三石山、岩湧山、一徳防山

そろそろ秋を感じたいので、岩湧山へ行こうと思った。

岩湧山だけではもったいないが、さてどういうルートにするか?

電車の駅をスタート・ゴールにしたい。岩湧山ならスタートは南海の紀見峠駅しか無い。問題はゴール地点をどこにするかということ。まさかピストンというわけにはいかない。

ルートとしてはダイトレを行って槇尾山というのが一般的だけれど、ここへ行くとバスに乗らなければならない。それに人が多そう。

和歌山線の駅は岩湧山からはかなり遠いので、残されたルートは北へ向かうしかない。

岩湧山の北にある一徳防山(いっとくぼうさん)は講座で行ったことがある。この時は逆コースで岩湧山まで足を延ばした。

講座の時はマイクロバスでの大名登山だったけれど、今日は平民登山。しかし北に下って車道を三日市町駅までなら走れそうだ。

ただ、これだけではちょっともの足らない感じ。なので、前菜で三石山(みついしやま)を味わうことにした。こんな機会でもなければ行くことが無さそう。

我ながらいいルート設定ができたとほくそえんで、難波から南海電車に乗り込んだ。途中、車内放送で、人身事故が発生してダイヤが乱れるとのこと。どこに転進するか考えていたら、事故が発生した駅はすでに通過した駅で、取りあえず紀見峠駅までは行けそうで一安心した。

9/16、午前8時17分に紀見峠駅を出発した。

今日は左に折れて三石山へ向かう。

しばらく車道を進むとショートカットできそうな山道が。

このあとも何度かショートカットして三石山を目指す。しかし歩く人が少ないようで、蜘蛛の巣だらけ。木の枝をぐるぐる回しながら歩いても、それでも蜘蛛の巣がしばしば顔に貼り付いてくる。

おそらくこれが三石山へ登る最後の山道。

なかなかの急登が続く。

9時28分、出発して1時間11分で三石山山頂(738.4m)に到着した。展望はまったく無し。

道標に従って岩湧山の方向に進む。しばらく下ったら荒れた林道に出た。

ツリフネソウ。

路面が荒れていてあまり走れない。

しばらくしたら舗装路に出た。走れる所は走っていたが、いつの間にかロスト!!

