向山

昨日の随行は京都一周トレイルの向山(むかいやま)。前回が鞍馬で終わったけれど、鞍馬から二ノ瀬は車道なので割愛して、二ノ瀬をスタートにした。

この講座は内容的には登山と言うよりはハイキングで、行動時間も距離も短い。
そんなわけでのんびりと出かけたのだが、思いがけず座れた電車の中でふと異変に気が付いた。
何と、必携品の携帯電話を忘れてきたのだ!!
私の随行は二つの立場があって、随行の補助の時とメインの時がある。
補助の時はメインの方が他におられるので、教室とのやりとりや緊急連絡などは私の担当ではない。
しかしメインの時はこれらが私の担当になるので、携帯電話は必須なのだ。
よりによって今日はそのメインの日。サブはいない。
もはや取りに戻る時間は無い。
随行の日は朝寝坊は許されないので、目覚まし時計と共に携帯のアラームを設定して枕元に置いている。
普段は携帯はテーブルの財布のそばに置いているのだが、随行の朝はそこに無いのでこれまでもうっかりと忘れそうになったことが何度かあるけれど、ギリギリで気付いて事なきを得ていた。
しかし今日は時間の余裕があるせいか、完全に失念していた。
どうしようかと思案した結果、集合地に公衆電話があればそこから教室に連絡しようと思った。
集合は叡山電鉄の二ノ瀬駅。改札も無い無人駅で、案の定、駅には公衆電話は無かった。
バス停のある車道に出たところ、公衆電話があるのを見つけた!!。
一安心してボックスに入ってお金を入れたのだが、どういうわけかあの「プー」という通話音がしない。
10 円玉にしたり 100 円玉にしたり、いろいろと試してみたが、一向に反応しない。「故障の場合はここへ」という番号も無反応。
あたりを少し歩き回ってみたが、こんな場所に他に公衆電話があるはずも無く、諦めるしかなかった。
仕方無く講師の先生の携帯をお借りして教室に連絡した。
そんなこんなで個人的にはあたふたのスタートとなったが、無事定刻の 10 時に二ノ瀬を出発した。
私道を避けて鞍馬川の左岸を行く。
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線路を渡って守谷神社へ。
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先月の大雪の被害だと思うが、杉の木が倒れて灯籠も壊れている。
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雪の重みに耐えかねたのか・・・。
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先月の大雪の後にテレビのニュースで伝えられていたが、京都(おそらく京北)で北山杉が大雪の被害を受けていて、根元から倒れた木はまだ商品になるけれど、こんなふうに歪んでしまった木はもはや商品にならないとのこと。
何十年もかかってようやく育った木がこんな形で商品価値を無くしてしまうというのは、林業の方々にとっては本当につらいことだろうと思う。
この道は年末の 11 月にも歩いたけれど、こんな倒木がたくさん現れていた。
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夜泣峠もひどい状態だ。
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夜泣峠の祠は無事のようだった。
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11 時 20 分に向山(426m)に到着。本日の最高標高地点。
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ここから 15 分ほどの休憩エリアで昼食にした。気温が低くてかなり寒かったが、風が無かったのが幸いだった。
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途中の展望エリアから大文字山方面。
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無事、山幸橋に下山した。
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あとは車道で市原へ向かう。
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午後2時に市原駅にゴールした。
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駅から向山を望む。
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携帯忘れで波乱の出だしとなったが、何とか無事終了することができました。

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