないけれど、クネクネと曲がる道なのにカーブミラーがほとんど無く、離合場所も非常に少ない。

これまでなら先に民家などがまったく無い林道でもだいたいはカーブミラーがそこそこ設置されていたのだけれど、前鬼には宿坊があって、年中住んでいる人がいるというのにどうしてという感じ。前鬼に着いた時は精神的にかなり疲れていた。

釈迦ヶ岳へ行く人がそこそこいるのではないかと思っていたが、着いた時は他には車は無かった。しかしすぐ後に1台やってきた。

コーヒーを飲みながら準備を整えて、8時過ぎに出発した。後から来たのは若い男性二人だったので、先に出てくれることを期待したのだけれど、残念ながら先発してもらえなかった。

車止めを越えて、しばらく車道を行く。実はうっかりしてポールを持ってくるのを忘れてしまった。上部でどうなるかちょっと心配。

前鬼には1300年を越える歴史があります。ここは大峰を歩く者なら一度は訪れておかなければならない場所だと思っていた。

車道を30分ほど歩いて宿坊へ。建物のそばには車が停まっていて、煙突からは煙が上がっていた。

この少し上には五鬼熊の住居跡。

しかしここから先の道がよくわからない。とにかくこの正面の斜面を上がってみるが、どう見ても道ではない。

このまま上がれば本来の道に出会うのではないかと思って登ってみたが、次第にルートからはずれてきた。仕方無くルートの方向に向かって下ったところ、何とか正しい道に合流することができた。実は住居跡をそのまま左に行けば良かったのだった。

標高1000mを越えてもまだまともな雪は出てこない。雪のかわりに階段が出てきた。何と853段あるらしい。もちろんずっと続いているわけではないけれど。

100段ごとに印が付けられている。

出発して1時間半ほどで二つ岩。

このすぐ前には役行者腰掛け石。俗人が腰掛けることは許されません。

次第に道が厳しくなってきた。鎖やロープがしばしば出てくる。ポールを持って来なかったことを後悔したが、もはや後の祭り。

沢を渡る。ちょろちょろと水が流れていて、そのせいで岩に薄い氷がはっていてちょっと緊張する。

出発して2時間15分ほどでようやく稜線の太古の辻に到着した。

ここで一息入れようと思っていたけれど、西からの冷たい風が吹き付けるので、もう少し先に進むことにした。少し登れば確か樹林帯だったはず。

仙人舞台石で腰を下ろしてぼた餅休憩にした。ここでジャケットを羽織って、チェーンスパイクを着けた。

石楠花岳は前回訪れているので今日はパスして先に進む。それにしても雪が少ない。ただ、西からの強い風でかなり寒い。

11時20分、今日の最高峰の天狗山(1537.2m)に到着した。

北を望むと釈迦ヶ岳。その右は八経ヶ岳方面。その手前の突起が大日岳。

それから15分ほどで奥守岳。

涅槃岳どころか次のピークの地蔵岳もまだ少し先。

引き返すリミットを12時と考えていたのに、すでに11時40分。地蔵岳までは嫁越峠まで100mほどガツンと下って、さらにガツンと上がらなければならない。

次が涅槃岳ならまだしも、その手前でここよりも標高の低い山にそこまでして行く意欲は湧いてこなかった。ここで引き返そう。

この少し先の風が避けられる場所でおにぎり休憩にした。天気は良いので風が無ければさほど寒くない。これは東側の大台ヶ原方面の眺めだけれど、山名はさっぱりわからず。

チェーンスパイクに雪がダンゴになって歩きにくい。ポールを忘れたことを本当に悔やんだ。

今度は正面に釈迦ヶ岳。そしてその右に大日岳。

往路をひたすら下って、前鬼の宿坊から下の車道はスロージョグで走って、午後2時20分、駐車スペースに戻ってきた。雪面の足跡からあと何人かの登山者が来ていたと思ったのだけれど、戻ってみたら私の後に来たもう1台の人たちだけだった。山中では誰にも出会わなかった。

帰り道でまさかの対向車。しかし運良くトンネルの中に離合場所の用意されている近くだったので事無きを得た。家までは時間がかかるので、今日は温泉無しで帰ることにした。

結局、目的の涅槃岳には遠く及ばずだった。石楠花岳の先には山名通りにシャクナゲの群生地があったので、5月あたりにまた来てみたい気はするけれど、前鬼までの道はもう走りたくない。

