深山

今月4日から1日おきに続いた登山教室もようやく今日が最終回。天気予報は曇りのち雨とのことだが、何とか昼食が終わるまでもってほしいと祈って出かけた。
今日、行ったのは北摂の深山(みやま)。剣尾山のほぼ北側で、昨年末にヘルニア手術後のカムバック初戦で行った半国山のすぐ西の山だ。
山そのものは大したものではなく、まじめに歩けば登山教室でも登山口から往復2時間くらいで行けるくらいのところだったが、交通の便が極めて悪く、バスの時間に合わせるために朝4時半起き、6時前の出発となった。

亀岡からバスを2便乗り継いで、土ヶ畑(どんがはた)に到着したのは9時だった。
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しばらく車道を行く。
車道脇にササユリや、
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ノアザミ。
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30分ほど歩いて登山道に入る。
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最初は樹林帯でところどころ急な登りもあったが、30 分も登ると草原状の眺めのいい場所に出てきた。
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曇っているので助かる。こんなところで快晴だったらたまらない。
背後には剣尾山。
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深山雨量レーダー観測所が見えてきた。
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観測所に入って、
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そのすぐ先が山頂(790.6m)だった。まだ 11 時前。
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林道がすぐそばまで上がってきていて、はっきり言ってあまり趣のない山頂だ。
ただし展望は 360 度の絶景で、かなりのエリアを見渡すことができた。
これは神戸方面。
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一般的な登山道はこの道しかないので、来た道を下る。
ヤマボウシ。
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エゴノキ。
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この2つは最近立て続けに見かけたので、さすがに覚えた。はたして来年まで覚えていられるだろうか・・・。
少し下って眺めのいい場所で早めの昼食にした。
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登山口まで下山して、車道を歩いてるり渓に向かう。今日の後半はるり渓の散策が予定のメニュー。
まずは通天湖。堰止め湖だ。
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そしてここの堰堤の下からるり渓が始まる。
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まるで箱庭のような美しい渓谷で、こんな自然が車道のすぐそばに広がっているのは不思議な感じがするが、昔々は秘境だったのかも知れない。ただ、そんな昔は通天湖の堰堤は無かったはずなので、その頃のこの渓谷がどういう風情だったのかは今となってはわからない。
滝やナメなどの景勝ポイントには難しい漢字の名前がつけられている。
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雨は時たまぱらぱらと降る程度で、まだ何とか持ちこたえている。
一旦、車道に出て少し進むと、鳴爆(めいばく)。
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まだ2時過ぎだったけれど、今日はここで解散ということになった。
さて、問題は電車の駅までどうやって戻るか。
行きに乗ったコミュニティバスは午後は4時台の1本のみ。
来た道を戻ってるり渓温泉に入って、温泉の送迎バスを利用するという手もあったけれど、ここから 3km ほど車道を歩くと路線バスの時間に間に合いそうとのことだったので、皆さんは早々にそちらに向かわれた。
私はどうするか少し迷ったけれど、この近辺で短時間で楽しめるような山は見あたらないし、もしあっても下山後の交通機関に困る。おまけに天候は下り坂ということで、私もその路線バスを目指して車道を行くことにした。
みなさんより数分遅れて追いかけた。すぐに追いつくだろうと思っていたが、あにはからんや、いくら行っても誰も見えない。
しばらく行くと道が分かれていて、目指すバス停がどちらなのかはっきりと自信の持てない場所に出てしまった。
道路標識から判断してこちらではないかと思った方向に向かったところ、随分先に歩いている人が一人見えた。ほっとした。
しかしその人にもなかなか追いつかず、正確なバスの時刻も知らないので不安になってきて、ちょうど峠を上がって下りになったあたりから走り出した。
前の人にはすぐに追いついたが、バスの時間に間に合うか不安なので、その人を置いて一人でさらに走った。
少し行くと前の方に数人が見えて、ようやく後方集団に追いついた。
時間は間に合いそうとのことだったので、そこからは歩いて、無事バスの時刻の数分前くらいにバス停に到着した。
みなさん、解散後の車道歩きが一番しんどかったとのことでした。
それは私も一緒でした。

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