今日の練習会はまたもや3000m+2000m+1000mのレペティション。曇りで気温もやや低めだったので、走りやすいコンディションだったと思う。
これまで2回のレペティションでは3000mは徐々にペースアップという内容だったが、今日は最初の1000mが3’58″。あとはいずれも4’03″で、まぁこんなところかという感じ。
次は入りの1000mが3’54″で、いつものパターンで次が4’07″。いつものことだが、後半が落ちすぎ。体感的にはそんなに抑えているつもりはないのだが・・・。
最後は3’50″で、体感よりはいいタイムだった。いつもの舌の付け根のしびれは今日はあまり感じなかった。
明日は遠出はせずに、生駒のくろんど池往復コースくらいにしておこうかと思っている。
雨中ジョグ
昨日の午後から、これまでのカラ梅雨を精算するかのような雨が続いている。そんな中、今日は久しぶりに本降りの中のジョグだった。
気温が低めだったので雨具を上下着て、穂谷川沿いの遊歩道を6km弱。
一汗かいてリズムが出てきた頃にお終いとなってしまったが、あえて距離を延ばすことはせずに走り終えた。
雨中のランには独特の快感がある。特に自宅近くの時は、ずぶ濡れになっても帰ればシャワーも浴びられるので、濡れることを気にせずに楽しめる。帽子の庇からしたたる滴が、何とも幻想的だったりする。
このところの休養ジョグのせいか、起床時の心拍数が50を切るくらいになってきた。しかし走りそのものが軽くなったという感覚はまだあまり無い。
今週は土曜日が練習日。競技場なのでおそらくインターバルだろう。
日曜日はどうするか、あまり気負わずに、土曜日の練習を終えてから考えようと思う。
川内優輝選手のこと
スポーツナビに、川内優輝選手の手記が二日間、掲載されていた。淡々とした調子で語られているが、なかなか中身の濃い、諮詢に富んだ内容だと思う。
私自身はどちらかと言うと保守的な方なので、2年前の東京マラソンで川内選手が好記録で日本人トップになった時も、さほど大きな期待はしていなかった。
あの、ファイトむき出しのスタイルにはちょっと違和感を感じたし、あれでマラソンをずっと走り続けられるのだろうかという疑問も感じた。
しかしその後もポイントのレースではかなり安定した結果を出して、ロンドンオリンピックの代表こそはずれたものの、実業団のトップ選手とも互角、場合によっては互角以上の実力を示している。
そんなわけでマスコミに登場する機会も多くなり、インタビューなどでの発言などを聞いていると、徐々に『これはただ者では無い』と感じるようになってきた。
特に衝撃的だったのは今年の別府大分毎日マラソン。私自身、過去に何度かこの大会を走っており、今とはコースが若干異なるが、非常に思い入れの大きい大会だ。全般的にフラットなコースだが、ゴール手前の舞鶴橋のゆるやかなアップダウンなどは今もはっきりと覚えている。
どう見ても、最後には中本選手が勝つであろうと思われたレース展開で、あれだけのハイレベルのスパート合戦を勝ち抜いたのは川内選手の方だった。国内の大会で、日本人選手同士の終盤勝負で、あれだけハイレベルのものはかつて無かったと思う。
この手記で川内選手はいくつかポイントになるようなことを語っているが、一番重要な事は、川内選手自身が自分のこれまでの練習とその結果から、自分に合った練習方法を見いだして、それを自分で実行しているということであろう。
つまり、しっかりと考えて、頭を使って練習し、レースの望んでいるということである。
川内選手の練習方法を、形だけ実業団の選手が真似をしたら、おそらくタイムを落としていくだろうと思う。その実例が、福士加代子選手の初マラソンの大阪国際女子マラソンだ。
福士選手はその前にエチオピアへトレーニングに行って、ゲブレセラシエなどのトップ選手の練習に触れてきた。アフリカのトップ選手は、日本人選手のように長い距離を走る練習はあまりやらず、短めの距離でのスピード練習を多くやっているらしい。
そこで、福士選手はかつて日本の女子マラソンが強かった時代の有森裕子、高橋尚子、野口みずきといった選手のような月間1000kmを越えるような走り込みはやらずに、持ち前のスピードを活かした練習を主体としてマラソンに臨んだようだが、結果は無残なものだった。
つまりこの練習は福士選手自身が自分で考えて、自分で感じて取り組んだものではなく、エチオピアのトップ選手がやっているからということだけで取り入れたのではないだろうか。
その後は福士選手もそれなりと走り込みをやるようになっているようで、今年の世界選手権の代表には選ばれているが、タイム的に見れば彼女のトラックのスピードからはまったくもの足らない数字でしかない。何となく、彼女は2時間以上も集中して走りきるというところがメンタル的に向いていないのではないかと思うのだが。
川内選手のように、自分で考えて、自分でトレーニングをやっていける選手が出てきたのは非常によろこばしいことだと思う。やはりスポーツでも真のトップは自分でしっかりと考える能力がなければならない。
イチロー選手や、全盛期の清水宏保などもそうだった。
優れた指導者がいても、選手自身が考えて練習に取り組める能力が無ければ結果は得られない。有森裕子や高橋尚子、水泳の北島康介選手などもそうだと思う。
どうやって自分の能力を最大限に活かすか、それを考えることは楽しい。特に我々のようなアマチュアで、しかも加齢とともにパフォーマンスが落ちてきている者にとっては、それが唯一の楽しみと言っても良い。