このルートの最大の精神的障壁は、稜線へ上がってからが下り基調になるということ。つまり目的地に到着してからの復路が上りになってしまう。

できることなら逆ルートでコース設定したいのだけれど、それでなくても交通の便の悪い大峰で、南部となるとさらに条件が厳しい。

悩ましいところだ。

三輪山

昨年の4月に、文化センターの女性向け講座の随行を頼まれて京都の高雄山へ行った

担当の方がケガをされたそうで、またもや代役が回ってきた。あまり気が進まないけれど致し方ない。行き先は奈良の三輪山。

個人的には三輪山はあまり印象が良くない。とは言っても仕事なので行かないわけにはいかない。

家から三輪へは京都経由と大阪経由の両方の経路がある。時間的には乗り継ぎの状況で若干の差が出る程度で、金額的には京都経由が少しだけ安い。

この日(1/11)は出発時刻の関係で大阪経由にした。当初予定していたより少し早い電車に乗れたので、桜井駅から三輪駅まで歩いた。

三輪駅は大神(おおみわ)神社があって、利用者は多いはずなのだけれど、何故か駅はまともな駅員のいないほぼ無人駅。駅におられるのはボランティアのような案内人だけ。

三輪駅に集合して、まずは参道から大神神社へ向かう。正月明けの快晴の土曜日なのでまだまだ参拝者が多い。

まずは本殿でお詣り。と言うか、大神神社は三輪山がご神体なので本殿は無い。これは拝殿。

その後、三輪山の登山口になる狭井(さい)神社へ。

ここで入山料(初穂料)を一人300円払うと、鈴の付いたたすきが渡される。登山(登拝)中はこれを着けておかなければならない。

入山前には自分でお祓いをする。

ここから先の山中は撮影禁止なので、写真はありません。

11時15分くらいに登り始めて、途中で二度ほど休憩を入れて、1時間半くらいで山頂(466.9m)の奥津磐座に到着した。

山中では飲食も禁止なのであっさりと下山して、午後2時前に狭井神社に戻って来た。

いろいろと見所がたくさんあるので、講座としてはここで解散ということになった。

私はその後、そばにある展望台へ行って、他の講座で面識のあるお二人と一緒にそばのベンチで昼食をとった。

展望台からは大和三山や葛城金剛山系の雄大な眺めを楽しむことができた。

帰りは急いだら1時間に2本の電車に乗れそうだったので、三輪駅まで小走りで行って、大阪経由で帰ってきた。

まぁ仕事でもない限りは二度と行きたくない場所でした。

向山

水曜日(1/8)は京都一周トレイルの講座で夜泣峠から向山を歩いてきた。

天気予報では午前中は降水確率も高くて、春の嵐のような天気と言っていた。出かける時はどしゃぶり一歩手前くらいの本降りで憂鬱な気分だったが、いつの間にやら止んでいた。