このまま進んでも岩湧山のそばの車道に繋がっていそうだけれど、おそらく遠回りになると思うので、戻って登山路を探した。さっきは死角になっていた。

登山路入り口の看板は「車両通行止」。荒れた登山路にバイクの轍があった。絶対に遭いたくない。石を投げてやりたくなる。

幸い、バイクに出会うことは無く、三石山から1時間少々でダイトレの稜線に出た。

しばし登ると快適なトレイルになる。これは走るしかないでしょう。

ただ、やはりここまで来るとハイカーがたくさんいる。

ついに出てきました。ダイトレ名物、木の階段。

岩湧寺への分岐。ここを下る予定。

岩湧山への最後の登り。

シラヤマギク(?)。

クルマユリ(コオニユリ?)。

11時7分、岩湧山(897.1m)に到着した。

展望場所から和泉葛城山(たぶん)。

ススキはまだこの程度でした。

山頂エリアは人が多いので岩湧寺への分岐に戻って、ここで今日初めて腰を下ろしておにぎり休憩にした。

そして20分ほどで岩湧寺の車道に下りてきた。

講座で来た時にどういう道を辿ったのかよく思い出せず、岩湧寺の方へ少し下ってみた。

シュウカイドウが満開。

やはり車道を上に上がるようで、ようやく一徳防山の道標に出会った。

岩湧山エリアを離れるとまた静かな山歩きが楽しめる。ただしまたもや蜘蛛の巣地獄。

編笠山(635m)。

もう少し涼しくて、蜘蛛の巣が無ければ最高なのだけれど。

下山は一徳防山手前の分岐を下る予定。

12時55分、一徳防山(541m)に到着した。そう言えばかすかな記憶がある。ぼたもち休憩。

分岐に戻る時、岩湧山の素晴らしい眺望に気付いた。

下山は尾根道で、途中から沢に下る道へ行こうと思っていたのだけれど、案の定、沢筋は荒れていて、分岐からわずかであっさり諦めて戻った。

尾根を下ると最後はゴルフ練習場のそばに出る。近づいてきたらそこらじゅうにゴルフボール。

つまりここまで飛んでくるということで、万全の注意を払いながら下った。

一徳防山から1時間足らずでゴルフ練習場まで下りてきた。あとは車道を三日市町駅まで走るだけ。

午後2時22分、三日市町駅にゴールした。

ちょうど駅のすぐ前にスーパーがあったので、ここのトイレで着替えて、ビールを買って一人打ち上げをやった。

ちょうどバルコニーから正面に岩湧山、右に一徳防山。

楽しい一日でした。

瓜生山

水曜日(9/11)は京都一周トレイルの講座で瓜生山を歩いてきた。先日、一人で歩いたばかりの道。

北白川の銀閣寺道そばに集合。今日も暑そう。

しばらく車道を歩いてバプテスト病院前へ。私はいつも朝鮮学校の校庭を抜けてショートカットしているけれど、本当はこれが京都一周トレイル東山コースの正式ルート。

大山祇神社。

登山道に入る。先日、缶コーラ片手に登った道。

茶山で休憩。東山三十六峰の一つ。

白幽子厳居跡。

瓜生山山頂(301m)に到着。

このあたりから空に雲がかかってゴロゴロと雷の音が聞こえだした。

雨の気配になってきたので、林道が上がってきている広いスペースの場所で昼食にした。食事中についに雨。

石鳥居。

そして雲母坂の水飲対陣跡へ。

今日の行程はここで一区切りにして、梅谷道を下る。

修学院離宮そばの住宅街に下山。

住宅街を歩いて修学院駅の方に向かう。音羽川を渡る。

白川通りのバス停のそばで解散して、私は叡電の修学院駅から電車で帰宅した。

それにしても異常に湿度が高くて不快な天候だった。

近江高島から釈迦岳、堂満岳

このところ酷暑がぶり返している。日曜日(9/8)も下界は最高気温 35 度の予報。

先週も暑さで京都一周トレイル東山コースを途中で断念したけれど、今週も同じようなパターンになりそう。

少しでも高い所へ行かないとたまらないけれど、標高 1000m くらいでは涼は得られない。

しかし先月は前半に2週連続で台高へ行ったり、終盤に白馬へ行ったりしたせいで、長距離ドライブはあまり気が進まない。

となると、選択肢は比良しかない。

さて、比良のどこへ?、と考えたが名案が浮かばず、取りあえず近江高島から入って、縦走路で和迩を目指すことにした。

この天候ではとても和迩まではムリと思うが、このルートなら東側に下山できるルートはたくさんある。

3年半ほど前に安曇川から和迩まで行っているけれど、高島からは久しぶりだ。

ということで、近江高島に向かった。

道中はおおむね曇りで、比良の稜線は雲がかかっていた。雨さえ降っていなければこの方がありがたいと思っていたが、幸か不幸か高島に到着した時は快晴だった。

準備を整えて、7時35分に高島を出発した。

しばらく車道を走る。あっと言う間に汗びっしょり。

長谷寺(はせでら)。天武天皇の時代に藤原不比等が建てたと伝えられている。

ここからリトル比良の登山道になる。賽の河原。

白坂。以前に講座で来た時は寄り道したけれど、今日はそういう余裕は無い。

このあと、今日もアブの攻撃を受ける。今日はハッカスプレーを持ってきている。多少は効果がありそう。アブは局所性があるようで、ある場所に密集している感じ。

8時42分、出発して1時間少々で岳山(だけやま、565m)に到着した。

山頂には石造観音三尊。

それにしても暑い。和迩なんて到底ムリ。

9時47分、岩阿沙利山(いわじゃりやま、686.2m)。

車道を渡る。

10時36分、出発して3時間で寒風峠を通過。早くも下山の誘惑にかられる。

ここから釈迦岳までの登りはなかなか厳しいので、峠を過ぎた所で腰を下ろしておにぎり休憩にする。

和迩・高島間の縦走は少なくとも2回はやっているけれど、いずれももうずっと昔のこと。

多分20年くらい前のことだったと思う。久しぶりに高島から和迩へ歩こうと思って出かけた。

その頃は体力には結構自信があったので、「行けて当然」というくらいの軽い気持ちで出かけた。いつ頃の季節だったのかはまったく記憶に無いけれど、少なくとも暑い時期ではなかったと思う。

序盤は快調に進んだものの、釈迦岳の登りになってから急激に体力を消耗して、しばしば立ち休みしなければ登り続けられないくらいの状態になってしまって、結局、釈迦岳からイン谷に下ることになってしまった。

その時の敗北感は今もはっきりと覚えているので、この先の登りには身構えてしまう。

寒風峠は標高約 600m。釈迦岳までたかだか標高差で 450m くらいなのだけれど、ロープがたれているような急登が続く。足元も滑りやすくて気が抜けない。

途中、曇って風が心地よいような時もあったけれど、長くは続かなかった。

まずはひと登りしてヤケ山(700mくらい)へ。

前方に見えているのが釈迦岳かと思ったが、実は手前のヤケオ山だった。

琵琶湖の対岸。真ん中やや左の突起が伊吹山。

急登をヒイコラ上りきって、ようやくヤケオ山(970mくらい)。

そして12時3分、ようやく釈迦岳(1060.1m)に到着した。

ジェルを補給しながら先を急ぐ。登り切った後の平坦地はわりと足が楽になるのだけれど、今日は暑さのせいか疲労感は大きいまま。

何とかびわ湖バレイまでは行きたいと思っていたけれど、最後に堂満岳を踏んで比良駅へ下りることにした。

30分ほどで北比良峠に到着。

遠方に武奈ヶ岳。真ん中、いちばん奥。

このあと、間違えてダケ道を下りそうになってしまった。そのまま下ってしまいたい誘惑にかられたが、何とか踏みとどまって縦走路に戻った。

金糞峠の手前でどら焼き休憩を取って、1時17分、金糞峠。

このあと、堂満岳への分岐を見落として縦走路を進んでしまった。元に戻るのはシャクなので、シャクナゲのヤブを強引にかき分けて本来の道に戻って、1時47分、堂満岳(1057m)に到着した。