そういった取り組みができる限りは、いくつになっても続けていけるのだろうと思う。100歳でもそういう工夫を惜しまなかった三浦敬三さんのように・・・。
今日も淀川スロージョグ
このところ月曜日は完全休養というパターンだったのだが、しばらく休養ジョグということで昨日はスロージョグしかしていないので、今日はいつも通りに走った。
ただし夕方はまた淀川でスロージョグ。キロ6分を少し切るくらい。
淀川に向かう途中でクラブの女性に出会って、しばし雑談。
日陰の無い淀川も、夕方になると部分的に木陰になるところがある。さすがに夕方になると風も少し涼しくなるので、思ったほど不快では無かった。
今週はフラットな淀川でのんびりジョグを楽しもうかと思う。
淀川スロージョグ
昨日の午後は梅雨入り以来初めてのまとまった雨だったが、それも数時間で止んでしまった。おかげで熱帯夜からは解放されたが、今朝はまた朝からピーカンの快晴。
こんな日は木陰のある山田池と決めているのだが、このところ山田池が続いており、どうせ休養のスロージョグなので、気分転換に淀川へ出かけた。
帽子には後頭部の日除けを着けて、首回りを冷やすために濡らしたネックバンドを着けて、夏の完全装備だ。
キロ6分くらいのスロージョグ。しかし感覚的にはさほど『スロー』という感じはしない。
私は暑いのが苦手なのだが、苦手意識を少しでも払拭するためには、意図的にこういう練習をやることも必要かも知れないと思った。
50キロを越えるような長いレースも何度か繰り返しているうちにそこそこは走れるようになってきたし、暑い日も何度かやれば、次第に慣れて苦手意識も軽減されるかも知れない。
最近はアルプスの3000m前後の山でも夏は結構暑いので、夏にロングトレイルをやるためには暑さ対策は欠かせない。
これからは暑い時期の淀川のロングジョグなども取り入れて行こうと思う。
山田池練習会
今日は山田池で練習会だった。
水曜日のナイター練習会の疲れがまだ残っていて、山田池に向かうジョグも身体が重かった。
特に目標は定めずにスタートしたが、やはり6周くらいは行きたいと思っていた。
抑え気味に出た割には1周目は11’28″。2周目もほぼ同タイムだったが、その後、集団がばらけて目標が無くなってしまい、ずるずるとペースダウン。
3周目の途中で、今日は4周で終わりにしようと思った。3月、4月、5月と続けてハードなトレイルを走ってきたせいで、身体の芯に疲れがたまっている。今月始めのハーフのレースがダメ押しになったと思う。
今日の午後からクラブの合宿だったが、今年は不参加にしていた。やめておいて良かった。
明日は比良へ行こうかと思っていたのだが、これもやめることにした。
1週間ほど休養して、心身共にリフレッシュしようと思う。
june drop
ウチの家には柿の木がある。
息子が11月に生まれたので、秋に実のなる富有柿の苗を庭に植えた。この秋で21年になる。
手入れらしいことは枝の剪定以外は何もやらないが、毎年たくさんの実をつけてくれる。間引きなども一切やらないので小ぶりだが、甘くておいしい。
毎年、今くらいの時期に、実になる部分が自然に落ちる。これは正常に育たない実や、一つの枝にたくさんありすぎるものを、木自身がふるい落としてしまっているらしい。
これを『生理的落果』。英語圏では『june drop』と言うらしい。
自然界では動物でも、生命力の弱い子供は淘汰されていくが、人間だけは発達した医療のおかげで超未熟児も超高齢者も、瀕死の重病患者も、可能な限り生命を維持させようとする。
身体の大きさや構造などを基準に他の動物と同じように考えると、人間の寿命は50年から60年くらいが妥当というような話を聞いたことがある。
ガンが増えているのも基本的には寿命が伸びたことが一番大きな要因で、長生きすればそれだけ病気になる可能性が大きくなるのは自然の摂理だろう。あの三浦雄一郎さんだってたくさんの病気を抱えている。
私自身は長生き願望はまったく無いし、頭の中では『死ぬならガンがいい』と思っているのだが、いざその時に直面したら果たして自分がどのような気持ちになるか、それは自分自身、楽しみでもある。
ナイター練習会の副作用
私の場合、ナイター練習会にはちょっとした副作用がある。
ナイターできついスピード練習をやると、その夜は身体は疲れていても頭がしばらくは興奮しているようで、フトンに入ってもなかなか寝付けないのだ。
ナイター練習会では午後7時に競技場に集合して、体操やアップのジョグなどを30分から40分。その後、本練習をだいたい8時半くらいまでやる。
時間があまり無いので5000mX5のインターバルをやることが多く、長くても10000mのペース走くらいが上限だ。
最終リミットが午後9時である。
家に帰ってシャワーを浴びて、食事のテーブルにつくのが早くて9時半くらい。
普段なら11時過ぎくらいにはフトンに入るようにしているが、ナイター練習会の日は12時過ぎくらいになる。
早くフトンに入ってもすぐには寝付けないことがわかっているので、昨夜は風呂上がりに缶ビールを1本呑んで、気分を鎮めるようにした。
それでもやはりフトンに入ってから1時間以上、ゴロゴロと寝返りを繰り返していた。暑くてクーラーを入れたが、それでもやはりすんなりとは寝られなかった。
そのくせ朝方にはいつも通りトイレに目覚めて、その後しばらくまたゴロゴロしていた。
ちょうど熟睡状態の時に目覚ましが鳴って、おかげで今日は朝から頭がすっきりしない。こういう時は会社員でないことを本当にありがたく思う。
今日も朝から暑い。まるで梅雨明けのような天候だ。
嫌いな夏が近づいてきた。と言うか、すでにやってきてしまっている!!