集合は叡電の二ノ瀬駅。バスで来る方もおられた。

線路を渡って、守谷神社と富士神社。前回来た時は台風の後で、かなり悲惨な状況だった。

守谷神社は惟喬親王、富士神社は惟喬親王の母親の紀静子を祀っている。

台風で崩れた場所はしっかりした迂回路が設置されていた。

しっかりした登りを20分ほどで夜泣峠に到着。

ここから15分ほどで向山(426m)に到着した。

さらに先に進んで、ベンチのある場所で昼食にした。風が強いので下まで下りるかどうか迷ったけれど、風を避けられる場所を選んで腰を下ろした。

あとは車道に向かって下るだけ。麓には「東北部クリーンセンター」という大きなゴミ処理施設があって、そこが散策路を整備している。

「CC」とは「クリーンセンター」のことです。

唯一の展望場所から東山方面を望む。

発電所まで下りてきて、目の前に十三石橋。

一周トレイルコースはここからまた山道で氷室に向かうのだけれど、今日の行程はここでお終い。叡電の市原駅に向かう。

これが東北部クリーンセンター。

住宅街を歩いて午後1時40分、市原駅で解散した。

もう少し天候が回復するかと期待していたけれど、それほどではなかった。でも朝の雨が止んでくれたので贅沢は言いません。

阿武山

今年最初の講座で 1/6 に高槻の阿武山(あぶやま)へ行ってきた。個人的にも初めての山。

JR摂津富田駅に集合して、バスで中萩谷へ。

ここから東海自然歩道の山道に入る。

30分ほど登って、武士(もののふ)自然歩道に入る。

12時前に、稜線でちょっと広いスペースのある所で昼食にした。昼食場所から南を望む。遠方は生駒山系。

このあとハプニングが発生!!。用足しに行った女性二人がなかなか戻って来ない。

いくら何でも遅すぎると思って探しに行ったところ、斜面の下の方から声が聞こえてきた。

この道は稜線に沿ってつけられているので、用足しのためにヤブに入ったとしても、高い方向に向かえば自然と道に出会うのに、どうして斜面の下におられたのでしょうか。

このあと道は一旦車道に出る。実は朝にバスで通った所。

車道は数分程度で、また未舗装路に入る。このあたりは新名神の工事中はダンプ街道になっていたそうだが、工事も終わって静けさが戻っている。

西の方を望む。遠方は六甲。

午後1時43分、阿武山(280.9m)に到着した。

武士自然歩道を南の方に下山する。展望場所からの大阪市街地。

このすぐそばには御神木があります。エノキだそうです。

そして阿武山古墳へ。ここは3年ほど前に古墳めぐりで来たことがある。

さらに武士自然歩道を下る。途中にお稲荷さんがあったがあまり気にせずに下ったところ、立派な鳥居が。

ほどなく車道に出て、少し下った安威のバス停で解散した。

実は私は家からJR摂津富田まで自転車で行った。枚方から高槻は直線距離は短いけれど、間に淀川が流れているので公共交通機関で行こうとすると以外に面倒なのだ。バス便は本数も多いけれど、時間帯によっては道が渋滞する。

安威からのバス便は茨木行きしかないので、摂津富田まで歩くことにした。

4km少々を 50 分ほどで歩いて、摂津富田駅まで戻って来た。google 先生のナビに従って歩いたけれど、よくこんな道を見つけてくれるなと感心するようなルートだった。住宅街のドブ川のフタの上のような道まで案内してくれた。

好天で気持ちのいい一日でした。

銀杏峰

先週の HOK スキーデビューで、これを楽しめるのは近場ではここしかないだろうと考えたのが、福井の銀杏峰(げなんぽ)と部子山(へこさん)の稜線。

ここはかつて山スキーで何度か訪れた場所で、銀杏峰から部子山への稜線はタラタラの広い稜線だったと記憶している。山スキーでは傾斜がなさ過ぎて退屈な場所だった。

しかし今の私にとってはこれぞ求める場所という感じ。

今度は日帰りで、昨日の日曜日(12/29)、朝3時45分に家を出た。

途中でカップ麺とおにぎり、コーヒーの朝食をとって、7時過ぎに登山口の宝慶寺いこいの森に到着した。山スキーで来た頃は積雪のためにここまで車では上がれなかったので、車で来るのは初めて。

すでに数台の車が停まっていて、出発準備をしている人もいた。

準備を整えて、7時25分に出発した。いきなりの階段と急登。

一度ちょっとだけ林道に出て、またすぐに登山道に入る。水場があった。

見返りの松から大野平野と背景の白山を望む。今日もいい眺望が得られそうだ。

なかなかの登り坂が続く。標高1000mあたりから雪が出てきた。気持ちのいい原生林。

次第に雪が増えてきて、傾斜も一段と急になってきた。しばしばロープが出てくる。かつて山スキーでは下から上までスキーのままで登り上げていて、そんなに急だった記憶は無いのだけれど。

どうもこのところあまり雪が降っていないようで、雪が踏み固められて、まだ朝が早いので雪面が堅くしまって滑りやすい。ポールのピックを出して、一歩ずつキックステップで這い上がる。アイゼンを履けばいいのだけれど面倒くさい。

急登を這い上がったら銀杏峰前峰(1150m)に飛び出した。前峰と言ってもそれほど明瞭なピークではなくて、ほんの肩という程度。

さらに樹林帯を登る。大野平野と白山。

霧氷が美しい。

ちょっと平らな場所に出る。銀杏峰は正面の山の奥のはず。

9時50分、銀杏峰山頂(1440.6m)に到着した。先行者が二人いた。

白山がどーん。右は別山。

右に御嶽。左手前が荒島岳で、その奥は乗鞍。

さて、西の部子山方面は?