最後の眺望を楽しむ。左端は沖島。

沢に合流した所で冷たい水をがぶ飲み。

その後、右岸の道を快調に下る。その時、ヤブでゴソゴソっという音。シカかと思ったら、目の前数メートルの所を黒い物体が斜面を駆け上がって行った。

クマ〜!!。

あまり大きくはなかったし(体調1m未満?)、目を合わせることもなかったので、恐怖感は感じなかったけれど、ひょっとしたら小熊かもと思った。もし小熊だったら親熊がそばにいるはずなので、子連れのクマというのはもっとも危険。

しばし様子をうかがって、他にいる気配が無いことを確認してから先に進んだ。

琵琶湖湖北のマキノ町では通学路にクマが出てきたりしているので、ここにいてもまったく不思議では無いけれど、関西の身近な山で実際にクマに出会ったのは50年近い登山経歴の中でも初めてのこと。

いよいよクマスプレーを本気で考えなければ。

ノタノホリ。

そして車道に出た。

普通はここからまた登山道に戻ってイン谷口の方向へ向かうのだけれど、今日はこのまま車道を下ってみる。

緩い下りで十分に走れる道なのだけれど、暑くてとても走る気にならない。

もう駅まであとわずかという所で振り返ってみる。正面中央が堂満岳。右端が釈迦岳。

最後だけ電車の時間調整のために走って、午後3時23分、比良駅に到着した。

十分満足しました。

笹間ヶ岳

今年は8月は登山講座が休講になった。昨夏が猛暑だったので、熱中症の危険回避のためだろうか。

2ヶ月ぶりの講座で 9/2 に琵琶湖の湖南アルプスの笹間ヶ岳へ行ってきた。個人的に笹間ヶ岳へ行ったのはもう5年半も前のこと。

スタートはバス停のアルプス登山口。暑い。

しばらく車道を歩いて、ようやく登山道へ。

しばらくして沢筋を登るが、見かけほど涼しくはない。下界よりはマシという程度。

小さな池のある平らな場所に出ると、サギソウ。

この少し先の広場で昼食にした。ここにも池があって、ヒツジグサ。写真ではよく見えない。

またしばらく登ると車道に出た。

また登山道に入って少し行って、笹間ヶ岳の山頂(432.9m)に到着した。

山頂には大きな岩がある。ハシゴもあるけれど・・・。

岩に上がると展望が広がっている。正面は比叡山。

東海自然歩道の道を下る。

ちょうどバスが行ったばかりで待ち時間があるので、日陰の無いバス停を避けて神社の参道で時間つぶしをした。

昨日も暑かったけれど、今日はさらに暑い日だった。

伏見稲荷から大比叡

6月から始めた月イチロング走。早くも8月が欠けてしまったので、9/1に決行することにした。

7月に予定していた京都一周トレイルを伏見稲荷から鞍馬まで行こうと思った。しかしまた暑さがぶりかえしてきたので、はたして鞍馬まで行けるかどうか・・・。

朝、起きた時の意欲は今ひとつ。一時雨音が聞こえたりしたので淀川のジョグでお茶を濁そうかという考えもチラッと湧いたけれど、幸か不幸か雨もほどなく止んだので、予定通り出かけることにした。

いつも準備をする伏見稲荷駅のそばの公園が工事用フェンスで覆われていた。かなり古い施設だったので改修なのだろう。

そのそばのスペースで準備を整えて、出発したのは7時12分だった。小雨。

こんな時間でもすでに観光客はたくさん。特に外国人観光客が多い。本殿の横を進む。

千本鳥居は通らずに裏道から四ツ辻へ。

陽はさしていないので気温はそれほど高くないけれど、とにかく湿度が高い。すでに汗びっしょりで泉涌寺を通過。

住宅街を通り抜けて京女鳥部の森へ。

五条通りはトンネルで渡る。

清水山の山頂はパス。

東山山頂公園から北の方を望む。比叡山はかすんでよく見えない。

三条通りをしばらく走って、ネジリマンボを通ってインクライン。

日向大神宮。

大文字山山頂(465.3m)に到着したのはちょうど10時だった。

もちろん火床へ向かう。

火床からの下りは7月の講座で歩いた「大」の字の左の払いのルートが近そうだったのでそれを下って、本来の道に出会った所でおにぎり休憩にした。

その後、登山道を下っていたところ、左足のカーフサポートのあたりにチクッとした痛みが。見たらアブに刺されていた。

結構ぶすっと刺された感じだったのでポイズンリムーバーで処置していたところ、今度は左肩のあたりにまたチクッ。振り払ったら今度は右肩!!。

今日はうっかりハッカスプレーを忘れてきた。泣きたい気分で意気消沈。

いつもの朝鮮学校グラウンドルートを通って、バプテスト病院そばの自動販売機でコーラを補給。

片手に缶を持ちながら山道に入る。

随分疲れてきた。瓜生山(301m)まではすぐと思っていたのに、以外と遠かった。一瞬、違うルートを行ってしまったのかと思ったが、そうではなかった。

ここからしばらくはこれまでならわりと走れるコースだったのだが、今日はまったく意欲が出ない。鞍馬まではもうムリと思った。翌日は随行の仕事があるのであまりムリはできない。

