フカンド山、天狗岳、三国岳

昨日は陸上クラブ年間最大のイベントの「Mid Summer Games」だったけれど、もはやトラックで心拍数を上げて走る気にはならないので、山へ行くことにした。
当初は4月に小野村割岳で終わってしまったコースを再度チャレンジしようかと思ったけれど、この暑い時期にあのコースは長すぎる。
地図を眺めていたら「フカンド山」が目に入った。ここも昔から山名が気になっていた山で、登山地図には登山路は書かれていない。
しかしヤマレコで調べてみると踏み跡程度の道が久多峠から稜線伝いに北に延びているようで、これを辿れば前回歩けなかった天狗岳や三国岳(さんごくだけ)を周回できる。
距離的にも 20km 少々くらいなので、この時期でもさほどきつくはないだろうと思って、前日にコースを決定した。

久多へ行くには梅の木経由の方が車は走りやすそうだ。家からなら湖西道路経由で行けば信号が少なくて早いのではないかと思ってその道で行ったところ、期待通り久多の集落まで1時間 40 分くらいで行くことができた。
上の町へ行く道と久多峠へ行く道の分かれになっている所に公衆トイレがあったので、そこの駐車スペースに車を停めて、8時 48 分にスタートした。
ここには志古淵神社がある。
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集落の中の緩い登りを久多峠に向けてゆっくり走る。日射しがきついので帽子をかぶった。
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集落が途切れると次第に傾斜が急になってきて、ヘアピンカーブの急な登りは歩いた。
9時 26 分に久多峠に到着。木陰に入るとそれほど暑くないので帽子を脱いだ。
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フカンド山への道は道標などはまったく無く、踏み跡も不明瞭で、急なすべりやすい斜面を強引に上がった。
このあたりまで来るとわりと涼しい。
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なかなかの急な登りだったが、9時 54 分にフカンド山(853.5m)に到着した。三角点がある。
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ここからはアップダウンは少なく、静かで気持ちのいい自然林が続く。
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立派な木が次々と現れる。
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P897 を 10 時 14 分に通過。
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踏み跡が不明瞭でルートを外したが、gps のおかげですぐに修正できた。
こういうルートを地図とコンパスだけで歩くのは大変だ。樹林帯で展望がきかないので、現在地を判断するのが非常に難しい。
ヤブ山歩きの好きな人たちは gps に否定的な意見を持たれていることが少なくないが、私は地図とコンパスで正しく歩くことに満足感を得るタイプではないので、安全のためには gps は必須と思っている。
このあたりのコース上の木にはしばしば「水」と書かれているのを見かける。小野村割岳の稜線でも何度か見かけたが、とても水があるようには見えない。ここを下ると沢があるということなのだろうか。
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P927 で小野村割岳からの道に合流した。10 時 47 分。と言っても道はきわめて不明瞭。もう少し明瞭になるかと期待したけれど、それほどではなかった。
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そのまま稜線伝いに進む。
このあたりは杉の幼木がたくさんあって、葉がチクチクと痛い。
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天狗岳へは三叉路になっているはずなのだが、分岐に気が付かないうちに天狗岳への道に入っていた。
天狗岳(928m)へは 11 時 37 分に到着した。
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この日のルートでは数少ない展望の得られる場所。比良山系と思うけれど、どの山かわからない。
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ここで腰を下ろしておにぎり休憩にした。
さて、三国岳へは三叉路を東に向かわなければならないのだが、かなり注意して見ていたが、それでもいつの間にか登ってきた道に戻ってしまっていた。
gps を頼りに適当に東に向かってみたが、踏み跡のようなものは見あたらない。
ちょっとした谷に踏み跡のようなものが見えたので少し下ってみたけれど、やはりすぐに消滅した。
gps を方向を確認して尾根に這い上がったところ、ようやくそれらしい踏み跡に合流できた。
ここから先も踏み跡は不明瞭で、尾根が広くなっているような場所はどこが踏み跡なのかさっぱりわからない。
それでも不安無く歩けるのは gps のおかげだ。
たまに標識が現れるとやはり安心する。
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所々にテープマークもあるけれど、いつの間にか無くなったりする。
1時前に三国岳への三叉路に到着した。
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三国岳(959m)へはここから5分ほどで到着した。
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三叉路からの下山路ははっきりしていた。かなり急な下りだったので、気温が上がるのがはっきりと感じられた。
30 分ほど下ったところで「三の岩屋」という標識。時間はあるので立ち寄ってみる。
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右側が沢に切れ落ちた斜面をトラバースしていたら、突然左足のスネの外側に鋭い痛みを覚えた。
何かと思って見てみたけれど何も見えない。カーフサポーターをしているのだが、その外側からやられた。
一歩踏み出すごとに毒が回っていく感じで、これはやばいと思ったけれど、ここでは腰は下ろせない。
少し進んで腰を下ろせるスペースのできた場所でザックを下ろして、すぐにポイズンリムーバーで処置した。
幸い、痛みはそれ以上ひどくならずに済んだが、一体何にやられたのだろう。
これまでの経験ではスズメバチに刺された時と同じような感じだったが、ハチが飛んでいるような羽音は聞こえなかったし、以前に刺された時は刺された後もしばらくハチがそこに止まっていて、あわてて払いのけた。
ヒザの周辺は素肌が出ていたので、そこでなくて良かった。
岩屋ってこれのこと?
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元に戻ってさらに下って行く。刺された箇所は痛みはあるけれど歩きに差し障るほどではない。
二の岩屋があるはずだが気が付かず、一の岩屋に下りてきた。これは立派な岩小屋だ。錫杖や幕岩の岩小屋並み。
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さらに下って沢を渡ると林道に出て、そこには京都府立大学の演習小屋があった。1時 55 分。
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ここからはコケの生えたソフトな林道の下りで、これは走るしかない。
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ここから数分で車道に出た。
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ここから車道を約 5km、30 分少々走って車に戻った。
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5時間 45 分、約 22.5km の行程だった。
梅雨明けの好天の日曜日にもかかわらず、登山道では誰にも会わない静かな一日だった。
久多は昔から京都でも熊が時々出没する地域だが、この日はそういう雰囲気はまったく感じず、何故か安心して歩くことができた。何の根拠も無いのだけれど・・・。
帰りも行きと同じ経路で帰ったが、湖西道路が渋滞していて、行きよりも1時間近く余計にかかった。京都市内がどうだったかはわからないので京都経由の方が良かったのかどうかはわからないが。
しかし帰りに途中から見た宮メズラ北面の採石で削られた山肌は悲惨だった。あの人の少ないエリアのほんのすぐそばがこんな状態になっているとは・・・・。
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