何か以前の印象と随分違う。思ったよりも雪が少ない。まぁ適当に戻ってくればいいのでスキーを履いて先に進むことにする。

ほどなく期待通りの地形が現れた。

ワカンで歩いている人のトレースが残っている。途中、傾斜の急な場所はあっさりスキーを脱いで担いで進んだが、急な下りになるとトレースが消えてしまった。どうもここで戻っているようだ。

gps で確認すると方向もおかしい。北に向かっていて、後からわかったのだけれど、これはもう1本ある別の登山道だった。

しかし部子山に向かう稜線はヤブヤブで、とても行けそうにない。以前の真っ白な斜面とは大違い。夏道は無いのかも知れない。奥美濃周辺の山々は積雪期しか登れない(つまり夏道が無い)という山は少なくない。

私もあっさり諦めてここで戻ることにした。このあたりの山スキーのシーズンは1月から2月なので、まだ積雪が十分ではないことはわかっていたけれど、もう少しあることを期待していたが、この暖冬ではムリでした。

銀杏峰まで戻って、腰を下ろしておにぎり休憩にした。

そしてここでアイゼンに履き替えた。もう雪が緩んできているかも知れないけれど、北斜面なので念のためにということで。

11時過ぎに下山開始。たくさんの人が登ってきたのでトレースは歩きやすくなっていた。アイゼンは不要だったかも。

本当なら下りの方が危ない急斜面も階段状になっていてあっさり下れて、12時37分に駐車場まで降りてくることができた。

今日の温泉はみらくる亭。前回来たのはもう10年以上前で、たぶん山スキーで銀杏峰に来た時だったと思う。

湯船一つだけの温泉で、露天も水風呂も無しというシンプルなものだけれど、520円なのでまぁいいかなという感じ。

帰りはスムーズだった先週とはうって変わって、草津手前までは順調だったものの、京滋バイパスが事故渋滞で、その渋滞が名神の草津まで伸びていて、京都南ICですら時間が読めないという表示。

長時間トロトロ運転はマニュアル車では一番やりたくないことなので、草津田上で下りて下道で帰ってきた。それでも帰り着いたのは6時半でした。

大日ヶ岳

今月は駅伝や随行が続いて、個人山行は1日の鈴鹿以来の3週間ぶり。

ようやく雪の季節がやってきた。やはり雪をまとった山は美しい。花を愛でるようなタイプではないので、山が一番魅力的なのは冬だと思っている。

一昔前は山スキーにいそしんだものの、末端冷え症がひどい体質で、手の指先は何度か軽い凍傷にやられた。今も多少は後遺症が残っていて、指先の感覚にちょっと違和感がある。

それが原因でしばらく山スキーからは離れていたが、やはり雪山への思いは捨てがたく、今年の冬には何度かゲレンデスキーへ行って、ゴールデンウィークには白馬乗鞍岳へ行ってはみたものの、あまりの無残な結果にひどく落胆して、もう山スキーはムリと断念した。

そうは言っても雪山を完全に諦めるわけにはいかない。諦められるはずもない。

しかしスノーシューはどうしても手を出す気になれず、さりとて今さらワカンというのも芸が無い。

実はここ2〜3年前から気になっていたのがこれ。

Altai skis The Hok。スノーシューと山スキーの中間のようなもので、スキーシューとも称されている。

ただ、利用者の評判を見ると滑りは非常に難しいという感想ばかりで、それでこれまで購入に思い切ることができなかった。しかし山スキー復活を断念した今となってはもはや他に選択肢が見あたらなかった。

ほしいモデルが国内で入手できる業者が見つからなかったが、アメリカの amazon からなら直輸入できて、しかも配送料と関税を含めても国内の業者で買うよりも少し安いくらいだったので、勢いで注文してしまった。

今月初めに到着したので、先の週末にはデビュー戦に出かけようと月初めから考えていた。

この冬はもとより暖冬予想だったが予想以上の雪不足で、当初予定していた取立山は断念して、岐阜の大日ヶ岳に向かうことにした。

片道3時間少々なので早朝発で何とか日帰りできる距離ではあるけれど、久しぶりに車中泊を楽しんでみたいという気持ちもあったので、土曜日の午後から出かけた。

登山口の駐車場に到着した時はすでに真っ暗で、ナビがなければとてもたどり着けないような道だった。他には誰もいなかった。

明るくなってから出発するつもりだったので朝は6時に起きた。カップ麺とおにぎり、コーヒーで朝食をとっているうちに後続車がやってきたようで、二人パーティが出発して行った。