石鳥居の所で腰をおろしておはぎ休憩にした。

沢で顔を洗ってちょっとすっきりして、水飲対陣へ。しかしもう修学院に下ってしまいたい気分。

さすがにここで下ってしまうわけにはいかないので、雲母坂を登る。

しばらく登りが続くと少し身体が慣れてきたけれど、いずれにしても今日は八瀬へ下ろうと思った。バスには乗りたくない。

上の方はおそらく昨秋の台風の影響であろう、すさまじい倒木。

今日の最終目標を比叡山最高峰の大比叡(おおひえ)にした。ここは一周トレイルコースからはずれているので来る機会が少ない。実は「比叡山」という名前の山は無くて、四明岳(しめいだけ)と大比叡の双耳峰。

駐車場のそばの車道を上がる。少し上がってから登山道に入って、午後1時7分、大比叡(848.1m)に到着した。3年半ぶり

ここから延暦寺へ下る道は歩いたことが無いので、そちらに向かう。

すぐに下れるのかと思ったけれど、予想外に15分ほどかかった。おそらく比叡山のトレイルレースではスタート直後にここを登るはず。

一周トレイルルートに戻って、以前に下ったことのある道に入った。

途中、ちょっとした展望場所から市原方面。

スキー場跡の下からの道に出会う峠。

もう八瀬駅まであと少しと思っていたが、登山道が倒木でふさがれていて、そのそばに人工的な階段が設置されていたので、そこを下った。

そうしたら精華女子校のグラウンドの石垣の上に出た。階段のようなものは見あたらず、数メートルの高さがあるので飛び降りるわけにもいかない。

石垣の上のヤブを進んだらフェンスが。何とか乗り越えられそうな場所を探して乗り越えた。以前はこんなことは無かったのだけれど。

今年中には講座でまたここを下ることになるので、その時は注意しなければ。

午後2時27分、八瀬駅に到着した。

約28km、7時間15分でした。帰ってからの疲労感は、これまでの鞍馬まで行った時と同じようなものだった。ひょっとしたらそれ以上だったかも。暑さのせい? ということにしておこうと思う。

白馬岳

週末の天気予報は今ひとつだったけれど、直前になって日曜日(8/25)の白馬地域は晴れ間も期待できそうになってきた。

と言うことで、このところ続けて敗退している白馬岳へ向かうことにした。

何度目の白馬岳かよく覚えていないのだけれど、初めて登ったのは高校1年生の時。中学校のワンダーフォーゲルクラブの夏山にOB面して連れていってもらった。蓮華温泉に下山して、露天風呂に入ったのを記憶している。

