国見山、交野山

緊急事態宣言中なので個人山行は自粛している。

コロナ感染を恐れているわけではなくて、医療環境が逼迫しているので、もし山で事故を起こしたら大変なことになる可能性がある。

いつも一人で出かけるので、高齢者単独登山の事故は大きな批判を受けることは逃れられない。自分がそういうニュースを見た時もそういう気持ちを持つので。

そんなわけで今月は週末は淀川で2時間くらいのジョグをするだけでお茶を濁してきたが、さすがにストレスも限界に近づいてきた。

しかし遠方に車で出かけるのはまだ憚られるので、久しぶりに交野の山へ行ってみることにした。

昨年末からはずっと雪山ばかりだったので、トレランシューズを履くのは昨年の 12 月以来で、このコースへ行くのはほぼ2年ぶりだ。

5/29(土)の午後2時過ぎにティッシュとスマホだけを持って家を出た。

穂谷川沿いの道を津田に向かう。川べりの道から分かれて、交野の山が近づいてきた。

住宅街を抜けてスパバレイの前の坂道を行く。

サイエンスヒルズの最後の階段。はたして上までジョグで上がれるだろうか。

何とか階段をジョグで上がり切って、ようやくハイキング路に入る。

久しぶりのトレイルは新鮮で気持ちがいい。

今日は国見山経由で行く。

家から1時間少々で国見山の山頂(284m)に到着した。

山頂からポンポン山などを望む。

しばらくフラットなトレイルが続くので、このあたりは気持ち良く走った。

白旗池。

最後の急登をぐいっと登って、観音岩が見えた。

山頂(341m)から大阪市内方面の眺め。かすかに阿倍野ハルカスが見えている。

ゴルフ場のクラブハウスの方に下りた。

ここまで家から 10km 弱。今日はここから戻る。

帰りは国見山はパスして最短路でサイエンスヒルズへ下りる。

緊急事態宣言中なので競技場は閉鎖している。

対岸は山田池公園。もうずいぶんご無沙汰している。おそらく人が多いだろう。

5時前に家に戻ってきた。

久しぶりのトレランは楽しくて気持ち良かった。もうトレイルはほとんど走れないんじゃないかと恐れていたのだが、思ったよりも走れてほっとした。

ただ、こんな短いコースだったにもかかわらず、実際の疲労は意外と大きかったのかも知れない。翌日、どろどろだった車を洗っている時に腰痛が出た。思いのほか重症で、今日もまだほとんど良くなっていない。ヘルニア再発でないことを祈るのみである。

天山

5/16(日)は講座でびわ湖湖東の天山(あまやま)へ行ってきた。

希望が丘文化公園の南の山並みにある山で、希望が丘には5年ほど前に陸上クラブの合宿で一度来たことがあって、周囲に低山があることは気がついていたけれど、講座で来ることになるとはまったく予想していなかった。

天気予報では終日雨だが、雨天決行の講座なので行かざるを得ない。傘をさして家を出た。

JR野洲駅からバスで公園の入り口まで来て、合宿の時に走った舗装道路を行く。雨は止んでいた。

球技場のそばから登山道に入る。

公園のそばのハイキング道なのだが、実はなかなかの登山道である。子供連れで気楽に来られるような道ではない。

展望台からの三上山。合宿の時には2回登った。

鈴鹿方面は上は雲に隠れている。

歩き出して1時間足らずで天山の山頂(303.2m)に到着した。

足元に公園が広がっている。

一旦、駐車場に下りる。

ここでトイレ休憩をとっているうちに雨が強くなってきた。トイレのそばに屋根のある休憩スペースがあったので、そこで昼食にした。

昼食後は笹尾ヶ岳に向かう。

30 分ほどで笹尾ヶ岳(251m)に到着。

と思いきや、少し先にまたも笹尾ヶ岳(252m)の標識が。

東の方の車道に下りてきた。

その後は北側の散策路で元に戻る。源流コースへ。

ここから先が意外と面倒だった。とにかく標識が不親切で、一つのコースに複数の名称がつけられていて、それぞれの標識が混在しているので正しいコースを辿っているのかどうかしばしば判断できなくなる。わかっている人にしかわからない標識である。

おとめの滝。

キショウブ?

芝生の広場に戻ってきた。

このあと舗装道路でバス停に戻って、そこで解散した。

三上山や鏡山などを含めてぐるっと周ると意外と面白いかもと思った。

大文字山

5/12(水)は京都一周トレイルの講座で大文字山へ行ってきた。平日だがやはりハイカーは多かった。

地下鉄の蹴上駅に集合して、まずは「ねじりまんぼ」をくぐる。

インクラインの跡。

すぐそばの義経地蔵。

「蹴上」の由来は、

そして石段を登って日向大神宮。

天の岩戸をくぐります。

七福思案処は7本の道が交差している。

少し進んだ展望場所から山科方面。

いつも通り、大文字山山頂(465.3m)で昼食にした。

山頂から京都市内と西山方面。

一周トレイルコースは少し戻って鹿ヶ谷へ下る。途中に楼門の滝。

無事、車道まで下りてきた。

法然院に寄り道。

哲学の道は人通りは少ない。店もほとんどが休業している。

銀閣寺前のバス停そばで解散した。ちょうどこのタイミングで雨が降ってきた。

天ヶ岳

5/10(月)は講座で京都北山の天ヶ岳(あまがだけ)へ行ってきた。ここは中学二年生の時、初めてテントをかついで北山へ行った時に登った山で、非常に思い出が深い。しかしいつの間にやら林道ができて、当時の面影はまったく無くなった(実はもはや記憶に無い)。

バスで大原の奥の小出石まで行って、しばらく車道を歩く。今日のコースは三年前に別の講座で歩いたのと同じ。

しばらくして車道から分かれて林道に入る。

ほどなく山道へ。

かなりの急登が続く。シャクナゲは今回もすでにお終い。

穏やかな尾根になって、送電線の鉄塔のところだけ展望が開ける。

ヤマツツジはきれいだった。

木々の向こうに比良の打見山と蓬莱山が見える。

林道に出る少し手前で昼食にした。

午後1時ちょうどに天ヶ岳山頂(788m)に到着した。

来た道をしばらく戻って、途中から分かれて大原に向かって下る。

2時間足らずで寂光院の奥の林道まで下りてきた。

寂光院そばの公衆トイレでしばし休憩。ここは大原女発祥の地。

その後、大原のバス停で解散した。

実は今は京都はコロナの緊急事態宣言が出ている。昨年のこの時期も宣言が出ていて、3ヶ月ほど講座が中止になっていたのだが、今年は継続している。

個人的には山行は自粛している。いつも単独で出かけるので、こんな医療が緊迫している時期に高齢単独登山者が事故でも起こしたら大迷惑である。一番怖いのはコロナよりも世間の目。

当面は大義名分のある講座での山行だけにしておこうと思っている。