準備を整えて7時15分に出発した。汗をかきそうなのでジャケットとオーバーパンツはザックにくくりつけておいた。もちろんスキーも。

高島トレイルなみの気持ちのいいブナ林だが、ちょくちょく急登が出てくる。

高鷲スノーパークがそばにあるせいで、スキー場からの騒音が耳障り。これさえなければ本当に快適なのだけれど・・・。

木々の間から大日ヶ岳が望める。今日は登山靴で来ているので、以外と遠く感じる。

標高1300mあたりから雪が出てきて、出発して1時間15分ほどで一ぷく平。

そろそろスキーを履きたいところだけれど、ちょくちょく倒木や段差が出てくる。

もう少し進んだ所でスキーを履いた。

しばらく山スキー気分で頑張ってみたけれど、やはりと言うか、ほんのちょっとした下りでもまったく制動できずに転倒しまくり。何度かスキーを履いたり担いだりを繰り返しているうちにちょっと先に溝のような登りが見えたので、もう断念してスキーは担ぐことにした。

山頂が見えてきた。左が山頂かと思っていたが、実は真ん中の方でした。

上の写真で見える溝のような道を直登して、10時8分、大日ヶ岳の山頂(1709m)に飛び出した。途中で先行していた二人を追い抜いたので、おそらく今日の一番乗り。

今日はあまり天気が良くない予報だったけれど、展望は素晴らしかった。

御嶽山。

槍穂高連峰。

左端はたぶん剣岳。真ん中は黒部五郎かな?

反対側に目をやると真ん中に白山御前峰。右端が大汝峰で、左端は別山。

そうこうしているうちに後続の登山者がぞろぞろとやってきた。

今日はショートコースなので、北西にある天狗山まで足を延ばしてみようかという考えもちょっとあったのだけれど、わざわざここよりも低いマイナーピークに向かうのも面倒くさいという気分になって、おにぎりを食べて早々に引き返すことにした。

時間があるので高鷲スノーパークへ行って、ゲレンデの下の方で練習してみようかと思ったけれど、スキー場へ行くと駐車料金を取られそうなので、一ぷく平でしばらく練習することにした。

登りは深雪斜面で傾斜がそれほど急でなければ気持ち良さそうだけれど、下りは使える場所がかなり限られそう。最初からシールが貼り付けられているのでテールをスムーズにずらすことができず、エッジもあまりうまく使えない。

緩い下りならテレマーク姿勢の方が良さそう。YouTube の映像を見ると、物干し竿のような長い棒(Tiakというらしい)を使って体重を後ろにかけて滑っているシーンがたくさんあった。

メーカー名の Altai というのは中国内陸部のアルタイ地方のことで、このあたりでは冬場の狩猟のためにこういうスキーが昔から使われていたらしい。広大な草原のような地形なので、日本の山のようなボコボコの地形とはまったく自然が異なる。

美ヶ原のような雪原歩きなら楽しそうだけれど、汎用性から言えばスノーシューかワカンの方が良かったかなというのが正直なところです。

これでの滑りを練習するくらいなら山スキーの復活を目指した方がまだマシではないかという感じ。

とは言っても、せっかく買ったのでこれからも使ってみるつもり。軽いワカンを買って両方持っていけば、深雪の登りはスキー、急登や下りはワカンという使い分けもできそうだ。

一ぷく平で 30 分ほど練習して、12時40分に駐車場に戻ってきた。駐車場には10台近く停まっていた。

そして湯の平温泉へ。ここは初めて。露天風呂もそこそこの大きさで気持ち良かったけれど、水風呂が無かったのが残念。

めずらしく高速の渋滞もまったく無く、6時前には家に帰り着くことができた。

雲取山

12/15 の日曜日は講座で京都北山の雲取山を登ってきた。

雲取山は私にとっては中学2年でワンダーフォーゲル部に入って初めてテント泊で登った思い出の山。1年半ほど前にも訪れた。

出町柳駅に集合して、バスで花脊まで行った。

スキー場跡のそばを通って寺山峠に向かう。

歩き出して40分ほどで寺山峠に到着。

ここは右京区と左京区の境界になっている。実は右京区は北区のずっと北まで広がっている。

一ノ谷に入って、雲取山荘。どこの所有?

