阿武山古墳

この三連休の自由時間は土曜日の午後しかなかった。
幸い、天気は良さそうだったので、先月の古墳めぐりで到達できなかった高槻の阿武山古墳を目指すことにした。

家を出たのは午後1時 36 分。今回は枚方の古墳は省略して淀川へ。
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枚方大橋を渡って高槻に入って、芥川を遡る。
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先月は JR の線路を越えるために摂津富田まで行かされたけれど、地図を細かく見たら川の左岸は線路をくぐれそうだったのでそちらへ行ってみたところ、期待通りに線路を越えられた。
今城塚古墳はパスするつもりだったけれど、このあたりではここしか無いトイレを借用するために立ち寄った。
1時間くらいで来られると思っていたけれど、もう3時だ。13km くらいあったので仕方無い。
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このすぐ先の闘鶏山古墳(つげやまこふん)に向かうが、入り口がわからない。
地図では南と東に入り口があるようで、まずは東側に行ってみる。
ため池越しに古墳らしい地形が望めるが、北端まで行っても入り口が無い。
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仕方無く南側に回ってみたが、ちょうど名神高速が走っている。だいぶ西へ行ってからようやく北側に出ることができて、そこからまた東へ向かった。
古墳のすぐそばに闘鶏野神社があった。
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古墳はすぐそばに見えるけれど、フェンスで囲ってあって立ち入り禁止の看板が出ている。
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阿武山古墳に向かいつつ闘鶏山古墳の西側に沿うように進んだが、結局入り口らしきものは見つけることができなかった。
あきらめて住宅街を阿武山古墳に向かう。なかなかの登り坂だ。新興住宅街という感じだけれど、こんな所に住んだら歳をとったら大変だと思う。
地図で見た階段でショートカットする。
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部分的に登山道でショートカットして、京大の地震観測所のそばでようやく道標に出会った。
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このあと阿武山への登山道を少し上がると、阿武山古墳があった。
闘鶏山古墳でうろうろさせられたせいもあって、今城塚古墳から1時間近くもかかってしまった。
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この古墳は盛土が無く、標高約 220m の尾根に溝を掘って墓域にしている。
この下には藤原鎌足かも知れないミイラが今も眠っている。
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時間があれば阿武山山頂まで行こうと思っていたけれど、すでにもう4時近い。今日は山が目的ではないので、ここで下りることにする。
木が無ければ絶景なのだけれど・・・。
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これから今日最後の目的の継体天皇陵を目指す。
考古学的には今城塚古墳が継体天皇の墓という説が有力だけれど、宮内庁は太田茶臼山古墳を継体天皇陵と治定している。
宮内庁が管理しているので中には入れない。
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あとはしばらく車道を走って川に出て、来た道を引き返す。
枚方大橋を渡って河川敷に下り立ったあたりから何故か調子が上がってきて、自然とキロ5分半くらのペースになっていた。
ここで偶然、陸上クラブの会長さんに出会った。
堤防からはちょうど阿武山古墳のあたりを望むことができた。
ズームアップしているので汚いけれど、左の方にある鉄塔の向こう側の山の稜線あたりが阿武山古墳。
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家に帰り着いたのはちょうど午後6時だった。約 36.4km でした。