鹿島槍スキー場

白馬3日目は当初は栂池から白馬乗鞍岳への山スキーを予定していたのだが、天候があまり良くなさそう。それに昨日の白馬コルチナの上部の雪質から考えると、すぐ近くの白馬乗鞍も同様の雪質の可能性が高い。

白馬乗鞍へ行ってあの雪質では悲惨なことになるので、今日もゲレンデスキー練習にした。

行き先は鹿島槍スキー場。ここも 30 年ほど前に何度か来た。その頃はこのあたりにさのさか、青木湖、鹿島槍と3つのスキー場があって、すべて繋がっていてサンアルピナという名称で、共通リフト券で滑ることができた。

しかし青木湖スキー場はどうもすでに消滅しているようで、鹿島槍だけ独立して存続していた。さのさかも残っているようだが。

木崎湖の南からぐるっと大回りして、30km 近く走らなければならなかった。

それにしても空いている。リフトも一部しか運行されていない。

ゲレンデ下にセントラルプラザという建物があって、その両側に斜面があるが、両方合わせても 100 人いるかいないかくらい。いくら平日とは言ってもこれでは経営は成り立たないだろう。コロナで外国人観光客がいないという打撃はあるにしても、それにしても閑散としている。

ゲレンデのことはもはやまったく記憶に無い。ゲレンデ上部からは鹿島槍ヶ岳の双耳峰が望めた。

が、予報通り次第に天気が悪くなってきた。昼頃からは下では小雨、上部は湿ったあられのようになってきた。おかげで雪質も悪化。

練習目的なので多少天気が悪くても構わないけれど、雪ならまだしも雨では気持ちが萎える。

リフト開始から滑っていたのでそこそこ満足感もあったので、午後1時くらいでもう終わることにした。

予定ではもう1日滑るつもりだったけれど、翌日も天気が悪そう。気分的にもちょっと疲れてきたので、もう帰ることにした。

大町温泉にでも寄って、高速で休みながら帰ろうと思ったが、ふと考えるとこの時間なら下道を走って、途中どこかで温泉、食事とすれば今日中に帰れるのではないかと思った。

ナビで調べてみると夜の 12 時くらいには帰れそうだ。

下道を3時間ほど走って、木曽福島の桟(かけはし)温泉へ。

ここは良かった。R19 から少し入った、ちょっとわかりにくい場所ではあるけれど、秘湯という雰囲気。ちょうど入った時に一人出てきて、出る時に一人入ってきて、実質貸し切りだった。

茶色いお湯で、浴槽は二つ。ただそのうちの一つは源泉がそのままで供給されていて、つまり水風呂。こんな風呂は初めて。

多治見のあたりの吉野家で夕食にして、12 時を少し過ぎた頃に無事に帰宅した。

家と白馬の間を下道で走ったのは初めてだと思う。随分昔は中央高速は伊那北までしか行っていなくて、そのあとずっと下道で白馬や志賀高原などに行ったことは何度もあるけれど、約 400km をずっと下道で走ったのはおそらく初めて。

正直、疲れました。もうやりたくない。