所々にロープのある急斜面を登って、雲取峠(フカンド峠)に飛び出した。

眺望を楽しむべく雲取山北峰に向かう。山頂手前の展望場所から、中央奥に比良の武奈ガ岳。

ほどなく雲取山北峰。約 900m。

中央奥は比叡山。

そして出発してから2時間ほどで雲取山山頂(911m)に到着した。三角点はあるけれど、地形図には山名が記載されていない。

展望もほとんど無く、風が冷たいので早々にニノ谷に下る。

急坂を下って平らになった場所で昼食にした。

昼食後はニノ谷をさらに下って立命ワンゲルの小屋。「二十歳の原点」の高野悦子さんゆかりの小屋。

気持ちのいい沢筋の道を下る。

一ノ谷と出会って、三ノ谷との出会いへ。

このあとは林道で芹生へ。勢竜(せりょう)天満宮。

このあとはしばらく車道で芹生峠へ。

車道をぐんぐん下って貴船神社の奥宮。

そして貴船神社に参拝。さすがに12月ともなると日曜日でもさほど混雑していない。

午後3時半、叡電の貴船口駅に到着して解散した。改装工事をしていた。

これで私が担当する今年の講座はすべて終了した。今年も楽しい一年でした。

江文峠、薬王坂

水曜日(12/11)は京都一周トレイルの講座で江文峠から薬王坂を歩いてきた。

本来の順番では比叡山北方の横高山、水井山に登って、仰木峠から戸寺へ下るコースなのだけれど、12月に入ると比叡山山頂エリアの公共交通機関が運行停止になってしまうので、ここをスキップして先に進むことになった。このコースは来年春に歩く予定。

集合は戸寺のバス停。ここの店はこぢんまりしているけれどなかなかの人気店で、朝からさっそくお土産を買っている人も何人かいた。

まずは江文神社に向かう。真ん中奥は比良の山だけれど、まだ雪はまったく無し。

一周トレイルのルートは江文神社の手前を江文峠に向かうけれど、神社に立ち寄っておく。たまたま鳥居を再建しているめずらしい風景に出会えた。

江文神社にお詣り。平安時代創建の由緒ある神社。

山道をしばらく登って車道に出て、峠からちょっと下った所の金比羅山への登山口。

車道を渡って土道をしばらく下って、また車道に出て静原に入る。

いつもと同じく静原神社の横の公園で昼食。

そして薬王坂への上り。ここの登りは短いけれどなかなか厳しい。

板碑。南北朝時代後期のもの。

薬王坂(やこうさか)に到着。実はここは峠。昔、伝教大師(最澄)が鞍馬で薬王如来の像を造り、比叡山に帰ろうとしてこの坂を越えた時、薬王がその姿を現したことからその名がつけられたとのこと。

そしてこの後はこれもいつも通りで竜王岳(500m)に寄り道。一般路からははずれているので訪れる人は多くないけれど、鞍馬寺の全景が望める穴場の場所。

そして鞍馬駅にゴールした。天狗の置物が代替わりするそうで、新旧両方が置かれているのは今月末までらしい。右はかつて大雪で鼻が折れた古い方で、左が新しい方。古い方は何と発泡スチロール製らしい。

晴れを予想してきたけれど、結局晴れ間はほとんど無かった。

天香久山、耳成山

月曜日(12/9)は講座で奈良の天香久山と耳成山に行ってきた。

今年1月に畝傍山に行ったので、大和三山を完成させようという企画。大和三山は個人的に3年近く前に行ったことがある。

集合は近鉄の畝傍御陵前駅。

車道を歩いて、まずは本薬師寺跡へ。

飛鳥川を渡って、天香久山へ向かう。

麓にある天岩戸神社。

ようやく山道へ入る。

ほどなく山頂(152m)の國常立(くにとこたち)神社。

山頂から正面に畝傍山。後ろのやや左が大和葛城山。

天香久山神社に下山した。

このあとはずっと舗装道路を歩いて、耳成山を眺めながら藤原京跡に向かう。

そして藤原京跡で昼食にした。

昼食後は畑の畦道を経て車道に出て、耳成山に向かう。

石段を上がって、耳成山口神社。

耳成山の山頂(139.3m)には三角点があります。こんな神聖な山に三角点を埋めてもいいのでしょうか?