今回は白馬岳だけではもの足らないので、白馬三山を縦走して猿倉へ戻ってくるという計画にした。

土曜日の昼前に家を出て、420km ほど走って猿倉に到着した。

暗くなってから一時本降りの雨になったが、夜中にトイレに出た時は雨は止んでいた、ただし星はほとんど見えなかった。

朝2時に起きて、カップ麺とおにぎり、コーヒーで朝食を済ませて、2時52分に駐車場を出発した。星はチラホラ。

猿倉荘の前を通って少し登山道を上がって、林道に合流して少し行くと小日向山(おびなたやま)からの道に出会う。ここに下りてくる予定。

歩き出して1時間足らずで白馬尻小屋に到着。

小屋の前にあった案内板によると、大雪渓は下部は雪渓に入らずに右岸の秋道を行くとのこと。3年前に来た時もそうだった。

できれば夜が明けてから大雪渓のエリアに入りたかったのだけれど(3年前に暗闇の大雪渓で敗退しているので)、夜明けまではまだ1時間以上ありそう。

マーキングに注意しながら歩きにくいザレ道を登る。そうしたら何と雨。致し方なくジャケットを羽織って、ザックカバーをつけた。

白馬尻から25分ほど登ったら、雪渓にロープが張られている場所に出た。

これより上には行くなという印だと思う。しかしロープの先は雪渓が崩れている。ロープ伝いには進めない。

悩んだ末、少し下で雪渓を渡ることにした。チェーンスパイクを着ける。

雪渓を渡ってモレーンに這い上がって、そこから上に向かった。5時頃になってようやく辺りが見渡せるようになってきた。

ようやくまたマークを発見して、ザレた斜面を上がる。まだ上に小雪渓があるのでチェーンスパイクは履いたまま。

雨が止んで暑くなってきたのでジャケットを脱いだ。ふと振り返ったら戸隠連山の向こうから御来光。

天候も回復してきて、気分は上々。

しかし好天は長くは続かなかった。ほどなくまた雨。ジャケットを羽織る。

危うく違う沢に入り込んでしまいそうになったけれど、すぐに戻った。

雪渓を眺めると、どうも雪渓上にもルートがある模様。しかしそれも間も無く終わりなので、そのまま土道を行く。

ミヤマトリカブト。

雨は少しで止んだけれど、風が出てきたのでジャケットは着たまま進む。

岩室跡。

このあたりから下山者とすれ違うようになってきた。小雪渓はもう雪は無さそう。

シナノキンバイ。

6時41分、ようやく白馬頂上宿舎に到着した。

風が強くて寒い。雨具のパンツも履く。上は薄いジップシャツの上に雨具のジャケットだけなので寒い。薄い中綿ジャケットは持ってきているけれど、もうすぐ山頂なのでこのまま進む。

ウサギギク(?)。

稜線に出たら一段と風が強くなった。しかも眺望はまったく無し。もう白馬三山縦走は止めようという気分。

白馬山荘は通過。

7時16分、白馬岳山頂(2932.2m)に到着した。

写真を撮ったら早々に退散。白馬山荘に入って少し休憩した。ちょっと総菜パンをかじったけれど、あまり食欲が無い。

寒さは中綿ジャケットを羽織れば何とかなりそうに思うけれど、何せ眺望がまったく無い。こんな条件での稜線縦走は耐寒訓練にしかならない。往路を下山という判断に迷いは無かった。この稜線は何度か歩いているのでこだわりは無い。

稜線をはずれると風はマシになった。コオニユリ(クルマユリ?)。

チシマギキョウ。

ハクサンフウロ。

上から眺める大雪渓。暑くなってきたので雨具を脱いだ。

チェーンスパイクを履いて大雪渓に下りる。

しばらく下ったら、朝に迷った場所に出た。

写真ではよく見えないけれど、この真ん中あたりに向こう岸から手前に向かってロープが張られている。私はこの写真の左の下あたりを対岸にトラバースしたのだけれど、実はこの右側の斜面にマークが続いていた。

10時3分、ようやく白馬尻小屋まで戻って来た。

ここで腰を下ろしておにぎり休憩にした。林道終点まではあと少し。

エゾアジサイ。

サンカヨウ(?) ← 多分違う(8/28)。

長走沢(ながしりさわ)。

10時50分、猿倉荘に戻って来た。

まだ昼前。とは言っても3時前に出発しているので8時間歩いた。満足とは言えないけれど、標高差1700mを往復したのでまぁそれなり。

荷物を整理したら、一度行きたいと思っていた「おびなたの湯」に向かう。

小さな露天風呂だけれど、なかなかいいお湯でした。

馬ノ鞍峰

昨日(8/12)、何処へ行くかは元々気持ちは決まっていた。二週連続の台高山脈。 

前登志夫氏の「吉野紀行」を読んでから後南朝の歴史、特に自天王に興味が惹かれて、先週の白鬚岳の後も自天王ゆかりの金剛寺に寄るつもりだった。

実はほんのすぐそばまで来ていたのだけれど、金剛寺の場所を錯覚していて、本来の場所の反対側を眺めて見あたらず、諦めて帰ってしまった。

そして三之公(さんのこ)のかくし平もぜひ訪れてみたいと思っていた。

そのためだけにわざわざ川上村の山奥まで行くわけにはいかないので、馬ノ鞍峰を目指す。馬ノ鞍峰だけではもの足らないと思うので、さらに足を延ばして池小屋山までピストンしようと思った。

そして下山後は入ノ波(しおのは)温泉。そして金剛寺にも立ち寄る。

こんな欲張りな計画を立てて、朝3時半に家を出た。

先週と同様に途中でカップ麺とおにぎり、そしてコンビニコーヒーで休憩を取って、三之公林道の終点を目指す。

入ノ波温泉までは先週走っているので気分的には余裕がある。しかしその先、三之公林道に入ると道は険しくなってきた。が、どういうわけか結構車が道路脇に停まっている。河原でキャンプしている人たちがいる。

