今日(7/17)はいよいよ利尻島へ向かう。泊まっていたホテルは朝食のサービスがついていたのだが7時スタートで、7時半の電車に乗らなければならないので涙をのんで部屋でパンを食べて駅に向かった。
昨日の飛行機はほぼ満席状態だったが、今日の札幌発稚内行きの電車は土曜日だというのにかなり空いている。
ずっと外の風景を眺めていたが、岩見沢のあたりから北海道らしい景観になってきた。線路沿いの道は前回、富良野から札幌に向かって走った道だと思う。
旭川でたくさんの人が下りた。旭川の風景が前回来た時となんか違うなぁと思ったら、反対側を見ていた。
札幌からずっと快晴だったのだが、名寄あたりから曇り空になってきた。
線路のそばに牛が放牧されている。向こうの方はサロベツ原野。ここは終盤に訪れる予定をしている。
札幌から5時間かかってようやく稚内に到着した。日本最北端の駅。
駅ビルの中の店で何の変哲もない「稚内焼きそば」を食べて、フェリーターミナルに向かう。風が強くて押し戻されそう。
時刻表を見間違えていて、午後2時半くらいと思っていた便が実は午後4時40分だった。
まだ時間がたっぷりあるので、駅の観光案内所でおしえてもらった海産物の土産物店へ行って、土産の配送をたのんできた。
そしてフェリーターミナルで時間つぶし。WiFi が使えるのでタブレットを開く。
フェリーは3月に乗ったような巨大な船ではなくて、若い時に四国へ行く時に乗ったようなタイプで、2等席は雑魚寝のフロア。どうせ1時間半くらいなので構わない。横になれるくらいのスペースはあった。
利尻島に近づいてきたら雲が切れて利尻山が見えてきた。ただし山頂部は雲がかかっている。
鴛泊港に近づいてくると前方の山肌にまるで高速道路の橋のような構造物が目に入った。あれは何だろう。こんなところに高速道路などあるはずがない。
ついに利尻島に上陸した。ターミナルを出るとホテルや旅館の送迎車がたくさん停まっていたが、正面の店はすべて閉まっている。もう7時前なのでもし何か食べられたら食べていこうと思っていたが、それは叶わなかった。
あらかじめ調べておいたセイコーマート(北海道で有名なコンビニ)へ行って明日の用意と一緒に今晩の食糧も買って、キャンプ場の「ゆーに」に向かった。
キャンプ場の受け付けはすでに終了しているので、適当に空いているスペースにテントを張った。スペースはたっぷりある。
そうこうするうちに風が強くなってきた。時々突風が吹いて、テントが飛ばされるのではないかと不安になる。
強風が不安でなかなか寝付かれない。夜中にトイレに起きた時にペグの具合をチェックしてみたが、幸い問題なさそうだった。