山頂直下の展望場所からは大峰が望めた。写真ではよく見えないけれど。

このあとはしばらく車道を歩いて大和八木駅で解散した。

好天に恵まれて楽しい一日でした。

御池岳、土倉岳

このところ好天の終末が続いている。昨日(12/1)は、その前週に高島トレイルから眺めた鈴鹿の御池岳へ行くことにした。

御池岳には何度か行っているけれど、頂上のそばにある展望台のボタンブチへは行ったことが無い。何となく気になる名称なのだけれど、主稜からはずれているので訪れる機会が無かった。

そこで、これまでに歩いたことのないT字尾根から登って、ボタンブチを経由して御池岳へ。そしてまた戻ってきて土倉岳(はぜくらだけ)を周回しようと思った。

せっかくの好天の日曜日に半日コースというのはもったいない気もするけれど、適当な延長ルートが見あたらないし、欲張って痛い目に遭う必要も無いだろうと思った。

今日のアプローチは早朝なら2時間もかからないくらいなので、家で朝食を取ってから出かけた。

登山口の駐車場は思いのほか大きかったが、まだ1台も停まっていなかった。

7時15分に出発した。まずは車道を登山口に向かう。

なぜこんなに大きな駐車場があるのだろうと思っていたら、すぐそばの川でキャンプする人がいるためのようだった。すでに寒いのに河原にテントが二張りあって、親子連れが河原で遊んでいた。

10分ほどで登山口に到着した。登山地図には載っていない道なのだけれど、道標はしっかりしている。

いきなりの急登が始まる。

10分少々登ったら傾斜もおだやかになって、高島トレイルなみの快適な雰囲気になってきた。

登山道に入って45分ほどでP918へ。ここから東向きの尾根に入る。

このあと尾根の様相が一変してヤセ尾根になって、ロープも出てきた。

北側には主稜線の大岩壁が見える。

主稜線に出る手前は傾斜がきつくなると同時に踏み跡も不明瞭になって、ついに道がわからなくなってしまった。しかし主稜線はもうすぐそこなので強引に直登した。

9時ちょうどに主稜線に出た。何ともおだやかな平原が広がっている。奥の平と呼ぶらしい。正面奥が御池岳の山頂。

おそらく途中で眺めた岩壁の上であろう展望場所から琵琶湖方面を望む。遠景は比良山系から比叡山の山並み。

この稜線にも大きな池が。

稜線漫歩という感じでボタンブチに到着。

さすがにここまで来たら人がいた。ボタンブチから高島トレイル方面を望む。

そして9時26分、御池岳(1247m)に到着した。鈴鹿山系の最高峰。

正面の山々は養老山地。

山頂は人が多いので、写真を撮ったら早々に引き返した。

山頂エリアには石灰岩のカレンフェルト。しかし霊仙山ほどではないので歩きには問題無い。

T字尾根への分岐を越えてしばらく進んだら土倉岳への道標が現れた。

ここから一気に急斜面を下った。下りきったコルで腰を下ろしておにぎり休憩にした。

そこからほんの5分ほど登った丘のような所が土倉岳(はぜくらだけ、1049.4m)だった。ここまで来ればよかった。

送電線の鉄塔の所から藤原岳を望む。どれが藤原岳かよくわからず。

道が沢筋に入ると以外と厳しくなってきた。急斜面の細いトラバース道が何カ所かあった。

最後に沢を橋で渡って林道に出た。林道とは言ってももはや車は入れない状態。

あとは駐車場まで歩くだけと思っていたら水濠が現れた。足首くらいまでの水量。もう駐車場まであとわずかなのでバシャバシャ行っても構わないのだけれど、少しでも濡れを少なくしたいと思って、右側の下流へ少し行って、岩を利用して渡った。それでも両足一歩ずつは靴半分くらいまで水に浸かった。

11時24分、駐車場に戻ってきた。駐車場には他に車が3台ほど停まっていた。

わずか4時間少々の行程だったけれど、今日もそれなりに楽しむことはできた。

時間がたっぷりあるので帰りは高速料金節約のために下道で帰ってきた。