そして何と、フロントガラスに雨粒が落ちてきた。まさか・・・。台風の影響? そう言えば前日の天気予報で近畿南部に雨マークが出ていたような気がする。

ほぼ3時間かかってようやく三之公林道終点に到着した。運転にも疲れて、さらに雨。正直、これで池小屋山を辞めるいい口実ができたと思った。



念のためにと持ってきたザックカバーをつけて、ライトジャケットを羽織って6時47分に出発した。

まずは上の写真の左にある階段を上がって、登山道に入る。

さっそく木の橋が出てきた。雨で濡れているので滑る。このあと10箇所以上の橋があったが、帰りは下りになるので心配だ。

少し歩くと暑くなってきた。樹林帯なので雨はそれほど強くは当たらない。中から濡れるか外から濡れるかの違いだけなので、ライトジャケットを脱いだ。

池木屋山には行かないので時間的には余裕がある。明神滝に立ち寄る。なかなか立派な滝。

結構しょっぱい箇所が続けて出てくる。雨で足元が滑るので緊張を強いられる。まさかこんなに厳しいとは・・・。今日もポールは持ってきていない。

出発して1時間10分ほどでかくし平の入り口に到着。

この道標の矢印がどこを指しているのか良くわからず、対岸にある細いトレースに向かった。しかしほどなく消滅。戻る時に、来た道がよくわからず、沢に下りる時に苦労した。

8時14分、出発して1時間半で三之公行宮跡に到着した。

右に建っている標柱の文言は、「文安五年(1448)、尊義王(小倉宮皇子)は、神璽を奉って自天王と忠義王を連れ、都から三之公へ潜居された。尊義王は、川上郷民の助けを借りて、吉野朝復興を画策したが病で倒れられた。尊義王が北朝方を避け、八幡平から移り住んだ御所の跡である。」

さらに進んで沢を対岸に渡ると「尊義親王御墓」の標識。あたりを見渡してみたけれどそれらしいものは見あたらない。帰りにじっくり探そうと思って先に進む。

このあと、稜線までの斜面はなかなか急で、おまけに雨で滑りやすくて苦労した。下りが思いやられる。これまでもずっと、杖になるような木がないかと探していたけれど、体重がかけられそうなものが見つけられなかったが、稜線に出る少し手前でようやくいいものを発見。ちょっと一安心した。

8時40分、稜線に出た。

台風の影響か、南側から強い風が雨粒を伴って吹き付ける。寒いのでまたライトジャケットを羽織る。

ヒメシャラ。

急登を上がって、9時10分、馬ノ鞍峰(1177.7m)に到着した。

寒いので写真だけ撮って滞在1分で帰路についた。

ちょっと様子が変と思ったらロストしていた。トラバースでルートに戻った。

急斜面の下りは杖に助けられた。これが無かったらかなり苦労したと思う。ひょっとしたら危なかったかも。

10時に「尊義親王御墓」の標識まで下りてきて、再度じっくりと探してみたけれど、結局見つけることができなかった。帰ってからガイドブックで調べたところ、西側の斜面を少し上がっていかなければならないようだった。そんな標識は無かった。

そのあと沢筋でまたプチロストしたけれど、先週の教訓でテープマークのある所まで戻った。

何か足がかゆいと思ったらカーフサポートに血がついている。ヒルにやられていた。ヒルが多いというのは聞いていたのでカーフサポートの下にはヒザ下までのストッキングを履いていたけれど、ほんのちょっと素肌が出ているヒザのちょっと下あたりがやられていた。

かくし平でおにぎり休憩にしようかと思っていたけれど、小さなアブやヒルがうるさいので、もう一気に下山してしまおう。

滑りやすい木の橋も杖のおかげで何とか渡ることができた。これからはポールは必ず持つようにしようと思う。

途中、沢筋に岩場を懸垂で下りている人がいるのが見えた。この沢は沢登りをやる人がいるというのは聞いていた。しかし何でまたこんな雨の日に?

11時前、無事戻ってくることができた。もう1台、車が停まっていた。おそらくあの沢屋さん。何と品川ナンバーだった。

着替えのためにカーフサポートを脱いだところ、何と2箇所にヒルがついていた。実は帰ってから汚れ物を洗濯したところ、洗濯機にヒルがへばりついていた。

さて、一息ついたら入之波温泉へ。

こんな場所の温泉に来る人がどれくらいいるのだろうかと思っていたが、実は車の置き場に困るくらいの人で、相当な人気湯のようだった。

お湯は有馬の金の湯のような茶色。温度はぬるめ。中の雰囲気もいかにもひなびた秘湯という感じで、人気があるのがわかるような気がした。

そして、今日最後の目的地の金剛寺へ向かう。

今回はすぐに場所はわかった。車を停めた場所のすぐ横に石の階段があって、それを上がると本堂への石段が続く。

ここを上がると本堂。

ここはかの役行者の開基と伝えられている。

裏手には自天親王神社。

生前の自天王を偲ぶ「御朝拝式」という儀式が毎年2月5日に行われている。五百数十年にわたってただの一度も途切れることなく続けられている。

私はただの観光資源と化した「○○祭り」とやらにはまったく興味を感じないけれど、こういうのは一度見てみたいと思う。

自天王の墓は石段をしばらく上がった場所にあるそうだけれど、入り口が閉じられていて行くことができなかった。ただし宮内庁は上北山村の瀧川寺を陵としている。

見損ねた箇所がいくつかあるけれど、それなりに満足のいく一日でした。再訪するかどうかは????

