塩谷丸山

記録に書かれていたようにJRの塩谷駅の駐車場に車を止めた。雪が降ったり止んだり。

出発しようかどうしようかと悩んでいたら、後から来た車の3人パーティが小雪の中を出発して行った。

それを見ると急に気分が楽になって、がぜん行く気が出てきた。

※赤が登り。青が下り。

準備を整えて10時頃に出発した。しばらくはザックにスキーをつけて車道を歩く。

15分ほどで登山口へ。

除雪されているのはここまで。この先でスキーを履く。

先行者のトレースを追っていたら前方に見えてきた。先頭が男性で後続の二人は女性のよう。

しばらく後ろについていたが、ふとgpsを見ると入れてきたルートからはずれてきている。先行者は知っていてルートを選んでいるのかも知れないが、そのあたりのことはわからないので、私は斜面を適当に横切って本来のルートに向かうことにした。

小雪が舞って風も強くなってきたが、あと少しのはずなのでピークを目指す。

ピーク直下に来たら人影が見えた。先ほどの3人パーティだった。

ここでスキーを脱いで12時40分、塩谷丸山山頂(629.2m)に到着した。

わずかの間、視界が開けて石狩湾が望めた。

写真を撮ったら早々に下山に移る。

頂上直下の斜面は大変な重雪で、滑り出したとたん、前のめりにつんのめって頭から雪面に突っ込んだ。先が不安になる。

このルートは上部では滑りは登りとは違うラインで下るようなのだが、初めてだと不安を感じていたのだが、幸い先行パーティがそのラインへ行ったようなので、そのトレースを追って行った。幸い、雪質はマシにはなったが、期待していたほどのパウダーではなかった。

先行パーティの一人の女性がちょっととまどっておられたようで、少し離れたラインで追い抜いてしまった。ルートがよくわからないが、gpsのルートから離れないようにして下って登りのトレースに合流した。

20分ほどの下りで登山口に戻ってきた。

この下でスキーを担いで歩いていたところ、3人パーティの男性が追い付いてこられた。「山頂の雪は重かったですねぇ」と言葉を交わした。

午後2時前に駐車場に戻ってきた。

カップ麺やコーヒーで一息ついてから、フェリーターミナルそばの「小樽温泉オスパ」に向かった。JAF割引で650円で入れた。

今晩どこに車を停めるか調べていたところ、小樽駅の近くにコインパーキングで屋内の施設があるというのを発見して、ここに行くことにした。24時間1000円なり。

冬の北海道の極寒に備えてアマゾンで新規購入したシュラフの中に入れるタイプの毛布に潜り込んで眠りに入った。