ナイター練習会
今日は今シーズン2度目のナイター練習会だった。
5000mX5のインターバルを予想していたのだが、想定外の3000m+2000m+1000mのレペティションをやるとのこと。一瞬気分が憂鬱になったが、そうなればやるしかない。
幸い走力が同じくらいの人が何人かいるので、まずはグループの後ろの方から付いて行くことにする。1000mを越えると少し身体が慣れて楽になってきた。ストップウォッチを押したが、薄暗くて細かい数字が読めない。
2000mを越えてから徐々にペースアップしてグループの先頭に出て、何とかそのままゴールした。後から見たら4’06″+4’03″+3’59″だった。
2本目も1000mを過ぎてからトップに出たが、体感とは違って4’00″+4’04″とペースダウンしていた。
ラストは途中で舌の奥の方のしびれを感じて、しっかり追い込めていることが実感できた。結果は3’49″。
ナイター練習にしては上出来だったと思う。このところしばしば感じる股関節やハムストリングの違和感も無く、疲れが取れてきたのかなと思う。
おかげで風呂上がり後の体重が久しぶりに50kgを割って49.6kgまで落ちていた。たぶんすぐに戻るとは思うけれど。
目標を持つということ
昨日の『クローズアップ現代』は三浦雄一郎さんを取り上げていた。
三浦さんは言うまでもなく、先月、80歳でエベレストに登頂されたプロスキーヤー。
これまで70歳と75歳でもエベレストに登頂されているが、実は60台前半の頃は典型的な成人病男性で、メタボ、糖尿病、不整脈と、どこにでもいるような中年肥満男性に成り下がっていた。しかし90歳でモンブランを滑るという父親の三浦敬三さんや、オリンピックのフリースタイルスキーの代表になった次男の三浦豪太さんにはさまれて、『これではいかん!』と一念発起されて、70歳でのエベレスト登頂という目標を設定して、それに向かって努力された。
76歳ではスキーの転倒で大腿骨骨折に見舞われて、そのまま寝たきりになってしまっても不思議ではないような状態からカムバック。80歳になってからも持病の不整脈の心臓手術を受けるなど、決して順調な人生を歩んで来られた訳でない。
しかし体力テストをしてみると、80歳の時の結果が数年前より上がっている項目もいくつかあるなど、普通ならあり得ないような80歳なのだが、それを産み出している最大の要因は、常に『目標』を持っておられるということらしい。
さて、私はどうだろうか。
29歳の時に『マラソンを完走する』という目標を設定して以来、どうにかこれまでは何かの目標を持って生きてこられたように思う。ロードやトラックで記録を向上させることはもはや不可能だが、ロングトレイルにチャレンジするなど、以前はできなかった(やらなかった?)ことに取り組んで、それなりの結果を得られていると感じている。
ここに至って、これまでずっと登山を続けてきたことを本当にありがたく思っている。
なぜなら、ロードやトラックであればどうしてもタイムが基準になる。いつまでも目標を持って走り続けるということは、わずかずつではあっても目標タイムを下げていくということだ。致し方ないこととは言え、あまりうれしいことではないし、例え目標をクリアできたとしても、『昔はこんなものではなかったのに・・・』という気持ちはどうしてもぬぐえない。
しかし登山はタイムレースではない(もちろんトレイルレースはタイムレースだが)。もちろんタイムへのこだわりは無いわけではないのだが、一番楽しいのは、自分でルート設定をして、それを自分で実現していくことである。
登山はそういう可能性が無限大にあり、これまで登山をやってきたおかげで、3000mクラスの山でも気象条件さえ間違えなければ大胆なコース設定ができる。
今シーズンの目標は新穂高から水晶岳ピストン。うまくいっても12時間くらいはかかると思うが、六甲全山往復も何とかクリアできたので、何とかやりとげたいと思う。
そのためにはやはり日頃のトレーニングが重要である。
明日はナイター練習会。気合いを入れて走るつもりだ。