灼熱の陸上競技場

この三連休は栂海新道へ行くつもりだった。

片道コースなので、私にしてはめずらしく往路の電車の指定券まで買っていた。

ところが先週、思いがけない事態が発生して、この週末はそういう遠出はできなくなってしまった。せっかくの好天だと言うのに・・・・。

で、今日は競技場での練習会に行ってきた。

朝から気温が高く、9時でも30度を超えていたのではないだろうか。

暑さのせいか連休のせいか、いつもいる小学生の団体がいなくて、他の利用者も少なかった。

今日の練習メニューはインターバル 1000m × 5、つなぎ 400m。競技場での練習会のメニューは基本的にスピード練習だけれど、私はもはやそういうスピード練習を必要とするような大会には参加しないので、個人的に 10000m をキロ5分半くらいで走って、その後 2000m をキロ4分台にペースアップして終えるようにしている。

しかしこの酷暑ではそういう持久系の練習はきつすぎるし、それに危ない。

なので、鈍足ながらみんなと一緒にインターバルをやることにした。

ちょうど 1000m を5分前後くらいのペースで5本走った。昔なら単なるジョグのペースだ。

来年の東京オリンピックはこういう環境で競技が行われるのだろう。死者が出るのではないかと懸念せざるを得ない。

家までの帰り、穂谷川沿いの遊歩道では時折熱風が吹き付けてきた。

さて、明日はどこへ行こうか。最低でも 1000m を越えないと単なる耐久登山になってしまいそう。

白鬚岳

6月に行った池木屋山のルートが非常に良かったので、また台高山脈へ行こうと考えていた。

テント泊の縦走は大変なので日帰りできる山ということで、白鬚岳の周回に行くことにした。

日曜日(8/4)の朝4時半に家を出て、奈良県川上村の神之谷(こうのたに)へ向かう。

いつものパターンで途中でカップ麺とおにぎり。そしてコンビニコーヒーで休憩を取って、google のナビに従って走っていたが、どうも様子がおかしい。入之波(しおのは)温泉まで来てしまっている。

登山地図を頼りにしばらく戻って、柏木から林道に入った。しかし登山口がよくわからない。

登山用の gps を起動させて現在位置を確認して、何とか登山口にたどり着いたが、駐車できるスペースはロープが張られて駐車禁止になっている。

仕方無く路肩にちょっとしたスペースのある場所に路駐した。他には車は無い。こんな所に停めておいて大丈夫だろうか・・・。

準備を整えて出発したのは7時40分だった。

登山道は駐車禁止のロープの林道を入って行く。

しばらく沢筋を行く。

きれいな滝。無名?

