神鍋高原マラソン

この大会のことはずっと以前から知っていたが、この暑い時期にアップダウンの多いハーフを走る気にはなれなくて、おまけに日帰りはちょっと難しい場所なので、これまで走ったことは無かった。今回は陸上クラブのメンバーと一緒ということで、タイムを追うというよりは楽しむ気分で参加することにした。
昨日の午後に民宿に到着して、夕方にコースの大半を試走してきた。アップダウンのある部分はすべて試走したので、コースの全容はおおむね把握できた。約10kmの周回コースを2周することになるが、2周目がきついということを多くの人から聞かされていたので、前半を余裕を持って走ることにした。
スタート直後からしばらくだらだらとした登りなので、ここはムリせずにキロ5分よりも遅いペースで行って、平坦になってから少しペースアップした。スタート時にすでに気温が28度くらいあって、おまけに快晴で非常に暑い。ロードレースでは初めてサングラスをかけて走ったが、これは正解だった。
シャワーがコース上に何カ所かあるので、ここは確実に頭からかぶるようにして、下りも必要以上に飛ばさないようにした。ゲレンデの横の下り坂で路肩に座り込んでいる人がいたが、よく見ると足から血が出ていて、どうも転倒して救助を待っているようだった。7月のトレイルではぼくも林道の下りで転倒して鼻の下をケガしたので、人ごとではないという気分になった。
スタート地点に戻ったところでチームメートで故障で棄権した女性の声援を受けて、2周目に入る。中間地点が49分台。タイムは追わないと言いながらも、できれば1時間35分くらいで走りたいと思っていたが、これは到底ムリとわかった。それにしても1時間40分は切りたいところだが、かなり微妙なタイムだ。
2周目なので精一杯走ろうという気持ちはあるが、思ったほどペースは上がらない。最後の登りにさしかかったところ、前方にチームメートのレースクイーンとおぼしき姿が目に入った。徐々に近づいて、ついに追い越す。こんなところを走っているようなレベルのランナーではないのだが、どうしたのだろうか。
坂を登り切って、シャワーを浴びて下りに入る。
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下りきってからも小さなアップダウンが続くので、なかなか思い切ったスパートが切れない。
いよいよ但馬ドームに周回に入ろうとするところで、先ほど抜いたレースクイーンに抜き返されてしまった。周回に入ったところで10kmコースを走り終えたチームメートの声援を受けて、ドームに入ってからラストスパート!! レースクイーンに追いつこうとしたが、これは及ばなかった。
ゴールタイムは1時間39分49秒。何とか1時間40分が切れてやれやれという感じだった。この暑いコンディションで前後半のタイム差がほとんど無かったので、そこそこ納得のいく走りだったと思う。

山田池練習会のち誕生会

今日は暑い中、山田池で練習会。今月は酷暑で長い距離をほとんど走っていないので、来週の神鍋のハーフのために意地で8周(約20km)走った。
その後、誕生日が同じ8月のチームメートの女性と、むりやり誘った男性と3人で、スパバレーで温泉に入ってから誕生会をやった。
こういうこぢんまりした呑み会は初めてだったが、思いのほか話がはずみ、何と1時から6時過ぎまで延々としゃべり続けた。まだまだ続けられそうだったが、想定外の時間になったのでやむなくお開きとした。

野口五郎岳

下界の暑さに耐えかねて、北アルプスまで行けば涼しいだろうと遠路はるばる出かけたが、2900mの稜線も『下界よりはマシ』という程度の涼しさでしかなかった。
朝2時に起きてカップうどんとおにぎりを食べて、3時前には七倉を自転車でスタート。こんな時間に一人で歩いている人がいたが、約30分でダムの上に到着。ジョグなら1時間以上かかるだろうし、結構体力も消耗しそうだ。
トンネルのそばに自転車を置いて、ブナ立て尾根に向かう。初めてのルートで、夜中なので、河原の路がわかりにくい。どうも最近の豪雨で一部迂回路になっているようだ。しかしおおむねはっきりしていて、無事目的のルートに入ることができた。
真っ暗な急登を黙々と登る。路はしっかり整備されているので、こういう急登は一気に高度が稼げてありがたい。登りだして1時間ほどすると少し明るくなってきて、木々の間から朝日が見えるようになった。
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約2時間でブナ立て尾根を登り切った。思ったよりも楽だった。これなら水晶までいけるかも、と期待が膨らむ。小屋のそばは人が多いので、稜線を少し南へ行ってから少し休憩。ゼリーを補給する。眺めは素晴らしいが、思いの外暑い。
しばらく行くと道ばたに雷鳥が!!
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雷鳥を見るのは久しぶりだ。しかし稜線は思ったよりは石がゴロゴロしていて、期待したほどのスピードが出せない。時間的に考えると9時には水晶に着いていたいが、結構疲労感もたまってきた。
8時過ぎに何とか野口五郎にたどり着いた。
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槍ガ岳の眺めは素晴らしいが、冷静に考えると水晶まであと1時間半くらいはかかりそうだ。水晶までは行けるだろうが、帰りの登りは相当厳しくなりそう。しかしここで引き返すのはちょっとくやしい。
取りあえず先に進むことにするが、真砂の手前で登りにさしかかった時に、ここで引き返そうと決めた。帰りの野口五郎は頂上はトラバースでカットするが、その緩い登りもすでにかなりきつかった。
往路よりも休みを取りながら、烏帽子小屋まで戻る。15分ほどゆっくり休憩して、ブナ立て尾根を慎重に下る。路は整備されていてしっかりしているが、大きな段差が頻繁にあるので足を引っかけて転倒しないようにしっかり着地して下りる。こういう路は疲れて注意力が散漫になっていると転倒して大けがをする。
何とか無事ダムまで戻ってきて、少し休憩してから自転車で快適に戻る。
トンネルの出口が見えて、いよいよゴールと思ったところ、ゲートのところで係員に止められる。何とこの道は自転車通行禁止とのこと。自転車に乗っている人が他に誰もいなかったのが不思議とは思っていたが、まさか自転車が通行禁止とは思ってもみなかった。東電が管理するダム管理専用の道路ということらしい。
文句を言っても仕方ないので、素直に連絡先を知らせておいた。
車に戻ったのは午後1時。ほぼ10時間の行動だった。最後の自転車の件がちょっと心にひっかかるが、まぁこんなところだろう。水晶まで行っていたらおそらくあと4時間くらいは余計にかかったと思うし、あと4時間で無事に戻ってこれたかどうかもわからない。満足とは言い切れないが、あそこで戻った判断は間違っていなかったと思う。

水晶岳へ

どうするかさんざん迷ったが、思い切って水晶へチャレンジすることにした。
ただし七倉から高瀬ダム上部まではMTBを使うつもり。
迷って止めたらおそらく後悔すると思うので、とにかく行けるところまで行ってみよう。