このあたりから道が険しくなってきた。滑りやすく、片側が切れた急斜面が続く。

最後の水場。

出発して1時間5分ほどで稜線に這い上がった。標高は 1000m を越えた。なかなか厳しい登りだった。下りでなくて良かった。

稜線に上がってからも道は険しい。次から次へとロープが出てくる。

9時9分に小白髭岳(1282m)を通過。

大峰はあまりはっきりは見えない。

白鬚岳がだいぶ近づいてきた。

急斜面は手を使って登る。

その時、ふと見たら目の前にマ、マムシ〜〜。手が届くくらいの距離。こちらをじっと見ている。

刺激しないようにしばしじっとしておいて、襲ってこなさそうな雰囲気になってからじりじりと離れる。

少し離れてから写真を撮ったけれど、残念ながらうまく撮れていなかった。

こんな所でマムシに噛まれたら生きて帰れる可能性は少ない。ポイズンリムーバーは持ってきているけれど、そんなくらいでは毒を吸いきれないだろう。

これまで登山者には一人も会っていないし、このあと誰かくるかどうかもわからない。おまけに携帯は圏外。

あやうくココヘリ(小型の電波発信機。ヘリ捜索用のため)のお世話になるところだった。

9時46分、出発して2時間5分で白鬚岳(1378.2m)に到着した。本日の最高峰。

ここでおにぎり休憩にして、周回コースへ向かう。下り始めはルートがわかりにくかった。

道というほどしっかりしたものは無く、たまにテープマークが出てくるくらい。ただし尾根スジはわりとはっきりしている。

白鬚岳への登りほどではないけれど、岩っぽいごつごつしたプチピークが続く。

白髭岳から50分ほどで 1168m ピーク。

しばらく下った所で写真を撮ろうと思った時に gps の画面が目に入った。何と、ロストしていた。あわてて戻ったら、間違ったのは 1168m ピークだった。

11時17分に切原(1131.9m)に到着した。ここで小豆モチ休憩。

切原を過ぎると道はこれまでよりははっきりしてきて、穏やかになってきた。1時前には下山できるかなと思いながら下って行った。

しばらく下ると林業のワイヤーが出てきた。もうすぐショウジ山。

11時53分、ショウジ山(984m)に到着。

このレール沿いに下りられるけれど、林道歩きはおもしろくないのでこのまま稜線を下る。

次第に下りが急斜面になってきた。今日はポールは持ってきていない。

所々にある赤テープを目印に下りてきたけれど、トレースが無くなって進む先がわからない。gps では本来のルートを少しはずれているようだ。

本来のルートに向かう方向に強引に行こうとしたけれど、倒木などでなかなかうまくトラバースできない。

斜面を見下ろしてみて、このまま一気に下ってしまおうと思った。

何とかずり落ちながら、下の方のブルーシートのある場所を目指して下った。

ブルーシートまで来たら道があるのではないかと期待して、確かにかすかな踏み跡はあったけれど、これもすぐに消えてしまった。

本来のルートからはさらに離れている。もうこのまま下るしかない。

地形図では沢沿いに道があるようなので、それに期待して下る。

何とか道の痕跡のような所まで下りてきた。

このままこの道が車道まで続いてくれることを祈りながら歩いた。土砂で崩れていやらしい箇所も何度かあった。

あと少しというところで堰堤が!!!。

万事休す。仕方無い。高巻きのためにまた斜面を這い上がる。

下の方は傾斜が急なので、傾斜が緩む所まで上がる。

しばらく上がったら、同じような人がいるのか、林業のためなのか、かすかな踏み跡が出てきた。これもあぶないトラバースが何度かあったけれど、ようやく本来のルートのテープに合流した。しかしここも道というほどはっきりしたものではなく、テープが無ければ見過ごしてしまいそうなかすかなものだった。

午後1時40分、ようやく林道に下り立った。ショウジ山から2時間近くかかってしまった。

ここから車を置いた場所までは5分足らずだった。今日一日、まったく誰一人出会うことが無かった。

こんなに追い込まれた気分になったのは本当に久しぶりだった。最悪、登り返せば何とかなるとは思っていたけれど、もうほとんど終わった気分でいた後にその選択はなかなか取れない。

恐いのは急斜面のトラバースで足元が崩れること。頭などを強打して気を失ったりしたら救助を求めることもできない。いずれにしてもこのあたりは携帯は圏外。何が何でも自力で下山しなければならない。

想定外のハプニングは多少であればいい思い出になったりするけれど、今日はそのレベルを超えていた。林道に出た時は胸をなで下ろした。

帰りは杉の湯の温泉でゆっくりして、6時前には家に帰ってきたけれど、どうもすっきりしない気分をぬぐえない。

やはりもっと早めに元に戻るべきだった。事故になっていても不思議ではなかった。運が良かったとしか言いようが無い日だった。

大正池マラニック

昨日(7/28)は今月最後の日曜日なので、月イチのロングトレイルで伏見稲荷から京都トレイルを鞍馬まで行こうと考えていた。

ところが土曜日の練習会で、この日にクラブのマラニックがあるということを知った。マラニックがあることは知っていたけれど、行くつもりがなかったのでこの日ということをまったく意識していなかった。

コースは3年前に行ったマラニックとほぼ同じ。今年のクラブの合宿は井手町の大正池でやるので、その下見をかねてという企画。

みんなと一緒に走るのはもうしんどいので辞めていたけれど、練習という位置づけならいいかも知れないと思った。距離がちょっと短いけれど、前回と同様にスタートのJR三山木駅まで走れば15kmほどになるし、アップダウンもそれなりにあって、一人なら走れないような道も走って追い込めるかもと思って、久しぶりに集団走に参加することにした。

家からJR三山木駅までは約14km、1時間40分ほどかかった。氷室の峠越えは結構しんどかった。

総勢13名が集まった。

8時40分くらいに出発した。今日は暑くなりそう。私は家からここまで走っているので、すでに汗びっしょり。

木津川を渡って、ちょっと川沿いを行ってからしばらく車道を走って、勤労者福祉会館でトイレ休憩。

そして万灯呂山(まんどろやま)展望台を目指す。

何とか走れるくらいの登りがずっと続く。一人ならくじけそう。途中の展望箇所から西側の生駒方面。

さっきの分岐から25分ほどで展望台に到着した。

宇治田原方面の展望。

少し戻って、大正池に向かう。

このあとすぐに下りの未舗装路になったように思っていたけれど、実はまだしばらく車道の登りだった。

15分ほど走ってようやく未舗装路。

展望台から1時間以上かかって、ようやく大正池グリーンパークに到着した。

コーラで水分補給して、その後、合宿の時の練習コースの下見をして、さらにまた炭酸飲料の水分補給をして、一休温泉への山道に向かった。

いよいよ艮山(うしとらやま)への山道に入る。

ところがこの道に入るととんでもない障害物群が現れた。

昨秋の台風の影響に違い無い。しかし行くしかない。

道が完全に消失していて、gps のおかげで何とか踏み跡に合流できた。

12時53分、艮山(443.7m)に到着した。

しかしこれから先も甘くはなかった。下るにつれて次第に踏み跡が怪しくなってきて、古いテープは残っているものの、もはやほとんど人が歩いていない。

ヤブをかきわけて、ようやく沢筋に下り立った。

何度か沢を渡る。ジャブジャブ行くしかない。

最後は荒れた林道を走って、2時20分、ようやくR307に出た。

ここはちょうど上方温泉一休の真ん前。ようやくのゴールでした。

その後、バスで京田辺駅に出て、いつもの王将で打ち上げ。私はだいたいはビールは1本しか飲まないのだけれど、さすがに今日は2本飲みました。

総距離は37kmくらいだったけれど、一人では走れないような所も走れたので、練習にはなったように思う。